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コンビニ店長刺殺される 強盗殺人容疑で捜査 石川県警 店側とチェーン本部の立場(2010.11.3)

 
 3日午前2時55分ごろ、石川県加賀市桑原町のコンビニ「ローソン加賀桑原町店」で、店長の男性(68)が刺されて倒れているのが見つかった。男性は警察官に「刺された」などと話していたが、その後に搬送先の病院で死亡が確認された。死因は失血死。石川県警大聖寺署は強盗殺人事件として捜査本部を設置して捜査を始めた。パート従業員(46)によると、男性は2日午後10時ごろから1人で勤務していた。県警は防犯カメラの映像を分析して犯人の特定を急いでいる。
 
 コンビニや牛丼チェーン店などで人での少ないところに強盗は押し入っているようだが、抜本的な対策は取られていないのが実情だ。今年8月、福井県大野市内で発生したコンビニ強盗殺人事件を受けて、福井県コンビニエンスストア等防犯協会の緊急対策会議で、店舗側から「深夜営業は赤字。地域によって閉店時間帯があってもいい。命を張って商売している私たちに対してどう思っているのか」などという声が上がったが、フランチャイズチェーン側に「この場で問われる筋合いはない」などと反論された。激しい応酬になったところを同席していた県警側が収めた。(*)
 
 こうした中、一部のコンビニでは地元のタクシー会社と協力。深夜の客待ちをコンビニ駐車場ですることで防犯の目を光らせる取り組みが始まっている。コンビニ側とタクシー会社との利害が一致する仕組みだ。
 
 すべてのコンビニ等が同様の取り組みができるものではないが、深夜の強盗事件は珍しくないにもかかわらず強盗の入りにくい店作りが積極的に行われているとも思えない。かつてのコンビニに比べて従業員は明るく「いらっしゃいませ」と挨拶してくれるようになった。明るい雰囲気は犯罪を発生させにくい発想からだろう。
 
 福井の話ではチェーン側が店舗側に「1つの事業パートナーです」とも答えている。そうであるならば、”相方”としての役割を持って欲しいとところだ。しかしいくつかのフランチャイジー(店舗側)のアルバイトを経験したが、店舗側が対峙する”招かざる客事案”に対して、頼れると思うようなフランチャイズ本部を見たことがないこと、それがこの手のニュースを知るたびに非常にやるせなくなるのである。
 
 
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★ コンビニ店長、刺され死亡 犯人は逃走 石川・加賀市(朝日新聞・10/11/3)
★ コンビニ店長胸を刺され死亡、強盗殺人で捜査(読売新聞・10/11/3)
★ 2008年12月10日ニュースリリース(FamilyMart)
★ 石川県警察本部
(*)=参考・読売新聞・10/9/7
 
 

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