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「学費のため」と九大院生を窃盗で逮捕 京大では新大学院新設で月額20万円の「奨励金」支給

 通行中の女性から財布をひったくったとして、九州大大学院理学府1年の男(22)=福岡市東区=が窃盗の疑いで福岡県警博多署に逮捕された。同署によると、福岡市博多区中呉服町の路上で、アルバイト女性(22)の後ろからショルダーバッグの中にあった現金約10万円入りの財布をひったくった窃盗容疑。男は「大学院の学費にお金が必要だった。働く暇がなかった」と供述している。
 
 「働く暇がない」というのはある意味において真実なのか。
 
 京都大学は、全寮制の大学院「総合生存学館」を来春新設することを発表した。5年生の博士課程で定員は20人。アルバイトをする暇がないほどの厳しいカリキュラムが予想されることから、原則として全学生に月額20万円の「奨励金」を支給する。ただし、年間約60万円の学費は学生が負担する。
  
 授業は討論形式が中心となり、在学中に海外での留学やインターンシップを義務づける。京大では「国際機関やグローバル企業、国内の省庁などでリーダーとなる人材を輩出したい」と語る。
 
 窃盗をした男は大学院生でありながら、反社会的な行為に出た。どの分野で学んでいても、それは社会貢献へ必達するために学ぶべきである。自己保身だけの勉学などあり得ない。将来どんな仕事をするのか分からないが、多かれ少なかれ社会の根幹となって存在するはずなのに、自らその根っこを折ってしまった行為は許されない。
 
 ひったくりに遭った被害者であるアルバイト女性は男と同い年である。男よりも、一足先に社会に出て得た金を、勝手な理由で強奪された女性の恐怖を男は考えるべきである。社会に出たら学ぶことはまだまだ続くということを実感しない者は、安易に人を傷つけることが多い。学ぶことをやめたら、自ら血流を止めるような破壊行為であり、社会に対する背信行為であることを肝に銘じるべきである。
 
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★ ひったくり容疑で九大院生逮捕「学費必要だった」(読売新聞・12/11/6)
★ 京都大:「リーダー育成」大学院、来春新設 定員1学年20人(毎日新聞・12/11/6)
 
 

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小6男児に殴る蹴る 動画の加害少年を別件で逮捕 兵庫・赤穂

 兵庫県赤穂市で、小学6年生の男児(12)が中学3年生の男子生徒(14=赤穂市)に殴る蹴るの暴行を受け、その様子が動画サイトに公開されていた問題で、兵庫県警赤穂署は、この男子生徒を別の傷害容疑で逮捕した。動画の内容についても調べを進める。被害を受けた男児は市教委に対して「痛かった」などと話している。
 
 逮捕された少年の容疑は、3人の少年(すでに逮捕済み)と共謀し、7月上旬に市内で定時制高校1年の男子生徒(15)に対して殴る蹴るの暴行をし、全治1週間のケガを負わせた疑い。4人とも容疑を認めている。
 
 動画に映っている公園内では、複数の中学生が夜に集まってタバコを吸うところが近所の人に目撃されている。
 
 殴られている被害男児と中学生の関係がよく分からないが、自分より小さい相手に殴る蹴るという行為をするところが分からない。
 
 この動画のコメント欄に「こうやって男の子達は成長していくものだ」と好意的なコメントが見られる。多かれ少なかれ、男の子はこうした経験をしたり見たりすることもあるだろう。
 
 しかし危惧すべきは、こうした行為が常態化してさらにひどくなることである。殴る加減が強くなり、相手が降参してもやめなくなる。そして、相手が希望していなくても暴行を続けるようになってしまっては大事に至る。有形力の行使は悪いことばかりである。
 
 男の子を強くさせるのであれば、スポーツをすればいいことである。野球でもサッカーでも水泳でもマラソンでも、ルールの中で相手を負かすことなら大いにやればいい。その勝負は勝っても負けても、周りが賞賛してくれることであろう。
 
 
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★ 十数回殴る蹴る 複数の少年が小学生暴行傍観 兵庫県赤穂市教委、いじめ「明らか」(産経新聞・12/7/19)
★ 暴行動画:別の傷害容疑で中3逮捕 兵庫県警(毎日新聞・12/7/19)
 
 

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女性の味方に 後ろを確認する手鏡を開発 福岡県警と東光社

 夜道を歩いている女性が後ろに気配を感じても振り返るのに躊躇する。その不安を解消するために、福岡県警博多臨港署と株式会社東光社が、小型の手鏡「防犯広角ミラー」を開発した。今後はキャンペーンなどで配布していくという。
 
