怒りの厚労相 年金問題
「横領したような連中はきちんと牢屋に入ってもらいます」。
社保庁や市区町村職員による横領問題で、記者会見に臨んだ桝添厚労相は怒った。横領額は3億4千万円にも上る。刑事告発有無の実態が分かっていない市区町村職員に対しては、増田総務相に協力を仰いだ。
日本に治外法権があるとは思わなかったほどずさんな年金問題。年金を管理する社保庁職員のみならず、収納代行していた市区町村職員もネコババしていた実態が明らかになった。厚労相は「今からでも刑事告発してやろうかと思って」「泥棒したやつがぬけぬけと役場で仕事をしていていいんですか」と収まらない。
とりあえず国民の意をくんだ発言ですっきりもするが、これから本格的に横領犯の調査は始まることであろう。そして刑事訴追されることであろう。さらには収監されるであろう。最後には弁済しなくてはならないであろう。
以前、JRの職員が切符の自販機の中にある数百円を盗み、懲戒免職となった。退職間際であったが当然退職金は出なかった。小銭や紙幣を見ると思う。どれも汚れている。それだけ多くの人が働き、消費した証拠である。それを人の目を盗んで横取りしてしまう人間はもっと汚れている。老後の糧となる生活の一部を予め奪ってしまっているのである。
ところで、こんな状態で本当に年金は支払ってもらえるのだろうか。これならばタンス預金のほうが安心だ。タンスを買ったほうが安全かも知れない。
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★ 「きちんと牢屋に入ってもらう」 年金横領で舛添厚労相(朝日新聞・07/9/5)