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14歳少年がネコ撃退の特許取得 特許は2回目(2009.7.7)

 富山市立芝園中3年生の山本良太さん(14)が、ネコ撃退用の装置を作り特許を取得した。山本さんは小6の時にも「傘置き忘れ防止装置」を発明、特許を取得しており、2回目の特許取得となった。
 
 今回の発明は、光を反射するペットボトル製のプロペラでみかんのにおいを拡散させ、すっぱいにおいの嫌いな野良猫を追い払う仕組みであり、身の回りのもので作られているのが特徴だ。
 
 「ランにゃウェイ2」と名付けられたこの装置は、網戸を野良猫に破られたことをきっかけに発明した。自らもネコを飼っているほどのネコ好きであるため、「ネコを傷つけないように追い払う発明ができないか」と考え、プロペラの回転速度は遅めにした。
 
 小6の時の発明は、人の動きをセンサーが感知して、傘が自動的に開いて傘の置き忘れの注意喚起するという装置だった。山本さんは「ネコにも人にも優しい発明ができた。これからも多くの人を笑顔にできる発明を続けたい」と話している。
 
 今日の東京の天気はまずまずだ。高知、名古屋、新潟が雨が降りそうな予報である。そして今日は雲の上で織姫と彦星が出会う七夕である。大切な人へのその想いを短冊に託す人もいるかもしれない。しかしその想いが通じるような発明だけはされることがない。失敗だらけで終わることが多いから、そして失敗の経験をたくさんするからこそ、実を結ぶという発明を経験できるのである。
 
 
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★ ペットボトルで猫撃退装置、中3が特許取得(読売新聞・09/7/7)
★ 小6男児特許取得 全国初(本ブログ・06/10/25)
★ 世界に広がった特許ラーメン(本ブログ・05/5/26)
 
 

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私の温暖化阻止対策

 今年もきっと激しい猛暑がやってくる。毎年クーラーにお世話になっているが、今年は志向を変えてみる。狭い部屋でテレビやパソコンを起動させていると、熱がこもって暑くなる。ベランダの窓を全開にしても解決にはならない。部屋の一方だけ開けても空気が流れないので、その反対にある窓なども開けないといけない。
 
 夜間に部屋の窓を全開にすると外から丸見えになる。この対策として「ミラーカーテン」を購入した。ネットで探すと実勢価格4,000〜5,000円ほどだ。このカーテンは昼はもちろん、夜でも外から部屋の中が見えづらくなる。人影は分かっても、何をしているのかは分からない。ついでに風情を出すためにすだれも買った。ベランダ対策はこれで大丈夫。
 
 空気の流れを作るためにベランダの反対にある玄関のドアを開けなくてはならない。しかし全開にする勇気はないので、チェーンロックをかけた状態で開くところまで開けて、鍵をかける。出っ張った鍵がストッパーになり、ドアが少し開いてすきま風が入るようになる。これだけで夜はだいぶ快適だ。
 
 しかし玄関を開けるということは虫が入ってくるということになる。対策として、玄関ドア用の網戸を購入した。空気の流れができたお陰で、夜に限っては快適だ。
 
 電気代節約のためにしていることは、使っていない洗濯機のコンセントを抜き、まだ使っていないエアコンと電子レンジには配電盤に専用のスイッチがある。これをオフにすることで待機電流を元から遮断できる。あとはパソコンなりテレビなりの電源を電源タップに差し込み、使っていないときはすぐ消す。
 
 今年の2月は生まれて初めて暖房器具を一切使わない生活をした。その結果、例年なら6,000円前後になる電気代が3,000円ほどで収まっており、現在までもその金額で推移している。これに味をしめたので、今年の夏はどこまでエアコンを我慢できるか挑戦だ。といっても、熱中症などには用心しなくてはならない。前にも書いたが、節水も温暖化阻止に役立つ。これで電気代節約と温暖化対策の一石二鳥を狙う。
 
  
☆ 燃える真夏の暑さによって 戦闘と苦痛によって 限りなく伸びゆく幹に 花よ咲け(ヘルダーリン)
 
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★ 照明消して温暖化考えよう 夏至の夜、全国7万4千ヶ所で(読売新聞・09/6/21)
★ 省エネ 緑のカーテン(本ブログ・09/5/5)
★ 深夜だけでなく、包括的な電気使用対策を(本ブログ・08/6/21)
★ コンビニ・量販店にもCO2排出権取引制度を 環境省(本ブログ・07/10/7)
★ 海に死する国 キリバス(本ブログ・07/9/2)
★ 反温暖化、エッフェル塔などを消灯(本ブログ・07/2/5)
★ 道路のクールビズ(本ブログ・06/6/1)
 
