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それはあなたたちが決めることです 家政婦のミタ 最終回

 冷たいロボットのようなスーパー家政婦、三田灯(松嶋菜々子)が阿須田家で仕事をするようになってから、阿須田家の面々は少しずつ変わっていった。過去を語るミタ。しかし阿須田家の面々はそんなミタを受け入れると言う。
 
 ミタに対して優しく接する阿須田家の面々。しかしミタにとって、人から優しくされることは辛いことであった。自分が経験してきた過去に対して愚直に従うミタ。その意思に反する優しさは辛かったのだ。
 
 ミタはただの家政婦ではなかった。本当に何でもできる家政婦であった。料理から洗濯に掃除、そして阿須田家の面々の気持ちをも静かに修復できる女性であった。そんなミタの誕生日は12月25日だという。クリスマスには決して派手ではないけれど、小さな灯りがつくことになるだろう。
  
 悲惨な出来事があってもそれをどう捉えるかにかかっている。自分の存在が周りを不幸にするということはありえない。そう考えてしまうのは自分の心が石のように冷たくなっているからであり、そうして自分を責めて感情を殺すことは、もはや自傷行為といえる。
 
 不幸な出来事があったら良い方向に向かうように意思を持つことが必要だ。その考えを持ち続けるためには強い意志が必要だ。そして冷たい石も、手のひらで強く握りしめば、必ず熱くなることを忘れたくない。
  
 周りにいる冷たいと思える人たちが、本当に冷酷なのか、実はそうではないのか。それは、”あなたが決めること”。そして、人との別れには涙よりも笑顔のほうが良い。なぜなら笑顔は、流れた悲しい涙を中和することができるからである。
 
 
 
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障碍者の差別に遭遇したらどうするか【動画】

 米国テレビ番組の動画がある。ダウン症の男性がレジで袋詰めをするが、彼に対して「もっと早くできないのか」「うすのろ」「私の言っていることが分かる?」などと罵声を浴びせる。しかしこれは、罵声を浴びせている方もダウン症の男性も俳優さんだ。つまり「仕掛け人」。これはスーパーのレジでそうした文句を言っている人の後ろに並んでいる人の反応を見る番組の実験だった。
 
 ひどい言葉にただうつむくだけの人、仕掛け人の「あなたもそう思わない?」という質問にうなずくだけの人。そして、仕掛け人に対して声を荒げて注意する人も現れる。
 
 もしこういう場面に遭遇したらどうするか。恐らく一番多いのは見て見ぬふりをすることであろう。傍観者になることで問題に巻き込まれなくて済む。しかし傍観者というのは、そうした加害行為に対して止めることをしないのであるから、傍観しているだけでも加害行為に充分加担しているといえる。
 
 こういった場面に遭遇した時に人は試される。自分の正義を貫く人なのか、困っている人に手を差し伸べる人なのか、何もせず、いてもいなくてもどうでもよい人なのか。
 
 
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★ 自転車事故をきっかけに車いすが不要になった奇跡(本ブログ・11/12/11)

 
 
 

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自転車事故をきっかけに車いすが不要になった奇跡

 映画「スーパーマン」シリーズ4作の主演、クリストファー・リーヴは、95年に乗馬中に落下して脊髄を損傷した。そのために首から下が麻痺した状態になり車いすの生活を送ることとなった。それでも車いすに乗りながら映画に出演するなど活躍した。しかし95年、自宅にて心不全をおこし、そのまま帰らぬ人となった。52歳の若さだった。
 
 そのクリストファー・リーヴが出演したCMがかつて物議を醸した。車いすからゆっくりと立ち上がった彼が歩き出すのである。もちろん特撮によるものであるが、車いすの生活を送っている人に非情な希望を与えるとの批判の声が上がった。下半身不随になれば、現在の医療では元に戻らない。そうした批判も納得ができる。
 
 ところが驚くべき奇跡がオランダで起きた。2008年北京パラリンピック、女子車いす競技の銀メダリスト、オランダ人のモニク・ファンデルホルストさん(27)がその人である。
 
 来年のロンドンパラリンピックに向けてのトレーニング中、自転車にはねられた。ところがその後、足に痛みを感じるようになり、リハビリの過程で脚が少しずつ動き始めた。そしてとうとう健常者としてロンドン五輪を目指すというのである。医者は「説明がつかない」と驚いている。ファンデルホルストさんは13歳の時に受けた手術がきっかけで車いすの生活となっていたのだ。
 
 この奇跡が今後の医療の進歩に何らかのよい影響をもたらせば良いだろう。根本的な治療法が見つからない病態というのは数多く存在するが、そうした病態も医療の進歩によって克服される時が来るのかもしれない。クリストファー・リーヴにその奇跡のチャンスはなかったが、スーパーマンのように飛ばなくても良い、せめてCMのように歩いてくれたなら、そんな風に思う。
 
