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激しさ増す開花予想競争

 桜の開花予想というのは楽しみであるが、気象情報が民間に開放されてから気象情報サービスは白熱している。気象予報士は気象庁から出されている気象データを基に天気を予報する。
 
 地域によっても予報士によっても異なるであろうし、その精度が求められる。ただ、注意報や警報は混乱をなくすために気象予報士が独自に出すことはできず、気象庁の役目となる。
 
 近年では気象庁の出すソメイヨシノの開花予想よりも、民間の気象情報会社のほうが精度が高いようだ。気象庁の全国に設けている観測地点が68なのに対し、ウェザーニュースは全国600地点の情報を精査するという。財団法人日本気象協会は気象庁と同じ地点からデータを精査し予報をするという。
 
 一昔前の天気予報と違って近年はその役割も充実してきた。単に天気を伝えるだけでなく、花粉の飛散予報、洗濯指数、夏になればビール指数なるものも登場する。
 
 毎朝テレビでは占いコーナーが充実しているが、天気予報のほうがその日1日の最良の生き方を決めてくれる気がする。例えば雨なら調子が悪いので気をつけよう、曇りならまあまあ、快晴なら最良の日。
 
 
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