言葉のリサイクル

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ボトルレター、700キロの旅

 
 年賀状の売れ行きが鈍っているという。メールが普及した昨今、ハガキのやりとりに億劫になっている傾向だろう。例に漏れず、手紙を書く機会が減ってしまった。だからせめて年賀状は一筆添えて投函したいものだ。
 
 もらうと嬉しい年賀状。パソコンで作られた立派なものもあれば、丁寧な版画で作られるもの、文字がびっしりと書かれたものまでさまざま。この文字というのが嬉しい。多くの日本人は自分の字がきれいではないと思っているが、文字はその人の個性を表し、「会わなくなったけど元気そうだなあ」というのが伝わってくる。
 
 福井県内の小4女子児童が、ワインボトルに手紙を入れて「この手紙を見た人はお友達になって!」と書いたところ、700キロ以上離れた秋田県男鹿市の海岸に届いた。ボトルは54歳の男性が見つけ、秋田海上保安部に届けられた。海保では相手になってくれる子を探しているという。
 
 ボトルレターは女児の父親が「いい思い出になるかもしれないよ」と提案した。女児は「どこかに沈んでしまったかもしれない」と思っていただけに、感激しているという。
 
 近年の日本海は何かと騒々しいが、そんな中で女児の夢をゆらゆらと運んだワインボトルは新たな出会いのきっかけを運んだ。誰からどんな返事が来るのか楽しみなことだろう。
 
 
☆ 乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ(ツルゲーネフ)
 
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★ 手紙:旅700キロ超、届いた 福井の小4・弓削潤奈ちゃん、お友だちを募集 /秋田(毎日新聞・06/12/13)
 
 

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