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戌年から亥年へ

 
 人が時に「負け犬の遠吠え」などというように動物に例えるのは、動物を見下しているところがあるからに違いない。優位に立った人間は犬を狩猟の道具として家族に迎えた。その後は愛玩動物として家族に迎えた。
 
 座っている犬を見下ろしてしまっているように思えるが、それは錯覚である。上品にお座りしている彼らが我々を見上げているだけなのだ。
 
 来年は亥年。どうやら上品に見つめさせてくれそうにはない手強い年になりそうだ。
 
 しかし荒れるのではなく、張り切って痛快なことも苦難も乗り越えたい。飛び越える力はなさそうだが、当たって砕けろの精神は与えてくれそうな亥年である。
 
 
※当ブログが9月で3年目になりました。いつも読んでくださる皆さまのおかげです。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
 
みなさま、どうかよいお年をお迎え下さい。
 
「言葉のリサイクル」文責:Nono
 
 
☆ 自分がこうなったのは環境が悪いからだ、と文句ばかりいう人がいるが、私は環境なんて信用しない。この世間でりっぱにやっている人物は、自ら立ち上がって望むような環境を探したか、もしそういう環境が見つからなければ自分で作り出した、という人たちなのだ。(バーナード・ショー)
 
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2006年の漢字は「命」日本漢字能力検定協会発表

 友人であるkotton33さんのブログで、自身の今年の漢字は「会」だと書かれていた。今年は多くの出会いがあって多くの刺激を受けたとのこと。漢字一文字を選別したくらいだから、それだけ刺激の多い出会いだったのだろう。
 
 毎年恒例の日本漢字能力検定協会が毎年決めている今年の漢字に「命」が決まった。命の誕生やお悔やみ、虐待、自殺など改めて命を感じる出来事が多かったことを受けてのことだ。
 
 誕生は命を感じるのにはよい知らせだだが、死はそれをするのに悲しい出会いである。人と出会った時から互いの命を感じて初めて、出会いに気付く。人の命をあやめる行為などは、本当の出会いを感じることのない孤独な者の蛮行なのだろう。
 
 「会」「命」の共通点がある。部首が「ひと・ひとがしら」ということ。これからも多くの命と出会うことを期待したい。
 
 kotton33さん、あなたの名前にも入っている素敵な部首ですよ。
 
 
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★ 今年の漢字は「命」 誕生、自殺…大切さ痛感(産経新聞・06/12/12)
★ 今年の一文字 06(kotton33さんのブログ、琴るぅむ@Blog・06/12/28)
★ 日本漢字能力検定協会
 
 

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本当のサンタクロース

 昨年の暮れは日本海側を中心に降雪量が被害をもたらした。雪の国の宿命とはいえ、自然災害の猛威は人間になんの猶予も与えてくれない恐ろしい存在だ。
 
 明日の天気は全国的にまずまずで、これといった大きなくずれもなさそうである。
 
 イルミネーションが全国を点滅させるこの時期は、街が活気に満ちている。人出で賑わう繁華街はボーナスを狙った年末商戦で大忙しだ。商いをやる人のみならず、ボランティアも忙しい。
 
 友人達はサンタクロースとなって、福祉施設を回った。お年寄りを相手にダンスを披露した。手を取って感謝されたり、涙を流されたりして「やってよかった」とのことである。
 
 感動というのは記憶として一生貯金されるものであり、人と人をつなぐ磁石の役割を担う。お金は使うと無くなるが、無形の財産というのは永遠に残る。
 
 
☆ 感動させる人も確かにえらいが、感動する心を持った人の方が、もっともっとすばらしい(ひろはま かずとし)
 
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★ 世界を巡るサンタクロース(本ブログ・05/12/25)
 
 

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ボトルレター、700キロの旅

 
 年賀状の売れ行きが鈍っているという。メールが普及した昨今、ハガキのやりとりに億劫になっている傾向だろう。例に漏れず、手紙を書く機会が減ってしまった。だからせめて年賀状は一筆添えて投函したいものだ。
 
