大ファンのひと、半井小絵さん
気象予報士の半井小絵さんの大ファンだ。2004年にNHKニュース7で見てから一目惚れ。その年の秋にホームページを開設、掲示板も設けた。真偽の程は定かではないが、半井さんを知るというかたから「半井さんはお酒に強いですよ」と書かれたり、別のかたからは「○○という雑誌にインタビューが掲載されています。今月号ですね」と、荒らされることもなく10ヶ月が過ぎようとした頃だった。
早大生なら知っている少人数制の英会話の授業がある。学部生・院生なら誰でも履修できる。夏期集中のこの授業をとっていたので、先生はなんという名前か、友人はいるかなど、メンバーを確認すべく専用サイトにアクセスした。
そこにローマ字表記の半井さんのフルネームがあった。雑誌のインタビューで「環境問題について学んでいる」と読んだことはあったものの、具体的にどこで学んでいるかは分からなかった。一瞬、目を疑ったが、名前が名前だけに、同姓同名の別人がいるとも思えない。
授業初日、4畳半くらいのブースに30分前に到着して気持ちを整えた。最初に他学部の女の子2人が来た。彼女たちは半井さんのことを知らなかったようなので状況を説明し、「別人かも知れない。でももし半井さん本人だったら、この消しゴムを倒すね」と縦長の消しゴムを立てておいた。
そして、その立てた消しゴムを倒すこととなった。
スタイリッシュな服装で颯爽と登場したのは、半井小絵さんご本人だった。
まさか同じ大学組織で学んでいたとは驚きである。早大生は5万人。この英会話授業を履修する学生は年間3千人。その中の4人の学生の中で対面することができたのは宝くじに当たるほどの幸運だった。
授業では「ペアワーク」というものがある。質問を互いにしあってそれに答えるというものだ。私はプライベートの暗い話をしたが、そこは大人の半井さん、目を背けることなく笑顔で聞いてくれた。次は彼女が話をする番だったが、講師が「Time is up」、半井さんが「I haven’t talk to him, yet !(まだ彼に話していない)」と言ったが「No,no,no,no」と言われる。少し自分のことを話しすぎた。半井さんの話が聞けなかった。
授業が終わると、半井さんは「See you」と言って凄い勢いで去っていく。後ろ姿を見送っていて切なくなる。私人の半井さんから、公人の半井小絵さんに変身していったからだ。
2週間後、その授業の最終日にホームページは閉鎖した。掲示板には予め”閉鎖”を告げたが、「NHKから圧力があったんですか?」とか「女性ですが、半井さんのファンだったので残念です」などと書かれた。もちろんNHKから圧力などない。そうではなく、ご本人に会ってしまったことで目的を達してしまったような、ちょっと言葉では言い表せない気持ちになり閉鎖を決めたのだ。まさかこんな体験を公表するわけにもいかなかったから。
日経新聞の「夕&Eye」というコラムがあり、半井さんが早大大学院・アジア太平洋研究科で学んでいたことが書かれている。(7/27,8/3,8/10付)地球温暖化についての国際的政策論をまとめようと思っていたが、論文指導を受けた教授に「身近な現場が大事」と言われ、キャンパス生活が変わったという。
それにしても、英語というのは素晴らしい。初対面で自分の大好きな人を呼び捨てにできる。
そしてひとつ気がかりなことがある。半井さんは「みんな私の仕事が楽だと思っている」と言ってうつむいていた。
Hey, Sae! Did you enjoy the school life at Waseda University ?
Speaking of a hotter summer, I remember you.
That school building reminds me of the memory with you.
Just remember,
A big fan of you, I was,
I have been ,
I am ,
and I will be.
And also,
“bye for now” means “じゃあ、またね.”
☆ 台風警報なんてありません(半井小絵・台風が迫っていた前日、ネイティブ講師が「タイフー警報が出たら明日は休講です」と言ったときの言葉)
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※(2014/3/28追記)
当時レンタルしていた情報掲示板を見つけたので、スクリーンショットを掲載しておきます。
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