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「特定は可能」入試ネット流出、偽計業務妨害容疑で京都府警が捜査へ

chiebukuro_2(Yahoo!知恵袋に投稿された英語問題)
 
 京都大学や同志社大学などで入試中の問題がネットに流出し回答がされていた問題で、京都大学は京都府警に被害届を出すことを決めた。京都府警では偽計業務妨害容疑で捜査に乗り出す方針であり、投稿されたサイト「Yahoo!知恵袋」側も全面協力するとしている。
 
 今回の事件では、京都、同志社、立教、早稲田の4大学で合計12回の書き込みが確認された。大学や文科省も「入試制度の根幹に関わる問題」と事態を重視しており警察の協力を得て調査に乗り出す。不正が発覚した場合、受験生の合格は取り消しになる。
 
 「Yahoo!知恵袋」側も警察の捜査に協力する姿勢を示しており担当者は、「携帯端末の特定は可能」であるとしている。今回被害届を受理するのが京都府警である。京都府警というと、ファイル交換ソフト「ウィニー」を開発した男を著作権法違反で検挙したり、ウイルスを作成した男を器物損壊容疑で検挙するなどIT系犯罪捜査に強い。
 
 「Yahoo!知恵袋」の該当ページでは英作文の問題で「次の文を英訳して下さい」などとした投稿があり、ハンドルネームは「aicezuki」を名乗っている。不正に気付いた回答者が「PS あなたを全力で特定します」との書き込みも見られた。
 
 こうした不祥事は過去にもあり、2005年2月、日本英語検定協会が実施した英検2級の2次試験で、ネット掲示板「2ちゃんねる」に面接試験を終えたと思われる受験生から出題の投稿があった。面接試験をこれから受ける人がこれを見ることができる状態にあった。
 
 韓国でも大学入試に携帯を使ったカンニングで多くの受験生が処分されたことがある。公正な受験は言うまでもなく真面目に取り組んできた受験生を嘲笑する行為であり、大学の業務に支障を来すことになる。今後は携帯電話の持ち込み禁止や金属探知機の導入、事前に荷物を預かるなどの対応が求められることになり大学側も苦慮している。
 
 一人で試験中に携帯に書き込むことは困難である。可能性としては音のでない一部の携帯電話に付いているカメラで問題を撮影しメール送信。メール受信した協力者が「Yahoo!知恵袋」に出題を投稿、回答されたらそれを受験生にメールした可能性もある。受信メールを見ることができる腕時計型のPHSなどがある。
 
 それにしてもこんなみっともない真似をしてまで試験に臨むのか。若者だったら正々堂々と、少しは格好つけられないものか。
 
 
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★ Yahoo!知恵袋に投稿された英語の問題(11/2/26)
★ 入試ネット投稿、警察が捜査へ ヤフーも「全面協力」(朝日新聞・11/2/28)
★ 京大入試ネット流出、偽計業務妨害容疑で捜査へ(読売新聞・11/2/28)
★ 京大入試問題 韓国メディアも関心(産経新聞・11/2/27)
★ 個別学力試験問題の一部がインターネット掲示板に投稿された件について(京都大学・11/2/27)
★ 【重要】受験生の皆さまへ(同志社大学・11/2/27)
★ 本学受験生の皆さまへ(立教大学・11/2/27)
★ 受験生の皆さまへ(早稲田大学・11/2/27)
 
(冒頭の「出題」に対して「あなたを全力で特定します」の文言が見られる)

 
 

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学校の4月入学

 国の「会計年度」というは財政法で「毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる」と定められている。これに習って一般企業などもこの方式になっているのだろう。この他にも「いも年度」「肥料年度」など必ずしも4月始まりではないものが存在する。
 
 ちょっと前に学校の始まる時期を現行の4月ではなく9月にしたらどうかという話が持ち上がった。欧米に9月入学する制度があるためで、互いの学生を留学させるのに好都合であるという理由と、2月という寒い時期に入学試験を受けさせるのは酷であるということも理由に挙がった。
 
