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全国に広がる支援の輪 タイガーマスク寄付が流行る理由

 全国で突如として広がっているのが児童相談所や養護施設などに対する寄付による支援の輪だ。施設の置かれているのはランドセルや文具。添えられたメモにはアニメ「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗っている人もいるし、「小学生の伊達直人」「阿波の妖怪人間ベロ」「星飛雄馬」「老タイガーマスク」などの”キャラクター”がいっぱい登場している。
 
 一般に寄付をするというと思いつくのが赤十字やユニセフ、または各新聞社が行っている寄付の窓口などがある。新聞の社会面を一枚めくると数千円から数万円の寄付が記載されており、大半が匿名によって成されている。
 
 では今回は何故「タイガーマスク運動」が流行っているのだろう。理由として考えられるのは、寄付行為が確実に使われていることが分かることにある。寄付されているのは現金もあるが、ランドセルや文具類が多い。お金の寄付であると使われ方が一般には分かりにくいが、これなら確実に子供の手に届く。
 
 また、匿名ではあるものの、「タイガーマスク」などを名乗ることによってマスコミに取り上げられ、善意がきちんと人の役になっていることが確認できること、小学生が入学する前の季節であることも”ブーム”に拍車をかけている。
 
 寄付行為は良いことであるので、こうした支援の輪が途切れないように継続されることが望ましい。 
 
 少し気がかりなことがある。こうしたブームに便乗して、児相などの入り口に不審物が置かれないかどうかということだ。または寄付行為を装った詐欺事件などが起きないように願いたいものだ。
 
 
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★ 寄付:タイガーマスク運動 善意届いた児童養護施設 補助金では買えない(毎日新聞・11/1/14)
★ 「小学生の伊達直人、お年玉で・・」紙袋に文房具 徳島(朝日新聞・11/1/14)
★ 「伊達さんみたいにオイラも」妖怪人間ベロ登場(読売新聞・11/1/14)
 

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84年版「ベスト・キッド」のサントラとDVDをゲットした

 ” An enemy deserves no mercy.”(敵に情けは無用だ)
 
 ときどき中古CD屋に行って探していたのが84年「ベストキッド」のオリジナルサウンドトラックだ。中でも男性デュオであるJan & Deanの”(Bop Bop) On The Beach”が聴きたかったのだ。ならば彼らのアルバムでも買えばよい話だが、彼らのCDも全て調べたがこの曲だけは入っていない。
 
 こうなればMP3ダウンロードで購入とも思ったがそれも叶わなかった。当時発売されていたサントラのネット販売もチェックしたが日本語版の入手は絶望的だ。そうなれば輸入盤しかない。アマゾンで検索したところ輸入盤は簡単に出てきた。しかも「在庫は1つ」と書かれていたので、神様に背中を押された気がして購入した。1,069円。まず、曲と一緒に映画本編を振り返る。
 
★ (Bop Bop) On The Beach / The Flirts and Jan & Dean
 
 人の記憶というのはいい加減なものだ。Jan & Deanのみが歌っていると思ったが、80年代に活躍したとされる、The Flirtsという女性トリオも参加していた。そういえば女性ボーカルが入っている。Jan & Deanというのは、The Beach Boys同様にサーフィン・ミュージックを得意とするデュオでSurf Cityが特に有名。聞いたことがある人もいるだろう。
 
 この曲に関しては、彼らのホームページでもWikipedia英語版でも触れられていない。ホームページでは「関係した曲」として”Karate Kid(ベスト・キッドの原題)”の名前があるだけ。ただ彼らと親交のあるMike Love氏がプロデュースしているということくらいしか分からない。
 
 The Flirtsを調べると、”On The Beach”という曲があるが、少しだけタイトルが違うこともあり、同じ曲なのかどうかが不明。いずれにせよ初めて音源に触れることができて感激である。四半世紀も待ったのだから。
 
 さてこの曲、サントラとしては映画本編最初に使われる。主役のダニエル(ラルフ・マッチオ)がビーチパーティに参加するシーンで流れるのだ。男の子はサッカーを、女の子はそれを眺めているという浜辺のシーン。躍動的な青春のシーンをこの曲が盛り上げる。レオカリオビーチでの撮影。
 
