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チョコレートの味を知らないガーナの子どもたち

 アフリカ・ガーナ共和国の主要産業は、農業(カカオ豆)、鉱業(貴金属、非鉄金属)である。特に日本に輸出されているカカオ豆の7割はガーナ産だ。カカオを主原料とし、その後の工程を経てチョコレートができあがる。カカオ豆の農場で働いているのは現地ガーナの子どもたちであり、主な労働力となっている。その子どもたちは貧困ゆえに学校にも満足に行けず、通学している子どもたちも壁のない学校で、机のない学校で、文具も教科書も持っていない子どもたちが学んでいる現実がある。
 
 児童労働問題に取り組むNPO法人「ACE」(東京都台東区)が、バレンタインデーに向けて、「しあわせのチョコレート」を販売している。テントウムシの銀紙に包まれたチョコレートは4コ入りで500円。売上の半分をガーナの子どもたちへの支援に充てる。
 
 重い豆を頭に乗せて運び、体調が悪くても働かざるを得ない子どもたちはチョコレートの味を知らない。自分たちが運んだ豆が、世界にいる同年代の子どもたちの大好物になっていることを知らないでいる。同NPOでは「チョコを買うときに、ガーナの子どもたちのこともチョコっと考えてもらえれば、一緒にしあわせになれます」という。
 
 こうした活動が実を結んで、ガーナの子どもたちもチョコレートが食べられるようになるといい。子どもの時に経験する甘い思い出というのは、大人になってからでは決して得られない。バレンタインデーという日に胸をときめかせることが、ガーナの子どもたちにも実現しますように。
 
 
★ 特定非営利活動法人 ACE
★ ACE、ガーナの子ども支援チョコ販売(NPOWEB・09/2/13)
 
 

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痛い!

本物の行列 名古屋のマック

 
 名古屋市中村区の「マクドナルド名鉄レジャック店」で、話題のハンバーガー「クォーターパウンダー」目当ての行列ができ、24日午前9時15分に約400人が列を作った。先月末に大阪市内の店舗での販売時、行列が「モニター調査」のアルバイト1000人が並んでいたことが分かり、批判の声が上がった。今回は「モニターの必要が無く、アルバイトを並ばせていない」という。
 
 本物の行列がわざわざニュースになるとは何とも平和な国だ。先月の騒動の時に思ったのだが、これを機に雇用促進のための「行列業」でも作ってみてはどうだろう。暑くても寒くても昼夜問わずひたすら並ぶ行列業。
 
 「お仕事は何ですか?」
 「行列業です」
 「行列主任です」
 「行列係長です」
 「行列課長です」
 「行列事業部長です」
 「行列チーフです」
 「行列マネージャーです」
 「行列アドバイザーです」
 「行列スーパーバイザーです」
 「行列エグゼクティブマネージャーです」
 「行列企画担当です」
 
 「行列デザイン担当です」
 「行列アーティストです」
 「行列トレーナーです」
 「行列エキスパートです」
 
 「行列検定準2級です」
 「行列ディレクターです」
 「行列エグゼクティブディレクターです」
 
 
 誰がどれだけ偉いのか分からない。
 あとはご自由に作ってみてください。。。。
 
  
☆ ユーモアの分析はカエルの解剖のようなものだ。興味を持つ人間はほとんどいないし、カエルは解剖によって死んでしまう(E.B.White)
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★ 今度の行列はホンモノ!マック話題バーガーに400人(読売新聞・09/1/25)
 

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こんにゃくゼリー「販売見送り」求める声明 消費者団体

 小さいころ親戚の家に遊びに行った。そこでキャンディーを食べた妹が苦しみだした。両親が「あめが詰まった!」というと、妹の両足を持って逆さづりにして背中を強く何度か叩いた。すると妹の口からキャンディーが出てきて事なきを得た。幼い子は気道が小さいこともあり、咀嚼(そしゃく)にも慣れていない。高齢者は唾液が少なくなり飲み込む力も弱くなることから、食べ物が詰まりやすい。
 マンナンライフの「蒟蒻畑」を食べたことにより全国で窒息死が相次いでいた問題で、消費者団体「消費者主役の新行政組織実現全国会議」は、同社が製品を製造再開させたことを受け、「事故の再発の可能性が否定できない」とし、製造・販売の見送りを求める声明を出した。
 
 国民生活センターによると、こんにゃく入りゼリーで死亡する事故は95年7月以降、17件あり、死者は19人に上っている。今年4月と5月には、都内でこんにゃく入りゼリーを食べていた高齢者2人が窒息死したことも判明している。
 
