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”トリッキーライター”の普及を 後を絶たないライターによる子どもの死

 100円ライター起因の火災で子どもが犠牲になる事故が後を絶たない。北海道厚沢部(あっさぶ)町で駐車中の乗用車内で火災が発生、4人の子どもが焼死した火災で、北海道警江差署は、後部座席が出火元の可能性が高いと判断した。父親は「車内は紙くずなどが散乱していた」「ライターが置いてあったかもしれない」などと話していることから、車内にいた子どもがライターをいじっていて何かに引火した可能性が高い。
 
 姪が母親と大きな交差点を横断中に転んだ。まだ小さい姪に曲がってきたワンボックスの車は気付かずに姪の頭の近くまで来た。幸い、近くで見ていた人が「ストップ、ストップ!」とワンボックスの運転手に声をかけて事なきを得た。
 
 実家のマンションに行ったとき、姪の姿が見えなくなった。母親である妹は姪の名前を呼ぶが見あたらない。窓が開いており、顔面蒼白になって下を見るがいなかった。しかし姪は意外なところにいた。最初に呼んだはずの部屋の隅にちょこんと座っており、こちらを不思議そうに見ていた。妹は「もう!ママが呼んだら、ちゃんとお返事して!」
 
 専門家は「常に危機意識を持って」と忠告する。親御さんは大変だが、子どもはどんな行動を取るか予想できないこともある。何でも口にしてしまうこともあり、小さいものは子どもの手の届かないところにおいた方がよいだろう。
 
 100円ライターによる火災が増えていることを受けて、経産省がライターに安全規制を設ける方針を打ち出した。これに呼応したメーカー「東海」(静岡県小山町)では130円で、ちょっと”トリッキー”なライターを販売している。ストッパーを添加口方向に押しながら、着火レバーを下げると点火する。子どもは指先で二つの動作を同時にするのが苦手なので、事故防止に役立つという。
 
 こうしたライターの普及も望ましいが、子どもを危険に近づけないような環境を自宅内外で作ることが最善の方法だ。
 
 
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★ 北海道厚沢部の車両火災:子供乗る後部シート付近で出火か(毎日新聞・10/4/3)
★ ワゴン車炎上 子供だけ 相次ぐ悲劇 専門家「常に危機感持って」(産経新聞・10/4/4)
★ 子供の火遊び防止ライター 20円値下げし再販売(朝日新聞・10/3/17)
 
 

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竹下通りで若者が殺到、けが人も「芸能人が来る」でパニック 東京・原宿(2010.3.27)

 1938年、オーソン・ウェルズがプロデュースしたラジオ番組「宇宙戦争」は、ニュース形式など本物そっくりな構成で番組を作ったために、ラジオを聞いた一般市民が「火星人が来た!」とパニックになったことで有名である。ラジオがメディアとして力のあった時代である。これを聴いた市民は番組が作り物であるにもかかわらず、冷静さを失った。人から人への伝播もあったことだろう。
 
 東京・原宿の竹下通りで「芸能人が来る」という噂が突然広まり、春休みで混雑していた狭い通りは一斉にパニック状態となった。ラッシュ時のような寿司詰め状態となり、倒れた女の子の上に人が被さり、擦り傷や過呼吸になった若者数人が救急搬送された。東京消防庁によると、女性(13)が過呼吸と顔面打撲の軽傷、14歳の女性2人が左腹の打撲などで搬送されるなどした。
 
 警視庁原宿署によると、JR原宿駅前の竹下通り入り口付近で混雑が発生。「アイドルが来た」「路上ライブをやる」などの情報が口コミで広がり、若者がパニック状態になったという。同署によると芸能人が来ている情報は確認が取れなかったといい、”情報源”は不明のままだ。
 
 この騒ぎでは口づての他にもメールやツイッターなども騒ぎに拍車をかけたようだ。誰かがそんな情報を得てうっかり口にすれば誰かの耳に入る。方向も分からず人の多い方に流れてしまう。悲鳴なのか”黄色い歓声”なのかが分からなくなる。集団心理の怖さを垣間見たような気がする。
 
