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飲んだら乗るな

  
 2006年8月25日、福岡市東区の海の中道大橋で、飲酒運転をした福岡市職員が会社員の乗用車に追突、会社員の車が博多湾に転落し、同乗していた3人の幼い子が死亡する事故が起きた。市職員は道路交通法違反容疑で逮捕され、後に危険運転致死罪でも起訴されている。
 
 この事故を機に「飲酒運転撲滅」のスローガンが各地で起こり、運転することを知っていて酒を提供する店側も検挙されるなど、一定の効果が現れ始めた。しかしながらその後も飲酒運転の事故はなくなっていない。あれほど盛んに報道されたのにもかかわらず、懲りない面々が見受けられる。
 
 交通事故は毎日のように報道されるが、活字の情報というのはその悲惨な事故内容までなかなか教えてはくれない。被害者とその家族や友人知人、加害者の家族やその友人知人をも悲しみの底に突き落とす。車は便利だが、小さな運転ミスが取り返しのつかないことになることをもう一度促したい。
 
 福岡県警は2年前の事故をうけて23日夕方から一斉検問を実施した。逮捕されるに至った者はいなかった。検挙には至らないが、微量にアルコールが検出され、警告を受けた者がいたという。酒も車も楽しいものなのに、人により、それが凶器になり得る恐ろしさをよく考えなくてはならない。
  
  
☆ なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ。(エジソン)
  
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★ 飲酒運転根絶へ一斉検問 3児死亡から2年の福岡で(産経新聞・08/8/23)
 
 

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SPEED、完全復活へ

 
 平均年齢13.5歳でデビューした女性4人組「SPEED」(スピード)が完全復活することになった。きっかけは「24時間テレビ」プロデューサーからの提案だという。4人が99年に番組のパーソナリティを務めた際、難病の脊髄生筋萎縮症と闘う女性と出会った。その後も交流を続けたが昨年女性が成人式を迎えたため、4人が揃って再会しようと企画されたのだという。
 
 この企画の流れに乗って再結成、完全復活と話が進んだようだ。この中で今井絵理子の長男の礼夢(らいむ)くん(3つ)が聴力障害になっていることが公になった。今井は「ママの声を聞くことができない我が子にSPEEDとして歌を届けたい」とし、他のメンバーも共感した。
 
 SPEEDはその名のごとく、疾風のように現れて、そして去っていった。早すぎる解散は多くのファンから惜しまれた。その後は期間限定の再結成をしたが今回は完全復活となり、ファンにとっては吉報であろう。
 
 今井絵理子は「みんなの気持ちがあるからできる。1人じゃないって礼夢も思ってくれるはず。多くのかたに障害について理解してもらうため、力を合わせて乗り越えてくれる素敵なメンバーだなと実感しています」。
 
 手話のできる人に話を聞いたことがある。日常生活に支障がないレベルになるには3年ほどかかるという。その手話を今井絵理子は24時間テレビで披露するという。
 
 礼夢くんが最初に覚えた手話はなんであろう。やはり「ママ」だろうか。ママを表す手話はわからないが、指文字で「ま」を表すと、人差し指・中指・薬指を立ててそのまま手の甲を見せる。アルファベットの「M」の意味だ。そして礼夢くんが「スピード」の指文字をママに見せる日もきっとすぐにちがいない。
  
  
☆ 耳にきこえるメロディーは美しい。だが聞こえないメロディーはさらに美しい(ジョン・キーツ)
  
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★ SPEED完全復活!そして今井は秘密を…(スポーツニッポン・08/8/20)
 
 

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難病・遠位型ミオパチーと向き合う人

 遠位型ミオパチーという病気がある。体の中心部分より遠い手足の指先から筋力が低下していく病気であり、100万人に2〜3人の難病とされている。衰えた筋肉は脂肪に変わってしまい、最終的には体が動かせなくなり、寝たきりになると危惧される。
 
