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東京に負けない大阪人気質

 
 振り込め詐欺の被害額で大阪と東京の格差がでているそうだ。
今年上半期の東京と大阪の振り込め詐欺被害は、東京が26億100万円なのに対し、大阪は1億6000万円とケタ違いだ。
 
 大阪府警によると、振り込め詐欺で捕まえた男は「大阪人はひっかからないので電話しない」とぼやいたとか。犯人に対して電話に出た「大阪のおばちゃん」は、「あんさんは誰だんねん」「うちの息子は『オレオレ』という名前とちゃいま」と、逆に質問攻めに合うことがあるとか。
 
 関西人の「ボケ・ツッコミ気質」がこうした被害額を抑えるカギとなっている向きもある。不審な電話がかかってきても「切り返す」力が普段からあるというわけだ。不測の事態に対して、率先して行動を起こすことのできる人は素晴らしい。常に危機意識を持っていれば、大きな出来事に直面しても右往左往することはないだろう。
 
 警察庁によると、交通事案を除く刑法犯件数は、大阪は全国の10%を占める不名誉な数字であるのに対し、振り込め詐欺の認知数は全国でわずか1%ほどだ。
 
 こうなると東京人も他の地域のかたも負けてはいられません。大阪人にではなく、犯罪者に。
 
 
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★ 振り込め被害額 東京は大阪の10倍 なぜ大阪で少ない?(Yahoo!ニュース 産経新聞・06/9/23)
 
 

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盗撮した先生

 
 先生という言葉は「先に生まれる」と書く。先に生まれたから、あとから育った子供達に人生の規範や楽しさを教えるのは責務だ。
 
 都内の中学男性教諭(25)が勤務先の女子更衣室をビデオで盗撮していたとして懲戒免職になった。25歳と言えば、教師としてノリに乗ってきている時期だと思うが、この教師はわざわざ更衣室にカメラを見つからないように設置した。教師になろうと決断したときの初心を忘れ、最初から子供を性欲のはけ口としてしか見ていなかったかということになるだろう。
 
 この25歳のこども教諭に限って言えば、大した志もなく先生という肩書きを振りかざして子供達に先生に対する失望感を与えた。ただ先に生まれたというだけの人に過ぎなかったのだ。
 
 
☆ 性に恥を知らなくなった女たち、金にシャイじゃなくなった男たち。(山口 洋子)
 
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★ 女子更衣室を盗撮 中学教諭を懲戒免職(産経新聞・06/9/21)
★ 教師の不祥事(Yahoo!ニュース)
 
 

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酔っている言い訳

 
 「覚えていない」「警察のでっち上げ」「電車の方角が自宅と逆だったのは間違えたから」
痴漢行為で捕まった、酒に酔った容疑者から出てくる言葉は、大学教授の品位ある言葉とは思えない。
 
 リングの上の勝者が格好いいと思えるのは、彼らが凶器を持って武装しているからではない。体ひとつで戦っているからだ。
 
 同様に、理論武装などただの見せかけに過ぎず何の意味も持たない。人々が落ち着けるのは芯の通った中味。人を説得する時は言葉よりも、無言の姿勢の方が恐ろしいほど強力である。
 
 
☆ プロとは、自分の生きざまをはっきりさせること。何に美しさを感じるかだ 。(江夏豊)
 
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「容疑」で「現行犯逮捕」!?おかしな表現

 
 マスコミが発表する事件の記述で不思議なものがある。「東京都迷惑防止条例の容疑で現行犯逮捕」というくだりだ。
 
 「容疑」とは疑いがある状態のことなので、通常は捜査当局が捜査をして「恐らくはこいつが犯人であろう」ということで容疑者を捕まえる。
 
 一方「現行犯逮捕」というのは、人の目前で犯罪が行われ、その場で補足されることをいう。要するに容疑も何もなくほぼ100%犯人であるという前提である。
 
 もしかすると、警察が現場確認をしていないから「容疑」という報道発表になるのかもしれないが、○○容疑で現行犯逮捕という表現は不思議でならない。
 
 ところで現行犯逮捕に限っては、警察などだけではなく一般人にも逮捕の権限がある。例えば、ひったくりにあった被害者が「泥棒!」と叫んで、通行人が協力して犯人を取り押さえたりする例が一般人のできる「現行犯逮捕」だ。
 
 現行犯逮捕してみたら警官だった、という話しも珍しくない世の中である。
 
 
☆ もし強盗に出会ったら、他の憶病者達と一緒に並んでいなさい。あなたの勇気は、もっと自分の得になる時のために取っておいたらいい。(O.ヘンリー)
 