 人は絶望することがあるかもしれない。それならば、夢や希望などは捨てた方がいい。時に夢や希望は重荷になる。ただ、絶望の底にいるときにだけ、奇跡は起こる。それはきっと、命の危険にさらされたときに「おまたせ」と現れるスーパーマンのようなものであるはずだ。
 
  


★ オランダの車いす選手、「奇跡の事故」で下半身まひ回復(ロイター・11/12/9)
★ スーパーマンのような人(本ブログ・06/9/25)
 
↓「スーパーマン」第1作(1979年)ロイスを救出するシーン

 
↓冒頭のコマーシャル↓

 
★ 【動画】オスカーに登場したクリストファー・リーヴ〔1996年)
 

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「相棒」「家政婦のミタ」音楽担当は池頼広 心に響く音

 十年目を迎え安定した人気を誇っているのがテレビ朝日系で放映されている「相棒」だ。そして同じ水曜日で、「相棒」の後に日本テレビ系列で放映されているのが「家政婦のミタ」である。「ミタ」は放映されてから視聴率が右肩上がりの人気であり、小学校では児童達が先生の質問に「それは業務命令ですか?」「承知しました」とのセリフで答えて先生を苦笑させているという。
 
 ドラマが面白いのは内容やキャスティングもさることながら、音楽が話に花を添える。かつてフジテレビ系列で放映されていた「101回目のプロポーズ」。その主題歌「SAY YES」を作ったASKAは、ドラマ本編で星野達郎(武田鉄矢)がボーナスを全てつぎ込み購入した馬券でレースに熱中しているシーンを見て同曲がひらめいたのだという。
 
 「相棒」と「家政婦のミタ」では音楽担当が池頼広である。「相棒」ではシーンによって流れる音楽がほとんど決まっている。特に山場となるシーンでは切ない音楽にホロリと来ることがある。キャストの迫真の演技、または杉下右京(水谷豊)の見せる優しい口調でいさめるシーンで音楽はとても重要な役目を果たす。事件を扱う内容なので、必ずしもハッピーエンドとはいかないが、犯人の勘違いから殺人を犯してしまった場合はやりきれない思いにさせられる。そんな所にも背景では音楽が見事に”演じている”といえる。
 
 「ミタ」では、最初から不安な音が流れて話は始まる。そしてキャストが静かに話しかけるシーンでは、間をおいて音楽が流れる。キャストのセリフに音符が重なる部分であり、知らず知らずのうちに1つの歌になっているといっていい。
 
 池頼広さんがもともとベーシストだったようだ。そこから楽曲提供の道を切り開いたアーチストでいらっしゃる。しかしドラマの音楽を担当するというのは、どんな心地よいプレッシャーがあるのか知りたいところである。
 
 誰にでもその人独特のドラマがある。そこに流れる音楽というのは十人十色だ。バックでどんな音楽が流れていても忘れてはいけないことがある。そのドラマの主役は、常に一人しかいないということを。演奏なしで演じなくてはならないことがあるということを。BGMは自然に流れる。悲しい音楽になるか、情熱的な音が流れるかはその演じ方にかかっている。
 
  
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★ 池頼広(Ike Yoshihiro)
★ 「家政婦のミタ」続編も映画化もナシ(日刊スポーツ・11/12/7)
 
★ 相棒season10(テレビ朝日)
★ 家政婦のミタ(日本テレビ)
 

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「家政婦のミタ」にみる笑えない人 たち

 テレビを見ていてある人を思い出した。その人は病名は分からなかったが、笑うことができなくなってしまっていた。原因は人間関係である。軽い抑うつ症状も出ていた。
 
 しかし全く笑えないわけではない。ある日その人がくだらないことを言い、その内容がツボにはまってしまって私が腹を抱えて大爆笑、5分間くらい泣きながら笑いが止まらなかったことがあった。その人はそんな私を見て口元だけ少し微笑んでいた。声を上げて笑ってもおかしくない状況だったが、その人の笑顔はそこまでだった。
 
 日本テレビ系列ドラマ「家政婦のミタ」で主人公の三田灯(みた・あかり=松嶋菜々子)は笑うことができなくなってしまった人である。現時点でその理由は分かっていないが、かつて夫と息子が亡くなったことに関して三田に負い目があり、2人の葬式の時に義母から「もう2度と笑うな」と激高されて以来笑わなくなっているのではないかと推測できる。
 
 三田が家政婦として送り込まれた阿須田家は子供が4人いるが、父親・恵一(長谷川博己)の不倫が原因で母親・凪子(大家由祐子)が自殺。そのことが引き金となって家族は空中分解していた。
 
