過疎化する会社組織

 「その仕事は任せたんだから、好きなようにやりなさい」
 
 近年、叱れない上司というのが増えている。叱れば若い社員は辞めてしまうので、それを恐れてのこともある。もっとも、叱るべきところは叱らなくてはいけないが、それができない。叱り方が分からないばかりでなく、そのあとのフォローの仕方も分からないのである。
 
 若い社員は怒られると、ショックを受けるか、ふて腐れたりする。それも置かれている状況・立場がまだ分からないから仕方のないことだ。それを諭し、フォローするのが上司の役目だ。アメとムチが上手く使えないのである。
 
 激しく怒っても、そのあとに「飲みに行くか」といったコミュニケーションが図られるべきだが、最近の会社組織というのは「人的交流の過疎化」が進んでいるようだ。
 
 会社という名の「自治体」が存在しても、その中味は少子高齢化。ひとり当たりの労働力に負担がかかり、個人でできる仕事の許容量を超えている。その結果、負担増の社員は何らかの疾患を抱えて倒れてしまう。
 
 「過疎化した自治体」にはその長のバックアップが必要となる。人間関係が円滑にいかない挙げ句、社員が辞めてしまったりするのは、絶対に長の責任である。
 
 エサを与えておけば飛び立とうとするのは、雛のうちである。自分から飛び立てるようになった成鳥はきちんとエサの管理をしなくてはやがて死んでしまうのである。
 
  
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★ 【溶けゆく日本人】 孤独な職場 成果主義…責任回避する上司(産経新聞・07/5/30)
 
 

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