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車いす入店可のお店 人のバリアがなくなる日

 
 先月足を負傷してしまい、歩行がなかなか思うようにできなかった。公共機関では率先してエレベータやエスカレータを利用した。トイレに行くにも時間がかかるので、早め早めの行動を考えなくてはならず、とても不便な思いをした。
 
 作家の乙武洋匡さんが、ツイッターで「今日は、銀座で夕食のはずだった。(中略)が、到着してみると、車いすだからと入店拒否された。「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」「ほかのお客様の迷惑になる」――こんな経験は初めてだ」とツイートしたことが話題となった。
 
 「障害者差別ではないか」という声と店側の対応に理解を示した「車いすなら事前の連絡が当然」という声を見ることができた。その後、店側が「お気分をがいされたと思いますが申し訳ありませんでした。もし次回タイミングが合いましたら是非宜しくお願いいたします」(原文のまま)として解決している。
 
 バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が制定されたのが2006年。公共機関などの不特定多数が利用する場所はエレベータやエスカレータ、手すりにスロープなどが設置されるようになった。国土交通省によると、75%以上の駅で点字設備やエレベータなどが整備されているという。
 
 一飲食店では広さの都合もあり、なかなか対応が難しいことも考えられる。乙武さんのツイートがきっかけで広く飲食店でも対応が自然にできるようになればいい。人のバリアというのは我々が率先して行わなければならないもの。そしていざというときの言動で人や組織というのは客観的に判断することができるのである。
 
 「車いすは事前連絡が当然」という考えが、過去の遺物となればいい。障害がある人に入店可否を考えなくてもよいようなことになればよい。この国には、万人が当然に受けるであろう基本的な権利が、可能な限り簡便に利用しやすい環境を作るという意識が増えればよいだろう。
 チェーン店ではトイレはまだまだ狭く、車いすで入場できるような店は多いと感じない。バリアフリー対策はまだ途上である。試行錯誤がなされ、身体の不自由な方も一般の人同様に気軽に入れるようなお店が増えれば良い。そんな五つ星の店が増えれば良い。
 
 人への優しさというのはマニュアル化されたものではない。法令で定められたものでもない。本当の優しさというのは、誰でもできて、その人独特の手作り感のあるものなのだ。
 
 
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★ 車いす入店可のお店 ぐるなび
★ 進むバリアフリー 井の頭線永福町駅に驚いた(本ブログ・10/7/24)
★ バリアフリー 国土交通省
 
 
 

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ちょっといい言葉 名言から〜2

 子供の教育は、過去の価値の伝達ではなく、未来の新しい価値の創造にある(J・デューイ)
 
 ※ 過去の問題も大切です。未来の問題も大切です。しかし未来は過去と違って約束されている事実がありません。だから個々の言動が重要になり、誰もが未来に責任を持つのです。
 


 
 考え方を教えるべきで、考えたことを教えるべきではない(グルリット)
 
 ※ 「どうして?」と問うてみよう。教えるということは説明することではなく理解させること。
 
 
 才能のない人たちが芸術を追求するほど悲惨なことはない(サモセット・モーム) 
 
 ※ これより残念なことは、才能があることに気づいていない人たちの存在。
 
 
 世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される(ルソー)
 
 ※ 子供はまねをします。まねされる存在の重要さ。
 
 
 教育は母のひざに始まり、幼年時代に聞く全ての言葉が性格を形成する(バロー)
 
 ※ 母とは偉大ですね。
  
  
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ちょっといい言葉 名言から

 お金や名声は一度手に入れた後は重荷になる。人生に必要なのは素晴らしい思い出と精神的な豊かさだ。(スティーブ・ルカサー)
 
 ※ 重荷になってもいいからお金は欲しいですが、名声は面倒くさそう。名声を得ると、理解のある人は何も言わないですが、理解のない人は勝手なことしか言いません。自分を理解してくれる人というのは、価値観において共有できるものがあることが不可欠です。
 
 世界をよくするには、精神的な豊かさが必要。思い出の中には影響を与えてくれた人の存在が必要。コーヒー一杯だけでずっと話ができた人が必要。
 


 
 大人になるということは夢をあきらめることではない。大人になるということは現実の中から具体的な道を探しだし、夢と現実のギャップを埋めていくことだ。(パット・パルマ―)
 
 ※ 夢は時に負担となる。だから思い切って「夢はあきらめた」と公言してしまおう。その上でこっそり実現に向けて動き出す。諦めないでいると、何らかのチャンスも巡ってくるものです。
 
