「すかいらーく」が間もなく消える・・

 ファミリーレストランの先駆け的存在であった「すかいらーく」が10月末で「ガスト」などへの転換を終了させることとなり、「すかいらーく」は四半世紀以上続いた歴史に幕を閉じる。
 
 1970年に「スカイラーク」は創業者である横川4兄弟が、東京都西東京市(当時の保谷町)に食料品を扱うスーパーを設立したのが始まり。場所がひばりが丘団地地区であったことから、英語でひばりを意味する「skylark」を店名に採用、第一号店を国立市に出店した。
 
 バブル崩壊後の低迷期には「ガスト」を出店させ、低価格路線、ドリンクバーなどの導入で客の呼び込みに成功したが、その後もすかいらーくは店舗をガスト等に転換して縮小していった。
 
 ガストは売上高が前年を上回る業績になっており、マイナスで推移している「デニーズ」「ロイヤルホスト」とは差をつけている。デニーズやロイヤルホストも閉店している店舗も多く、「食の多様化でファミレスの時代は終わった」という関係者の声も聞こえる。
 
 私が一番最初に親に連れて行ってもらったファミレスが「すかいらーく」であり、当時ひばりが丘団地の至近距離にある店舗だった。ここは24時間営業のゴルフの打ちっ放しがあり、父がそこでクラブを振るところを見て、そのあとにすかいらーくに行くのがお約束でもあり、楽しみだった。当時はファミレスという言葉も存在せず、単に「レストラン」であった。もっぱらお子様ランチとオレンジジュースが定番メニューであったが、考えてみるとお子様ランチを食べたのはあそこが最初で最後である。
 
 しかしそれも時代の流れ。昨年の食材とガソリン高騰で客足が減ったことも一因であったのだろう。一番の要因は客層の変化かもしれない。ファミリーレストランでありながら、家族で飲食をしている光景がほとんど見られなくなった。人が変われば消費の傾向も変わる。外食産業も客の動線を読む必要に迫られている。そして、新たな思い出作りの場所を提供してほしい。最近は没個性のお店が増えているような気がして少し寂しい。
 
 ドリンクバーのある店舗は確かに嬉しいのだが、少々落ち着かない感もある。そんな中で、落ち着いた雰囲気の中で食べることのできた、思い出の場所が無くなってしまうのは残念である。1つの思い出が、最終回を迎える気がした。
 
 
☆ 発明する方法は一つしかない。それは模倣することだ。正しく考える方法は一つしかない。それは古くからの、試練を経た、何らかの思想を継承することだ(エミール・アラン)
 
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★ 創業業態「すかいらーく」消滅へ 業界の注目が集まる次の嫁ぎ先(ダイヤモンド・オンライン・09/10/19)
 
 

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