 こうした事態を受けて同社は製造を中止していたが、主力商品である「蒟蒻畑」と「蒟蒻畑ライト」を販売再開。小さな子供や高齢者に食べさせないように呼びかけるパッケージの注意書きを拡大し、個別のカップに警告マークを記載した上、ゼリーのコンニャク粉の割合を減らして柔らかくした。
 
 消費者団体では、「客観的なデータに基づいて安全性が担保されない限り、安易に販売・製造を行うべきでない」としている。
 
 ただ、何故こんにゃくゼリーだけが目の敵にされているのか不思議な部分もある。東京消防庁によると、平成18〜19年の2年間で都内において135人がパンをのどに詰まらせる事故を起こし、8人が死亡し、42人が重傷以上の状態になっていた。食べ物では「ご飯・すし」を食べて詰まらせ17人が死亡している。
 
 すなわち、咀嚼力の弱い子供やお年寄りは、何を食べるにしろ気をつけなくてはならないということになる。こんにゃくゼリーに毒性でもあるのなら禁止すべきであるが、この商品が流通することだけが危険ではない。詰まることはないだろうと、最初の犠牲者になった方はお気の毒ではあるが、よく噛むことで消化がしやすくなり、体にもよい。注意喚起すべきはこんにゃくぜりーのみならず、食事の仕方について注意を促す啓発活動が大切である。
  
 
☆ 恋人同士が、初めて食事を共にするということが、一つ「ときめき」であった、などといったら笑われるのがオチだろう。しかし、そうであった。恋人の前で、ムシャムシャクチャクチャ、音をたてないまでも、口を何百度も動かして咀嚼(そしゃく)していくことは苦痛であり、それが苦痛でなく自然にできる間柄になったことは喜びであった。(山田太一)
  
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★ こんにゃくぜりー、消費者団体が「販売見送り」求める声明(読売新聞・08/12/1)
★ マンナンライフがこんにゃくゼリー製造を再開(読売新聞・08/11/26)
★ 「もち」より恐い「パン」135人詰まらせ、8人死亡(産経新聞・08/10/24)
 
 

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大阪ひき逃げ、22歳男逮捕 引きずりで「未必の故意」 大阪府警(2008.11.5)

 大阪市北区の阪神前交差点で、道路を横断していた会社員の男性が車に約3キロ引きずられて死亡した事件で、大阪府警交通捜査課と曾根崎署の捜査本部は、逃走していた住所不定、元建築会社社員でホストの男の容疑者(22)を殺人、自動車運転過失傷害、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕した。容疑者は「酒を飲んで無免許で運転していたので、警察に捕まると困ると思い、必死に逃げた。殺してしまったことに間違いありません」と容疑を認めている。
 
 調べによると男は10月21日午前4時19分ごろ、大阪市北区梅田1の国道176号、「阪神前交差点」を横断していた堺市東区の会社員の男性(30)と接触、救護措置をとらずに男性を車体の下に巻き込んだ状態で約3キロに渡って逃走し、殺害した疑い。引きずられた男性は福島区内の路上で発見されたが、後頭部の骨折などで死亡していた。
 
 大阪府警交通捜査課と曾根崎署は路上に付いた血痕の痕跡などから、男が男性を振り払おうと蛇行運転していたと見ており、そのまま逃走すれば男性が死に至ることは推測できた「未必の故意」があると判断、殺人容疑も視野に入れて調べていた。男は「ひきずったまま走れば、死んでしまうことは分かっていた」と、殺意についても認めているという。
 
 捜査本部では大阪市此花区内にある不審な黒のワゴン車を発見、市内の建築会社社長が所有しており、事件当時に乗っていたのは同社社員であった男であったことが判明。事件後に突然、退職届を会社に郵送して行方不明になっていることから、事件に関与した可能性があるとして行方を追っていた。
 
 捜査本部では延べ900人の警察官を動員。男性が発見された福島区吉野を起点に、同区内や隣接する此花区などで「黒いワゴン車」を1台ずつ調べる「車あたり捜査」を実施、此花区内の建築会社駐車場にあった容疑車両を発見した。車種はトヨタの「イプサム」で、車の底部には不審な傷などがあり、慎重に検証をしていた。車両は事件後も同社で使われていたという。
 
