東武東上線の事故(2007.2.11)

 東京・板橋区でおきた踏切事故で、自殺願望のある女性を引き留めようとした、警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長が女性と共にはねられた事故で、全国から警視庁や板橋署にお見舞いの電話やメールが多数届いているという。
 
 自殺願望のあった女性を一度は交番に入れたが、興奮した女性はすぐに飛び出して、遮断機の下りた線路内に進入した。急行の止まらない「ときわ台駅」にスピードを落としきれなかった急行電車が突っ込んだ。女性は腰の骨を折る重傷、巡査部長は頭蓋骨骨折で重体だ。
 
 救出作業の中で、同僚が「おい、宮本!宮本!頑張れ!」と声を張り上げていた。
 
 警察官の不祥事が多い中で、宮本巡査部長は警察法にある「個人の生命、身体及び財産の保護」を完遂した。普段は周辺住民の困りごとに親切に対応していた巡査部長の早期回復を願う地域住民は多い。
 
 一般論だが、警察官が殉職すると、二階級特進ということがある。階級社会の警察では勲章になることだろう。しかし、こうして瀕死の状態になった警察官にも、そうした特進制度があるべきだ。昇進試験だけでは測れないような任務を遂行したのは明白だ。
 
 そういう資格のある警察官かどうか。ときわ台駅前交番に届けられている無数の折り鶴やお見舞いの果物の数がそれを証明している。今は宮本巡査部長の早期回復を祈る。
 
 
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