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キャバクラ嬢の現実 セクハラ・罰金・・労組結成

 「Nonoさん、いい店があるから」と誘われて、都内のキャバクラに行ったことがある。待ち構えていたのは20代前半の女の子たち。「いらっしゃいませ〜!」と元気よく言われて着席。席に着くと女の子3人が自己紹介を始める。
 
 こちらも自己紹介「偶然なんだけど、うちら同じ町内に住んでるんだよね〜」と他愛のない会話で盛り上がる。タバコをくわえた瞬間に火がつけられ、水割りが残り2センチになるとすぐにあたらしいのが用意される。
 
 こちらが女の子にいう。「コインを4枚並べるから好きなの指さして。こっちは目をつぶるけど、当ててみせるから」といって当ててみせると「すご〜い!」と盛り上がる。タネは教えない。 
 この中でかわいい子は「ミーちゃん」という子であったが、他のお客に呼ばれて席を離れた。ああ、ミーちゃん。。この店は明朗会計で、30分ごとにウエイターが「お時間になりますが、延長なさいますか?」と聞いてくる。「じゃあ、もうそろそろ・・」というと、女の子は「えーー、まだいてよ〜」とお願いしてくる。
 
 キャバクラは明朗会計が安心だが、女の子にとって明朗会計ではない実態が明らかになった。キャバクラで働く女性たちの地位を守るべく「キャバクラユニオン」という労働組合が結成された。代表を務める桜井凜さん=仮名=が、勤務先の給与不払いの相談をしたところ、組合結成となった。 
 相談先となった上部組織の「フリーター全般労組」の共同代表である、布施えり子さん(28)によると、「客を呼べなかったから罰金」「遅刻・欠勤で高額な罰金徴収」「ヘアメーク代・化粧代などの名目での不当な天引き」「店長によるセクハラ・パワハラ」が横行しているという。多くの女性が「夜の仕事」と泣き寝入りすることが多い。布施さんは「あきらめないで相談して」と呼びかけている。
 
 かつての訳ありイメージと違って、どこにでもいるような子が働いているという印象を受けた。別の店も行ったことがあるが、客に付き合わされて酒を飲んだり愚痴を聞いたりすることもあるだろう。客からのセクハラもあるに違いない。それでも笑顔で接客するのは大変な仕事だ。そんな体を張った仕事に対して、女の子を守るべき店側に不当なやりかたがあってはいけない。
 
 ミーちゃんは席を離れると、初老のサラリーマン氏の話し相手になっていた。あの客は女の子と話すことでストレスを発散しているのだろう。そんな場所が提供されていることに感謝し、そんな中で働いている夜の仕事をしている人たちにも感謝である。
 
 女性の意識が変わってきている。店側は女の子を大事にしなければ、それは客離れにもつながることを認識したほうがよい。雰囲気の悪い店というのは女の子もギスギスしているものである。店の看板は外にあるネオンではなく、店の中にいる女の子たちであることを知らなくてはいけない。
 
 あぁ、もうミーちゃんはいないのだろうな。。。
 
 
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※ ユニオンの相談電話受付 12/27(日)正午〜午後10時 電話番号は(※終了しました)
★ セクハラ・不払い許さない、キャバクラユニオン(読売新聞・09/12/22)
★ 「露出の高い服で・・」「胸や下半身触られた」伽馬上の悩み続々(産経新聞・09/12/22)
 
 

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東京は世界一グルメな都市 ”ミシュラン”や米紙報道

 
 「ミシュランガイド東京2010」では、東京は世界最多の11の飲食店に星が3つついた。一つ星、二つ星を合わせた星の総数も一番多いという。ミシュランのみならず、米紙「フード・アンド・ワイン・マガジン」も2年連続で東京を「世界一グルメな都市」とした。
 
 同誌の旅行部門編集者ジェン・マーフィー氏は「東京は確固たる『食の都市』だ」とし、「東京はシェフたちが革新を求めに行く場所であるとともに、伝統的な食の歴史を持ち合わせている」と語った。
 