 

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生きる上での道しるべ

 生まれつき全盲で上野学園大学3年の、辻井伸行さん(20)が快挙を成し遂げた。「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」の結果が日本時間8日未明に発表され、辻井さんは中国人ピアニスト張旻辰(ちょうびんしん)さんと並んで1位を勝ち取った。国際的なピアノコンクールで全盲ピアニストが1位になったのは初めて。日本人による同コンクールでの最高入賞者は、1969年の野島稔さんの2位であった。
 
 辻井さんは書類選考で残った151人から、決勝の6人に残り、ショパンのピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフの同第2番、そしてベートーベンの「熱情」を弾いて観客を熱狂させた。「とにかく自分の力が出し切れたので幸せです。お客さんが感動してくれたのが一番嬉しい。テキサスの観客はとても温かかった」と辻井さんはコメントした。
 
 パソコンのタッチタイピングですら間違える私には信じられない快挙だが、辻井さんは1歳3ヶ月の時に母親が歌った「ジングルベル」のメロディーを覚え、すぐにおもちゃのピアノで演奏した。その後は4歳から本格的にピアノを習い、7歳で全日本盲学生音楽コンクール・ピアノの部で1位になり、10歳ではオーケストラと初共演してプロデビューした。
 日本では7日、新人音楽家の登竜門となる第28回飯塚新人音楽コンクールの本選が福岡県飯塚市であり、ピアノ部門で東京芸術大院1年の吉武優さん(23)が1位となった。吉武さんは、昨年の6月8日に東京・秋葉原で起きた連続殺傷事件の犠牲者の当時同大4年生の武藤舞さん(21)の同級生であり親友だった。亡き友への感謝と鎮魂の思いを込めて弾いたという。
 
 吉武さんは東京芸大音楽学部に進み、録音技術を学ぶ武藤さんと知り合った。いろいろな作業を手伝ってもらい「無理な頼みにもニコニコしながら応じてくれた。卒業後も一緒に仕事をしたいと思っていた」。事件後には「お葬式に出ても信じられなかった」という。8日には帰京して事件現場で結果を報告する。
 
 秋葉原の事件の加害者である加藤智大被告(26)は、社会での孤立を理由に凶行に及んだ感がある。自由とは社会になじむこともできれば、その反対に孤立することもあるのだ。五体満足に生まれた加藤被告は何の不自由もなく生きてきたはずだ。辻井さんは全盲という不自由を抱えつつも、耳で情報を集め、それを音として表現する人生を選んだ。目が見えなくても、演奏することで周りが驚き、喜んでくれることに生き甲斐を見いだしたに違いない。
 
 生きることは目で見ることではない。耳で聞くことでもない。口で話すことでもない。体感することこそが生きる上での唯一の道しるべとなりうる。社会を敵に回す犯罪者の多くは、見ようともせず、聞こうともせず、話そうともしない。こうした者の多くが、自分を変えようとする努力、それを怠る障害を抱えている。
 
     
☆ 人類には次の三つのタイプしかいない。 一つ目は、死人。二つ目は、死んでいないが、ただ生きているだけの人。三つ目は、海に向かって旅立つ人(プラトン)
 
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★ 辻井伸行さん;全盲のピアニスト、バン・クライバーン優勝(毎日新聞・09/6/8)
★ 君が支えてくれたから 亡き友に捧ぐ調べ、1位に輝く(朝日新聞・09/6/8)
★ 秋葉原殺傷事件から1年 献花台で冥福祈る(産経新聞・09/6/8)
★ 死刑は反対 〜秋葉原の無差別殺傷事件〜(本ブログ・08/6/9)
★ 東京・秋葉原で無差別殺、25歳男を逮捕(本ブログ・08/6/8)
★ 秋葉原で自殺志願の男性保護(本ブログ・07/12/22)
★ 全盲の先生(本ブログ・08/8/15)
 
 

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事件後初「漢検」実施 受験者数は昨年の7割

 前の正副理事長による背任事件後の初の試験となる「漢検」が6日に全国で実施された。検定料を100円〜500円引き下げての実施となったが、日本漢字能力検定協会によると、志願者数は62万人で、昨年同時期の約7割にとどまっている。
 