 もらうと嬉しい年賀状。パソコンで作られた立派なものもあれば、丁寧な版画で作られるもの、文字がびっしりと書かれたものまでさまざま。この文字というのが嬉しい。多くの日本人は自分の字がきれいではないと思っているが、文字はその人の個性を表し、「会わなくなったけど元気そうだなあ」というのが伝わってくる。
 
 福井県内の小4女子児童が、ワインボトルに手紙を入れて「この手紙を見た人はお友達になって!」と書いたところ、700キロ以上離れた秋田県男鹿市の海岸に届いた。ボトルは54歳の男性が見つけ、秋田海上保安部に届けられた。海保では相手になってくれる子を探しているという。
 
 ボトルレターは女児の父親が「いい思い出になるかもしれないよ」と提案した。女児は「どこかに沈んでしまったかもしれない」と思っていただけに、感激しているという。
 
 近年の日本海は何かと騒々しいが、そんな中で女児の夢をゆらゆらと運んだワインボトルは新たな出会いのきっかけを運んだ。誰からどんな返事が来るのか楽しみなことだろう。
 
 
☆ 乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ(ツルゲーネフ)
 
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★ 手紙:旅700キロ超、届いた 福井の小4・弓削潤奈ちゃん、お友だちを募集 /秋田(毎日新聞・06/12/13)
 
 

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あなたの「小さな親切」とはなに?

 日々生活をしていると、他人からの何気ない一言で励まされたりすることがある。感動することもあるだろう。持ちつ持たれつするのが人の波の中で生きる社会のありようだ。都会では、人は多いけれども自分がふと独りぼっちになる感覚もあるかもしれない。そうしたときに友人、知人、他人からの予期せぬ言動が助け船になることがある。
 
 「小さな親切運動」は43周年を迎え、会員数は17万人だという。小学生から大人までのちょっとした親切の話がいっぱい詰まっている。1963年東大総長だった芽誠司さんが「小さな親切を勇気を持ってやって頂きたい。それがやがては、日本の社会の隅々まで埋め尽くすであろう、親切という雪崩れの芽として頂きたい」と卒業式に学生に言ったことから始まった運動である。
 
 困難に直面している人を助けたりする行為というのは、とっさの行動力や根底にある日々の意識が左右する。この人は親切かどうかを見極めるには、困難な状況を相談してみるといい。すぐに反応してくれる人、そうではない人とくっきり分かれる。大切なのは華美な言葉の羅列ではなく、困っている人にとって一番大切な行動である。
 
 目に見える親切な言動というのは素晴らしいが、公になっていない「お宝話」は世の中に多く埋もれている。人生はそうした話を発掘する旅でもあるかもしれない。そうした宝の上を素通りするのは何とももったいない人生だ。
 
 
☆ 私の最大の楽しみは、こっそりと良いことをして、偶然それが明らかになることだ(チャールズ・ラム)
 
 
★ 熊本評論:心がぽっとする話 /熊本(毎日新聞・06/11/27)
★ 「小さな親切」運動本部 
 
 

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夫婦で毎月千円を寄付 24年

 文化勲章授章式が皇居で行われ、5人の方が勲章を手渡された。高温工学・溶接工学の荒田吉明さん(82)、日本画の大山忠作さん(84)、日本経済論の篠原三代平さん(87)、小説家の瀬戸内寂聴さん(84)、音楽評論の吉田秀和さん(93)だ。
 
 高齢なのにもかかわらず、足取りがしっかりされているのは驚いたと共に、何かに打ち込んでいる人というのは年を取ることに騙されているようだ。
 
 大山さんは「好きなことをやってきただけ。あと何年できるか分かりませんが、このまま続けます」。瀬戸内さんは「命の続く限り小説を書いていきます」と会見で述べた。
 
 「天の使い」という差出人が24年間、栃木県鹿沼市社会福祉協議会に毎月千円を寄付していたが、この度、同市内の女性が名乗り出た。今年8月で278回の寄付になったが、今後続けていくことが困難となり、300回までの残り22回分をまとめて寄付したという。事務局から渡された預託証には、協力してくれた旦那さんの名前も記されているという。
 
 同じ事を続けていくことは、途中に困難も待ち受けていることだろう。半ばで挫折することもあるかもしれない。決して容易ではないことを続ける大切さというのを、人生の先輩方が教えてくれた気がする。
 
