言葉のリサイクル

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さくらちゃんを救う会

 寄付というのは当然ながら、善意を持って送られる任意の金である。
 
 都内に突発性拘束型心筋症という難病を抱えている、上田さくらちゃんという女の子がいる。この病気は心臓が硬化するため、放置しておくと危険というものである。
 
 さくらちゃんを救うためには、渡米して心臓の移植手術を受けなくてはならない。日本では、15歳未満の子どもが臓器移植をすることはできないからだ。総費用1億3600万円ほどかかるそうだが、現在その寄付を募っている。
 
 こうした状況の中で、ネット上の一部では上田さんがNHK職員であることを理由に、誹謗中傷が繰り広げられているようだ。
 
 日本では不可能だから渡米しなくてはならないのに、日本国内の医療システムの不備や難病治療に対する理解や論点もなく、難病に直面している幼いさくらちゃんを無視した論調だ。
 
 金が論点の彼らに言いたい。それを問題にしたければ、各々のウェブスペースで発言すればよい。匿名の彼らはPCモニタの前でどんな顔をしてコメントしているのだろう。
 
「寄付金の余剰金をほかに寄付しろ」というのならまず、
 
「寄付金が不足しているから、まず寄付をしろ」。
 
 
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★ さくらちゃんを救う会
★ 「身銭切れ」心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ(読売新聞・06/10/6)★ 女児の難病移植募金めぐり2ちゃんで「祭り」
 
 

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