 この連休中は各地で降雪があり、受験生は不慣れな交通機関を使って足下に気を配っての受験となったことであろう。寒い時期に社会へ進む試練の一歩が入試ともいえる。そしてほどなく「サクラサク」となるのである。卒業と入学の季節には桜が枕詞になっている。この情緒が好きなのであるが、9月入学になったらどうなるのであろう。
 
 近年の夏は酷暑が続いている。暑い時期の入試も結局は辛いことになるのかもしれない。桜という風情はなくなるが、ヒグラシやスズムシの鳴き声やヒマワリにススキが新入生に花を手向けてくれるのかもしれない。
 
 先日デパートの文具売り場に行くとランドセルがいっぱいおいてあった。値段はピンキリだが2万円から3万円ほどが相場と言ったところだろうか。その倍の値段のものもあった。そして今のランドセルはカラフルだ。赤と黒に加え、ピンク、青、緑などのものがあった。
 
 少子化でカラフルなランドセルが町を闊歩する姿が少なくなっているが、それでも時節を問わずに元気な声が響き渡るのがいい。ススキにヒグラシよりも、やっぱり桜に子供の元気な声という光景が好きだ。きらきらピンクに光る花びらが、小さなスターの登場を祝福しているように見えるから。
 
 
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同じなのに悲しい差別

 神奈川県小田原市の中学校で中1の女子生徒(12)が同級生をナイフで切りつけた事件があった。女子生徒はサッカー日韓戦の翌日、父親が韓国籍であることをクラスの男子生徒にからかわれていた。その後に被害者の女子の同級生(13)が「お前の席じゃない」と言って女子生徒が座っていた椅子を押した。女子生徒が同級生に切りかかったのはこの後のことだった。神奈川県警小田原署は女子生徒を傷害の非行事実で小田原児童相談所に通告した。
 
 子供というのははっきりものを言う残酷な生き物だ。だから間違ったことを行いは大人が正さないといけない。群馬県でも母親が外国人であることをからかわれた小学生の女の子が自殺した。クラスは学級崩壊状態であったといい、担任教諭の力が子供たちに及ばない状態であった可能性がある。
 
 デブだチビだと露骨に批判することの多い子供たち。しかし自分の体に親のどんな血が流れていることかを選んで子供は生まれてくることはできない。そんな仕方のないことを攻撃するというのは卑劣な行為なのだ。しかし、だからといって同級生にナイフを向けて良い理由にはならない。
 
 差別をする者というのは、そもそも良好な人間関係を築くことができない考えの持ち主だ。だから子供たちには差別よりも善悪を区別する力を養わなくてはならない。近くにいる大人がぜひ教えてあげなくてはならないことは、目には目を歯には歯をではない。別の方法で復讐をするのである。
 
 それでは別の方法とは何か。正しい振る舞いをしている者に人は必ず付いてくる。悔しい思いをしたのであれば、差別という下劣な行為をした者が恥ずかしくなるくらいに立派な人になることである。立派じゃなくても差別などしない正しい人であることだ。
 
 それを証明した人がいる。サッカー日豪戦で得点を決めた李忠成選手(25)だ。彼は在日コリアン4世である。「堂々と本名を名乗りながら日本のためにがんばる在日がいてもいい」と決めた人である。小田原の女子生徒が共感できる日が来ることを望む。
 
 
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★ 「父の国籍で嫌がらせ」小田原市立中の同級生切りつけ(産経新聞・11/1/29)
★ 李忠成「父さん、やったよ!」日本のためにがんばる在日4世(朝日新聞・11/1/30)
★ 「いじめが原因」と提訴 小6女児自殺で両親 群馬(時事通信・10/12/27)
★ 追手門大が「いじめ否定できない」と謝罪 理事長ら幹部8人処分へ(産経新聞・10/12/27)
★ インド人学生自殺はいじめか 人権救済申し立て 追手門学院大学は当時調査せず(本ブログ・10/8/31)
★ 郵便局で職場内いじめ 腹蹴られ、退職強要される 公務災害認定で解雇取り消し 静岡(本ブログ・10/7/4)
★ 職場のいじめで不安障害、抑うつ状態を発症 富士通の元女性社員に労災認定 大阪地裁(本ブログ・10/6/23)
 
 

