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小学校 英語より国語が大切

 最近電車に乗っていると、「不審物や不審者を見かけたら駅係員にお知らせ下さい」という掲示がある。それと同じ内容のものが英語表記してある。その英文の最後には “Thank you for your cooperation” とある。この一文をどう訳すか。
 
 直訳すれば「ご協力感謝いたします」であるが、この訳は自然な日本語だろうか。
 
 伊吹文科相は小学校英語の必修化について「必要は全くない。美しい日本語が話せず書けないのに、外国語をやってもだめだ」と述べた。
 
 外国語を訳すときに苦労を伴うことがある。言語や文化背景の違いから、一方の国に存在しないものやあまり使われない表現もある。例えば誰かがクシャミをしたときに英語では “God bless you !” という。これは欧米で、クシャミをすると魂が体から抜けてしまうという考えから「神のご加護がありますように」との意味を込めて使われている慣用表現で、日本語にはない。
 
 「ご協力感謝いたします」は日本語として間違ってはいない。ただこうした場合、実際に表記したり言ったりすることが多いのは「ご協力よろしくお願いいたします」だろう。くだんの一文を訳すのであれば、こちらの方が自然である。
 
 表現力が豊かな方が言葉遊びもできて楽しい。言葉の数を多く持っていれば、それだけ武器になるというものだ。
 
 ではあなたは、 ” I love you ” を、どう訳しますか?
 
 
☆ Translator is a betrayer. (翻訳者は裏切り者だ・出典不明)
 
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★ 小学校英語「必修化の必要なし」 伊吹文科相(産経新聞・06/9/27)
★ ご協力感謝いたします の検索結果(Google)
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カタカナ語109回 安倍首相の演説

 ブログを書くときに気をつけている点がいくつかある。何でも漢字変換しない、馴染みのない漢字は言い換える、専門用語はできるだけ避ける、字数は400〜600文字、「思います」と書かずに言い切る、そしてカタカナ言葉を使わない、などなどである。
 
 いずれも読みやすさを考慮してのことで、特にカタカナ言葉は、英語が得意な人にはよくても、そうではない人を排除してしまうきらいがある。
 
 新たに就任した安倍首相は所信表明演説でカタカナ言葉を109回使ったという。「テレワーク」、「アジア・ゲートウエイ」、「カントリー・アイデンティティ」などはどれくらいの国民がその意味を理解したであろうか。
 
 政治家の演説は、のらりくらりと国民を欺くような微妙な言い回しに終始することがある。それに比べれば率直な首相の演説だったかもしれないが、今後もこの手の言葉が乱発されれば、国民と距離を置いてしまうことになる。
 
 文科相は「小学校における英語の必修化は必要ない」との方針を打ち出した。正しい日本語を知らなければ、外国語など身に付かない。
 
 最初の一歩だから批判されることが多いだろうが、若き日本のリーダーとして安倍さんには頑張っていただきたい。消費税もそうだった、有料ゴミ袋もそうだった。何でも新しい物事には批判がつきものであるから、と「思います」。
 
 
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★ 安倍首相:カタカナ言葉は109回 小泉首相の4倍(毎日新聞・06/9/29)
★ 安倍首相就任会見「しっかりと」32回「思います」35回(産経新聞・06/9/28)
★ 小学校英語「必修化の必要なし」 伊吹文科相(産経新聞・06/9/27)
 
 

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来春から早大生

 
 福原愛さんと斉藤佑樹くんが早大に進学が決まった。多くの有名人が在籍する大学だが、あまり無用な騒ぎにならない配慮が必要だ。
 
 彼らは決して安くはない学費を払って学びに来る。それを妨害する権利は何人たりともないわけだ。過去にも在籍していたある芸能人は、ほとんど登校することなく退学してしまった。登校時の騒ぎがなければもしかしたら卒業できていたかもしれない。
 
 以前在籍していた吉永小百合さんの時代は、トップ女優であったのにもかかわらず、皆温かく見守っていたそうだ。有名人ではなく、一人の学生として温かく接してあげられればよい。
 
 それに、その道で活躍している人というのは文武両道な事が多い。イチローも東大に入れるほどの学力があるといわれていたし、中田も流暢なイタリア語を話す。有名人に気を取られていると、あっという間に先を越される結果になるのでご注意を。
 
 
☆ 知識には二つのタイプがある。一つは物事を知っていること。もう一つはそれをどこで見つけるかを知っていることである。(Samuel Johnson)
 
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青いハンカチ

 
 好きな言葉は多いのですが、その中の一つに、
 
The mediocre teacher tells.(平凡な教師は言って聞かせる)
 
The good teacher explains.(良い教師は説明する)
 
The superior teacher demonstrates.(優れた教師は立証してみせる
 
The great teacher inspires.(偉大な教師は触発する)
 
という言葉があります。
 
 教師に限らず、人を触発できる人というのは素晴らしい存在。人に影響を及ぼすような人間でいたいと思いつつも、そんな簡単になれるものでもなく、もっぱらinspireではなくてperspireするばかりの私。
 
 何が注目を浴びるか予想がつかない事も多いが、甲子園で活躍した斉藤投手の青いハンカチが人気だ。大阪のメーカーの商品だということが分かったが、現在は製造しておらず、販売再開するとしても時間がかかるのだという。贈答品としての位置づけなので、流通数も少ないそうだ。
 
