聴くほうではなく歌うほう。知人がSNSでコーラスなどを始めたい、と書いていた。そんな趣味があったのかと驚いたが、彼女とカラオケに行った時に高音が特徴的であったことを思い出した。下地がきっとあったに違いない。
私はかつてボイストレーニング(ボイトレ)を習っていたことがある。カラオケなどは大声を出せばいいものだと思っていたが、何も知らないで声を出すと単純にのどを痛める。ボイトレでは基本的な立ち姿勢や腹式呼吸の方法を教わった。
練習には市販のCDを使って練習。カラオケ店などで演奏部分だけを録音したものをレッスンで使用する。30分のレッスンだが、なかなか密度の濃い時間を過ごせた。女性の先生が歌ってみせると本当にのびのびと声が出る。見ているとうっとりしてしまう。
「Nonoさんはちょっと声にフラットがかかっている」と言われたり、「歌詞を読み上げる時は感情をしっかり入れて歌うということが大事」などという指導を受ける。いい加減に歌っていると聴く人に通じないのである。
なかなか褒められない3年間のレッスンであったが、1度だけこんな事があった。ある歌をフルコーラス歌い終わった後に、先生が「うん…」と言って沈黙していた。「どうでした?」と恐れ恐れ聞くと、「ちょっと、グッと来た」と言って微笑んでくれた。
歌が苦手な人でも相手に言葉を届けることはできる。そこに音が付くということは、言葉以上の言葉が聴く相手を心酔させることである。あなたが歌えば、悲しい思いをしている人に太陽の光がかかるであろうし、涙を流している人には虹がかかる。聴かせる行為を見せるということで、救われる人たちもいるかもしれない。歌うべきです。
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★ ボイストレーニング・スタジオ La Luce (高田馬場のボイストレーニングスタジオ)
タグ: 思い出
この手の事件は減らそうという気がないとしか思えない。松山市立中学の男性教師(51)が昨年末から今年1月にかけて、教え子である女子生徒の体を触るなどしたうえ、その母親と性的関係を持っていたことが分かった。
男性教師は昨年12月、学校近くで泣いていた女子生徒に「家に送る」として車に乗せて体を抱くなどし、その後も2回、進路相談を理由に校外に待ち合わせて車内で女子生徒の体を触った。母親に対しても昨年末から「生徒の進路で相談がある」と会うように求めた。
1月になり生徒が学校に相談。2月には母親が学校に「妊娠した」と伝えた。学校が教師に事情を聞いたところ「生徒を慰めようと体に触れた。母親との関係は合意の上だった」と話した。退職願を出したうえで2月10日から休職し、学校は20日に受理したという。
校長は読売新聞の取材に対して、「生徒への行為はわいせつとは考えておらず、母親との関係も男女間の問題だが、教諭の行為としては不適切と考えている。ただ、母親から『誰にもいわないで欲しい』と言われ、市教委や警察への連絡や通報を控えた」と話している。愛媛県警によると、女子生徒は2月に警察署へ相談をした。
「合意の上だった」母親との関係であるから、妊娠させたのであれば責任を取らなくてはならない。そこまで覚悟の上での大人の関係であったのか。生徒にいたずらをし、母親とは不適切な関係。
学舎(まなびや)という言葉を辞書で引くと「学問をするところ。がくしゃ。学窓(がくそう)。まなびのまど『ーを出る』」(広辞苑)とあった。「学窓」とはなんときれいな言葉であろう。
中学の時、席が窓際の同級生が羨ましかった。暑いときは一番早く風に当たることができるし、寒いときは暖かい日差しを真っ先に受けられる。昼食後の5時間目というのは、心地よい風や日差しの方を向きながら、先生の声が遠くに聞こえた瞬間もある。
窓に映るのは、同級生の姿であり、先生の顔であった。先生がたは怖い先生もいれば、優しい先生もいた。自分がしっかりしていなくても、先生がしっかりしてくれていた。しっかりしていない先生はいなかった。先生は鑑だけではなかった。厳しいことを映し出し、時には優しい陽をさしてくれた窓のようであった。そして、先生と生徒の間には割ってはいけない、この厳粛な窓というのが存在したものだった。
(12/9/14追記)
公判中の被告(52)が懲戒免職処分となった。教委では本人が事実関係を認めたことから処分を決めた。教委は「言葉にならないほど遺憾」。
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★ 生徒に触り、母とも関係持った不適切教師(読売新聞・12/3/8)
★ わいせつ教職員、評価は多くが「真面目で熱心」(読売新聞・12/3/8)
★ 生徒にわいせつ行為をした元校長 市に賠償命令 鹿児島・鹿屋市(本ブログ・12/3/2)
