ホイッスル
ハンドボールをしたことがあるが、ジャンプをしながらシュートするのは非常に難しい。キーパーも至近距離から来るシュートを防御するのは恐怖を伴う。ハンドボールはいまいち、そんな記憶のままでいた。だから今回のハンドボール騒動では協議そのものを改めて注目することとなった。
ホイッスルというのは楽器や警笛などにも使われ、空気の流れで音が決まる。空気の量が少なければ低音になり、多ければ高音になる。楽器ともなりうるホイッスルは音楽でも地味な役割をしている。審判の吹くホイッスルも地味ではあるが重要である。しかし”中東の笛”の音はよどんでいた。
”中東の笛”問題ではミスジャッジが多く見られた。クエートの反則行為に対して笛は吹かれず、日本や韓国選手に対する”レフリーが決めた反則”には多くのホイッスルが吹かれた。怒った日本と韓国はDVDを作成し国際ハンドボール連盟(IHF)に訴え、IHFは予選のやり直しを決めた。
これに対してアジアハンドボール連盟(AHF)は「予選に参加する国は除名処分もあり得る」と怒った。上部組織のIHFが決めたのにもかかわらず、それにも牙をむいた。潤沢なオイルマネーで審判を買収してきた中東支配のハンドボールであるが、29日から東京で行われる再試合が北京への切符へと繋がることになる。注目されたのはいいことであるし、日韓選手にはぜひ頑張ってもらいたい。
金持ちには二種類ある。金を失っても信頼や実績で立ち直れる者、そして金で人を動かすだけの者は、金がなくなった途端に誰も助けてくれなくなるものである。
☆ 勇気は感染します。勇気ある人が毅然とした態度を取れば、他の人も姿勢を正すのです。(ビリー・グラハム)
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