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酒で憂さ晴らしは逆効果??

 酒は強い方ではないが「付き合って」を言われれば問題なく飲めるほうだ。そうした付き合いで飲むことが多かったが、近年は家での”一人飲み”も得意になり缶ビールを一本飲むことが日課となった。仕事や人間関係ででイライラしたときは酔って何もかもを忘れたくなるときもある。
 
 東京大学の松木則夫教授らの研究結果で「憂さ晴らしに酒を飲むのは逆効果」という内容が明らかになった。ラットを使った実験が基になっている。「記憶はいったん不安定になり、徐々に固定していくとされる。嫌なことを忘れる奥の手は、おぼろげなうちに、楽しい記憶で上書きしてしまうこと」だという。
 
 とはいえ、その”楽しい記憶で上書きする”のに酒が必要だと考えるのは屁理屈だろうか。気の置けない仲間と仕事も忘れて他愛のない話を肴に過ごす時間は楽しい。最近はその話していることが楽しくて、食事があまり進まなくなってしまった。
 
 「ちょっと飲まない?」と友人を誘うのに、仲介役となってくれる酒には感謝である。気象庁の定義する”春”が今日から始まったこともあり、冷たいビールがおいしくなる季節である。飲み過ぎには注意しなくてはならないが、おいしい酒とおいしい食事、「お疲れ~」とグラスをぶつけてくれる友人がいることは幸せなことである。
 
 
☆ 酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔を見ない。貧乏人も金持ちも同じように酔わせてくれるんだ(古今亭志ん生)
 
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★ 酒で憂さ晴らしは逆効果?東大教授がラットで実験(08/2/28)
 

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福岡飲酒事故、懲役7年6ヶ月

 子供3人とクルマを運転していた父親、そして母親の5人を乗せたは突然追突され車ごと海に放り出された。夜間であったこともあり、水没していくクルマの中で子供達を助けるのは極めて困難であった。暗闇に沈む子供達をどうすることもできなかった。
 
 2006年8月に起きた元福岡市職員の男性(23)の起こした飲酒による3児死亡事故に対する判決が福岡地裁であった。判決は業務上過失致死傷罪と道交法違反(ひき逃げなど)の併合罪を適用、最高刑となる懲役7年6月だった。注目されていた危険運転致死傷罪は退けられた。
 
 危険運転致死傷罪の成立は、被告が酩酊状態を認識している必要がある。裁判長は、被告が狭い路地をも事故を起こさず走り抜け、事故現場にさしかかったときに、100キロのスピードで12秒間脇見運転したことも「異常なこととは言えない」とした。片側一車線の現場で12秒も脇見運転すること自体が異常だと思うが、同罪の構成要因とはしなかった。飲酒の証拠を隠滅すべく1リットルの水を一気飲みしたこと、現場に40分後に戻ったことも「業務上過失」の範疇ととらえた。
 
 被害者の夫妻、とりわけ自分で逃げ出すことすらできなかった幼い子供達にとって、恐怖の一瞬は忘れることもできないだろう。そして何の落ち度もない被害者にとってこの判決は妥当だったのか。冷たい海に投げ出された子供達にとって、この判決はさらに冷たかったに違いない。
 
 形式的に「事故」となっているが、酒を飲んだ時点で未必の故意、「事件」にはならないのが不思議である。
 
 
☆ 愚者が賢者から学ぶより多くのことを、賢者は愚者から学ぶ。(Marcus Porcius Cato)
 
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★ 危険運転退け懲役7年6月 「脇見の前方不注視」原因 福岡3児死亡事故(産経新聞・08/1/8)
★ 「過失」の判断、やりきれなさ残す 福岡3児死亡判決(朝日新聞・08/1/8)
★ 福岡・車転落3児死亡:地裁判決 両親の願い届かず 被告、終始うつむき(毎日新聞・08/1/8)
★ 福岡の3児死亡飲酒運転、元市職員に懲役7年6月(読売新聞・08/1/8)
 

