悪魔の詩 翻訳者殺害、時効まで2週間

 故・渥美清さんというと「寅さん」のイメージが強いが、地上波ドラマで一度だけ警察官役で主役を演じているのを観たことがある。
 
 交番勤務の平凡な警察官だが、時効寸前である殺人事件の犯人を追いつめることとなった。犯人は「お巡りさん、残念だけどほら、もう時効だよ」と言って笑う。「寅さん警官」は笑顔で切り返した。「あなた、海外に行っていたでしょう。そのあいだは時効が停止するんだよ。あなたを殺人容疑で逮捕します」。
 
 筑波大学助教授が大学構内で殺害されて間もなく15年が経とうとしている。茨城県警は当時、残忍な手口から外国人の犯行という見方を強めていたが、今のように不良外国人のデータベースがなかった時代である。目撃者も物証もほとんどなく、捜査は難航している。
 
 仮に犯人が外国に逃亡していれば、その間は時効が停止する。捜査に時効が存在するのは仕方がないが、言論の自由を命と共に奪われた被害者のために、この時効の停止が役に立てばいい。
 
 殺された五十嵐一(ひとし)さんは、20数カ国語を操る博学な人であった、と奥さんは言っている。五十嵐さんはその語学力を駆使して、犯人を捕らえるべく世界中をさまよっているのかもしれない。
 
 
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