 患者数も少ない稀少病であるがゆえに、難病指定がされずに研究がほとんど進んでいない。テレビのニュースでは元客室乗務員であった女性がクローズアップされていた。仕事中に紙パック飲料の切り口を手で引きちぎることができなくなったり、歩き方がおかしいと同僚に言われたりした。そして01年に現在の病名を告げられた。
 
 このままどうなってしまうんだろう、どうして私が、という本音もあった。主治医はマウスを使ってこの病気の状態を作り出すことに成功した。このマウスに”治療”が施され、効果のある手法が確立されれば、その治療は人間に移ることとなる。しかし前述のように難病指定されていないために、研究費の支援などが国から受けられない製薬会社は何もできていないのが現状だ。
 
 難病指定されるには以下の条件を満たす必要がある。
 
 症例数が少ない、原因不明、効果的な治療法が未確立、生活面への長期に渡る支障、である。
 
 遠位型ミオパチーは以上の条件を満たしている。国は早期に患者さんを救うべく対応を急いで欲しい。先進国医療というのは患者数が多い病気に対してのみでなく、少数の患者に対する疾患も早く救いの手をさしのべることである。国が大きく動いてくれることが一つの治療法の進歩になりうるのだ。
 
 現在、遠位型ミオパチー患者会では署名活動や各種イベントを通じて、この病気に対する理解を広めるべく活動している。
 
 
☆ どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いのない運命というものはない。 災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している。(セルバンテス)
 
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★ 難病指定、7つ追加 魚鱗癬など(本ブログ・08/6/23)
★ 脳脊髄液減少症・2(本ブログ・06/11/19)
★ 脳脊髄液減少症(本ブログ・06/10/23)
★ 遠位型ミオパチー患者会
 

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全盲の先生の生きた授業

 ICレコーダーに吹き込まれた生徒の感想は「目が見えないのに黒板に字が書けてすごい」「象の鳴き声の読み方が情感がこもっていてすごかった」「先生が努力しているから私も負けずにやりたい」などであった。
 
 埼玉県長瀞(ながとろ)町立長瀞中学校に勤務する全盲の国語教師、新井淑則さん(46)。網膜剥離で右目を失明、その後に左目も悪化した。リハビリを重ねて今年の春に普通中学校に復職した。前述の生徒の感想は夏休みに新井さんに届いた声の便りである。
 
 俗に目の見えない人は聴覚が鋭くなるという。わずかな音を拾って自分の周辺にあるものを認知する。アメリカに全盲で舌を鳴らして歩く人がいた。この人は舌を鳴らした音の反響で近くに何があるのかを察知するのだ。壁がある、建物がある、そして挙げ句の果てにはパスケットボールを見事”シュート”して見せた。
 
 せっかく目が見えて何ら不自由のない生活を送っているのに、人の心が見えないために、見ようとしないために、要らぬトラブルを起こしてしまう自分が情けない。
 
 新井さんは、生徒たちの表情が見えなくてもどかしさを感じているのだという。でも生徒たちの明るい声は、新井さんだけに聞こえる生きた声なのかもしれない。
  
 
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★ 全盲の先生「授業すごい」、生徒に通じた生きる力(読売新聞・08/8/15)
 
 

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車間を空けて渋滞抑制実験

 東名高速道路を厚木付近から東京へ向けて走行中に電光掲示板があった。そこには「低速走行渋滞の原因」とあった。「スピード落とせ」ではなく、その反対のことが書かれていたのは初めて見た。確かにその時、ノロノロ運転の渋滞状態だったが、ほどなくすると車がスムーズに動き出した。「今までの渋滞は低速走行が原因だったんだ」と確信した。
 
 土日は車の量が増えるので仕方のない部分もあるが、それに加えて不慣れなサンデードライバーの事故、そして不要なブレーキの多用で渋滞が発生する。この不必要なブレーキは後続車にとってストレスだ。ブレーキを過度に踏んでしまうのはスピードを不必要に上げてしまったからに他ならない。先を見ていればどの程度の速度で走ればよいかは概ね検討がつくというものだ。
 