 そんな中で三田は喜怒哀楽の表情を一切表に出さず、冷酷なロボットのように「承知しました」の一言で仕事を引き受ける。業務命令なら何でもこなし、伝言をする際も相手からの文言を完璧に覚えている。ある日長男・翔(中川大志)が「やらせてくれ」というと、「承知しました」と言って服を脱ぎ出すほどである。
 
 しかし、笑えという命令には「どうしてもと仰るのであればお暇を頂きます」と言い、自身の過去のことについても「個人情報はお伝えできません」と拒否する。それ以外であれば基本的に何でも行い、長女・結(忽那汐里)が「私を殺して!」と懇願すると「承知しました」と言って包丁を上から振りかざすように持って結を追いかける。恐ろしくなった結は物を投げつけるが、何故か全てはねのけてホラー映画並みに執拗に結を追い回した。
 
 阿須田家の家族が「三田さん、どうしたらいい?」と言うと、「それはあなた(たち)が決めることです」と突き放す。しかし三田も徐々にではあるが、質問に対して忠告をするようになっていく。
 
 「家政婦の三田」に笑う日が訪れるのだろうか。そして阿須田家全員が笑うことのできる日が来るのだろうか。
  
 心の闇に感情を閉じ込めてしまった人は笑わなくなる。笑う感情よりも強い責務がのし掛かってきた時にそうなってしまう。冒頭に出てきた「笑えない人」がその後どうなったかは分からない。ただ笑うという人間だけの感情表現を早く取り戻していたらと願う。私を笑わせたのであるから大きな前進だったに違いない。
 
 重いストレスを抱えると笑えない。暗い話が明るくなるのは何がきっかけになるのか。最初に笑顔を見せるのは誰なのか。笑顔を見せるきっかけを作ってくれるのは何なのか。そのきっかけは作れるものなのか。
 
 笑顔は人を笑顔にし、笑い声は相手の全身に心地よく響く振動だ。同じ人生を送るのであれば、笑う時間を人生で長く持っていたいものである。怒っている人や泣いてる人を一転にして楽にする、笑顔にはそんな力が働く。そして笑顔は必ず相手に伝染する。僕たちはそれを、生まれたときに覚えた。泣いて生まれてきたのに、笑顔で迎えてくれた。
 
 
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★ 家政婦のミタ(日本テレビ)
 
 

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iTunesストアでのレンタル 「グーニーズ」を観た

 前から気になっていたiTunesストアでの映画レンタルをしました。レンタル代は300円。1,000円で購入することもできますが、そんなに観ることのない映画のために1.6GBもHDDを占領されるのは気が引けます。ですので、今回はレンタルしてみました。
 
 レンタルしたのは85年の映画「グーニーズ(Goonies/日本語字幕版)」です。恐らくDVDを購入すれば、他の映画同様に字幕のオンオフ、英語か日本語の吹き替えを選ぶことができるのでしょうが、本作品ではレンタルも購入も日本語字幕は常にオン、音声は英語というものでした。字幕を消したり英語の字幕を観たいといった英語の勉強したいかたは実際のDVDを買った方が良いかも知れませんね。
 映画本編1時間54分(ダウンロードサイズは1.61GB)を約40分かけてダウンロードしました。フレッツ光ならもっと速いであろうに、Wimax(最高下り40Mbps)だとこれくらいの実力です。同じ環境のかたは参考にして下さい。
 
 このiTunesストアでのレンタルの良い所は、当たり前ですが借りに行く手間と返しに行く手間が省けるということです。特に見終わった後にそのまま放っておけばよいというのは楽ですね。しかし、ダウンロードしてから30日以内に見なくてはなりません。そして見始めた場合、48時間以内に見終わらなくてはなりません。ただし時間内であれば中断することはできます。それ以降は見ることができませんので注意です。
 
 さて、懐かしい映画のグーニーズ。フラテリー一家のメンバーが脱獄を図る所から始まる。メンバーが家族と合流し、海辺にある廃墟となっているレストランをアジトとする。
 
 一方、そのエリアに住んでいた少年グループ「グーニーズ」のメンバー一家は立ち退きが迫っていた。「もうグーニーズは終わりだね」と言っていたところ、メンバーの屋根裏から宝の地図の様なものを発見した。「片目のウイリー」の伝説を記した書も見つかる。
 
 「そんなものはでたらめだ」というメンバーもいたが、あと数時間で家を去らなくてはならない「グーニーズ」は宝探しを始めることとなった。
 
 片目のウイリーが仕掛けた数々のトラップをかいくぐって、メンバーは宝のありかまでたどり着く。宝を手にすれば家族を救えるはずである・・しかし・・。
 
 本編にも歌手として登場し、本作の主題歌「Goonies ‘R’ Good Enough」を歌っているのはCyndi Lauper(シンディローパー)である。80年代の洋楽を席巻したアーティストの一人。
 