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養護施設の児童らに虐待59件も 加害者は職員が最多

 本来、子供を守るはずの児童養護施設などで、施設職員らによる虐待が2009年度に59件あったことが厚労省の調べで分かった。虐待行為が最も多かったのは児童養護施設で29件、児童自立支援施設と里親が各9件、児童相談所の一時保護所と知的障害児施設が各4件だった。
 
 虐待は、身体的虐待が41件、心理的虐待と性的虐待がそれぞれ7件、ネグレクト(放置)が4件だという。
 
 街はクリスマスのイルミネーションで彩られており、子供でなくても楽しい気分になる。冷たい空気に浮かぶイルミネーションは幻想的であり、きれいだ。本来、サンタクロースになるはずの親に見放された子供たちは、それぞれの想いでイルミネーションを見つめ、クリスマスツリーに飾りをつけるに違いない。
 
 子供を守るはずの施設で虐待が行われるなんて言語道断だ。温かい手を差し伸べられることが、ケアされるべき子供たちに必要なプレゼントである。
 
 この子供たちにも、楽しいクリスマスが訪れますように。暖かい時間がゆっくりと流れますように。虐待などという嫌な思い出が、イルミネーションに紛れて消えますように。 
 
 
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★ 施設児童らへ虐待59件、「養護」職員が最多(読売新聞・10/12/8)
 
★ 本当のサンタクロース(本ブログ・06/12/24)
★ 世界をめぐるサンタクロース(本ブログ・05/12/25)
★ サンタは今年も世界をめぐる(本ブログ・04/12/24)
 
 

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不適切な問題作成の先生相次ぐ 良い出題と悪い出題

 愛知県内の県立高校で行われた「総合実践」の中間試験で「校長を暗殺した犯人は誰か」という設問があったことが分かった。選択肢には同校教員7人の実名があげられており、校長は出題した男性教諭(24)を口頭で厳重注意した。
 
 「頭の柔軟性を問う」ことを目的に作成されたこの問いの中で、襲われた校長が息を引き取る際に残した数字「41124」から犯人を捜すが、この数字を上下逆にすると「カていカ」と読めることから家庭科の教諭が「犯人」だった。
 
 東京都内の公立小学校では、女性教諭(23)が授業中に殺人や自殺を題材にしたクイズを出題していたことがわかり、校長が「不適切な指導だった」と謝罪した。
 
 3年生の算数の授業中に出されたクイズは「3姉妹の長女が自殺し、葬式があった。その葬式に来たかっこいい男性に、次女がもう一度会うためにはどうすればよいか」などという質問で、正解は「三女を殺す(また葬式をする)」だった。
 
 女性教諭は「授業時間が余っていたので、学生時代に友人から聞いたクイズをふと思い出し言ってしまった。授業を楽しくしたいと考えてのことだったが軽率だった」と話しているという。
 
 問題を作るのであれば他の例がいくらでも考えられたであろうに、よりによって人の死を正規の授業の中で織り込む必要はない。頭に浮かんだ問題がこの程度の発想力でしかない、それが悲しい。
 
 どちらの先生も年齢が若い。わかりやすく楽しく興味をひこうとしたことは非常に理解ができる。生死を題材にするのであれば、生きることの尊さやすばらしさを織り交ぜた問題を作って欲しい。
 
 でも、お2人の先生は今回失敗したことで1つ正解が見えましたね。人生は問いがあって答えがあるだけじゃありません。その途中にある選択肢が重要なのです。
 
 
 「あるところに、ハネアリがいました。そのアリは食べ物を運ぶ時に失敗をしてしまい、罰として神様から羽を取られてしまいました。これからはどうやって食べ物を運べばよいでしょう」
 
 1. まちぶせをして他のハネアリから羽を取って自分のものにして、食べ物を運べるようにがんばる。
 
 2. カブトムシの背中に乗せてもらい、食べ物を運ぶようにする。
 
 3. ハネのない働きアリとしてがんばって食べ物を運ぶ。
 
 あなたならどんな選択肢を作りますか。
 
 
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★ テストに「校長暗殺犯は?」愛知の高校、教諭厳重注意(朝日新聞・10/10/23)
★ 正解は「妹を殺す」 教諭、小3の授業でクイズ 杉並(朝日新聞・10/10/23)
★ 「校長暗殺犯」選ぶ出題 愛知県立高の中間試験(産経新聞・10/10/23)
 