 
 惨めな気持ちになる秘訣は、自分が幸福であるか否かについて、考える暇を持つことだ。(バーナード・ショー)
 
 ※ 忙しい日常に身を置くと、幸福の度合いなど考える暇はないはず。ひたすら生きることに邁進しよう。
 
 
 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。(井上靖) 
 
 ※ 愚痴の多い人ってたいてい怠けてますね。
 
 
 長続きするたった一つの愛は片想い。(『影と霧』)
 
 ※ 片思いの美しいところは純粋なところ。
  
  
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記憶+感情=思い出

 都内で94歳の女性が初めて受け持った小学校の教え子と対面しているテレビを見た。元教員の女性は高齢にもかかわらず元気でブログも書いているという。女性のひ孫である女子大学生が奔走し、再開を実現させた。
 
 女性の勤めていた小学校で教え子と対面したが、「ちょっとまって、思い出すから。○○ちゃん!」と当ててみせた。教え子も「この年になって先生に再会できるとは思わなかった」と感激する。
 
 教え子の一人である男性は、「先生にお礼を言いたい」と切り出し、「悪いことしてなかったのに、別の先生に廊下に立たされた。その時、先生が『もういいから帰りなさい』といってくれた。ありがとうございます」とすると、女性は「ああ、そう」と返していた。
 
 男性もよく覚えているものだが、元教員の女性もよく覚えていた。おぼろげな記憶に感情が加わると、思い出という記憶として定着するようである。
 
 そういえば、つきあいの長い友人というのは、喜怒哀楽の感情がしっかりついている。ケンカもしたけれど、楽しい時間をたくさん過ごした。楽しかった思い出が多く残るのは、一緒に思い出を作ってきたからであり、それを会うたびに話すことができるからである。
 
 これから先、何十年と時が流れる。黙っていても時間は経過する。同じ時間を過ごすのであれば、この時間に乗って過ごしたい。そうすれば未来は自ら作ることになるし、今過ぎ去ってゆく一瞬が思い出になる。
 
 
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Source: ameblo.jp via Teiji on Pinterest

 

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警察が自殺志願男性2人を保護 生きる刹那

 インターネット掲示板を利用して、集団自殺を図ろうとした男性二人が警察に保護された。警察官が自殺志願者を装って二人に近づいた。
 
 保護されたのは神奈川県内の無職男性(40)と栃木県内の無職男性(19)。インターネット掲示板を管理する会社から、「集団自殺の予告書き込みを発見した」と栃木県警サイバー犯罪対策室に通報があった。同県警安全企画課の捜査員が「(集団自殺に)まだ間に合いますか」と書き込んで接触を試みた。
 
 捜査員が「JR西那須野駅に午後11時集合」という内容を聞き出し、那須塩原市内のインターネットカフェにいた2人を保護した。駐車場に止めてあった車内からは練炭や薬剤などがあった。
 
 男性二人は「就職先が見つからなかった」「将来に目標が持てなくて、生きているのが辛かった」と話している。
 
 05年2月、大阪市内のマンションで集団自殺を図ろうとした男女が警察官に助けられたことがある。この時は自殺しようとした男女のうちの女性一人が「死ぬのが怖くなった」と自ら110番して発覚した。
 
 栃木にしろ大阪の件にしろ、集団自殺が未然に防がれたケースは少ない。人の心の奥底にある孤独、これに他人はなかなか足を踏み込めない。心がひとりぼっちになった人には積極的に足跡をつけたい。土足で入っていきたい。未来のある青年が命を絶つのは非常に悲しい。
 
 将来に夢を託すことがある。しかし将来とは無情なもので、一瞬にしてやってきて一瞬にして過去になる。つまり、我々に「現在」というのは実際はなく、今を生きるというのは誰でも大変な作業なのだ。
 
 そして「未来」は「まだ」「こない」と書く。苦しい時間は滞留することなく、誰にでも流れ去ってしまう刹那的なものであると伝えたい。
 
 当事者にすれば苦しいこともある。他人には分からない辛さもある。だから赤の他人として何度でも言う。
 
 死に神とは、生きようとする人に絶対に近寄ってこない。今回2人が助かったのは、あなたたちが、死に神にとって、全く魅力的な存在ではなかったから、ということを忘れないで。
 