 5日午前3時55分、大阪・ミナミのラーメン屋から出てきた男は、大阪府警の捜査員に取り押さえられた。任意同行を求められた男は当初はひき逃げ容疑を否認していた。捜査本部として最悪のシナリオは「容疑者の自殺」、ということだったが、実際には男は建築会社を辞めて、ミナミでホストとして働いているという事実だった。
 
 男の逮捕を受けて、男性の弟の会社員(25)は、「もう少し時間がかかると思っていたので、まず驚いたというのが率直な感想。まずはひと安心しました。これで兄に『ゆっくり休んで欲しい』と伝えられる。男に対しては、『社会的責任をとって、遺族の気持ちを理解して欲しい』と言いたい。兄、遺族に対して謝罪の言葉が欲しいと思います」とコメントした。
 
 また、男性が勤務していた会社も「警察の懸命な捜査により容疑者が逮捕されたとの報を受けましたが、男性の元気なお姿をもう見ることはできません。改めて今回の痛ましく無惨な事件に強い憤りを感じます」とコメントを出した。
 
 無免許で飲酒運転とはいえ、最初の接触事故で適切な対応をしていれば最悪の事態は防げた。男性は亡くなる必要がなかったうえ、この男も殺人犯にならずに済んだ。飲酒運転はいけない、交通ルールは守らなければいけない、そうは言っても、規範意識のない者にその言葉が通じないのが何とももどかしい。
 
 
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★ 大阪のひき逃げ、無免許22歳逮捕…「何が何でも逃げる」(読売新聞・08/11/5)
★ のうのうとホストに転身、大阪ひき逃げで逮捕の22歳男(産経新聞・08/11/5)
 
↓発見された容疑車両(大阪市此花区内)↓ suspected_car
 
 

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庶民感覚

  
 麻生首相が参院外交防衛委員会で、「カップラーメンは400円くらい?」と答弁した。この答弁に対して「庶民感覚とずれている」と批判があるという。さらには連夜のホテルのバー通いも批判が出ているようである。なぜ防衛を話し合う場において、カップ麺の実勢価格に口角泡を飛ばす必要があるのか分からないが、カップ麺の値段を即答できる組織の長というのはどれほどいるのだろう。
 
 もし、国の首長が「近所のスーパーでは138円で売っている。毎週水曜日は98円になるものもある」なんていう発言をしたらそちらのほうが問題だ。首相だって時にはガード下の赤ちょうちんで飲みたいこともあるかもしれない。和民や白木屋に行きたいかもしれない。これをわざわざ実現しようとしたら、警備側も大変だし、一般客は店から追い出されるであろう。
 
 そもそもカップ麺を庶民的のバロメータとするのもおかしい。この1年ほどの間にカップ麺を食べた記憶がなく、実勢価格を知らない。コンビニで138円ほどのものが、昨今の値上げで150円くらいと推測するが、庶民的思考であろうか。
 
 立場があからさまに違う人を、庶民レベルに引きずり下ろそうとする発想が乱暴だ。会社の社長さんに「一緒に社食で食え」とか「マクドナルドへ行け」と言っているようなものである。「ダブルチーズバーガーセット」の価格を言える感覚が国民の総意ではない。そうした感覚を捨てなければ維持できないものもある。
 
 国防を話し合う委員会で「カップ麺の値段はいくらか」と質問をした民主党議員のほうが庶民感覚とずれている。「お昼の代名詞といえば即席麺です」と言っていたが、いつからそんな代名詞が出来たのだ。
 
 せっかくなので、ここで400円のカップ麺を開発するのも一考の価値があるかもしれない。政府が何となく公認している。そしてカップ麺の値段を知るよりも、保管場所に注意しなければ健康被害が出るということを知るほうが、庶民にとって大切である。
 
 
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☆ 批判的であることは、正しくあることよりも何とたやすいことか(Benjamin Disraeli)
 
★ 首相、カップめんは「400円くらい?」 委員会で答弁(朝日新聞・08/10/28)
★ お客様への大切なお願い(日清食品)
 
 

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バナナダイエット狂想曲

 
 以前、病気で入院していました。そこには50日間いたのですが、9キロ痩せることに成功しました。食べられないわけではないので、食欲は通常通りありました。院内の散歩や院外の公園まで散歩など、その程度の運動量にもかかわらず痩せることができて、やはり食べ物の影響は大きいのだと実感したものです。
 