★ (It Takes)Two To Tango / Paul Davis
 
 上記ビーチパーティが夜になるとこの曲が流れる。ダニエルと後のガールフレンドになるアリ(エリザベス・スー)はここで互いを意識しあう。恋愛とは些細なことで始まる。
 
★ Cruel Summer / Bananarama 
 
 80年代のディスコソングで忘れられない存在の1つがバナナラマであるが、使われているはずのこの曲は何故かサントラからは外されている。大人の事情かもしれないが、聴きたい人は彼女たちのベストを買うといい。
 
 この曲が使われているのはダニエルがハイスクールに行くシーン。ここでアリとも会う。しかし直後に悪ガキ集団”コブラ会”のメンバーによる嫌がらせに遭う。
 
★ Rhythm Man / ST Regis
 
 ハイスクールでアリたちと会うシーン。ここで”コブラ会”のメンバーを見つけたダニエルは逃げ出す。アリが「逃げないで。立ち向かうのよ」というが、ダニエルは「僕には僕のやり方がある」と行って立ち去ってしまう。
 
★ No Shelter / Broken Edge
 
 ハイスクールのハロウィーンパーティ。”シャワー”に扮したダニエルは、”コブラ会”のボス、ジョニーに仕返しをするが、彼らに追われる羽目になる。もうすぐ自宅に着くという所で彼らに追いつかれてしまう。ここで”空手家”ミヤギが登場する。
 
★ Feel The Night / Baster Robertson
 
 印象的なイントロの曲だ。実在する「ゴルフン・ファミリー・ファン・センター」という夜の遊園地でダニエルとアリがデート。こういう時間というのは楽しいのだ。アリはここで車に乗った他の男性らから声をかけられるがすべて断りダニエルと一緒に過ごす。
 
★ Young Hearts / Commuter
 
 再びゴルフン・ファミリー・ファン・センター。ダニエルはアリに謝罪をする。「やっぱり車を持っている方がいいだろう」というダニエルにアリは「そんなことで人を好きになるんじゃないわ」という。やっぱりナンバーワンよりオンリーワンなのだ。
 
★ You Are The Best / Joe Bean’ Eposito
 
 トーナメントの時にアリが「ダニエル、最高よ!(Daniel, You are the best !)」と言った直後にかかる曲。最初に会場に入るところから初戦までは長いカットが続く。500人のエキストラ、そしてここはクレーンカメラで撮影に臨み、カメラが移動する際にはエキストラなどは体を低くかがめたのだという。
 
 と、7曲を紹介したが、久しぶりに見入ってしまい全ての曲をチェックできなかった。メインテーマであるSurvivorの”The Moment Of Truth”は本編終了後に流れる。
 
 
 「ベスト・キッド コレクターズ・エディション」DVDについて
 
  ダニエル 「明日はトーナメントだ。僕には応援もない」
  アリ         「私がいるわ」
  ダニエル 「きっと初戦でやられる」
 
  アリ         「早く帰れるわ」
 
 1,000円で手に入れたDVDには本編を再生する際に、監督と脚本家、そしてダニエルを演じたラルフ・マッチオとミヤギを演じたパット・モリタの4人の会話を聞くことができる。内容は単なるおしゃべりであるが、「ここはいいシーンだ」とか「このミヤギの家は今アパートになってしまった」といった裏話も聞ける。
 
 他にも、ミヤギが修理した自転車をダニエルが発見するシーンで、「自転車をプールに投げ込めばいいのに」「サドルにキスするとか」と話して笑ったり、「親子が見る映画でマリファナを巻いているシーンは今じゃあり得ない」、ミヤギがダニエルに車をプレゼントした後、「ミヤギは何を想っているのだろう」というと、「車は惜しかった、とか」といって爆笑している。
 
 解説入り本編の他に、インタビューでは上記4人に加えてコブラ会のジョニーを演じたウィリアム・ザブカと、その師範であるジョン・クリースを演じたマーティン・コーヴのインタビューもある。
 
 さらに「空手の極意」では、本作の空手が剛柔流派の空手であり、それが沖縄の宮城長順由来のものであることから、「ミヤギ」はそこから採ったものだとしている。
 
 本編で盆栽が出てくるからか、「盆栽のある生活」なるコンテンツもある。日系人男性が盆栽について解説している。
 
 当時、アメリカでも「ワックスをかけて、ふく(ワックスオン・ワックスオフ)」というフレーズが大流行したという。トーナメントで出てくるヒゲのレフリーは、本作アクション指導に携わったのだという。空耳だろうが、最後にジョニーがダニエルに「立派だよ。君の勝ちだ」と言った直後に日本人女性のような声で「私も・・」と聞こえる部分があり少しこわい。いずれにせよ、これだけの内容が1000円台で手に入るのだから、ファンは絶対に買った方が良い。
 
