鳥取でも男性5人不審死 元ホステス詐欺女が関与か 県警が捜査
鳥取県内で、今年4月~10月にかけて、男性3人が海や川などで相次いで不審な死亡をしている事が分かった。3人の遺体からは睡眠導入剤が検出され、鳥取県警に詐欺容疑で逮捕された元ホステスの女(35)と接点がある。男性死亡の経緯に不審点があることから、何らかの事件に巻き込まれたものとみて捜査を始めた。
これまでの鳥取県警の調べによると、4月11日、同県北栄町のキャンプ場沖の日本海で、県内のトラック運転手、矢部和実さん(47)が海底で沈んでいるのが発見された。同月4日から行方不明となり、親族が捜索願を出していた。
さらに10月7日、鳥取市覚寺の摩尼(まに)川で、同市内の電気工事業、円山秀樹さん(当時57)の遺体が見つかった。円山さんは女と面識があり、女と同居している男(46)=別の詐欺容疑で逮捕=が購入した電気製品の代金約100万円を回収するために、前日に自宅を出たが帰宅しなかったため、家族が捜索願を出した。同居の女性(62)によると、円山さんは遺体で発見される数日前、「支払いしてくれないトラブルが起きた」と話していた。
円山さんの顔には複数の殴られたような跡があったほか、水深が20センチしかない川で顔を水につけて死亡するなど、殺害された可能性もあるとみて県警が捜査していた。
そして女が住んでいた同市内のアパートの別の部屋に住む無職男性(58)が10月27日に自室で死亡していた。県警の事情聴取に対して女は「知らない」と供述している。
女は今月2日、市内の女性(57)に対して126万円を詐取した詐欺容疑で鳥取署に逮捕されていた。女の周辺では他にも2人の男性が不審死しており、県警が関連を調べている。
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★ 鳥取の男性3人が不審死、詐欺容疑元ホステスと接点(読売新聞・09/11/5)