今年1月、京都府福知山市の福知山市動物園で、サル山に大量の花火が投げ込まれた事件で、京都府警少年課と福知山署は少年5人を書類送検する。
動物愛護法、軽犯罪法違反と器物損壊容疑で書類送検されるのは、市内に住む高校3年生男子生徒3人と美容師、同府綾部市に住む解体作業員の少年5人でいずれも18歳。「面白半分でやったが反響の大きさに驚いた」と話し動物園を訪れて謝罪したという。5人は遊び仲間で事件後に福知山署にそれぞれ出頭したという。
少年たちは1月3日早朝、動物園のサル山がある施設に侵入し、持参したロケット花火などを雄のニホンザル1匹に向けて発射、負傷させた疑い。子ザルや他のサルも負傷するなどした。動物園の防犯カメラには5人が見学通路から約15分間、少年らの様子が映っていた。
少年たちは2月15日に同園を訪れて謝罪。二本松俊邦園長が「私よりサルに謝って欲しい」と求めると、少年たちはサル山施設などを清掃し、サルにも直接謝罪したという。動物への虐待がエスカレートして人間に向かうことがあるが、今回はそういったことはなさそうである。
思い出した。私もかつて少年時代に深夜、友人と東京都内の公園に入って花火をしようとした。そこにたまたまカエルがいた。カエルが嫌いなこともあってロケット花火を噴射した。かわいそうに、カエルは出血をしながらぴょんぴょん跳ねて逃げていった。
しかしその行為はすぐにやめなくてはならないことになった。おそらく近所の人が騒音の苦情を通報したのであろう、自転車に乗った警察官2人がやってきて、やっていたことと住所や氏名を告げることとなった。警察官に注意を受けて、自分の名前や親の職業を言うという経験は初めてだったのでショックだった。
自分よりも短命であることが分かっている動物に対して、あえて攻撃をするという自分も卑劣であった。そしてそうした経験や、人に対する少し過ぎた言動というのは天罰となって必ず後から自分に返ってくる。調子が悪いとき、嫌な出来事が起きたとき、それはきっとそうした愚行の償いの時なのだと感じる。
あの時、警察官には謝ったけどカエルには謝らなかったな。ごめんなさい。
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★ 高校生ら5人書類送検へ サル山に花火投げ込み(京都新聞・12/2/23)
★ 猿やけど:花火投げ込んだ少年5人書類送検 京都の猿山(毎日新聞・12/2/23)
★ 男5人組?サル山に花火を噴射、2匹けが 福知山市動物園で 京都府警が捜査(本ブログ・12/1/10)
(イメージ画像はうぽぽさん作製。フォトライブラリーより)
看護学生が実習中に患者から受けた暴力の実態を筑波大学の江守陽子教授(看護科学)らの研究チームが調査した。それによると、学生の6割が暴力を受け、うち性的暴力が精神的暴力と並んで4割を超えていた
調査は関東地方の看護専門学校、短大、大学計15校の看護学生712人を対象に2007年に調査。593人(83.3%)が有効回答をした。暴力を受けたと答えた学生は352人(59.4%)で、種類別では精神的暴力44.7%、性的暴力43.1%、身体的暴力12.2%にのぼる。
三木明子准教授は「暴力は弱い立場のものにむく。患者との距離感の取り方など暴力防止の実技講習を行い、まず予防が大切。防犯ブザーを持たせるなど暴力を受けない環境作りも必要だ」と話す。
病院のエレベータの中で女性看護学生が年配の男性患者と話していたのを見たことがある。通常の会話をしている時に、男性が看護学生の肩に手を載せた。すると学生は「手を触れない!」と注意。患者はおとなしく従っていた。
補助的役割の多い看護学生の人たちだが、患者としてみればとてもありがたい存在なのは間違いなく、正規看護職員のかたたちと何ら変わりがない。経験の浅い彼らに有形無形の暴力をふるうなんて本当に患者なのだろうか。
入院していた時、内科病棟が満室で整形外科病棟の8人部屋で過ごすこととなった。基本的に元気な人が7人もいると、夜のいびきが凄かった。そのため睡眠不足が続き、女性看護師さんに手紙でそのことを訴えた。すると次の日、朝6時起床の検温の時間。6時になると容赦なく開けられたカーテンが、8人中一番最後に開いた。担当の看護師さんが私を少しでも長く眠りにつかせてくれたのだ。
そして看護学生の人たちには他愛のない話しの相手になってもらった。「心理学に興味があるんです」「母が看護師だった姿を見て」と看護師を目指す動機をいろいろ聞くことができた。患者の体に触れて、心にも触れることのある看護という仕事。そんな彼らに必要以上の負担を与えないようにしなくてはならない。病院も相応の対策をとる必要があるだろう。