 すなわち、出すべきところでは交通の流れを遮らないためにちゃんと出す、踏むべきブレーキはちゃんと踏む、ということを守れば快適な運転ができるだろう。もちろん燃費もよくなり、いらぬストップアンドゴーが減り、排気ガスも少なくなり環境に優しくなる。
 
 東京大学の西成活裕准教授(渋滞学)が車間距離を40メートル以上空けて渋滞の発生を抑える運転方法を実験する。大学院生らが走行車線と追い越し車線で3台ずつ計6台の車を使用、車間距離を40〜100メートル取りながら小仏トンネル(中央道の東京・神奈川)周辺を往復する。そしてどの程度渋滞を抑制できたか検証するそうだ。
 
 渋滞は時間とガソリンの浪費である。適度なスピードを保てば、一般道でもノンストップで走ることも出来る。行楽の季節、車間とスピードをみなさんも試してみてはいかがでしょうか。
 
 
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★ 中央道で渋滞抑制実験へ 車間距離40メートル空け走行(産経新聞・08/8/14)
 
 

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御巣鷹、23年目の夏 JAL123便墜落事故

 
「日航機がレーダーから消えた」、
「墜落と決まったわけではない」、
「ジャンボが簡単に墜ちるわけがない」、
「ほぼ満席で500人以上が乗っている」、
「JAL123便の大阪着予定時間を過ぎました。事故発生はほぼ間違いない」、
「我々(自衛隊)は要請がないと出動できない。早く要請を出して欲しい」、
「位置が確認できないから出動要請ができない」。
 
 
「埼玉方面から飛んできた飛行機が赤い炎をあげ、やがて群馬・長野県境に消えた」、
「急に巨大な飛行機が、低空で飛んできた」、
「長野県佐久市内に墜ちた」、
「現場は群馬だ」、
「まだはっきりした状況は分かりませんが、長野県警から『落ちた』という連絡を受けました」、
「これから(群馬県上野)村へ、警察官千人を入れる」、
「どんな大事故でも生存者がいるもの。人命救助を第一に努力したい」、
「県境東700メートルに墜落物体発見」、
「生存者がいる」。
 
 
「確認されないうちは言えない」、
「お前ら、名前調べてどうするんだ」、
「姉さん、本当に乗っていたの?あんた知っているなら教えてくれよ」、
「キャンセルした形跡がないんです。間違いであればいいんですが」、
「こんな時になんだ」、「まだ死んだと決まったわけじゃないんだぞ」、
「やはり乗っていたのか。嫌な予感がしたんだ」。
 
「早く説明しろ」、
「ちゃんと整備はしていたのか」
「何人が乗っていたと思うんだ、ジャンボだぞ」、
「現場に行くバスを日航は出してくれるんですか」、
「細かい説明が何もない」。
 
 
 85年8月12日の事故発生当時、日本航空123便機内ではコックピットで機長以下3人のクルーが、なぜ操縦不能になったか分からない状態の中、懸命な航空機の立て直しをしていた。客室ではパーサーやスチュワーデスが乗客に酸素マスク着用を指示し、救命胴衣着用のアナウンスをしていた。
 
 奇跡的に生存した4人の女性の一人で、当日は非番であった日航客室乗務員は、機内は冷静で、乗客がパニック状態になってはいなかったという。しかし、不穏な動きを続ける機内で、覚悟を決めた乗客の一部は家族宛に遺書を書いた。字の乱れが切迫した状況を物語っていた。
 
 123便の事故以来、国内の航空会社が大きな事故を起こした例はない。しかし、大量輸送の時代を迎え、交通事故や脱線事故など、交通機関の事故はなくなっていない。交通機関に安全第一を要望すると同時に、我々も安全運行を妨害するようなことをしてはならないであろう。電車の駆け込み乗車が悲惨な事故の伏線とも成りうるからだ。そして後世にこうした過去があったことを伝え続けなくてはならないだろう。過去は修正できないが、未来を創ることはできるはずだ。
 