 

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大学が友達作りを手伝う SNSや交流会まで・・・

 「友達100人できるかな」と歌うのは新小学1年生だが、新大学生に対して大学側が厚遇しているとは知らなかった。ある大学では入学前の高校生らの不安に応えようと、友達作りの手助けに乗り出しているという。会員のみがログインできるネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を開設したり交流会を開いているという。
 
 生涯の友人は大学でできるかもしれないが、本来そういう友人は学生自ら作っていくもの。友達を作りたければ、自分から声をかけることが手段として一番手っ取り早い。
 
 SNSなどのネットサービスは友人関係を構築しやすい面もあるだろう。しかし、友人関係を作るのが苦手な人というのはネット上にも存在する。つまるところ、学生の主体性に期待するのが筋である。そしてそれが大学生であり、大学という場所なのだ。
 
 もっとも友達を作るだけが学生生活ではない。1つのことに腐心して、勉強に、アルバイトに励むのも本来あるべき姿。そんな姿を見て「友達になりたい」と思う人もきっと出てくるはず。
 
 学祭に参加したときに、イベントで出たゴミの分別を屋外でしていた。その時に激しい雨が降ってきてしまい、ずぶ濡れになりながらゴミを仕分けした。そんな姿を見ていたのか、「お疲れ様でした」と声をかけてくれた知らない女の子がいた。その子は、ゴミ処理が終わったあとに校舎ですれ違ったときにも「お疲れ様でした」と声をかけてくれた。私はおじさん学生。その子はどう見ても現役学生だったので友達にはならなかったが、もしかしたらあの子、友達になりたかったのかな。
 
 
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★ 友達作り、大学がお手伝い 入学前からSNSや交流会(朝日新聞・10/9/12)
 
 

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インド人学生自殺はいじめか 人権救済申し立て 追手門学院大学は当時調査せず

 07年6月8日、追手門学院大学(大阪府茨木市)に通う在日インド人の男子学生(当時20歳)が大学でいじめを受けたとする遺書を残して自殺した。この件について母親が詳細を調査するように大学側に求めたが、大学側は調査をしなかった。このため母親は大学を運営する学校法人・追手門学院大学を相手取り、大阪弁護士会に人権救済を申し立てた。
 
 母親の代理人弁護士によると、男子学生は「学校で受け続けたイジメ。もう限界です。僕には居場所がありません」などと遺書を残して神戸市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。母親は原因究明を大学に求めたが、大学側はこれを放置。今年の2月に「見舞金」30万円を母親に渡し、「相互に何らの債権債務がないことを確認した」とする「合意書」への署名を求めた。遺族は日本語が堪能ではないため、趣旨が分からないまま署名をした。
 
 産経新聞の取材によれば、
・遺族はゼミ担当教授らにいじめの調査を依頼。この教授が再三にわたり、大学側に早期の調査を求めたが「調査対象の学生の親から苦情が出る」として大学側は調査をしなかった。
  
・大学側は自殺から半年後に、相談した弁護士からも「調査すべきだ」と進言を受けたが「大学と小中高(のいじめ)は異なる」、「別の弁護士は調査の必要がないと言った」などとしてさらに放置。
 
・遺族の窓口となっていたゼミ担当教授をこの問題から外し、09年10月の学内人権啓発委員会でも取り上げられたが、それでも調査を放置。
 
 大学側は産経新聞の取材に対して「遺族から要望がなかったので調査しなかった」としているが、同新聞が入手した内部資料によると、大学幹部らは、「遺族は調べて欲しいと言っている」、「(いじめをした)問題であろう学生の名前は分かっている」などという発言があったという。産経新聞は「取材に対し、平然と虚偽の説明をする大学側の対応には根深い隠蔽体質を感じざるを得ない」と結んでいる。
 男子学生は父親が経営するインド料理店を継ぐのが夢だった。店は繁盛していた時期もあったが、父親が病気で療養してからは、男子学生がアルバイトをするなどして生計を支えていた。その父親も「息子に会いにいく」と言って同じ場所から飛び降りて自殺した。
 