 東京に住んでいてそれは思う。和洋折衷の料理がうまく混在し、「日本は寿司に天ぷら」というイメージは時代遅れである。何か食べたいと思えば、どこの国の料理でもそれを味わうことができ、食知識の地産地消がなされている場所である。敷居の高い店もあれば、中くらいの店もあり、もっと気軽な小料理店もある。
 
 ドレスコードの必要な店も節目の時には必要であるし、普段着で行けるお店も経済的で、かつ、客の舌に溶け込みやすい。あるフランス料理店に行ったとき、デザートが「ショートケーキ風」というので楽しみにしていたら、試験管に入った層のある液体がやってきた。これを少しずつ飲むのには驚いた。父は「なんだよこりゃ」とけげんな顔をしていたが、初めての「飲むショートケーキ」は文字通り口の中で溶けてゆき面白かった。
 
 ここぞという時のお店は内装も気になるところだ。これからはクリスマスシーズンでもあり、きらびやかなネオンが食にいっそうの期待感を盛りつけることになるだろう。その席では食について語るのか、食している人について語るのか。
 
 本当のグルメな人というのは、相手の食の好みを考えられる人に違いない。なぜなら、食事が美味しいと思うのは、一緒にいる相手が「おいしい」と笑顔で語っている瞬間だから。
 
☆ もっとも危険な食べ物はウェディングケーキである(アメリカの諺)
 
 
★ ミシュラン東京版発売(本ブログ・07/11/22)
 
★ 「世界一グルメな都市」は東京 米紙(ロイター・09/4/10)
 
 

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「すかいらーく」が間もなく消える・・

 ファミリーレストランの先駆け的存在であった「すかいらーく」が10月末で「ガスト」などへの転換を終了させることとなり、「すかいらーく」は四半世紀以上続いた歴史に幕を閉じる。
 
 1970年に「スカイラーク」は創業者である横川4兄弟が、東京都西東京市(当時の保谷町)に食料品を扱うスーパーを設立したのが始まり。場所がひばりが丘団地地区であったことから、英語でひばりを意味する「skylark」を店名に採用、第一号店を国立市に出店した。
 
 バブル崩壊後の低迷期には「ガスト」を出店させ、低価格路線、ドリンクバーなどの導入で客の呼び込みに成功したが、その後もすかいらーくは店舗をガスト等に転換して縮小していった。
 
 ガストは売上高が前年を上回る業績になっており、マイナスで推移している「デニーズ」「ロイヤルホスト」とは差をつけている。デニーズやロイヤルホストも閉店している店舗も多く、「食の多様化でファミレスの時代は終わった」という関係者の声も聞こえる。
 
 私が一番最初に親に連れて行ってもらったファミレスが「すかいらーく」であり、当時ひばりが丘団地の至近距離にある店舗だった。ここは24時間営業のゴルフの打ちっ放しがあり、父がそこでクラブを振るところを見て、そのあとにすかいらーくに行くのがお約束でもあり、楽しみだった。当時はファミレスという言葉も存在せず、単に「レストラン」であった。もっぱらお子様ランチとオレンジジュースが定番メニューであったが、考えてみるとお子様ランチを食べたのはあそこが最初で最後である。
 
 しかしそれも時代の流れ。昨年の食材とガソリン高騰で客足が減ったことも一因であったのだろう。一番の要因は客層の変化かもしれない。ファミリーレストランでありながら、家族で飲食をしている光景がほとんど見られなくなった。人が変われば消費の傾向も変わる。外食産業も客の動線を読む必要に迫られている。そして、新たな思い出作りの場所を提供してほしい。最近は没個性のお店が増えているような気がして少し寂しい。
 
 ドリンクバーのある店舗は確かに嬉しいのだが、少々落ち着かない感もある。そんな中で、落ち着いた雰囲気の中で食べることのできた、思い出の場所が無くなってしまうのは残念である。1つの思い出が、最終回を迎える気がした。
 
 
☆ 発明する方法は一つしかない。それは模倣することだ。正しく考える方法は一つしかない。それは古くからの、試練を経た、何らかの思想を継承することだ(エミール・アラン)
 
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★ 創業業態「すかいらーく」消滅へ 業界の注目が集まる次の嫁ぎ先(ダイヤモンド・オンライン・09/10/19)
 