 原宿署では警官が竹下通りの真ん中に列を作り、交通整理をすることとなった。制服警察官が列を成す光景を原宿で見たことはない。
 
 若者が多く集まる春休みや夏休みは、悪徳勧誘業者が忍び寄ってくる。個人情報を簡単に教えないようにし、知らない場所に連れて行かれないように気をつけなければいけない。もし強引に連れて行かれそうになったら、その時こそ大きな悲鳴を上げましょう。
 
 
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★ 救急搬送:ライブ情報で殺到 女性3人病院へ 東京・原宿(毎日新聞・10/3/26)
★ 竹下通りに若者殺到 体調不良訴え、転倒も 「アイドル来た」?、東京・原宿(時事通信・10/3/26)
 
 

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鉄ちゃんよ、”鉄道マニア”になれ。

 マニアとかオタクと呼ばれるといい気はしないと思うが、そう呼ばれることによって世間からある意味において放置されるため、世間の誰にも邪魔されずに自分の趣味に没頭できることがある。かつてパソコンはそれこそ”マニア”ではないと操作できないような感があった。かつてパソコン部に在籍していた私だが、男ばかりの空間であり、女の子が来ると言ったら唯一、文化祭の時にパソコンで占いをやったときであった。
 
 パソコン以外でも、一般の人では興味を持つことのないような代物についての情報を専門誌で得る。そうして”独学”したら、秋葉原に行って店員さんに確認をする。ここで重要なことは、アンダーグラウンドなものであればあるほど、事前に学習していくことがルールであるということだ。店員さんに一から十まで聞くのはルール違反だという暗黙の了解が存在したのである。「これって俗に言う○○ですよね」、「ああ、いわゆる○○ですねぇ(笑)」というように、数少ない言葉のやりとりで大意はつかめたものである。
 
 マニアという言葉と関係はないが、ヤフーオークションもかつては無料で出品・落札ができた。相手とはメールでのやりとりをするので、真摯なやりとりが行われて実にほのぼのした時期であった。しかし利用者が増加してくると、そこには必ず悪のニッチ産業(すき間産業)が栄える。その一つがネットオークション詐欺の出現である。今では当初と比べるとかなり厳格なオークションとなってしまった。
 
 閑話休題。
 
 マニアやオタクであったがゆえに、ある種の趣味を堪能できたのである。ところが最近では”オタク”が一般的になってしまい、守られていたはずの様式や良識がおざなりになっていることが残念である。その一例がかつて”鉄道マニア”と呼ばれ、今は”鉄ちゃん”と呼ばれている人たちであり、その一部が暴走して脱線しているというものだ。
 
 大阪府柏原市のJR関西線で14日、線路脇にカメラの三脚を立てた4、5人がいるのを運転士が発見し、50メートル手前で電車を止めた。事なきを得たが、JR西日本の社員が行った”鉄ちゃん”への説得は30分に及んだ。別の場所では同様の内容で死亡事故も起きている。このほかにも駅構内で列車の写真撮影をするために、ホームに人があふれたり一般客が迷惑したりと不穏な空気が漂っている昨今であるという。
 
 列車に近づくという行為は危険であり、ひとたび事故が起きれば取り返しの付かないことになる。だから鉄ちゃんに言いたい。プライドのある鉄道マニアであれ、と。
 
  
☆ 床の上で自分の子供の電気機関車をいじくって三十分を空費することのできる男は、どんな男でも実際は悪い人間ではない(シメオン・ストランスキー)
 
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★ 暴走鉄道ファン、列車止める 線路脇で撮影(読売新聞・10/2/15)
 
 

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火事が多発 従業員は避難誘導することができるのか

 東京・杉並区高円寺南の居酒屋では12人が死傷した。出火元の厨房内にある焼き鳥の火が、油のしみこんだ壁などに引火、天井を覆っていた装飾用の布などに燃え広がったとみられている。
 
 警視庁捜査一課と杉並署などの調べで、店の非常階段の前には座布団が詰まれていたことが分かり、非常時に機能する状態ではなかった。火事発生当時には、従業員が濡れたおしぼりで消火活動を試みたという証言もあり、高温の油に水が入った場合に起こる「水蒸気爆発」を起こした可能性も指摘されている。この火災ではビルの出入り口に客らが殺到、一部は窓から飛び降りた。非常階段が機能していれば、被害は少なくて済んだのかもしれない。
 