 甲子園で優勝までこぎ着けたナインたちは、ここに上り詰めるまでに人知れぬperspireをしてきたことだろう。その姿に多くの人がinspireされたわけである。人々の注目を浴びたのは青いハンカチではなく、そうした少年たちのひたむきな姿であった。
 
※inspire(インスパイア=触発する)
※perspire(パースパイア=汗をかく)
 
 
☆ 天才は1%のひらめき(inspiration)と99%の努力(汗=perspiration)である。(トーマス・エジソン)
 
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★ ハンカチ王子 斉藤君の青いハンカチ、欲しい!(産経新聞・06/8/26)
 
 

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沖縄全戦没者追悼式典

 
 沖縄戦終結から61年目の慰霊の日だった。
 遠い昔に多くのかたが戦争で犠牲となった。戦争はその大義名分のもとに悲惨な光景が繰り広げられる。今のイラク戦争でも民間人が虐殺されているのは戦争だからだ。
 
 沖縄のかたは特にそうした思いが強いのだろう。式典に参加したかたは「ここに来ると涙が止まらない」「あんな事は二度とあってはいけない」とおっしゃっている。
 
 一方で米軍は、弾道ミサイルを迎え撃つ実験を成功させ、グアム沖では大規模な軍事演習を行った。北朝鮮をけん制するためのものといわれている。ならず者国家が存在している以上、軍備は必要だ。その軍備が威嚇だけで済みますように。
 
 県民のかたのコメントにこうあった。
「平和は守るものじゃなくて、作るものなんですよ」
この考えにはぜひ参戦したい。
 
 
☆ 世の中に悪が栄えるのは、我々がノーと言う勇気を持たないためである。 (S.スマイルズ)
 
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★ 沖縄全戦没者追悼式典 首相ら参列(産経新聞・06/6/23)
 
 

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4月18日は発明の日

 18日は発明の日だったという。科学に興味を持ったと言ったら、小さい頃に買ってもらった電子ブロックや電池が不要のラジオを作って楽しむことができた。
 
 どうしてこうなるんだろう、こうなったらいいな、こんな事ができた。
 
 そうした疑問や夢や発見ができるのは科学の楽しみなのかもしれない。夢や発見を追求できるのは子どもだけの特権ではない。大人だってもっと発見をしたい。
 
 いま置かれている状況は偶然かもしれないが、それを必然にするかどうするかは大人の賢明な努力だ。
 
 勉強しなくては先へは進めないし、勉強ができなければ想像力を働かせるしかない。想像できないものは人のいうことを聞くしかないのである。
 
 発明されてこの世に存在し、子どもの突飛な発想を持っていたのは間違いなく私たち大人である。
 
 
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★ 科学の「なぜ?」に挑む きょうは「発明の日」(産経新聞・06/4/18)
★ 科学を悪用した女子生徒(本ブログ・05/11/1)
 
 

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女性の職場

 一昔前であれば「オンナ社長!?」と言っていたが、今ではそれも珍しくなくなった。男女が同等の立場で仕事ができる環境が整い、発言をして行動ができ実力を発揮できる世の中になっている。
 
 組織が人を引っ張っていくのは容易なことではない。例えば叱り方。男性は人前で晒し者になってなんぼであると思っている。
女性は陰でこっそりたしなめるのがいい。こういう男女差別は大いにすべきであると思うのは、男女は元々その資質が違うからだ。
 
 学校の理科の実験の時に男女が共同作業をするのには理由がある。男の子は表面を観て理論的に考えるが、女の子は男の子の気がつかない部分を女性らしい視点で見抜く。だから一緒に実験をする意味があるのである。
 
 叱るのに感情的になってはいけないし、注意する仕方もちょっと気を使えば人は動いてくれるものである。情報操作ならぬ、雰囲気操作。これができている組織の中の女性たちは実に生き生きしている。
 
 
☆ 政治の世界では、何かを言ってほしければ男性に頼みなさい。何かをしてほしければ、女性に頼みなさい。(マーガレット・サッチャー)
 
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★ 2つのタイプ(本ブログ・04/10/13) 
 
 

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叱る親、叱らない親

 小さい頃、外でぐずっていると「じゃあもう知らない、そこにずーっといなさい。お母さんはもう帰るから」と本当に遠くまで行ってしまい、ごめんなさいごめんなさい、と泣きながら追いかけた記憶があります。
 
 先日、電車内で小さな男の子2人が不機嫌らしくて大声で泣いていました。お母さんは小声で注意。「うるさいから静かにしなさい。泣くんだったら迷惑だから次で降りるよ」。
 
 結局、予定通りの駅で降りたようですが、どうせなら前の駅で引きずり出しても降ろすべきだったのでは。または言うこと聞かないんであればバシッとひっぱたくとか。
 
 それより以前に、車内でお父さんが小学生の男の子を凄い勢いでひっぱたいていました。「何度言ったら分かるんだ。なんで叩かれたか分かっているのか。『ごめんなさい』だよな?」
 
 あまりの迫力に車内は緊迫。私が思わず謝ろうかと思ったほど。
 
 男の子は呼吸もみだれて泣きながら「ごめんなさい」。
 お父さんは「もう泣くな。男の子なんだから泣くなよ」
 
 公の場で子供をひっぱたくことができるのは親の特権。子供は公の場で晒し者になり恥をかくことで成長していく。公共の場で叱る親もいれば、家庭内でしつけと称した虐待がやまない昨今。
 
 
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★ 長男虐待死:夫婦を傷害容疑で逮捕 群馬県警渋川署(毎日新聞)
★ 虐待される命(本ブログ・05/6/19)
 
 
 

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