 やめようか続けるべきかを迷うことがある。それは自分がそれを好きかどうかに大きく依存することになるだろう。続けることで1人2人にでも貢献できたとしたら、それは幸せなこと。
 
 
★ 「天の使い」、夫婦で寄付300回 毎月千円を24年(朝日新聞・06/11/4)
★ 吉田秀和さんら5人、皇居で文化勲章の親授式(読売新聞・06/11/3)
 
 

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オノ・ヨーコ「いじめに負けないで」

 
 来日中の故・ジョンレノンの妻、オノ・ヨーコさんが日本国内で起きている「いじめ問題」に言及した。
 
 ジョンレノンをビートルズから引き離した、として当時は「世界全体からいじめられた」「(いじめは)非常に程度が低いこと。他に面白いことができればいじめることに面白さを感じなくなる」。いじめの被害者には「一生懸命になれることを探すことが大事。頑張ってください」とコメントしている。
 
 いじめが社会問題化してから、いじめ防止対策に取り組んでいる学校もあるが、悲しい事件は後を絶たない。昔は「いじめられる側にも非がある」などといった見当違いの意見も出ていた。いじめを制圧できない者の短絡的な意見だった。
 
 そして「いじめ」というとどうも生ぬるい感覚が拭いきれない。直接的・間接的暴力がいじめである。以前のエントリで「ストーカーなんて『変質者』で十分だ」という主旨の事を書いた。ひらがなで「いじめ」とくくるよりも「暴力」という認識を持った方がいい。いじめというのは暴力沙汰なのである。
 
 人をいじめる原因は、いじめる側が自分を先に優位に立たせる防御策なのかもしれない。一時期は加害者が優位に立っても、後からついてくる人もいなければ、何も残らないのが「暴力」である。なぜなら、民主的に解決した方がいい、心の中でそう思っている人のほうが多数派だからだ。
 
 命を絶とうと考えている人がいるならば、近くにいる「オノ・ヨーコ」さんを必死になって探してください。まずやらなくてはいけないのはそういうことです。
 
 
☆ 目を閉じれば生きるのは簡単。目にするモノは誤解だらけ。(ジョンレノン)
 
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★ ヨーコさん:いじめに負けないで!(毎日新聞・06/11/3)
 
 

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たったひとつのたからもの

  明治安田生命のCMで、ダウン症の子の命に語りかけるものがあった。このCMは7回しか放映されていないそうだが、多くの反響を呼びドラマ化もされた。
 そのドラマの主演は松田聖子が母親役。本編では実際にダウン症の子を起用して撮影に臨んだ。本編の他にメイキングもあり、そちらも観た。「秋雪くん」が坂道を上がってきて、母親の所に来るというだけのシーン。
 このシーンでこの子は台本にはない行動に出た。
 坂道を駆け上がる途中で花を見つけ、それを摘んで聖子に「はい!」と渡したのだ。聖子はそれで泣いてしまった。「あ〜あ、泣いちゃった」とスタッフにからかわれる聖子。
 このドラマの制作発表では、会見の前にダイジェスト版を観た聖子が泣いてしまい、「今、聖子ちゃんが泣いてしまっているのでしばらくお待ち下さい」のアナウンスがあったほど。
 ダイジェスト版が終わったあとには、司会の日本テレビ女性アナも声を詰まらせてしまった。
 私たちは、小さな命や子どもの屈託のない行動に心を打たれることがよくある。それは自分の幼かった命を憶えていて愛おしいからだろう。
 
 
短い命も
長い命も
どちらも同じ
永遠の命
 
 
 
☆ わたしの赤ちゃんが生まれるんだもの。あしたは天気の悪いわけがない。鐘という鐘がいっせいに鳴らぬわけがない。(新川和江)
 
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★ 2003年度CM「あなたに会えて」シリーズ(明治安田生命)
 
★ たったひとつのたからもの(日本テレビ)
★ あなたに逢えてよかった(奇跡体験!アンビリバボー:2004.1.29放送分)
★ 宣伝文研究(本ブログ・04/10/9)
 
 
 
 
 

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