 今年の夏も暑い。無名だった御巣鷹の尾根は、今年も遺族を受け入れた。
 
 
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★ 亡き人再会への道 日航機墜落から23年(読売新聞・08/8/12)
 
※参考文献
日航ジャンボ機墜落―朝日新聞の24時 (朝日文庫)
 
 

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日本、最初のメダルは谷亮子の銅

  
 「最高で金、最低でも金」と発言した、田村亮子が最初にオリンピックで金メダルを取った映像はまだ記憶に残っている。口を両手で押さえ、146センチの体がピョンピョンと畳の上を舞った。田村にとって念願の金メダルはシドニー五輪でのことであった。その後、結婚してからのアテネ五輪では「谷でも金」として、旦那さんらが応援する中で見事に金のメダルを取った。
 
 「ママでも金」ということで臨んだ北京五輪は銅メダルとなった。日本に最初にもたらしたメダルである。谷亮子は終始うつむき加減で会場をあとにした。その後のインタビューでは、「負けは負けとして自分の中で受け止めている。残念と言うよりも、応援してくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」とした。勝つことが当然のようになっている雰囲気がある中で、その重圧を背負うというのはどういう気持ちなのだろう。
 
 英語で「野球をする」は、”play baseball”、「テニスをする」は”play tennis”といい、動詞に”play”を使う。柔道はどういうかというと”practice judo”といい、”practice”(稽古する、練習する)という動詞を用いて表す。厳しい練習と地味な稽古の積み重ねは、素人の想像を絶することだったに違いない。
 
 礼節を重んじる武道は礼に始まり礼に終わる。畳の上のみならず、その後のインタビューでも一切愚痴をこぼさなかった姿勢は、武道に携わる人の礼節の極みであり、またその道の王者であるからこそのことである。少しくらい、「本当は、負けて悔しい」と言っても良さそうなものである。
 
 でもね、ヤワラちゃん。五大会連続メダル獲得の偉業は素晴らしいことです。嫉妬でもあり、敬意です。あなたの存在は、ニッポンにとって大きな一本でした。本当にお疲れさまでした。
  
 
☆ 人生の目標を達成しようとするとき、限界がたった一つある。それは自分が決めた限界である。(D・ウェイトリー)
  
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★ 残り33秒”不可解な指導” 谷、笑顔なき銅(産経新聞・08/8/9))
 
 

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いよいよ北京五輪開幕

 どうも今ひとつ盛り上がりに欠けているのは私だけだろうか。間もなく北京五輪が開幕するが、今年に入ってから中国は何かと話題に事欠かなかった。聖火リレーでは世界で妨害行為が続き、沿道はそれを見守る現地市民ではなく、赤い国旗を大きく振った中国人が占拠する異様な雰囲気であった。
 
 そしてチベットへの弾圧は国際的な非難を浴びることとなり、記録的な被害を出した四川大地震が発生、中国当局は各国からの支援を受け入れることとなった。こうした事案がなくとも中国国内の食の不安や大気汚染などに懸念を示すアスリートもおり、一部は参加を取りやめた。
 
 そしてここにきて不安な材料がテロである。新疆ウイグル自治区では国境警備隊施設が襲撃され、警官16人が死亡、16人が負傷する事件があった。ここでは「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」が活動しており、雲南省でおきたバス連続爆破事件では同一組織が犯行声明を出し、北京五輪を標的にすると警告している。
 
 中国当局はなんとしてでもテロから五輪を守らなくてはならない。中国が世界に開かれた国として認められるための大きな試金石となるだろう。不要な情報統制はかえって混乱を招く。各国から集まる報道陣に対して、報道規制することのないようにお願いしたいところだ。
 
 メダルの数も気になるところではあるが、ここ数日間でテロが頻発している状況を考えると、テロの不安がよぎってしまう。現地入りした各国応援団も現地の情報には注意を払って欲しいところだ。平和の祭典の名にふさわしく、世界が一つになることを望んで止まない。
 
 
☆ 決して失敗しないのは、決して挑戦しない人たちだけである(イルカ・チェース)
 
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