  
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★ ネット掲示板の「集団自殺」 志願者のふりして捜査員が未然阻止(産経新聞・13/4/11)
★ やはり命は軽くない(本ブログ・05/2/16)
★ 自殺、孤独死、衰弱死は社会の盲点なのか 絶えない看取られない死(本ブログ・12/2/24)
 
 

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異性には0.5秒で一目惚れ パート2

 年度の終わりと始まりは人の出会いが交差する時期でもある。かつて0.5秒で一目惚れするという調査結果をフロリダ州立大学研究チームが公表したことを書いた。0.5秒で始まる恋愛もあれば、何年経っても成就しないものもある。
 
 某ジャニーズタレントさんが「かつて結婚相談所に登録していたことがある」とテレビで語っていて驚いた。出会いはたくさんあるはずなのに、トップアイドルである彼がそうした所に登録していたとは。芸能人が「友人の紹介で知り合って結婚した」という見出しを見ると、この人も結婚相談所経由なのかなと勘ぐってしまう。
 
 勿論、それ自体は何の問題にもならない。トップクラスの著名人ともなると、その人の名声や財産に近寄ってくることもあるだろう。しかし、人生の伴侶にするとなると、本当に自分のことを心から分かってくれる人でなければいけない。
 
 そう考えると、一目惚れで恋愛が始まるのは純粋なことなのかもしれない。電車で横に座った女性が化粧をするふりをして手鏡越しに男性を見ること。すれ違いざまに髪の毛を手でかき分けること。わざわざ視界に入ってきて、存在をアピールすること。
 
 しかし、異性に気に入られるためには、同時に同性にも気に入られるような人間関係を常日頃作っていかなくてはならない。異性に嫌われている人というのは同性からの評判は悪い。また、異性の評判がよくても、同性の評判がよくない場合は結果はよくないことが多い。逆に、異性にもてる人というのは、同性にも評判がよいことを忘れてはならない。
 
 
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★ 0.5秒で一目惚れ フロリダ州立大学研究チーム(本ブログ・07/9/19)
 
 

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【動画】日産が仕掛け人。11年目のアイ・ラヴ・ユー

 日産自動車が仕掛けたサプライズ企画。旦那さんが仕掛け人となって、奥様にサプライズプレゼントをしました。
 
 
 
 末永くお幸せに。
 

 
 
 
 
 
★ 【動画】演奏中に携帯電話が・・ そのとき演奏者は・・・


 

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開運お守りの思い出

 
 
 以前、都内の神社に初詣に行った。年明けから数日過ぎており、人はまばらな近所の神社だ。鳥居をくぐり、参道をゆっくり歩くと賽銭箱が置かれる幣殿(へいでん)に近づいた。すると、髪の長い若い女性が手を合わせていた。終わるのを待っていたが、なかなか終わらないようなので境内を散歩した。女性が長く神様にお願いするのも訳があるのだろうか。
 
 今年は近所のお寺に初詣。新年2日目という事で多くの人出。近隣の駐車場は満車、露店が多く出店して賑わっている。賽銭箱に小銭を投げて手を合わせた。こういうところで手を合わせると、願い事をするのと同時に反省することが多い。それは困った時の神頼みなんてムシが良すぎるのではないか、という罪悪感である。
 
 普段から神仏に手を合わせ、身を捧げようとしているわけではない。単なるお祭りのごとく、一年で一度の行事に乗じているだけではないか、そんな気持ちがある。そう考えることもいやなので、お守りを購入して毎日持ち歩くことを考えた。
 
 これまでは自分の中に宗教を持ち、それを神の存在として認識していた。それでもいいのだが、その思いを形にしておきたいと考えたのがお守りであった。それは必ず、自分を裏切らずに正しくあることを毎日誓うことにある。
 
 それでも人は神仏に手を合わせる。自分では正しいはずの行いが、うまく作用しなかった時にすがりたくなる宗教心ではないだろうか。
 
 くだんの女性は、私が境内を散歩して戻ってきたのにまだ手を合わせていた。背筋を伸ばして微動だにせず手を合わせていた女性は、きっと自分で宗教を持っているのだろう。しかし自分ではどうしようもなくなることもある。誰かに願いを聞いて欲しくなったに違いない。
 
 さり気なく横から女性を見ると、頬に涙が伝っていた。自分のことなら涙は流さない。きっと、大切な誰かのために流していた涙に違いない。
 
 二十分以上も手を合わせていたのだから、あの女性に幸が訪れたことを信じたい。これはムシの良いお願いではなく、ささやかな他人に対する自分の宗教観。
 
 
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