 ところで、こうした客の出入りするビルやテナント側に、非常時に客を誘導するような心構えがあるのかどうか疑問に思うことが多々ある。 
 
 08年10月1日に大阪の個室ビデオ店で起きた放火事件では、細長い形状の店内に出入り口は1カ所しかなく、店の奥にいた客ら15人が死亡している。店員は1人で、避難誘導などの措置はとらなかった。
 
 例えば飲食店に行って奥の部屋に通されたとき、トイレに行くついでに非常口を確認することがある。すると、その通路上にはビールの空き箱などが置いてあり、パニック状態で煙が充満したなかで安全に外に出られるのか疑問だった。
 
 そしてそこで働く従業員はどの程度「避難誘導マニュアル」のようなものを知らされていて、熟知しているのか。高校生が働いているようなファーストフードで、アルバイトの全員は果たして客を誘導し、初期消火活動などを試み、非常扉開閉レバーを引っ張るなどということを知っているのであろうか。
 
 銀行やコンビニでは非常ベルがあることが知られているが、それ以外の場所でビルのオーナーや経営者がどの程度危機管理を意識しているのかが怪しい部分がある。スプリンクラー設置義務の有無や、消火器の置き場所、そして非常口をどの程度頼りにできるのか考えるべきであろう。
 
 これから空気が乾燥する時期でもあり、火の取り扱いは特に留意しなくてはならない。それは従業員もいざというときのことを想像することである。そして客も非常口(非常灯)はどこにあるのかくらいは一瞥(いちべつ)で確認できるので、そうした意識を怠らないことだ。
 
 ある飲食店2階には非常用のスロープ(ロープ状のハシゴ)が窓側にあり、その使い方が記載されていた。その使い方を読んでいたが、どうも今ひとつ分かりづらい。これが非常時にすんなり使えるかといえば無理であろう。
 
 2010年4月1日からどの世帯にでも火災報知器の設置が義務づけられる。頼りになるが、火災を起こさない意識と起きてしまってからの迅速で確実な消火・避難・通報が一番重要である。
 
 
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★ 東京・荒川でビルなど7棟焼く、男性1人の遺体(読売新聞・09/11/23)
★ 【高円寺ビル火災】ダクトの油に引火か 非常階段前に座布団山積み(産経新聞・09/11/23)
★ 【個室ビデオ店火災】46歳男「生きていくのが嫌になり」放火(産経新聞・08/10/1)
★ 火を放った男の子(本ブログ・06/2/2)
 
 

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警視庁に”特命”新設 時効間近の重大事件を扱う

 
 警視庁は刑事部捜査一課内に「特命捜査対策室」を設置した。ベテラン捜査員38人で構成され、時効が迫っている重大事件を再捜査、”洗い直し”をする。対象となるのは2001年に44人が死亡した新宿・歌舞伎町のビル火災事件など、時効になっていない約50の事件。特に時効が迫っているもの、最新の科学捜査で解明が期待できる事案を優先的に捜査する。
 
 警視庁刑事部の石川輝行理事官は、「被害者、遺族の無念を晴らす執念の捜査。そして逃げ得は許さない信念の捜査。この2つを使命として取り組みたい」と述べた。
 
 刑事ドラマ「相棒」の”特命係”と、同「BOSS」の”特別犯罪対策室”を足したような名前だが、警視庁のホームページをみてみると、79ほどの事件が未解決となって継続捜査が行われている。どれも社会を震撼させる大事件であり、近隣で起こりうる治安の悪化を感じさせるような事件である。新たな事件が起きれば、捜査の力点はそちらに注がれる。これにより、長期にわたる継続捜査も実際は困難が伴う。
 
 最新の科学捜査も期待したいが、ささいな情報が事件の解決に結びつくことも多い。我々も不審な人物や噂を見たり聞いたりしたら、躊躇することなく通報する必要がある。なぜなら事件の通報が国民の義務であることのみならず、かつて高い検挙率を世界に誇っていた日本警察を支えていたのは我々一般市民だからである。
 
 
☆ ぼくには空を飛ぶちからも十万馬力もない。あるのは戦う勇気だけだ(『鉄腕アトム』・手塚治虫)
 
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★ 事件ファイル(未解決事件一覧) 警視庁
 
 

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aikoの車、哀川翔の車に衝突される 東京・目黒(2009.10.9)

