大学に大麻汚染 壊れる大学生の規範意識

 2001年当時、早大文学部キャンパスでは、校舎内の至る所に灰皿があり、屋外はもちろん、灰皿のあるところであればどこでも喫煙ができた。翌02年には校舎内の一部が喫煙所となった。03年になると校舎では灰皿は消えて屋外の喫煙所のみ喫煙が可能になった。生協にあったタバコの自販機も姿を消した。
 
 その後も非喫煙者からの意見を考慮し、人がよく通る動線上から喫煙所は消え、喫煙スペースは数えられるだけになった。本部のある早稲田キャンパスなど、他のキャンパスも恐らく同様であろう。
 
 喫煙者からすれば喫煙スペースが減ったとはいえ、構内で一服できることはありがたい。外に出ればそこは公道。大学のある新宿区では、公道での喫煙を区の条例で禁止している。歩きタバコをしている人に区の委託職員が注意している光景を見たことがある。
 
 こうした状況も嫌煙権が幸福追求権の1つとして考えられるようになったからであり、02年に施行された健康増進法もそれを後押しすることになった。時代の流れである。飲食店で分煙されているところがあるが、煙や臭いを100%遮断することができない以上、愛煙家が肩身の狭い思いをするのは当然だ。
 
 ところが昨今、大麻に手を出した大学生が多数逮捕された。逮捕された学生の中には、「オランダについての講義で大麻に興味を持った」と供述する者もいた。オランダでは、一定量の個人所持に限って合法とすることで、それより害の強いドラッグの使用者が減ったという。 
 
 日本で大麻が違法とされているのは、記憶力や理解力、集中力の低下を引き起こし、精神疾患を引き起こす恐れがあるとされているからだ。以前、大麻を経験したことのある男性に話を聞いたことがある。彼曰く、「運転中に信号の色が何色か分からなくなった。これはまずいと思い、車を停めてしばらく休んだ。あれ以降、やめた」とのことだった。
 
 大麻はタバコやアルコールに比べて依存度も害も少ないという意見がある。ヨーロッパでは日本ほど厳しくない国もあり研究もされている。そうした既成事実にに則った意見かもしれない。
 
 大学生が大麻で捕まることがなぜ問題か。法を犯すという意識が1つ崩れれば、規範意識の崩壊が容易に生じやすい。薬物で脳に異常を来すことよりも、正常な脳をもってして、誤ったルールを良しとする思考になるのが恐い。そうしたことに憂慮し、率先して社会正義のために立ち上がるのが本来の大学生たる姿であるはずである。
 
 
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★ 大学生の大麻摘発、03年度以降10校で43人…読売調査(読売新聞・08/11/9)
 
 

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