居所”知らせて”、盗んで”売って”、逮捕 窃盗容疑
北九州市小倉北区内のパチンコ店でバッグを置き引きしたとして、福岡県警小倉北署は同区内の無職の少年(19)を窃盗容疑で逮捕した。バッグの中にはタブレット端末、iPadなどが入っており、iPadの位置情報サービスを使って少年を発見した。
タブレット端末や携帯電話は設定をすることで、盗難に遭ったときに端末を使えなくする機能や、位置情報を追跡する機能がある。今回捕まった少年はそうしたことを知らなかったのであろう。IT技術は進歩するが、トラブルに巻き込まれないためにも、新しい機能や情報に触れておく必要がある。携帯端末が積極的に発信するものであるという事を常に考えて使わなければ、今回の少年のようにあっけない幕切れとなる。そして知っている者だけが有利に端末と共存できる。
高知県警高知署は窃盗容疑で、高知市内の無職の男(39)を逮捕した。男は書店で写真集を万引きをし、同じ店で売ったことから御用となった。書店の店主は男が頻繁に写真集を売りに来るのを不審に思い、男が売却に来たところで在庫リストと付き合わせをして紛失が発覚した。
あまりに短絡的な犯行であるが、アシがつくことを予想しなかったのだろうか。犯罪者は入念に計画を練るものもいれば、逮捕されるであろう危機感の薄い者もいる。どちらも善良な市民にとって迷惑であるが、後者の方が身近な存在であることが多く大変迷惑である。
ITとアナログの共存で犯人を捕まえることもある。最近のいわゆる「警察24時」ものでは、ひったくり犯をパトカーとヘリコプターで追っていた。パトカーをまこうと必死になって逃げる容疑車両であるが、上空でヘリが追跡していることには全く気がついていない。行動が手に取るように分かっているヘリは無線でパトカーに指示を出し、結局犯人は逮捕されるのである。
いいことをして悪い結果になることはあまりないが、悪いことをして良いことになることはない。悪いことはひたすら悪いだけで損をするだけの愚行である。
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★ 窃盗容疑:盗難iPadの位置情報利用し発見 少年を逮捕(毎日新聞・12/1/7)
★ アイドル写真集、万引きした店に売って逮捕(読売新聞・12/1/8)