アップルよ、初心に帰れ

 アップルはどこまで暴走するのか。携帯音楽プレーヤーiPod nanoが充電中に加熱して発火、ユーザーがやけどをする事故が発生したとして、消費者庁が注意を呼びかけた。発火したのは05年に発売された初代モデルであり、事故は27件目である。経済産業省はアップルジャパンに対して回収・無償修理(リコール)を求めたが、アップルは応じることなく、「ホームページ上で注意喚起している」、「個別に修理に応じる」としている。
 
 前に書いたが、携帯電話をズボンのポケットに入れた男性がそのままコタツに入ったところバッテリが加熱して男性はやけどを負った。この男性はメーカーを相手に訴訟を起こし、その結果メーカーは敗訴して男性に賠償することとなった。この例にならえば、ユーザーが訴訟を起こせばアップルは負ける。
 
 何故にアップルはこんなに傲慢になったのか。
 2010年4月、アップルは日本国内のアップル製品のネット販売を小売店にやめさせた。具体的な状況が分からないが、iPod、iPhone、と勢いのあるアップルの言うことに反論できる小売店はいなかった。iPadの販売を控えていた時期だ。販路を絞り込むこと自体は独占禁止法に抵触しないという公取委の見解だ。
 
 さかのぼること11年前の1999年12月、アップル(当時はアップルコンピュータ)は、当時人気を博していた「iMac」の販売価格を小売店に指示した。応じない小売店には取引を停止するなどしたとして、公正取引委員会が独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで同社を立ち入り調査した。iMacは98年に発売、半透明の丸みを帯びた可愛いデザインで女性やパソコンを使ったことのないユーザーをも取りこむことに成功した商品だ。
 
 さらにその3年前にさかのぼる。アップルの96年1-3月期決算は7億4000万ドルの損失となり、95年10-12月期に続いて連続赤字となった。マイクロソフト社がウインドウズ95を発売した時期である。世界がウインドウズフィーバーとなりアップルは苦戦していた。
 
 当時、Mac専門誌の表紙を見て涙が出そうになった。大きな文字で書かれていたのは「がんばれマック!」である。この時期、アップル社の身売りの噂もあり、「マックはもう終わりなのか」と落胆したものである。だからその後のiMac、そしてウォークマンを蹴散らせたiPodの成功は本当に嬉しかった。
 
 がしかし、今のアップルは嫌いである。あたかもiPadを使って左うちわをするようなそんな傲慢な態度が嫌いだ。私はマックユーザーだが、アップルが製造会社じゃないければいいのにと本気で思う。
 
 アップルには初心に帰って、iMacで息を吹き返した当時を思い出して欲しい。前述の販路を絞ると言った経営手法はイメージを守るためと言われる。しかしイメージというのはユーザーが作るものである。企業側が作るイメージなどアップルには似合わない。アップルのその林檎マーク、かじるのはアップル社ではなく、ユーザーのほうである。
 
 
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