仕事に対する意識
人事担当の友人が言っていた。「求人の待遇は決して悪くないのに、問い合わせすらない」。バブルの頃なら良い会社に入って、そこで地位を磨いていくという認識が世間にはあった。
人が集まらないのは、雇用体系にこだわらない人が増えているのではないだろうか。生活するのにはお金は必要。しかし、それは正社員ではなくとも、契約社員でもアルバイトでも構わない、自分の時間を持ちたい、将来は独立したい、一つの会社人生を投じる魅力を感じない、などの理由だ。友人も、収入は最低限あれば構わないので、自分の趣味に打ち込みたいという
IT関連会社など、フリーランスの仕事も多い。組織の中で自分の個性を潰されるのを嫌がる人もいる。
そんな中、確たる社会的地位を得ている人の犯罪が後を絶たない。警察官や教師が罪を犯すことが珍しくなくなった。扱いも交通事故波の小さい記事である。
そして、弁護士や一級建築士など、社会的に一目置かれる職業の人がその地位を捨ててまで罪を犯してしまう昨今である。
一級建築士の書類の改ざんは、地震の国である日本にあってはならない事件で、この報道を知ったときに呆然とした。さほど大きくない地震でも倒壊の危険性があるマンションの多いことが発覚している。書類を偽装している時点で良心の呵責はなかったのであろうか。
先日は四国などで震度3、昨夜は茨城、青森でも震度3を記録した。書類の偽装工作をあざ笑うかのように、自然の脅威が忍び寄っている。年の瀬に不安な気持ちを抱えていらっしゃる、マンション住人の心中を察するといたたまれない。
☆ 真実は虚偽によって妨害されるだけではない。真実は沈黙によっても破られる(H.F.アミエル)
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