 特に混乱が見られることもなかったようで、会場となった京都産業大学附属高校(京都市上京区)では、生徒約50人が2級、準2級、3級を受験した。前理事長らの逮捕後、生徒や保護者らから中止を求める声はなかったという。同校の教頭(50)は「検定の教育的意味は十分にある。漢字を学ぶきっかけ作りのため、今後も受験を勧めたい」としている。
 
 漢字は日本人の我々でも読めない字があったり書けない字があったりする。情報伝達手段の最たるものである文字というものは大事な記号である。一部の検定関係者が起こした不祥事があったとしても、伝統ある漢字は承継されていくことだろう。
 
 もし今年「今年の漢字」が実施されるとしたら、どの漢字が選ばれるであろう。予想するに「漢」がふさわしい。「漢検」に「悪漢」は「門外漢」でしかないからだ。
 
      
☆ 言われるままに信じるだけの知識は、ただの切れ端に過ぎない。切れ端としては立派でも、それを集める人の知識の蓄えを少しも増しはしない。(ジョン・ロック)
 
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★ 新生「漢検」62万人志願 事件後初 昨年の7割(産経新聞・09/6/7)
★ 漢検協会:「今年の漢字」も架空発注 前理事長代表会社に(毎日新聞・09/5/21)
★ 父の日には「謝」(本ブログ・06/6/14)
★ ’06今年の漢字は「命」(本ブログ・06/12/28)
 
 

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旺文社の英検参考書に警告 公正取引委員会

 旺文社(東京都新宿区)が発行している実用英語技能検定試験(英検)対策の参考書の帯に「合格者の80%が使っている」などと表記しているのは景品表示法違反(優良誤認)に当たる恐れがあるとして、公正取引委員会は同社に対して警告をした。警告対象になったのは7シリーズ45種類の書籍やCD。これらの商品の帯に「合格者の80%が使用」と表記したが、実際には合格者にアンケートを採るなどしておらず、公取委の調査に対して数字の根拠を示すことができなかった。
 
 同社の英検対策本を持っているので調べてみると、2冊のうち1冊が該当した。でもそのような帯が付いていたかどうかは不明だ。そもそも帯を見て本を選ぶわけではない。中味を見て自分に適しているか否かで選んでいる。
 
 とはいえ、面陳列・平置きされている本の帯が購買意欲をそそるのは事実だ。「○○さんも推薦!」「今話題のベストセラー!」と書かれていればとりあえず手にしたくなる。ましてや英検の場合、主催関連団体が旺文社であるがゆえ、その旺文社発行の参考書なら信ぴょう性も増すことになる。
 
 英語の参考書の類は星の数ほど出ているが、結局は自分にあったものを選ぶのが一番であるし、周りの評判も良く、先生が薦めるようなものがよいのであろう。学問に王道はない。あるのは合格目指して歩く険しい道のりだけだ。
 
 
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★ 英検参考書で旺文社に警告「合格者の80%以上使う」 数字に根拠無し・公取委(時事通信・09/6/2)
★ 英検ー日本英語検定協会
★ 旺文社 
 
 

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かっこいい字

 NHKの番組で、「漢字はクール(かっこいい)?!」というテーマで外国人らが話を繰り広げていた。その中で、字を綺麗に書くための「ペン字教室」に大人が受講している姿を見て、外国人が驚いていた。過去にある調査で、ほとんどの日本人が「自分の字に自信がない」と答えており、こういった教室があることもうなずける。
 
 ところがフランス人女性は「字は個性だ」という。あまりにきれいな字で書かれていると、「社会に従順で没個性である」と言っていた。そして他の外国人も「字が汚い方が賢く見える」とも言うのである。
 
 しかしこうした考えはアルファベットのみを扱う外国人ならではという気がする。日本語のように漢字、ひらがな、カタカナと扱う字が多いと、きれいに書かなくてはならない。小学校のころに、マス目に沿って漢字をきれいに書けるように練習するのも大事だと思う。
 
 字がきれいな人が賢いとも限らないが、きれいな字の人を見ると実に羨ましい。その人に会う前に字がきれいかどうかで印象が決まってしまうこともある。しかしその一方で、汚い字でも一生懸命に書いてあることが伝わることもある。番組に出演していた外国人の中で、「字がきれいかどうかよりも、中味が大切」と言っていた人がいた。言葉選びに時間をかけて作られた文章というのは、読む人の時間を奪ってしまうことに違いない。
 