 ダニエルとアリはビーチパーティで出会い、一目で恋に落ちる。ミヤギはダニエルに「(空手の時は)目を見ろ、いつもだ(Look eye, Always look eye !)」という。目は口ほどにものを言うというが、相手の目を見ることはいつでも大切なことである。それは仕事でも試合でも。そして恋愛でも。
 

 

★ 「ベスト・キッド」の「ミスターミヤギ」、死去(本ブログ・05/11/30) 
★ 笑える? モデルさんのように笑顔を作るのは難しい(本ブログ・09/9/7)
★ 目と目で・・モデルの魅力(本ブログ・08/7/21)
 
 
 
 

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NHKの「龍馬伝」最終回 重要シーンで速報テロップが入る ツイッターで話題に


http://twitter.com/kireinabara/status/8877929136128000
http://twitter.com/ichihei/status/8894129211711488


 
 
 それがニュース速報というものなので仕方がない。
 
 
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★ 「龍馬伝」暗殺シーンにテロップ 苦情200件(産経新聞・10/11/29)
★ 「龍馬伝」最終回は、文化庁芸術祭にも参加。(PDFファイル・文化庁)
★ 愛媛知事選 前松山市長の中村時広氏が初当選(朝日新聞・10/11/28)
★ 愛媛県知事選:前松山市長の中村氏初当選(10/11/28)
 
★ 「あまりにも龍馬伝がショックだったので壁紙にしてみた」
 
 

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インターネットラジオ「radiko(ラジコ)」を12月1日より本格配信へ 1都2府10県から順次拡大へ

 インターネット上で聴けるラジオサービス「radiko」はマンションや山間部といった難聴取地域でもラジオが聴けるのが魅力だ。IPサイマルラジオ協議会は2010年12月1日、株式会社「radiko」を設立することを発表した。会員である放送局を順次増やして、北海道、名古屋、福岡などでも配信できるようにする方針だ。
 
 前にエントリで触れたが、Android、iPhone、Mac、Windowsに対応している。昨今のスマートフォンやiPadなどの持ち歩ける端末の購入者がradikoの普及に一役買っていることだろう。放送局が増えれば、どこでもラジオが聴ける楽しみが増える。
 
 デスクトップにおいて使うガジェットは、パソコンがすぐにラジオになる便利さがある。音質は雑音など入らないので最高である。NHKが聴取できればよいのだが、それには少し時間がかかるような気がする。
 
 インターネットに殺されたメディアはテレビや新聞といったところだが、音声というもともとラジオの強みが、ネットと共存するのに実は適していたということになるのだ。
 
※ Mac:OS X 10.5,10.6 Win : XP,Vista,windows 7 に対応
 
 
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★ radiko.jp
★ アンドロイドのアプリでラジオを聴こう radikoとraziko 東京圏と大阪圏をカバー(本ブログ・10/4/19)
★ ラジオ聴取率アップに中学生が貢献 ラジオの思い出(本ブログ・10/1/3)
 
 

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涙もろい人たち 「リトルチャロ」と「たったひとつのたからもの」

 
 JRの車両についているモニタを眺めていたら、NHKの英語アニメ・リトルチャロが映っていた。主人公のチャロは捨て犬で雑種の小型犬である。
 
 チャロ「自分の誕生日を知っているかい?僕は捨て犬だから分からないんだよ」
 
 パピヨンのキャンディが「もちろん知っているわ」と答える。
 
 今度はボクサー犬の怖そうで愛想のないドレッドに質問する。
 
 「自分の誕生日を知っているかい?僕は捨て犬だから分からないんだ」
 
 眠っていたドレッドが答える。
 
 「お前は翔太に拾われたんだろ。その日を覚えているか」
 
 チャロ「あれは雪の降っている日曜日の朝だった」
 
 「だったら、雪の降る日曜日はいつもお前の誕生日だ」
 
 〜それを聞いたチャロは温かい気持ちになり眠りにつきました。
 
 通勤中にこの話だけでグッと来た。
 
 先日は松田聖子主演のドラマ「たったひとつのたからもの」の再放送を見た。ダウン症であった子とその家族を描いたものである。このドラマを見ている時には5分おきに涙腺が爆発した。人前では泣かないつもりでいるので、独り暮らしはぐちゃぐちゃな顔を見られないで済んでよかった。
 
