言葉のリサイクル

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水森亜土のごみ箱

 
 先日友人から、派手なピンクの女の子のイラストが描かれたゴミ箱をプレゼントされた。しかしこのイラスト、どこかで見たことがある。それは亜土ちゃんこと、「水森亜土」さんのイラストだった。懐かしい。
 
 亜土ちゃんといえば、透明アクリルボードの裏から歌いながらイラストを描く達人として有名であるが、ジャズシンガーでもあり、舞台女優でもあるそうだ。そういえば「水森亜土」という名前は、アクリルボードの裏から書いても表裏の変わらない「鏡文字」である。
 
 アニメソングも歌っており、「秘密のアッコちゃん」「Dr.スランプアラレちゃん」といえば聴いたことある方も多いかもしれない。
 
 感性を表現する人というのは、多彩な能力に恵まれていることが多い。亜土ちゃんは描けるし歌えるし演じることができる。ビートたけしがお笑いのみならず、映画監督としてのその才能を余すことなく発揮しているのは周知の事実である。マルチな才能を発揮することができる人は多い。
 
 感性豊かな人は、言葉を書き、それを発して、時に体現し、世に広めたい欲求に駆られることがあるかと思うが、根底にあるのは認められたいと思う気持ちよりも、自己満足を追求することが根底にある。自身が満足する世界があってからこそ、それに共感してもらえる誰かに感じて欲しいと求めるのである。
 
 自己満足を追求することに終わりはない。それはこうした著名な人のみならず、我々一般の人でもその欲求はもっている。仕事でも、趣味でも、恋愛でも。
 
 恋愛をするときは皆アーティストだ。異性にアピールするのに、あらゆる自分の世界を知ってもらおうと奮起する。異性は、その人がどんな言葉を聴かせてくれるのか、期待しているのである。
この星は、そうした無名のアーティストで溢れている。
 
 
☆ あなたの知りうる最善をなせ。もしあなたがランナーであれば、走れ。鐘であれば、鳴れ。(イグナス・バーンスタイン)
 
 
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★ 水森亜土(Hatena Diary) 
 
 

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