 東京・目黒区碑文谷の目黒通りで8日、俳優の哀川翔(48)の運転する乗用車が右車線から左車線に進路変更しようとしたところ、左車線を後ろから入ってきた、歌手のaiko(33)の乗用車に接触した。
 
 それぞれにケガはなく、同乗者もいなかった。また、飲酒などの様子もないという。現場は片側2車線の直線道路。特に見通しの悪いような道路ではなく、警視庁碑文谷署で事故原因を調べている。
 
 哀川さんは「すみませんでした」と話しているという。芸能人の交通事故は珍しくはないが、芸能人同士が事故の当事者になることは極めて珍しい。2人は偶然同じ道路を走っていたようだ。
 
 車線変更には危険が伴う。走り慣れている道路であればなおさらだ。過信せず、運転時の注意は怠らないようにしたい。
 
 
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★ 哀川翔さんの車、aikoさんの車に接触(読売新聞・09/10/9)
 
 

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昨今の事故にみる「山岳救助警備隊」の存在

 今年は山の事故のニュースを多く見聞きしている感じがある。北海道では登山ガイドの適切な判断が行われなかったために死者を出した。岐阜県高山市の奥穂高岳では、救出に向かった県防災ヘリが墜落する事故があり、群馬県内では「クレヨンしんちゃん」の作者である臼井儀人さんが滑落死した。あまり報道されていないものも含めれば、毎年多くの人が遭難、行方不明になっているのだろう。
 
 山で遭難すると、一般にはその山を管轄する都道府県警の山岳警備(救助)隊などが出動、自前のヘリで救出に向かうことになるが、警察人員だけでは足りない場合、特に徒歩での捜索となると民間の救助隊員や民間ヘリなども使うことがある。警察や消防ではないので、こうした捜索には費用がかかる。
 
 日本は国土のほとんどを山岳地帯が占める。それだけにこうした救助活動に従事する人たちの存在は心強い。日本は魅力的な山が多いことに加え、近年の登山ブームで気軽に山の頂を目指す人が増えた。しかし、一見すると穏やかな山も時に自然の力を人間に見せつけることがある。朝まで穏やかだった山が突然牙をむくことで、滑落や遭難などの危険に巻き込まれる。
 
 こうした状況に対応できるように、各都道府県警には山岳救助専門部隊が存在する。例えば東京の場合、西多摩郡奥多摩町を管轄する青梅署には山岳救助隊があり、檜原村などを管轄する五日市署にも存在する。通常はそれぞれ配属署での勤務をしているが、ひとたび山岳事故が起きれば山岳救助隊員となって現場に向かう。同様のことが他道府県警の所轄署にも言える。
 
 さらに機動的に組織されているのが、長野県警山岳遭難救助隊、富山県警、岐阜県警の山岳警備隊だ。こちらは山荘などにある派出所に隊員が常駐しており、事件事故に対応する体制を整えている。隊員と言っても無作為に選抜されたわけではなく、山岳経験があり、山岳警備を希望する警察官がその任務を担う。当然のことながら、日々厳しいトレーニングを積んでおり、一般登山者の登山技術よりも高くなければいけない。救護者を背負ったフリークライミングや、絶壁での救助活動などは訓練なしにはできないことである。
 
 富山県警によると、08年の遭難件数は133件、遭難者数は159人で過去最悪だった。こうした状況に対応すべく、今年の4月、山岳警備隊指導官として西本隆夫警部(60)を再任用した。天候不良でヘリが出動できない場合の救助活動について、若い隊員に指導するという。
 
 富山県警山岳警備隊は国内でも随一の救助力があるとされる。登山者の間では山の県境で落ちそうになったら「富山県側に遭難しろ」との合い言葉があるほどだとか。(参考・ウィキペディア)
 
 警察にしろ消防にしろ地元の山岳会員にしろ、こうした活動をしてくれるというのは本当に心強いことである。
 
 しかし同時に考えなくてはならないことがある。
 
 前のエントリにも書いたが、入念な登山計画もなく、登山に必要な装備も持たずにハイキング気分で登山に臨むことは大変危険なことである。そして遭難者を救助するにはどれだけのコストがかかるか考えた方がよい。
 