 個性がなくならないようにするためにも、言いたいことの要(かなめ)を短く伝えられたら最高である。一文で、または一語で、その一瞬で人に語りかけられる文章を作ることが出来れば、書き手にも至福の一瞬があるはずである。ちなみにこのブログは以前は400~600字で書くように努めていた。スクロールせずに読むことのできる分量であり、他の情報源からせっかくここのブログに訪れてくれる方々の貴重な時間を無駄にしてはいけないと思ったからである。
 
 それなのに最近は、めっきり文章が下手になった。
 
☆ いつもよりも長い手紙になってしまいました。短くする時間がなかったのです(ブレーズ・パスカル)
 
 
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★ ビルゲイシ(本ブログ・08/3/10)
 

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季節のいろ

 昨日の夕方、雨上がりに勢いよく陽が差してきた。ゴールデンウィーク後半は天気が崩れたが、その雲のカーテンは勢いよく開いて、白と黄の妖美であった。
 
 各地では虹の撮影に成功したようで、いくつかの新聞社のサイトに写真が掲載されている。虹といえば、いつの間にか七色であると教え込まれたが、この色の数は国や地域によって違うようである。日本では、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫で七色だが、アメリカでは「藍(indigo)」がなくて六色である。
 
 季節は寒色系の色から暖色系の色に移り変わろうとしている。今は緑の季節だが、間もなく梅雨がやってくる。空を映した雨のしずくと、それを受けるあじさいの花は、青・藍・紫。
 
 雨季が過ぎれば、緑。そして、黄と橙の光りが街に乱反射して、人々は赤になるのだろう。晴れやかな気候が続けばいいと思うけれども、自然というのはどうも、言うことを聞いてくれない。そうであれば、偶然の虹に出会うことを期待するよりも、自らが自然と接する目が必要なのだ。これから雨上がりのたびに、虹が見えると期待しよう。
 
 
☆ 虹が見たいなら、雨を我慢しなくちゃね(ドリー・バートン)
 
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★ 東京の空に二重の架け橋、15分でかなたに姿消す(読売新聞・09/5/8)
★ 東京の空に七色のアーチ(時事通信・09/5/8)
 
 

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横須賀海保基地に「たからのちず」漂着

 神奈川県の横須賀海上保安部に、「たからのちず」がペットボトルに入れられているのが見つかり、同保安部が差出人を捜している。地図には「こたつ」「テレビ」「なつベッド」「ゆうたへや」など、部屋の間取りが描かれており、同本部では「3人兄弟」ではないかと見ている。部屋に散らばった3つのドクロマークは「たからのしるし」という。
 
 同保安部は「職員がほのぼのと和むことができた」として「差出人が見つかったら、ささやかなお礼をしたい」としている。(問い合わせ先:横須賀海上保安部・046-861-8366)
 
 かつてこのブログでも似たような事案を取り上げた。1つは福井県内の小学生が「この手紙を見た人はお友達になって!」とワインボトルに入れた手紙が700キロ以上離れた秋田県の海岸に漂着した話。もう1つは、下関から海流調査用として流されたビンが青森県で発見されたというもので、漂着するまで実に29年の歳月が経っていたというもの。
 
 メールが普及して、あまりに早く伝達できるようになった便利な時代である。しかしそのメールも送信先を間違えたりすると、情報の漏洩などの問題がはらんでおり、「送信ボタン」をクリックするには要注意である。手紙というのは、出す相手のことを思って時間をかけているものであり、それが分かるから受け取る方も嬉しいものである。そして、簡単に捨てようと思わないのも紙の手紙である。
 
 宝の地図とは存在しないようなものかもしれないが、かくれんぼが楽しかったように、「あるかもしれない」という期待と冒険心に満ちた時間というのは楽しいものだ。危険な任務も多い海上保安部。海上での行方不明者の捜索は宝探しよりも緊張を強いられることだろう。ゆえに、今回のボトルレターは海保の職員を和ませたに違いない。それにしても「たからのしるし」には何が隠されているのだろう。
 
 
☆ 港に停泊している船は安全である。しかし、船は港に停泊するために造られたわけではない(グレース・ホッパー)
 
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★ ペットボトルに「たからにちず」 横須賀海保基地に漂着(朝日新聞・09/5/8)
★ ボトルレター、700キロの旅(本ブログ・06/12/15)
★ 29年前のビンが漂着 青森(本ブログ・08/1/30)
 
 

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