 

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コンビニの値引き販売、公取委がセブンイレブンに排除措置命令(2009.6.24)

 フランチャイズ契約を結んでいる加盟店に弁当の値引き販売を不当に制限したとして、公正取引委員会はセブンイレブンジャパンに排除措置命令を出した。経営側や消費者には歓迎の声が上がっているが、業界側には収益基盤が揺らぐ懸念があるとしている。
 
 セブンイレブンでは月間の弁当などの廃棄目標を「50-60万円分」としてきた。加盟店主の中には「廃棄するのに胸が痛んだ」という声もある。これに対してセブン側は「指導に行き過ぎた面がある」と認めながらも「多くの加盟店主が見切り販売(値下げ)に反対している」と反論。顧客に店頭価格や鮮度、ブランドへの不信を生じさせかねないこと、ディスカウント店などとの価格競争に巻き込まれ、加盟店自身の利益を圧迫しかねないという主張だ。
 
 ブランドイメージの維持などを懸念するのであれば、こうした廃棄分の加盟店負担を無くすように本部が努力すべきである。加盟店のみに負担を押しつけるのではなく、本部も痛み分けをすべきなのだ。コンビニにとって、弁当などの類は必要不可欠な商品に位置づけられている。独自の弁当開発にも力を入れて、10円でも20円でも安くできるように本部の営業マンが原材料の仕入れ先まで営業に出向く。
 
 この努力があるのを知っているはずなのに、廃棄を推奨するような運営方針には疑問が残る。日本消費者連盟代表運営委員の富山洋子さんは「値引きはコンビニ各店と消費者の判断で行われる商行為。期限切れ前の商品が安く買えるようになれば、選択肢が広がる」とし、消費者不在の論争にも釘を刺す。
 
 値引きシールが貼ってある商品を見て嫌悪感を示す消費者がいるだろうか。もちろん、鮮度の高いものがいいという客がいれば買わなければ済む話であるし、スーパーでは見切り販売が昔から存在して客にもそうした販売方法が認知されている。であるならば、コンビニも硬直した運営方針を貫こうとはせずに、多様な方法を認める方がイメージアップにつながる。
 
 こうした議論が起きるのも、コンビニがいかに弁当などの食材に頼って営業をしてきたかということである。他にテコ入れすべき品物はないのか、それを精査したほうがいい。コンビニに格調高いブランドイメージなどは必要ない。客にとってコンビニは身近な商店の一部となっている。客の平均滞在時間3分を使ってどうやって客にアピールできる商品を陳列するかを考えるべきなのである。
 
 
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★ クローズアップ2009:公取委排除命令 揺らぐコンビニ商習慣(毎日新聞・09/6/23)
★ セブンイレブン:食品廃棄、加盟店の損失を15%負担(毎日新聞・09/6/23)
 
 
 
 

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豚丼と新型インフルエンザ

 04年の3月に留学でロサンゼルスに行っていた。行く前に期待したことは「食べ物」であった。ハンバーガーやホットドッグ、ポテトにコーラ、そんな食べ物が大好きだ。しかも量も多いというから楽しい留学生活が送れるに違いないと思っていた。
 
 行ってみると、3日後にはもう飽きた。コメが食べたくなったのだ。ハンバーガーや大量のポテト、ピザなんてうんざり。ご飯が食べたい。完全に日本食レストランやジャパニーズファーストフードに行くようになった。
 
 その時に行ったファーストフード店のメニューに「Beef Bowl(牛丼)」があった。その頃の日本では狂牛病問題で牛丼が街から姿を消していた時期である。ここぞとばかりに食べまくった。味は日本人好みと少し違うが肉が厚い。「アメリカ人が食べて平気なんだから、狂牛病なんて大丈夫」。そう思ってよく食べたメニューの1つだ。
 
 帰国すると牛丼の代わりに「豚丼」が登場していた。街の声は「牛丼が無くて寂しい」であったが、牛丼よりも安価な豚丼に好奇心をそそられて食べてみると十分美味い。それ以来、牛丼はほとんど食べることが無くなり、その手の店では豚丼ばかりである。
 