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賞味期限切れ狂想曲

 マクドナルドの一部店舗がサラダの賞味期限ラベルを貼り替えていたことが発覚、そしてローソンの一部店舗では賞味期限の切れたおでんを販売していたことが明らかになった。
 
 どうしてこれだけ賞味期限が騒ぎになっているのに、やめようと思わないのだろう。隠蔽なんてできるものではない。なぜなら辞める人が告発する可能性があるからだ。ローソンの件では元従業員が保健所に告発した。
 
 元従業員にしてみれば許すことのできない店舗体質だったことだろう。しかし、力関係で上の者には逆らえない。こうなると真面目に食品管理意識を持って働いている者が馬鹿を見ることになる。
 
 上層部はこうした事態をよく勘案してよい方向にしなくてはならない。対岸の火事とは決して思わないことだ。幸いこれだけ食品事件が起きている中で食中毒などの事象は起きていない。最低限の決められたことが守れないようであれば、その職から身を引いた方がよいだろう。
 
 食に対する企業の考え方が賞味期限切れになっているお寒い実態である。
 
 
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★ ローソンが賞味期限切れおでん(産経新聞・07/12/3)
★ マクドナルド:4店舗、6年前からラベル毎日張り替え 「期限切れ」も3年間(毎日新聞・07/11/30)
 
 

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ミシュラン東京版発売 行ってみたいお店とは

 ミシュランというのは、もともとクルマのタイヤメーカーである。タイヤを売るためにはクルマが売れる必要がある。クルマをもっと走ってもらうためには、外出先となりうるレストランを紹介した方がいい。そうした背景からグルメガイドブック「ミシュラン」は誕生した。
 
 レストランに星を付けて紹介するこの本が東京でも発売となった。星の数でいうと東京は191個、パリは97個、ニューヨークは51個というから東京の食のレベルが高く評価されたことになった。
 
 もともと東京は食文化に恵まれている。食の国籍を問わずさまざまな料理を堪能できる。ちょっとフレンチが食べたくなれば、お手軽なコースを用意している店も多くある。よほどのことがない限り、「ハズレ」は少ない。スシバーが世界で展開され、日本食はヘルシーだとされてきた。ミシュランにより太鼓判を押された格好となった。
 
 一方で「覆面調査員」について懐疑的な見方もある。「外国人に日本料理が分かるのか」「店の内装だけで決められているのでは」という意見だ。ともあれ、これにより料理人の腕の競い合いが起こり、さらなる技術向上で美味しい料理にありつけることができるとしたら、喜ばしいことだろう。
 
 屋台のおでん屋に行ったとき、美味しい素材を堪能でき、僅かなお金で楽しい時間を過ごせた。屋台のオヤジは「大根は○×産」「ジャガイモは△△産」などとは言わない。庶民的な味が屋台の醍醐味である。ミシュランのお店は敷居が高そうだ。おでんをつつけば、冬のきれいな空、三つ星ならずとも満天の星の下で美味しい時間が過ごせる。
 
 
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★ 偽装会社は食材に感謝を(本ブログ・07/10/24)
 
 

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偽装会社は食材に感謝を

 白い恋人には裏切られ、赤福は真っ赤なウソだった。秋田ではシラケ鳥が飛んでいる ーー
 
 雪印や不二家の時、襟を正した国内メーカーはどれほどいるだろうか。鹿児島に本社を置く「山形屋」では、宮崎県産の「鶏」を「地鶏」と不当表示して販売していたことが新たに分かった。もう出てこないと思っていたが、次々に発覚する偽造国産ブランド。国内産ならば安心というのは神話だったか。
 
 秋田県大館市の「比内鶏」社長が問題発覚後初めて記者会見をした。問題発覚後に「山中をさまよっていた」という社長。社長職を辞する気持ちは現時点ではないという。だがそれでは企業責任として社長職に留まるのはおかしな話だ。廃鶏(はいけい)と呼ばれる雌鶏を仕入れ、安く「地鶏」として売っていた。また、くん製などの賞味期限の改ざんは20年以上前から行われていた。
 
