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スーパーマンのような人

 
 スーパーマンリターンズではなく、クリストファーリーブ主演の「スーパーマン2」を観た。
 
 この中で、クラークケントは自身がスーパーマンであることを恋人に告白する。しかしそれは、スーパーマンを捨てて普通の人間になることと引き替えであった。
 
 超人的な力を失ったあと、バーガーショップにて恋人の前でケンカをするが負けてしまう。そんな無力感を覚えているときに、彼の敵が地球で大暴れをする。もう一度スーパーマンに戻ることとなった。
 
 クラークケントがスーパーマンになるとき、周りに誰も観ていないかを確認して、ある時は電話ボックスの中、時間がないときは走りながら変身する。
 
 私たちの周りにもスーパーマンのような存在の1人や2人はいる。彼らはクラークケント同様に普段はおとなしいが、困っている人を目の前にすると「変身」する。
 
 飛ぶこともできないし、服装も普段のままだが、私たちの周りにいるクラークケントに助けられたことはないだろうか。
 
 映画本編で、スーパーマンに戻った彼は、バーガーショップでのケンカで負けた相手に再会する。緊張する店員と客たち。しかし今度は相手を吹っ飛ばすこととなった。バーガーショップの店主にクラークケントは言う。「ちょっと鍛えたんです」。
 
 そんな周りにいる控えめな人が、スーパーマンになったときを忘れてはいませんか。
 
 
☆ 敵か、それとも味方か。私が攻撃すれば、敵になる。私がなんの恐れもいだかず、微笑してみせれば味方になる(アラン「人間論」)
 
 
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★ スーパーマンリターンズ
 
 

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人間のお節介

 
 人というのはお節介な部分があるからとても人間味がある。
 
 世話焼き名人はまず、身近なところから両親であり兄弟姉妹であろう。そして学校では教師。しかし少し注意しようものなら、親がすぐ抗議するようになった。本来は家で躾られるはずのことを補完する意味での注意が「人権問題」となって発展していく。ダメ出しはあってはならない奇妙な空気がよどんでいる。
 
 核家族という言葉が使われて久しいが、最近では核地域、核社会となってきた。あたかも共存しているかのように見えても、人々の孤独度は加速していく。だから身近な人が迷っているときはお節介をするべきである。
 
 最近人間のした大きなお節介は「冥王星の降格」であろう。地球にいる小さな人間が惑星を格付けしたところで、冥王星は気にすることなく静かに回っているだけである。
 
 
☆ 宇宙はなぜ、存在するという面倒なことをするのか? (スティーブン・ホーキング)
 
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★ 冥王星が“降格” 「寂しいけど仕方がない」 (産経新聞・06/8/24)
★ いただきます(本ブログ・06/1/23)
 
 

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8月15日という日

 終戦記念日であるこの日は、近年特に靖国神社の首相参拝が報道される。
 
 個人の思想信条の自由を尊重すべきで、参拝自体を問題にすべきではない。靖国神社の特異な存在を考えれば、国内外の反発は理解ができる。問題なのは、参拝するという考え自体がよくないという論調が吹き荒れることである。
 
 過去にはしない首相もいたことであるし、したくなければしない、したいならする、その考えだけはどうしても尊重しなくてはならない。一国の長の思想が封じ込められるのは危険な方向である。
 
 戦争は二度とあってはならないというのは、世界が希求している周知の事実だ。スポーツで負けても「次は勝つ」といえるが、戦争でその考えを持つ人はいないであろう。
 
 敗戦の日、解放独立の日、戦勝の日、この8月15日に思いを託す人は国によって異なるであろう。今も戦争や紛争のある国や地域が存在するなかで、この日が戦争について考える節目になるといい。
 
 遺族のかたは思想信条を貫くために手を合わせているのではない。最愛の家族にその思いを手向けているのである。そして願わくわ、という考えはゆるぎのないたったひとつのことである。
 
 
☆ もし世界を変えたければ、自分自身を変えることから始めよ。(フィリピンの格言)
 
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★ 靖国神社の戦後の歩みと現状(産経新聞)
★ 8・15 靖国参拝(毎日新聞)
★ 沖縄全戦没者追悼式典(本ブログ・06/6/24)
 