 福岡県警が昨年認知した性犯罪件数は550件で全国ワースト3位。加えてひったくりも多発しており、被害者の9割が女性だという。そして大半が背後から襲われている。博多臨港署のHPによると、「ひとりで歩かない」「街灯のない道は通らない」「いつでも携帯防犯ブザー」「ながら歩きはしない」「しらない道は通らない」、以上の頭文字を取って「ひがいなし」となる。
 
 先日、女子高校生が携帯電話を操作しながらゆっくり歩いていると、中年の男がゆっくり近づいていった。これはひったくりか性犯罪か、そんな風に思っていたが、男は単に道を尋ねていただけであった。しかしこの男は少しおかしかった。道を尋ねるならば、一緒に信号待ちをしていた私に聞けばよいのに、なぜ女子生徒に聞く必要があるのだろう。しかも聞いていたのは警察署の場所である。
 
 何事もなくて良かったが、携帯電話を操作しながら歩いている女性は多い。そのすき間を突いて犯罪者が襲ってくる。携帯を操作するならば安全なところで立ち止まってからにしたほうがよい。
 
 暗い夜道はできるだけ避けて、防犯ブザーを所持したり、危険を感じたら「エア携帯」、すなわち、立ち止まって「いまここにいる!」と通話のふりをするのも有効だ。他人が守ってくれるのには時間がかかる。我が身は自分で守る意識が先決だ。
 
 
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★ 広角ミラーレンズ ミラっちぇ(株式会社東光社)
★ 防犯グッズを開発(福岡県警察)
★ いや〜な気配 怖くて振り向けないときに使う鏡(読売新聞・12/5/8)
 

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わいせつ教師逮捕 犯罪者には強い制裁を 静岡

 静岡市清水区内の中学校男の教諭(55)が教え子の女性生徒の体を触ったとして、静岡県警清水署は強制わいせつ容疑でこの教諭を逮捕、2日に静岡地検に送致した。教諭は今年4月に学校校舎内で女子生徒の体を触るなどのわいせつ行為に及んだ疑い。教諭は容疑を認めているが、「守ってあげたかった」などと供述している。
 
 静岡県では以前、教師によるわいせつ事件が連続して起きた時に、県教育委員会側が「万策尽きた」と失望感をあらわにして、のちにこの発言を撤回している。監督する側がいくら倫理指導をしても、現場の教師がその指導を何とも思っていなかったとしたら全く気の毒なことだといわざるを得ない。
 
 先の連続わいせつ事案発生時には、生徒側から「学校は何をしている」「誰が守ってくれるのか」などという声が出た。県教委も気の毒だと思うが、何といっても守られるべきはずの生徒が学校内で被害者になっていることが大きな問題である。
 
 当然これは静岡だけの話ではない。学校内でいじめ自殺やわいせつ事件が起きると学校は事実を隠蔽する体質がある。ここに、過度に守られてしまうゆがんだ犯意のある教師像が見え隠れする。だから犯罪は全てオープンにすればよい。
 
 教委側は言ってやれ。「こんな馬鹿な教師がいるせいで現場が迷惑する。懲戒免職にするから退職金など払わない。何が『守ってあげたかった』だ、ばかばかしい」くらいのことを言わなければ犯罪者にその倫理指導は効かない。
 
   
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※ sanctions, punishment = 制裁
 
 

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無免許少年の車が小学生の列に 3人死亡 2人重体 6人重軽傷 京都・亀岡

 京都市東山区の祇園で起きた7人死亡、11人が負傷した事故に関連した映像をテレビで見た。容疑者が電柱に衝突する瞬間を捉えたもので、渋滞で停車していた車に搭載されていたドライブレコーダーが鮮明に捉えていた。
 
 事故を起こした軽自動車は、撮影していた車の横を50〜60キロのスピードで一直線に進み、撮影者の前の車とその横にいた歩行者の間をすり抜けて電柱に衝突した。完全に一直線であり、病気による運転とは考えにくい。歩行者の方も間一髪であった。
 
 この事件を起こした容疑者が持病があったことから、その病気関連の協会には、一般の患者や病気そのものを非難する内容の心ない電話が何本も入った。結果、同協会のホームページはサーバー負荷となり閉鎖され、「協会から皆様へ」という内容に替わっている。道交法施行令では、一定期間に発作が起こる恐れなどがなければ免許取得や更新が可能。
 