 牛丼パニックを予感させる事態に世界中が騒いでいる。豚インフルエンザはWHO(世界保健機構)により「フェイズ4(段階4)」に引き上げられた。メキシコから発症者が出始めた「新型インフルエンザ」、世界の国と地域で感染者が次々と報告されている。感染の疑いがある患者数が多いのはメキシコで2498人。奇妙なことに死者がメキシコ国内だけに集中しており、159人となっている。
 
 なぜメキシコだけ死者が出ているのかは専門家の間でも意見がまとまっていない。例えば首都メキシコシティーは高地にある盆地で以前から大気汚染の問題があり、ウイルスが蔓延しやすいという指摘もある。また、水不足や栄養不足、そして医療施設不足も指摘されているが憶測の域を出ていない。
 
 メキシコでは貧富の差が激しく、都市部から離れた村などでは十分な医療を受けられない人たちもいる。そのため感染者数はもっと多いのではないかと見られている。情報伝達も十分とは言えず、国民の間では「政府は隠し事をしている」と疑念を持つ人もいる。
 そんな中で、インドネシア豚が鳥インフルエンザ(H5N1型)を持っている可能性が高くなったことが神戸大学感染症センターの調査で判明した。このウイルスはアジアを中心に猛威をふるったもので、鳥から人へ感染し250人以上が死亡した。インドネシア豚体内でウイルスが変化し、人から人への感染能力を得ると、豚インフルエンザを上回る被害を及ぼす危険がある。
 
 国内感染はなんとしても阻止して欲しい。政府は「新型インフルエンザ対策本部(本部長:麻生首相)」を設置して水際での阻止を含めた包括的な対策に乗り出している。現在のところ、日本国内での感染者はいない。
 
 政府は「米国産豚肉は安全」という宣言を出した。石破農水大臣は「滅菌処理されて輸入される。肉の中心温度71度以上の加熱でウイルスは死滅する」としており、冷静な対応、特に「豚肉は危険である」といった風評被害を出さないようにしている。
 
 この早期発表は評価すべきであり、これで安心して豚丼を食べられる。それにしても死者がメキシコ国内のみであることが不可解である。インドネシア豚から鳥インフルが検出されたことも不気味である。そして、食べられることを前提に飼育されている豚さんたちにこっそり感謝しておく。
 
 
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★ インドネシア豚から鳥インフル、体内で変化「新型」の恐れ(読売新聞・09/4/29)
 
 

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93歳米国人女性の簡単料理動画が人気

 YouTubeで93歳の米国人女性が紹介する料理の動画が人気です。
例えば、パンを適量用意して、
1)オリーブ油を塗る。
2)塩を適量かける。
3)お湯をかける
完成!といった具合に簡単です。ご本人も「パーフェクト!」とご満悦。
「豆パスタ」では、
1)ジャガイモの皮をむいてカット。
2)タマネギも同様に。
3)以上を炒める。
4)そこに缶の豆を全て投入。
5)塩、コショウ、水を入れて沸騰させる。
6)そしたらパスタを入れて5〜10分待つ。
7)チーズ、トマトソースなどをお好みで。
完成!という具合です。
 この動画に登場する女性の名はクララさん。動画には「Great Depression Cooking」とタイトルが付けられており、クララさんが1930年代の「世界大恐慌(Great Depression)」の時に経験した簡素な料理を動画で公開したところ、アクセス数が増えました。
 
 コメントの中には「アイラブ・クララ」「クララは独身?」などといった書き込みも見られます。世界的な不況の今、再びクララさんは簡単料理を披露することになったのです。ちなみに、撮影者はクララさんのお孫さんです。
 
 
 
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★ Great Depression Cooking (You Tube)


 

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個人的なウェブログ

【100均ジャンクレシピ】きんぴらごぼうカレーライス

 
 昔のレトルトカレーと言ったら、満足な具など期待できなかった。でも最近のは凄い。ジャガイモとかニンジンとかコロコロ入っている。100円ショップでゲットできる食材も多くなってきた。そんなわけで今日は「きんぴらごぼうカレーライス」を作る。
 
