言葉のリサイクル

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神様の力、身近なところで

 
 京都市営地下鉄の駅ホームで、酔っぱらいに立ち小便をさせないために1つのアイディアが役に立っている。該当場所に鳥居の絵を張っておくのだそうだ。さすがに神様に向かっての愚行は泥酔状態の客をも引き締めるのかもしれない。
 
 関西はこうした”ミニ鳥居”の存在が珍しくないようだ。あちらこちらにこうした鳥居が目を光らせているのだという。そういえば、都内で以前に住んでいた家の近くにも小さな鳥居があった。ある家の玄関横の植え込みに手製の鳥居があり、そこには「ここにゴミを捨てるな」とあった。
 
 見えない力に畏敬の念を抱くというのは大切なことだろう。特定の信仰をしていても、していなくても、「こんな事をしてはいけない」と自分を戒めるのは、こうした見えない力が働くことによる。「頑張れば報われる」と思うのは、自分の中に宿っている今の自分にはない奇跡を育む考え。それが導き出されるであろうという一種の信仰だ。
 
 そして「こんなことしてはバチが当たる」というのも、自分の中に宿っている今の自分にはない天罰を想像する信仰だ。
 
 東京・渋谷区の表参道はブランドショップやカフェが軒を連ねて、けやき並木が美しい通りであるが、この通り沿いにはゲームセンターやパチンコといった風俗店がない。なぜ風俗店がないかというと渋谷区でこの通り沿いを「文教地区」に指定してあるからだ。なぜ文教地区に指定しているかというと、「表参道」であるからだ。この大きな参道は明治神宮へつながっているのである。その参道に風俗店があるのはよろしくないからだ。
 
 10年前まで、表参道はクリスマスとなるとイルミネーションで賑やかになっていた。しかし、見物人の騒音やゴミの苦情が近所から絶えなかったことにより、そのイベントは廃止となった。もしあの時、この通りが参道であり、恐れ多い場所であることを大々的に告知していれば、そうした理由でのイベントの廃止は回避できたのかもしれない。
 
 
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★ プチ鳥居大集合
 
 

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