 この病気にかかわらず、その他の疾患を持った人への偏見が助長される恐れがある。適正な運転が認められている人たちに無理解が暴走することが最も怖い。差別が社会をむしばむのはこうした部分から始まる。
 
 しかし、適正な運転が認められていないにもかかわらず、確信的に違法行為を行うものには我慢がならない。
 
 京都府亀岡市で23日、登校中の小学生の列に乗用車が突っ込んだ。児童1人と妊娠中の女性、そしておなかの中の赤ちゃん(7ヵ月)の3人が死亡した(※)。6人が重軽傷、2人が意識不明の重体となっている。
 
 京都府警交通捜査課と亀岡署は、無免許で乗用車を運転していた亀岡市の無職少年(18)を自動車運転過失傷害の容疑で現行犯逮捕し、同乗していた大学1年の少年=同府南丹市=と専門学校生の少年=亀岡市=(いずれも18)の2人を、無免許であったことを知っていたのに止めなかった道路交通法違反(無免許運転)のほう助の疑いで逮捕した。2人は運転していた少年に自宅まで送るように頼んでいた。
 
 運転していた少年は調べに対し「間違いありません」と容疑を認め、「居眠り運転していた」と供述している。少年は2年前にもバイクの無免許運転で摘発されており、少年の父親は「大変申し訳ない。一生かけて償うしかない」と話した。
 
 現場は住宅街にある一方通行の道路で、抜け道として普段からスピードを上げた車が通行しており、付近の住民からは危険視されていた。車両通行幅両脇にポールを立てるなどの対策があっても良かった。
 
 しかし、道路がどうであれ、運転者が交通規則を守ることで道路も人も守られる。家から一歩外に出た瞬間に道路は存在するものであり、車を運転するものというのは、車の中の空間だけではなく外の空間も意識して運転しなくてはならないのは当然である。
 
 逮捕された少年は”前科”があり、規範意識があったとはいえない。夜通しドライブをした後に人の命を奪った。そして、自分1人ではとても償いきれないほどの多くの人生に傷をつけた。これからの少年の人生は、自分がどれだけ傷ついて苦しみながら時間を過ごすのか、その覚悟だけを毎瞬間想像しなければいけない罰である。
 
 小学校1年から5年生の男女6人が重軽傷。重体となっているのは3年生の女の子(8)と1年生の男の子(6)。亡くなったのは、2年生の小谷真緒さん(8)と松村幸姫さん(26)。そして、松村さんのおなかの中にいた、あと3ヵ月で名前の付くはずだった赤ちゃんである。
 
 
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(※)民法では出生をもって「人」と規定しているが、妊娠中絶時期を過ぎており7ヵ月ということから、本稿では死亡者数におなかの赤ちゃんを入れた。加害行為によって被害者が胎児とするか乳児とするかを区別するのは適当ではないという判断による。本事件において、運転していた少年が上記罪の他に堕胎罪に問われるかどうかも判断が分かれる可能性がある。
 
 
★ 登校の列に車、2人死亡 無免許18歳運転 京都・亀岡(朝日新聞・12/4/23)
★ 妊婦、女児の2人死亡 少年「居眠りしていた」 同乗者2人も逮捕・京都車暴走(時事通信・12/4/23)
 
 

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女が男を落とす術 PART 3

 
 ある映画。声にならない声で、”Thank you.” (ありがとう)”You’re welcome.” (どういたしまして)という男女のシーンは印象的だった。わずか数分の出逢いなのに、相手に惹かれてしまう時間というのは存在する。
 
 「○○ちゃんには、だまされちゃだめだよ」と気を使った手紙をくれた女の子。授業中、たまたま目が合ってお互いに微笑んだだけなのに、お互いに好きになって。しかし相手の子はすぐに転校して。「あんた、両思いよ。がんばりなさいよ」と涙声で伝えてくれた女の子。わざとよそ見をしてぶつかってきて「ごめんね」と言った女の子。パソコンを使っての占いで、占いの内容を読み上げていたこちらを笑顔で見てくれていた女の子。塾の帰りに同じバスになり、降りる時に「バイバイ」と手を振ってくれた女の子。文化祭の終わりに何度も「お疲れさま」と声をかけてくれた女の子。在校中は一度も話したこと無いのに、20年経って初めてメールをくれた女の子。何度も「乾杯!」とグラスをぶつけてきた女の子。
 
 
 
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★ 女が男を「落とす」術・PART2(本ブログ・09/10/15)
★ 20代男子の恋愛観とは(本ブログ・09/3/2)
★ 恋愛のマニュアル(本ブログ・08/2/27)
 