 時に人は「年のせいで涙もろくなった」ということがあるが、それは間違いである。年輪を重ねたことによって、真実の喜びや悲しみを知ったから本当の涙を流すのである。
 
 それでは若いころの涙は何か。それはぐずって泣いてしまう赤ちゃんの余韻を引きずっているだけの涙である。本当の喜びも悲しみも分からないから、それを目の当たりにして泣いてしまっていたのである。
 
 
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★ ドラマ「たったひとつのたからもの」主演松田聖子(日本テレビ)
★ 今やフツウ?目の前でなく男ってアリ?(セキララ・ゼクシィ・10/9/17)
★ たったひとつのたからもの(本ブログ・06/9/28)
★ 笑える? モデルさんのように笑顔を作るのは難しい(本ブログ・09/9/6)
★ 「私を死刑に」男性被告に懲役7年(本ブログ・09/2/6)
 
 

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懐かしい再放送 「積木くずし〜親と子の200日戦争〜」 

 「積木くずし」は実在する俳優の一人娘が突然不良少女になってしまい、更生させるべく両親が奮闘する模様を描いたTBSのドラマだ。7回の放送で最高視聴率45.3%を記録し、民放ドラマとしては1977年以降1位の記録を保持している。
  
 俳優穂高信彦(前田吟)の一人娘である香緒里(高部知子)が地毛に色が入っていたことから不良少女からいじめを受けるが、「いじめられるならいじめる側に回る」として突然派手な服装で不良少女になってしまう。母親の三枝子(小川真由美)は過保護に育ててきたこともあり戸惑う。そして警視庁少年第1課少年相談室の心理鑑別技師・竹村宏(古谷一行)を訪ねる。
 
 「少し、いじりすぎましたかね」という竹村は穂高夫妻に対して5つの約束を守るように指示をした。1つは「子供と話し合いをしてはいけない」、2つ目は「子供に交換条件を出してはいけない」、3つ目は「日常のあいさつを正しくする」などといったものだった。「お子さんがうちに帰ってくるまでは放っておいて決して捜さないでください」ともいう。夫妻は戸惑い、「香緒里は体が弱い。もし外で倒れたらどうするのですか?」といえば竹村は「その時は誰かが119番してくれます」などという。
 
 高部知子と小川真由美がケンカをするシーンはまさに体当たりの演技だ。再放送に関しては放送前にお断りがあり、「この作品は実話に基づいてドラマ化したものです。未成年の不適切な行動の描写がありますが、作品のテーマ性をかんがみ当時のまま放送します」となっている。おそらくシンナーやタバコを吸うシーン、暴力をふるうシーンなどを指しているに違いない。
 
 ドラマはノンフィクションであり、俳優・穂積隆信さん(79)の原作だ。一人娘というのは由香里さんのことである。本編では激しい親子の戦いが描かれており、当時の不良少年少女の行動なども垣間見ることができる。
 
 このドラマは淋しい。なぜなら現実の話がドラマを上回ってしまったからである。夫妻は離婚し妻は自ら命を絶った。そして由香里さんは2003年8月に心不全のため35歳という若さで他界した。穂積さんは由香里さんの遺灰を少し混ぜた手のひらに収まる「ミニ墓石」を持っていて、由香里さんに話しかけているのだという。
 
 ひまわりは群生していると、背の高いひまわりの陰になって背の低いひまわりが見える。それでもそのひまわりは空を仰ぐ。由香里さんはそんなひまわりだったのではないだろうか。
 
 
※ 2018/10/20 追記
 2018年10月19日に穂積隆信さんが87歳で逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
 
 
 
 

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昔からあった振り込め詐欺は”声色詐欺”

 1979年に放送されていた「熱中時代刑事編」の再放送を見ていたら「声色詐欺」をテーマにした内容があった。警視庁大門署(架空の署)に勤める早野武(水谷豊)の声を真似た男が、早野の妻であるミッキー(ミッキー・マッケンジー)をだまして家まで金を取りに来るという話である。劇中、「最近流行りの声色詐欺ですね」などという会話が出てくる。
 
 この「声色詐欺」と呼ばれる事件が実際にあるのか調べてみると、94年12月24日の読売新聞東京夕刊に「恋人装い電話詐欺や婦女暴行 34歳容疑者を逮捕」とあった。それによると、電話で恋人を装って、女性から金を騙し取るなどした工員の男が神奈川県警に逮捕された、とある。
 