 世知辛い世の中、こうした「おとぎ話」は身の回りに起こることは滅多にないであろう。そんな幸運をたやすく手に入れることはできない。ただ、そうしたおとぎ話を語ることはできる。おとぎ話を語る相手がいるということでも、人は幸せを感じることができるはずである。
 
 
☆ そのコインは取ってはダメよ。誰かの願いや夢がかかっているのよ。(ステファニー=マーサ・プリンプトン「グーニーズ」)
 
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NHKがネットラジオ「らじる★らじる」開始 まずはPCから 10月からはアンドロイド携帯でも

 受信料の関係などもあってやらないのではないかと勝手に思っていたが実現した。NHKがインターネットラジオ「らじる★らじる」を9月1日からサービスを開始した。ラジオ第一、ラジオ第二、NHKーFMの放送をインターネットで聴くことができる。来月1日からは、スマートフォンのアンドロイド携帯でサービスを開始する。iPhoneなどでも順次サービス提供する。国内限定のサービスであり、聴取自体は無料である。
 
 これまで山間部や一部の建物内など、聴取困難であるところは聴きたくても聴けなかったが、このサービスによってインターネット接続されているパソコンであれば雑音のないクリアな音声で聴くことができるようになった。実際に聴いてみると雑音が無くて非常によく聴くことができる。
 
 提供する番組は「全国向け共通番組」であり、それ以外の場合はラジオ第一が「関東広域放送」、FMは「東京都域放送」が提供される。ラジオ本放送より数秒の遅延があることから「緊急地震速報」や時報の時には無音になる。また権利関係の理由によりサービス提供ができない場合がある。
 
 先行して始まっているインターネットラジオサービス「radiko」が首都圏や近畿圏などでサービスを提供中。今年は311の震災発生により、ラジオの力が注目された年でもある。携帯ラジオを持っていなくても、インターネットを受信できる音楽再生プレーヤーやスマートフォンでラジオ聴取が可能になっていくのだろう。
  
 
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★ らじる★らじる 
 
★ インターネットラジオ「radiko」をアプリで聴こう 中京地区でも開始 (本ブログ・11/3/24)
★ ラジオ聴取率アップに中学生が貢献 ラジオの思い出(本ブログ・10/1/3)
 
 

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「おしおきだべぇ」「ぶらり途中下車の旅」声優の滝口順平さん死去 80歳

 ヤッターマンシリーズの「ドクロベェ」や「ぶらり途中下車の旅」のナレーションを務めた、声優の滝口順平さんが、29日午前7時33分、胃がんのために亡くなった。80歳。
 
 声優さんという職業はなかなか顔が見えにくい。滝口順平さんもその一人であったが、多くの声優さんが異口同音に、「(アニメなどのキャラクターの)イメージを壊したくないのでメディアに顔は出さない」という考え方がある。
 
 女優としてデビューしていたとはいえ、ドラえもんの声を担当していた大山のぶ代さんや、サザエさんの加藤みどりさんは顔が知れている希有な存在とも言える。
 
 最近のナレーションは、声優さんだけの仕事ではなくなった。アナウンサーや俳優、タレントが担当することが珍しくない。顔だけで十分売れるのに、声の仕事もできる彼らに対して、声優を本業とする人達は危機感を募らせているのかもしれない。
 
 そして声優になる道のりも簡単ではない。声優を養成する学校の存在が珍しくないが、声やその表現力、そして見えない演技力が要求される難しい仕事である。
 
 顔が多くの人に知られていても、その存在感が薄い人も多くいる。芸能人だけではなく、政治家や一般人でもいるだろう。いるはずなのに全く印象のない人。
 
 声優さんという存在は音楽に似ている。曲名はよく分からないけれど聞いたことのある音の存在。それは長い年月をかけて、生活のすき間に少しだけ残る音。でも、そのわずかな声や音が人生を構成するひとかけらであるならば、どれだけ人々の記憶に残ることだろう。その記憶はどれだけ人々を豊かにしてくれるであろう。そうしたことに今まで何故気付かなかったのだろう。
 
 滝口順平さんのお顔を拝見することはなかったが、その声は、時にぶらりと思い出としてよみがえる。滝口順平さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 
 
★ 「ぶらり途中下車の旅」 声優・滝口順平さんが死去(朝日新聞・11/8/29)
★ 滝口順平氏死去=声優、ナレーター(時事通信・11/8/29)
★ 【訃報】ドクロベエの声、滝口順平さん死去(日テレNEWS24)
★ 訃報:滝口順平さん80歳=民間放送初の声優(毎日新聞・11/8/29)
 
 
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