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死刑は反対 ~秋葉原の無差別殺傷事件~ 

死刑制度のありかた。

 東京・秋葉原での無差別殺傷事件で逮捕された男の容疑者(25)は、犯行に使ったナイフ以外にもう一本ナイフを所持していた。起床してから犯行に及ぶまでの間、携帯サイトの掲示板に実況中継のごとく頻繁に書き込みをしていた。
 
 「秋葉原で人を殺します 車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」「途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな」「いい人を演じるのには慣れている」「秋葉原ついた」「今日は歩行者天国の日だよね?」「時間です」などとなっている。
 
 犯行を決意したのは2、3日前。レンタカーを使って静岡から東京に来るまで、強い殺意が覆ることはなかった。これらを考えると計画的犯行であり、捕まれば極刑になりうることは分かっていたはずである。
 
 3月に茨城県土浦市「荒川沖駅」で起きた8人殺傷事件の被告(24)は、「死にたいが自殺は出来ない。複数殺せば死刑になると思った。誰でもよかった」と供述しているうえ、7年前の大阪教育大学付属池田小事件で死刑を執行された男や、奈良小1女児殺害事件の男、鹿児島県でタクシー運転手を刺殺した自衛官など、「死刑願望」のある犯人の起こした事件が実に多い。
 
 被告が死刑を望んでいるのであれば、それをしないほうが被告に対する刑罰になりうるのではないか。すなわち、一生をかけてその罪を償わせるのである。罪を犯した人間に対する極刑は、死をもって自由を奪うことではなく、生きているままの状態で自由を奪うことである。
 
 死刑が犯罪の抑止力になるなどと思っていたが、間違っていた。「この国では重大な犯罪を起こせば一生刑務所の中です」と言った方が凶悪犯罪の抑止力になるに違いない。生きている人の魂を奪っておいて、自分は死にたいだなんて考えが甘い。凶悪犯罪を犯した者に、生きたいとか死にたいとか選択する権利はない。
 
 
☆ 死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の生地は麻であった。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。(太宰治)
 
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★ 【秋葉原通り魔事件】「秋葉原で殺す」 当日早朝、携帯サイトに書き込み(産経新聞・08/6/9)
 
 
 

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「死刑は反対 ~秋葉原の無差別殺傷事件~ 」への3件の返信

震撼としました。
許せない。
精神鑑定とかで極刑を免れることなど断じてあってはいけない、そんなことがまかり通るくらいなら、その場で射殺すればよかったのだとさえ思いました。
そしてあの男、どうしても25歳には見えない。
そう思いませんか。。。?

死刑に為りたいなんてそれだって
本気だろうか。
死ぬ気なら、拳銃を向けられて直ぐ
投降するような事はなかったかもしれない。
こいつはとりあえず何でも
他者のせいにするようだ。親が悪い、
社会が悪い、職場が悪い・・・・
生まれてから全く人の世話にならずに生きてこられた人間がいるだろうか。
彼は感謝を知らなすぎた。
親だって完璧ではないのだ、
恨むのはやめ、自己の向上を図るしか突破口はないと思う。「精神的向上心のない者は馬鹿だ」(夏目漱石)

●MISAさん●
私は死刑に反対です。。。
●翡翠さん●
お名前の読みが分からなくて辞書で調べちゃいました。。
拳銃向けられて降参したのは、ここで殺されては意味がないとでも思ったのかもしれません。
翡翠さんのおっしゃるとおり、人のせいにしてそれが正当化されるはずもありません。
非難ばかりしても、誰も助けてくれないんですよね。結局は自己の向上を図るしかないのでしょう。みんな色々な壁にぶつかって生きているのですから、ましてやその怒りが無関係な歩行者天国の人たちに向けられるのはお門違いです。

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