 比内鶏は旧比内町(現・大館市)の特産として有名だ。私自身、大館市で生まれたこともあり、秋田の特産であるきりたんぽの中に”比内鶏”を入れて振る舞われたこともある。あの地元ならではの味ももしかするとウソだったのか、そう思うと非常に切ない。
 
 我々が口にする調味料も含めた食材は、塩を除いては生命体か、その死骸である。食べられる運命にある生命体に対し、食材に対して失礼な愚行が続く。
 
 
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★ 山形屋HPで「地鶏」と不当表示(日刊スポーツ・07/10/24)
★ 「比内鶏」社長が初めて記者会見、自らの指示で偽装認める(読売新聞・07/10/24)
 

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飲酒運転をする方へ

 ここに一つの動画がある。飲酒運転をしたドライバーが起こした事故の被害者の女性だ。火に包まれた彼女は瀕死の重傷を負った。
 
 この動画のコメント欄には
 
「この彼女に神のご加護を」と多くの書き込みがある。
 
 もし、想像力のある方ならいますぐ「飲んだら乗るな」を。
 
 想像力のない社会には、酒類販売の禁止を。
 
 
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ミスタードーナツが高級路線へ

 
 以前ミスタードーナツで働いていて「やめておけばいいのに」と思ったことが、現在よく見られるセルフサービス方式に伴う店内のポップ化だ。
 
 それまでの店内は木目調で統一され、店内のBGMはオールディーズが流れていた。それも徐々に洋楽から邦楽にシフトされ、季節の節目で行われていた「100円セール」も現在では常態化し、お楽しみ感がなくなってしまった。
 
 客にこびるのは経営の一部だが、経営方針までもが世間にこびてしまうと、その体制は揺らぐことになる。せっかく他のファーストフードのようなハンバーガーなどとは違った「ドーナツ」で勝負できているのに、差別化を捨ててしまったのはもったいない。
 
 そうした状況を打破すべく、ミスドが高級路線を打ち出した。「私は街のクラブハウスです」「60年代のアメリカがある」の精神をもういちど。
 
 
☆ レモンを手に入れたらレモネードを作れ。すっぱいからといって捨ててしまうな(ジュリアス・ローザンヴォルド)
 
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★ ミスタードーナツが高級路線 1個250円の商品も(朝日新聞・09/9/16)
★ ミスタードーナツ ホームページ
 
 

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酔っている言い訳・2

 メディアリテラシーという言葉がある。情報を読み書きできる力のことだが、連日のように飲酒運転の報道がなされているにもかかわらず、こうした記事が減る傾向がない。勿論、福岡での幼児三人死亡事故を受けてマスコミが徹底して書いていることだろうが、飲酒運転者はこうした情報をどう捕らえているのだろうか。
 
 常習的に車内に缶ビールを置いて運転する者、「少しくらいなら大丈夫」とタカをくくっている者、「飲酒運転がばれるのが怖かった」と言って検問中の警官をはねて逃げる者。こうなると事故でななく事件だ。
 
 飲酒運転の末、対向車に衝突し相手を死亡させてしまった知人がいる。彼は衝突直前に見えた被害者の驚いている顔が忘れられなくなり、夢にも事故現場がよく出てくるそうだ。
 
 千葉県には交通事故専門の刑務所があり、最長で5年を過ごすことになる。「私は出所すれば人生を幸せにやり直すことができるが、被害者の方からはそれを奪ってしまった」とテレビのドキュメンタリーで告白していた受刑者の言葉、我々をも知っておかなくてはならない。
 
 
☆ テロでは、5000人が死んだわけだけど、それを数だけで語ることは怖いこと。その一人一人に家族があるわけで、5000回のドラマがあるということを考えなきゃいけないんだ 。(ビートたけし)
 
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★ 交通事故ニュース一覧(Yahoo!ニュース)
★ 佐賀の男児ひき逃げ、男を逮捕(本ブログ・06/5/24)
 
 

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