そして暴力をふるう患者さん、モンスターペイシャントなんて呼びません。あなたがたは、ただの犯罪者ですよ。
★ 看護学生:6割が患者からの暴力経験 職員の2倍、「性的」4割超 筑波大調査(毎日新聞・11/8/22)
★ 青い看護服の”学生さん” Kさんに逢いたい(本ブログ・10/5/10)
NHK「ニュース7」の気象情報を伝える気象予報士の半井小絵(なからいさえ)さんが、エッセー「お天気彩時記」(文藝春秋・650円)を発売した。既出の単行本の文庫化に合わせ、オリジナルの撮り下ろし写真が掲載されているという。ロケは横浜で行った。
半井さんというと、全国区の気象予報士で老若男女に人気があるが、所属会社にプロフィールが簡単に載っているだけで、自身のホームページやブログ、ツイッターなどはない模様。忙しくて大変なのかもしれないが、せめてツイッターでつぶやくくらいは無理なのか。
「お天気-」は持っているのだが、もう一度買います。さわやかな秋晴れの日にいいニュースを聞いた。
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★ 大ファンの人、半井小絵さん(本ブログ・07/8/16)
★ 7時28分の恋人(本ブログ・06/10/30)
昔の携帯電話はシンプルであった。電話帳とバイブレータが搭載してあるだけで、メールはショートメールすらなかった。だからiモードなどの通信手段が普及してきたころはとても楽しく思っていた。
昨今の携帯電話の状況を見ると、通話のみならずおサイフケータイやワンセグ、カメラにラジオなどを搭載してあり、またスマートフォンに代表されるアプリの搭載で通常のコミュニケーションを超える使い方ができるようになった。
しかしその一方で昔の携帯電話を懐かしく思うこともある。今の携帯電話は便利であるけれど、必要のない機能にストレスを感じることもある。例えばテレビはほとんど見ないのにワンセグがついていることで販売価格が高いのであれば、その機能を削ってもいいから安くして欲しいと思う。
昔の携帯電話は通話だけのシンプルなものであったが、考えてみれば電話なのであるから液晶2ケタ表示で電話帳があってショートメールができる程度であればそれで充分だと思うこともある。かつて当時のツーカーがそんな携帯電話を発売したが、それより昔の携帯の機械的なデザインでもう一度販売をしてくれないものかと思うのだがいかがであろう。
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★ 起動・終了時間や多すぎる機能にストレス! デジタル家電ストレス調査(RBB TODAY・10/10/15)
★ 携帯電話の歴史 DoPlaza 携帯電話情報サイト
こうして作曲に魅せられた
作曲をするようになったのは、アナログディスクの存在が大きい。アナログディスクというのはレコードのことである。
かつてレコードを聴いていたころは、レコード盤を両手で丁寧に扱い、そっと針を落として聴き入っていた。近くでドタバタすれば音が飛んでしまうため、歌詞カードを読みながら歌手の声と詞に想像力をかき立てられていた。
耳に音を集中させていると音がよく聞こえてくる。例えば、ドラムやベースのアレンジ、シンセサイザーやストリングス(弦楽器)の音が聞こえてくる。「こんな風にアレンジ(編曲)されているのか」と感じ取っていた。集中して聴いていたレコードだったから、そういう耳が培われていたのかもしれない。ちなみに音楽の専門教育を受けたわけではなく、音楽の授業の評価が特別に高かったわけではない。
ある日、中学校の帰り道に、松田聖子の曲を口ずさんでいた。キーボードやベースの音だけを取り出して口ずさみ、歩いているリズムが自分のものになった時に全く別の曲ができあがった。それは公表できるような代物ではないが、初めての作曲であり嬉しかった。
中学2年生の音楽の授業でリコーダー(縦笛)を使って作曲するという課題が出たことがある。同級生は「そんなことできないよ」と音を上げていたが、そんな声をよそに1曲完成することができた。といっても、4分音符だけで構成されたものであったが、音楽の先生と一緒にそれを吹いたあと、「なかなかいいよ」とコメントされたのが嬉しかった。
その後も歩いているリズムがビートを刻みドラムパートができあがり、それにつられてベースラインが思い浮かぶようになった。ベースの高揚に身を任せる感じで主旋律、つまりメロディが思い浮かぶことになったのだ。
☆ うまい作曲家は人真似はしない。盗み取るのだ。(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
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