 「交通事故を起こして金を要求された」、「相手が金を取りに行くから渡して欲しい」という内容で、今でいう振り込め詐欺のパターンと同じだ。当時、川崎市川崎区内では「声色詐欺」が未遂も含めて約70件発生していたという。男が被害者宅の電話番号などをどのように知ったかは記されていないが、名簿屋などから個人情報を入手した可能性はあるだろう。
 
 最近の振り込め詐欺では、銀行のATMを使わずに、被害者自宅まで金を取りに行くケースが多い。銀行側の警戒が強まることで、詐欺団が直接取りに行くという方向転換をしているようだ。
 
 警視庁と山口県警は4日、中国から国際電話をかけ、都内の女性(80)からキャッシュカードを騙し取った詐欺容疑で無職の男4人を逮捕した。この場合は警察官や金融庁職員を装って電話しており、”オレオレ詐欺”とは異なる手法だ。どうしても”役人”からの電話だと緊張してしまうこともあってか、騙されてしまう人が多いようだ。
 
 独り暮らしのお年寄りが増えていることで、こうした事件から被害者を守ることが難しくなっている。所在不明の高齢者問題では、家族が死亡した高齢者をそのままにして年金を不正受給する事件が相次いでいる。社会とのつながりが薄くなり規範意識がなくなった高齢者が万引きに手を染めたり、振り込め詐欺の被害者になったりしている。
 
 高齢者を守るのは家族であり、地域社会である。いずれ誰にも老いが来ることを念頭に、人と人とのインフラ整備を急ぐ必要がある。
 
 
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★ 振り込め団4人を逮捕 中国から電話、詐欺容疑 総額3億円以上か・警視庁(時事通信・10/9/4)
★ 中国拠点振り込め詐欺容疑 日本人4人逮捕 警視庁(10/9/4)
★ 振り込め詐欺「手渡し型」が急増 被害者心理の裏かく?(産経新聞・10/9/5)
 
 

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懐かしい再放送「スチュワーデス物語」

 
 83年に放送された「スチュワーデス物語」の再放送が懐かしい。主人公の松本千秋(堀ちえみ)がスチュワーデスを目指して努力奮闘していく。村沢教官(風間杜夫)との恋愛も絡めて、他の訓練生と共に成長していく姿を描いている。他の出演者は片平なぎさ、山吹千里、白石まるみ、春やすこ、高樹澪、長門裕之など多数。 
 
 当初、村沢は客室乗務員として勤務していたが、訓練課長の柿野(石立鉄男)に教官として辞令が下りたことを告げられ戸惑う。初めての訓練生に対しても横柄な態度で接し、全くやる気を見せなかったが、その態度を改めさせたのは体当たりでぶつかっていった松本千秋だった。
 
 本編では日本航空が全面的に撮影に協力し、実際の航空機客室モックアップを使った訓練の様子も描かれている。フライトシミュレーターや緊急脱出の訓練も本物を使って撮影が行われた。英語の教官なども実際の講師本人が登場して演技をしている。屋外ロケは東京国際空港(羽田空港)周辺で行われており、のちに新しくなった現在の空港周辺と風景が異なることもあり、懐かしい画が楽しめる。
 
 恋愛ものと学園ものをミックスしたものとしては異質な存在だ。前述の施設や実在する訓練センターを使ったこともあり、そうした建物がベタな恋愛話のリアリティを出す重要な存在となっている。本編では、松本が訓練中におぼれて意識を失い、村沢が人工呼吸をする場面がある。当時のスポーツ新聞では「堀ちえみのファーストキス」と題された。
 
 今年の日本航空は経営再建を強いられており、また、85年に発生した日本航空123便墜落事故から四半世紀となる。主演の堀ちえみは2度目の離婚が明らかになっており、何かと縁の深い再放送である。
 
 大きな航空機が飛ぶ大きな空は今も昔も変わらない。時代は変わっても自然の織りなす空気の色というのはそう簡単に変わらない。ベタな恋愛ものと書いたが、ドラマだけではなく、実際の恋愛もベタなものが多い。そこにあるのはいつの時代も見上げれば大きな空、そして人間の織りなす恋愛の色さまざまであり、ドジでのろまでじれったい話が流れているのである。
  

 

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