 1. 病院のため、6時起床の21時就寝の規則正しい生活。
 2. 病院食のあっさりした味付けと、適度な量。
  
 1の規則正しい生活というのが、健康的に痩せられるための基本だと思います。決まった時間に就寝・起床をしていれば、食欲のリズムも自ずと決まることになり、規則正しい時間に空腹感が来ることになります。そして食べれば”出る”のは至極自然なこととなります。
 
 2は通常の生活をしているとなかなか難しいかもしれません。ですので退院後は、油物をなるべく摂らない事を実行しました。その代わりいくら食べてもOKである野菜を食べました。油ものを食べずに痩せるというアドバイスは男友達が実践して教えてくれたものです。
 
 結局、太ってしまうというのは、不規則な生活に加えて暴飲暴食をしているからなのです。いま巷ではバナナダイエットがワイドショーで放送され、バナナが不足しているようです。 しかしながら、バナナは食べれば痩せられる魔法の食べ物ではありません。そしてこの世にそんな物は存在しません。
 
 まずは規則正しい生活が手っ取り早くダイエットできる第一歩です。これができなければバナナ食べたところで健康的に痩せることはできないでしょう。恋をすると痩せる、というのも本当らしいですね。満腹中枢が刺激されるので空腹感が少なくなるらしいです。追い求めた方がいいのは、バナナよりも甘いものなのかもしれませんね。
 
 
☆ 彼のおかげで28キロ痩せました。 恋ってすごいね(出典不明)
  
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偽装食品連鎖は止まることなく

 大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」による汚染米不正転売問題で、事故米の中国産もち米が食用に高齢者福祉施設や医療施設などに配食している13の給食業者に流通していたことが分かった。汚染米の拡大がさらに広がる恐れが出てきた。すでに焼酎や清酒メーカーが該当商品を店頭から回収する措置をとっているが、農水省や三笠フーズが事故米の行き先を公表していないため、メーカー担当者は憤りを隠せないでいる。
 
 鶏肉やウナギに老舗の菓子などの偽装が相次いだが、ついに日本食の根幹部分である米もその偽造対象になってしまった。メーカーでは偽装ありきという認識で、問い合わせ作業がマニュアル化しているところもあるという。
 
 この三笠フーズが悪質なのは、事故米であるということである。これまでの偽造もよくはないが、別の食べ物を本来の食べ物と偽るなどした偽装、消費期限の改ざんであったが、直接身体に被害が及ぶ可能性のある偽装問題はこれが初めてではないだろうか。
 
 メイド・イン・ジャパン神話は崩壊しつつあるようだが、厳密に言えば崩壊しているのは、メイド・バイ・ジャパニーズである。頭を下げてもらったくらいでは気が済まなくなった。土下座をして欲しい。消費者のみならず、大切な商品として扱ってきた取引先企業や配送関係者にも謝罪して欲しい。嘘つきは泥棒の始まりというが、こうした会社は安全や消費者の信頼を泥棒したことになる。これならば、ウソをつかない泥棒のほうがまだマシであるかのような錯覚に陥る昨今である。
 
 
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飲んだら乗るな

  
 2006年8月25日、福岡市東区の海の中道大橋で、飲酒運転をした福岡市職員が会社員の乗用車に追突、会社員の車が博多湾に転落し、同乗していた3人の幼い子が死亡する事故が起きた。市職員は道路交通法違反容疑で逮捕され、後に危険運転致死罪でも起訴されている。
 
 この事故を機に「飲酒運転撲滅」のスローガンが各地で起こり、運転することを知っていて酒を提供する店側も検挙されるなど、一定の効果が現れ始めた。しかしながらその後も飲酒運転の事故はなくなっていない。あれほど盛んに報道されたのにもかかわらず、懲りない面々が見受けられる。
 
 交通事故は毎日のように報道されるが、活字の情報というのはその悲惨な事故内容までなかなか教えてはくれない。被害者とその家族や友人知人、加害者の家族やその友人知人をも悲しみの底に突き落とす。車は便利だが、小さな運転ミスが取り返しのつかないことになることをもう一度促したい。
 
 福岡県警は2年前の事故をうけて23日夕方から一斉検問を実施した。逮捕されるに至った者はいなかった。検挙には至らないが、微量にアルコールが検出され、警告を受けた者がいたという。酒も車も楽しいものなのに、人により、それが凶器になり得る恐ろしさをよく考えなくてはならない。
  
  
☆ なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ。(エジソン)
  
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★ 飲酒運転根絶へ一斉検問 3児死亡から2年の福岡で(産経新聞・08/8/23)
 
 

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