 
 
 

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爆笑問題×東大

 深夜、テレビをザッピングしていたら爆笑問題が出ていた。場所は東京大学駒場キャンパスだ。東大の先生がたと「教養とは何か」といった内容でのシンポジウムだ。
 
 爆笑問題の太田光が言っていたのは、
 
1.「大学の先生は社会との接点がないので、守られている」
2.「東大で学んでいれば安心という姿勢は間違い。東大を疑った方がいい」
3.「東大の研究著書など読んでも分かりにくい。表現力がない。立花隆さんの方が分かりやすく面白い」
 
といったことだ。
 
 学問というのは道楽だと思っていたので「1」の太田発言は昔なら賛成していたが今は違う。その社会との接点を削ってまでする道楽のおかげで、新薬が開発されたり、文化の深層部分が解明されたり、そして「3」の分かりにくい研究著書を分かりやすくしてくれる。
 
 「2」には賛成。教養は受動的な姿勢でなく、常に攻撃的であるべきだからだ。受け身の姿勢で学ぶのは高校までだ。
 
 「3」だが、一般的な語彙を用いて文を書くのは平易で理解されやすいが、端的に専門的なことについて語るとき、専門用語を用いた方が早い場合がある。このバランスが難しいのだが、専門的であればあるほどマニアっぽい文体になってしまうのは仕方のないことであろう。
 
 太田光がほとんどしゃべっていて、先生方に対して失礼な発言もあったが、よくいろいろ考えているものだと感心した。学生の質問にも真摯に答えていた。
 
 チンパンジーの研究をしている教授がいた。「チンパンジーはすぐ切れる。しかし、人間はお節介なほど他人に優しい部分がある」。
 
 イモリの研究をしている教授は、「人間の遺伝子はイモリの40分の1しかない。イモリは人間にはない進化した部分を持っている」。手足を切っても再生するイモリ。その遺伝子研究を人の医学に応用すべく研究しているという。
 
 果たして我々人間は自分たちで思っているほど高等な動物なのだろうか。他の動物は平和に暮らしているが、時に人間は歴史に汚点を残すほど暴走する。そんな人間を他の動物はどんな教養を持って見ていることだろう。
 
 教養とは、知的好奇心を尊い、慕って、一生追い求める恋の対象のようなものである。
 
 
☆ 学校で教えることも必要だけれども、教えているのは過去のことなんだ。ほんとに問題なのは、未来なんだな。(本田宗一郎)
 
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沖縄全戦没者追悼式典

 
 沖縄戦終結から61年目の慰霊の日だった。
 遠い昔に多くのかたが戦争で犠牲となった。戦争はその大義名分のもとに悲惨な光景が繰り広げられる。今のイラク戦争でも民間人が虐殺されているのは戦争だからだ。
 
 沖縄のかたは特にそうした思いが強いのだろう。式典に参加したかたは「ここに来ると涙が止まらない」「あんな事は二度とあってはいけない」とおっしゃっている。
 
 一方で米軍は、弾道ミサイルを迎え撃つ実験を成功させ、グアム沖では大規模な軍事演習を行った。北朝鮮をけん制するためのものといわれている。ならず者国家が存在している以上、軍備は必要だ。その軍備が威嚇だけで済みますように。
 
 県民のかたのコメントにこうあった。
「平和は守るものじゃなくて、作るものなんですよ」
この考えにはぜひ参戦したい。
 
 
☆ 世の中に悪が栄えるのは、我々がノーと言う勇気を持たないためである。 (S.スマイルズ)
 
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★ 沖縄全戦没者追悼式典 首相ら参列(産経新聞・06/6/23)
 
 

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父の日には「謝」

 
 お父さんに贈りたい漢字は「謝」なのだそうだ。父の日を前に保険会社が実施したアンケート調査の結果だ。「感謝」「謝罪」の意味があるのだという。
 
 二位には「愛」、三位には「健」、「楽」、「感」と続く。
 
 若い頃はケンカをした父も、最近は丸くなった。すぐカッとなって手が出たけれども、それも昔の話。白髪が多くなって、おとなしくなってしまった父を見ると「親不孝をしたな」と感じてしまう。
 