 いじめのある大学が存在すること自体が驚きだが、学生の死に対して真摯に向き合うことをせず、遺族の訴えを無視し続けた大学側の姿勢は、最高学府という場所を汚す行為として愚の骨頂である。
 
 大学は31日に記者会見をし、「合意書を取り交わしたことで、解決の一つの区切りが付いたと理解している」などとした。しかし「互いに債権債務がないことを確認した」とする合意書は一体何のために必要だったのか。合意書の存在そのものが調査をしないという大学側の「債務免除」の意思表示そのものではないか。
 
 調査を怠ったことで遺族の権利を侵害した可能性がある。いじめの加害者、その後の大学の対応をかんがみて、不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)が成されることも考えられる。希望を抱いて入学した大学が、男子学生にとって苦しみの場所でしかなかったことは悲しみにたえない。大学が命を冒涜する場であることの恐ろしさである。
 
 
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★ 大学が「いじめ自殺」を隠蔽 「息子に会いに・・」父も後追い自殺(産経新聞・10/8/31)
★ インド人大学生、いじめで?自殺 大学は当時調査せず(朝日新聞・10/8/31)
★ 損害賠償請求の話(2)不法行為責任 (法、納得!どっとこむ)
 
 

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コピペ防止策出現、動画、キー入力、論文・・・

 パソコンのキーボード入力する際の癖や特徴を識別し、個人を認証するソフトをNTTコミュニケーションズが開発した。不正アクセスなどによるなりすまし行為を発見でき、パソコンを使った遠隔教育などの分野への活用が見込まれる。
 
 事前に1000文字程度のキー入力をし、個人の癖を登録する。こうした判定方法で本人か別人かをほぼ100%識別できるというから驚きだ。これが実用化されれば、IDやパスワードの代わりに文章を入力することで本人確認が可能になる。ソフトをインストールするだけで利用できるため、他の認証装置などに比べて低コストで済む。
 
 NTTデータは、サイト共有サイトなどにアップロードされた動画を、第三者が著作権を有するコンテンツの不正投稿を監視する「コンテンツ特定サービス」の提供を始めた。予めデータベースに登録された。楽曲や動画の特徴情報と照合し、ファイルに含まれている音楽や動画の特徴情報と照合する。これにより不正投稿の有無を検知する。動画にテロップが入っていたり、ファイル名を変えて投稿してもこの検知に不利に働くことはない。
 
 株式会社アンク(東京)は、コピー&ペースト(コピペ)を見破る判定支援ソフトを発売した。「コピペルナー」がそれで、本文を丸写ししたもののみならず、体裁を少し変えたような文章でも判定が可能なのだといい、150の大学で350人ほどの教員が導入をしているという。
 
 IT分野の技術は日進月歩だ。大学のレポート代行業者なども現れていたが、大学に入ったのにコピペまでして仕上げたレポートなど出して何のためらいもないのだろうか。レポートが書けないということは、自分に課題に対する考えが全くないのと同じである。大学全入時代になり、幼いころからインターネットやパソコンがある時代。罪の意識は乏しい現状があるようだ。
 
 前にも書いたが、レポートではなく教場試験としてその場で課題を与えて書かせればよいのだ。考え方まではコピペはできないからだ。
 
 大学に行くと自分がどれだけ無知なのかを思い知らされることになる。そこで勉強を頑張ろうと思うのが自然なのだが、コピペをする輩は教場で自分の無知さを再認識することになるだろう。しかし上記の行為がすべて、パソコンの中だけに身を置いているだけであることが悲しい。高い学費を払ってコピペをしに行くとは。
 
 
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★ キー入力「クセ」で本人確認、100%識別(読売新聞・10/8/16)
★ NTTデータ、不正な投稿を検出するサービスを提供開始(朝日新聞・10/8/17)
★ 「飢えて死にます」 「黒執事」作者、ファンからの「海外動画サイトで見た」メールに苦言(ITmedia・10/8/17)
★ 学生のコピペ見破るソフト 150大・約350教員が採用(毎日新聞・10/8/13)
★ 学生諸君!コピペ・リポート見破りソフトあるぞ(読売新聞・10/8/15)
 
 

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