●用意するもの
・米
・きんぴらごぼう(105円)
・カレー大辛大盛250g(105円)
 
 ネットで調べると、カレー(風)味のきんぴらごぼうを作る人はいるようだが、カレーにきんぴらごぼうを混ぜる人はいなさそうだ。ちなみに「きんぴら」とは人の名前で、金平さんがごぼうを食べるとちからが付くということで「きんぴらごぼう」となったそうだ。ポパイのほうれん草みたいなものだな。
 
● 上記食材を順に載っけていけばおしまい。
 
注意点としては、きんぴらごぼうをまんべんなく米の上に広げること。そしてカレーをかける。
 
きんぴらごぼうのシャキシャキ感とカレーのハーモニーがたまらなく美味。
 
そしてただでさえ辛いカレーが、きんぴらごぼう効果でさらに辛くなる。
 
きっとお通じ効果がある。
 
大事なこととしては、こういう質素なカレーだからきんぴらが栄える。
 
ゆえに、腕によりをかけて作った愛情たっぷりの特製カレーにきんぴらごぼうを混ぜてはいけない。きんぴらにもプライドがある。
 
ご飯を半分にし、減らした分に豆腐を入れてかき混ぜるとマイルドなカレーになり、また微妙な食感がキモウマイ。
 
 
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「もったいない」は、いけないこと?

 高級料亭「船場吉兆」(昨年廃業)のとき、腑に落ちないことが1つあった。「食材の使い回し」がそれである。確かに使い回されたら気持ちが悪いと思うが、店側がきちんと見定めて出しているのであれば、そんなに大きな問題にすることかな、と思った。
 
 だって、もったいないじゃない。
 
 店のほうだってプロである。消費期限の切れたものをだしたりすれば食品衛生法で問題にはなるが、品質が劣化しているかどうかは従業員が見れば分かるはずで、箸を付けていないと推定できれば、廃棄処分するのはもったいないと思った。
 
 大手コンビニチェーンの「セブンイレブンジャパン」が、加盟店側に値引きをしないように圧力をかけていた疑いが強まり、公正取引委員会は独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で同社本部(東京)への調査に乗り出した。
 
 加盟店側が消費期限が迫ってきている弁当や総菜を値引き(見切り販売)したところ、同社本部が「フランチャイズ契約を打ち切る」「大変なことになる」などと圧力をかけ、販売を制限した疑いがある。「個人商店」である加盟店側が自由に値引き設定をできるが、値引きを認めない本部に対する加盟店の苦情が多いことから、公正取引委員会は02年4月にフランチャイズ・ガイドラインを改定し、「見切り販売を正当な理由無く本部が制限し、売れ残りとして加盟店に廃棄を余儀なくさせること」を「優越的地位の乱用」にあたる事例に追記し、業界団体などに改善を促していた。
 
 セブンイレブン・ジャパン側では「値引き販売は新鮮な食材を扱っているというイメージを壊す」「消費期限の新しいものと古いものが混在している状況は良くない」などとしている。しかし消費者側の反応は決してそうではない。私も値引きしてある商品をむしろ積極的に買う。それは安いからというだけではなく、このまま買われなかったらこの商品は廃棄になってもったいないと思うからだ。牛乳なども商品の奥に手を伸ばさずに、手前から買う。
 
 ゴミになるくらいなら、買ってもらったほうがよっぽどエコだと思う。レジ袋削減、割り箸削減と言っている割には、エコロジーを推進すべき企業姿勢としておかしい。コンビニでの買い物はほぼ100%がゴミになる。物を売る業界ならば、ゴミを出さない、生かすという意識した方がいいだろう。といっても、月に30万円を廃棄目標にしているというコンビニチェーンもあるようですが。
 
 食の安全等いろいろ言われていても、やっぱり日本は食に恵まれている。「もったいない運動」を推進している、ケニアのワンガリ・マータイさんに「もったいない」という言葉はどういう意味かを教えてもらったほうがよさそうだ。
 
 
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★ セブンイレブン、加盟店の値引きを制限か 公取委が調査(朝日新聞・09/2/20)
★ もったいない MOTTAINAI
 
 

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