ニセ科学

 
 こと日本人は血液型や占いの話が好きだ。初対面の人と親しくなる手段のひとつがこれで、コミュニケーションを円滑にすることになる。
 
 心理学では血液型で人を分類することは、全くその根拠をなさないとなっている。いうまでもなく、4つの血液型だけで人など分類できるわけがない。生まれてきた周辺環境が大きく作用して人格を形成するのであるから。
 
 マイナスイオンやゲルマニウムなど、科学的根拠のないものを「ニセ科学(疑似科学)」という。学習院中・高等科で「ニセ科学フォーラム」が開催され、反響があり、会場は満員になった。京都女子大の小波秀雄教授は「人を納得させるのにさも科学っぽい言葉を用い、万能であるかのように見せている」「不確かな情報が一斉に流れるネット社会の影響も大きい」などとした。
 
 時折現れる「地震雲」の話についても気象予報士の森田正光さんは「毎日空を見たことがあるのでしょうか。あんな雲はしょっちゅう出現する」とバッサリ斬った。
 
 それでも人は神秘的なものに傾倒することがある。意思伝達の手段のみならず、時としてそれを思想として受け入れる。ニセ科学が科学的根拠がないのであれば、それ自体も解釈上の根拠がない。すなわち、本当の科学もニセモノも人が作り上げた解釈であるからだ。
 
 人々が見えないものに傾倒するもので身近なものといえば、友情や愛情である。これを知っている人たちは見えないものを信じ、また切り捨てる技術も備えている。織姫や彦星の再会を信じてやまないのもその一つだ。
 
 
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★ ニセ科学に関心、東京のフォーラムで参加者倍増(朝日新聞・07/7/7)
 
 

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