 ヘリを1回飛ばすのでも燃料費はただじゃない。警察や消防などの救助で全て終われば税金で賄われるために費用はかからないが、民間の山岳捜索団体やヘリに依頼することになると、捜索隊員1人あたりの日当が夏山で1〜2万、冬山で3万円、それに加え、岩山などの危険手当が1.5万円、日没夜間手当が1万円、捜索に伴う宿泊や交通費は実費が請求される。ヘリが1分1万円が目安で1往復で100万円以上かかることになる。金額はあくまで目安である。
 
 警察の救助がままならないときに、家族に承諾を得て民間の力を借りることになるが、山岳保険、登山保険などの商品があるようなので、登山が趣味の場合は加入をおすすめしたい。
 
 お金の話になってしまったが、救助する人たちは当然危険な場所にわざわざ出向くわけであり、相当のリスクを覚悟して任務に就く。厳しい訓練をしているとはいえ、富山県警では2人の殉職者を出している。楽しい登山も1つ間違えれば大事故に繋がり、多大な迷惑を他人にかけることになる。
 
 あのエベレストも登山者の1割は下山しないままになっているという。エベレストから遺体を搬送することが出来ないので、多くは凍結したままになっている。
 
 今は自然が優しく迎えてくれるシーズンかも知れないが、遠くから見る山と直接足を踏み入れる山では景色が違う。その頂きに登りつめたときの達成感を味わうためにも、ぜひ登山情報には気をつけて欲しいところだ。そうすれば自然の恵みが大きく登山者を包み込んでくれることだろう。
 
 
☆ 「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう」おそらくあなたは永遠に登らないでしょう(レオ・ブスカリア)
 
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★ ヘリ墜落現場付近で男性重体 岐阜・高山 奥穂高岳 高所での救助経験はあった?(本ブログ・09/9/13)
★ 登山中のもしものために、山岳保険(All About・05/4/7)
★ 富山県警察山岳情報
★ 長野県警察山岳 山岳情報
★ 北アルプス秋山情報(岐阜県警察本部)
 
 

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2歳女児、電車の下にふせて間一髪セーフ 長野・須坂

 職場の近くの歩道で、3歳くらいの子供を抱えた中年男性が怒った表情でいた。男性のもとに恐る恐る近寄ってきたのは子供の母親。
 
「この子、おたくの子か?」
「はい」
「ダメじゃないか!もう少しでお子さんをはねるところだったぞ。ちゃんと子供をみてなさいよ!」
と、怒り心頭だった。男性が運転していたところに子供が飛び出してしまったようだ。子供の母親は平身低頭であった。子供はキョトンとしていたが、とにかく無事でよかった。
 
 21日午前8時45分ごろ、長野県須坂市小山の長野電鉄屋代線井上〜須坂駅間の踏切内に、小さな女児が立っているのを普通電車の運転士が発見して急ブレーキをかけた。電車はうつぶせになった女児の上を1.3メートルほど通り過ぎて止まった。女児は泣きながらはい出てきたが、額に擦り傷を負っただけで無事だった。
 
 長野県警須坂署によると、女児は2歳7ヶ月で、現場近くの祖父母宅に母親と遊びに来ていた。母親が目を離した隙に、現場の踏切に入り込んでしまった。女児は「電車が来たので倒れた」と話しているという。電車が現場に30分ほど停車したが、乗客約20人にもけがはなかった。
 
 現場の踏切の幅は1.8メートル。遮断機や警報機はなく、地元の人が歩いて通行していた。同署では「もう少しブレーキが遅れているれば大事故につながっていた。奇跡的だ」と話している。
 
 これくらいの子供だと悪気がないのは当然であり、親御さんが守ってあげないといけない。今回は女の子の機転で偶然助かったからよかったが、日常生活のどこに危険が隠れているか分からない。大人の死角が子供の視野に入っていることを忘れてはならない。
 
 そういえば、スーパーの前で自転車の荷台に座っている小さな子供をみたことがある。すぐに母親が現れたが、乗っている子供が自転車を揺らしたら大変だと、肝を冷やしたものである。
 
 
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★ 間一髪 踏切の2歳女児、電車の下にふせて助かる 長野(朝日新聞・09/9/21)
★ 消える公園遊具(本ブログ・07/7/9)
★ 回転扉の死(本ブログ・04/10/16)
 
 
 

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