 

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96年の立教大生殺害 父親が「捜査終結」を要望 警視庁は「捜査は続ける」 東京・池袋

 96年(平成8年)4月11日午後、東京都豊島区のJR池袋駅で、立教大生のSさんが男とぶつかって口論となり、山手線のホームで殴られて転倒、死亡した事件で、Sさんの父親が捜査打ち切りの要望書を警察庁に提出した。父親は「法改正前に発生した息子の事件にさかのぼって(時効撤廃を)適用するのは法の平等に反する」と語っていた。
 
 この事件は当初、傷害致死事件として捜査され、時効直前の03年に殺人罪容疑に切り替えて時効が延長された。その後、殺人罪などの時効が撤廃されて捜査が継続されている。警視庁池袋署によると、Sさんを殴った男は当時年齢24〜38歳で身長は170〜180センチ。右目尻に3カ所の古傷があった。
 
 父親は今年に更新のあるはずだった事件への公費懸賞金の更新をしなかった。父親は「事件捜査を継続することで、他の事件捜査への負担になってはならない」と語ったという。しかし遺族として犯人が捕まらない思いは変わらない。事件発生当時は、目撃証言を基に千葉県内まで行って張り込みをしたこともある。
 
 遺族として勇気のある行動である。しかしながら当然、警視庁では「遺族の思いにかかわらず捜査は継続する」としている。法的に捜査をやめる根拠がないのであるから当然である。
 
 駅でのトラブルというのは珍しいことではない。痴漢、スリ、酔った上でのケンカなど多岐にわたる。近年では駅員への暴行事件もあり、身近な犯罪を取り締まることは体感治安を良くすることにつながる。Sさんの事件では、将来ある若者が理不尽に殺害された。この犯人は一生かかっても補足されなくてはならない。
 
 犯人がこのニュースを読んでいるのなら聞いてみたい。あなたが手をかけた青年のみならず、年老いた父親までもが人生を狂わせられた。人の命を取る行為がどれだけの多くの命を傷つけるのか考えたことがあるのか。出頭して区切りをつけようとは思わないのか。自分の人生で、それでいいのか。
 
 
 
※ 犯人の似顔絵はこちら↓
★ JR池袋駅山手線ホーム立教大生殺人事件(警視庁)
 
★ 立教大生殺害事件の捜査打ち切り要望 遺族、時刻巡り(朝日新聞・12/4/16)
★ 立教大生殺害事件で捜査集結を要請 被害者の父「法の原則ゆがめる」(産経新聞・12/4/16)
 
 
 

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重圧感のある上司の言葉 20代意識調査 言葉一つで人間関係は変わる

 ライオンが入社2年目の20代の社会人を対象にした意識調査で、新入社員時代に最も重圧を感じた上司の言葉は「言ってる意味、分かる?」(35.2%)であった。
 
 続いて、「そんなことも分からないのか」(24%)、「期待してるよ」(23.6%)、「あれ、どうなってる?」(22.4%)などが続く。そうしたプレッシャーによる体調不良の症状では、下痢・胃痛・腹痛が最も多いという。
 
 これだけであると、実際のやりとりの雰囲気が分からないので断定は難しい。上司に悪意がなくても新人が重く認識してしまう場合もあるだろう。しかし言葉のやりとりというのは人との関わり合いで基本中の基本だ。要らぬ一言で人間関係が悪化してしまう場合もあるし誤解を生む。
 
 少し機械的であるものの人に教える時に効果的なのは、箇条書き的に説明する方法だ。「まず、Aをします」「次にAを基にBをします。分かりにくい場合はCをします」「B、もしくはCができたら終わりです。分からない事があれば聞いてください」という具合である。コツとしては「余計なことは言わない」ということだ。
 
 実際に賢い人たちは、こうしたものの教え方をすることで、一つずつ丁寧にやっていき、小さな段階を終了することで自信をつける。習得した段階を基に自分で考えて行動するので、動きに無駄が無く、誤りがあっても分かりやすい。
 
 言葉の使い方を誤れば、「パワーハラスメント」になりかねず、体調不良を起こして倒れる社員もいるであろう。要点だけ伝えて、「余計なことは言わない」というのは単純かつ効果的な方法である。
 
 「言っている意味、分かる?」と言ったかた、「相手に分かるように言ってる?」
 
 
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★ 「言っている意味、分かる?」 重圧感のある上司の言葉 20代意識調査(時事通信・12/4/14)
 
 

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