 漢字は素晴らしい。一つの文字で色々な意味を感じることが出来る。文字という記号が持つ効果は絶大だ。漢字一つで人を思い出すことが出来るのだから。そして、それを思い出させてくれる父の存在はもっと凄い。
 
 
☆ 思いやりをもって行動しなさい。しかし感謝されることを期待してはいけない。(孔子)
 
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★ お父さんに贈りたい漢字、トップは「謝」・・生保調査(読売新聞・06/6/14)
 
 

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時の記念日 シチズン、子供の時間に対する意識調査 

 6月10日は「時の記念日」だそうだ。シチズン意識調査によれば、今の小学生と20年前の小学生の時間に対する意識調査というのが公表されている。
 
 「大切な時間」で、「睡眠時間」が6%減って60.7%であることが気になる。「家で勉強・読書する」が43.2%から25.2%に激減した。勉強だけが子供の仕事だとは思わないが、この18%はどこに行ったのか探してみると、「学校以外の友達との付き合い」「電話(携帯)」「メール」「テレビゲーム」「パソコン」の数値を足し算すると減った数に近くなる。
 
 20年前は携帯やパソコンが調査対象になっていないから、単純な比較はできないが、それ以外で「テレビを見る」「音楽を聴く」「学習塾」が20年前より増えていた。「無駄な時間」と考えているものが減っているのがまさにそれであった。
 
 要するに、インドアな生活が増えてきている。大切な時間に「スポーツ」を挙げたのは、20年前の小学生が38.8%、今の子が24.1%となっている。
 
 私が子供の頃は時間を気にするなど考えたことがなかった。この調査数値が動いたのは生活の変化だけでなく、今の子供が時間そのものを意識して生活しているということだとしたら、ちょっと窮屈になっているのではないだろうか。
 
 大人になると、時間に多く縛られることになる。子供でいることは時間に束縛されない無鉄砲な過ごし方がちょうど良い。私は今日、新たな31,536,000秒と付き合わなくてはならなくなってしまった。1秒、1日、1ヶ月、1年がはやく感じるようになったのはいつの日からか。
 
 
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★ 大切な時間は「睡眠」(シチズン意識調査)(朝日新聞・06/6/1)
 
 

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友達が欲しいなら?

 夫婦共に元アルバイト先の共通の友人がいる。旦那は当時ベーシストを目指し、奥さんは画家として今も絵を描いている。芸術肌のお二人に先日子供が生まれた。
 
 このタイミングにこれまた共通の友人が山口から上京してくる。今週末には上京してくる友人を囲んでの飲み会があるのだが、話題は子供の生まれた夫婦の話になるだろう。
 
 この飲み会には10人ほどが集まる。たかだかアルバイト先の友人ではあるけれど、いつの間にか15年の付き合いになってしまった。忙しい年代なので、なかなか当時のようには会えなくなってしまったが、それでもこうしたイベントがあれば集まることのできる友人関係はかけがえのないものだと思っている。
 
 どこで一生の友人になるかもしれない運命と出会うかは分からないけれども、自分から接することに躊躇しなければ、そうした出会いとの遭遇は困難ではない。そして、時に口論することも友人関係を構築していく大事な要素であろう。笑顔を振りまいてさえよいという関係は、赤の他人と同じこと。
 
 大学で「友達が欲しい」との若い声をよく聞く。であれば、自分から声をかけるといいと思う。そして友人に喜怒哀楽を見せることに躊躇はいらない。
 
 
☆ 「まさか!あなたもそう思うの?私だけだと思っていた……」と一人がもう一人に言うと、その瞬間、二人の間に友情が生まれる(C.S.ルイス)
 
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★ 昔は誰もがストーカーだった(本ブログ・06/5/26) 
★ 関東のタンポポ(本ブログ・06/5/11) 
★ 制服のボタン(本ブログ・06/4/9) 
★ かわいい着信(本ブログ・06/1/11) 
★ ふられても友人(本ブログ・05/10/1) 
★ 愛と女(本ブログ・05/3/16) 
 
 

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