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★ 「容疑 現行犯逮捕」の検索結果(Google・06/9/16)
 
 

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ライトを付けないドライバー

 「デスノート」を描いた漫画家が銃刀法違反で捕まった。車の中からアーミーナイフを発見された。パトロール中の警察官がライトの切れた車を職務質問してのことだった。
 
 職務質問するにはそれなりの理由がある。たかだかライトと思う向きもあるかもしれないが、欠陥のある状態を放置して車を運転することは通常はほとんどない。特に日本人であればきれいな車体を走らせたいと思うところだ。
 
 それを気にせず運転している者は往々にして心がすさんでいる事が多い。それは酒気帯びであったり薬物を使用していることもあるからだ。だからそうした状態を取締り側は不審に思うことになる。
 
 自転車の無灯火を取り締まるのも、事故防止の観点と、盗んだ自転車を運転している可能性を否定できないからだ。
 
 車を運転していて、傷だらけの車を見たらご注意を。その車の運転手は非常に危険です。そして危険人物はライトを付けないでいるというシグナルを発しているのです。
 
 
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★ 「デスノート」作画担当者を逮捕 ナイフ所持で(産経新聞・06/9/7)
 
 

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増える公務執行妨害事件

 
 大阪・大東市の府道で「ローリング族」騒音の苦情通報を受けて府警四条畷署員が現場に向かった。パトカーが車両を追跡すると、一台がバックしパトカーに体当たりした。運転していた男を公務執行妨害の現行犯で逮捕したところ、仲間の男が現れ、署員の体から手錠のカギを奪い、仲間の手錠を解錠し逃走した。
 
 今年に入って警察官が被疑者に向けて発砲する事案が急激に増えている。警察官に抵抗、襲撃するというのが一般の感覚からすると理解ができないが、警察官が容疑者に甘く見られている部分があるのではなかろうか。
 
 その一因となりうるのがいわゆる「警察24時」の類の番組。テレビ用に放映されている映像はならず者が観れば「警察は甘い」との印象を抱かせかねない。実際の警察官はもっと厳しく接しているはずである。
 
 例えば、あるアーケード商店街に週末になると原付暴走族が暴走していた。見かねた管轄署はある日作戦を決行する。暴走族が出てくる商店街出口に多数の警察官を配置。警察官全員、竹刀を手にしている。彼らが暴走してきたところを、気勢を上げ竹刀でめった打ちである。逮捕するのでもなくひたすらめった打ち。こうした法律すれすれのことも行われているのが現実だ。
 
 犯罪者の警察官や犯罪に対する意識が妙に強固になっているところが不気味である。
 
 
 
★ 「ローリング族」大暴れ 仲間の手錠外し逃走 1人逮捕(朝日新聞・06/8/27)
★ 公務執行妨害が増加、「精強な警察」へ装備強化(FBニュースアーカイブス2005#3)
★ 警官の拳銃使用は慎重に(東奥日報・01/12/3)
 
 

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暴走族、減少

 
 警察庁によると、暴走族の集団暴走が5年連続で減少し、全国の警察が確認したのが2034回で前年比15%減であるという。
 
 いわゆる平成バブルの頃、都内でも主要幹線道路で集団暴走を見て取ることができた。特効服を身にまとい、集団で一般通行車を威圧した。その心理は「目立ちたい」というところから来ていた。
 
 以前まで暴走族を摘発するためには、ビデオ撮影や暴走行為で迷惑を受けた一般のドライバーの証言など、その暴走行為の証拠を収集する必要があったが、一昨年の道路交通法の改正により警察官の目撃だけあれば足りるようになった。
 
 集団暴走は減ってはいるが、小規模の暴走は存在する。昔のようなトップダウンの組織を嫌う若者気質がその理由の1つとなっているようだ。携帯で連絡を取り合い、普段着を身にまとって軽い気持ちで暴走し、解散する。
 
 しかし、「俺たちはワルだ」という示威行為が減った分、そのはけ口が他の犯罪に転換している向きもある。万引き、傷害、恐喝、強盗などの事案は集団のデータベース化ができにくくなると摘発に時間がかかる。
 
 暴力団対策法が施行されてから、彼らの行動が表立った組織暴力から、振り込め詐欺や不動産取引にからむ犯罪など、犯罪体系が見えにくくなった。そして暴走族は昭和53年、道交法改正で集団暴走が禁止になったとき、彼らはディスコに入り浸るようになった。暴走行為が減ったこと自体は結構だが、分散した小さな暴走行為の動向を追い続ける必要がある。
 
 
☆ 日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね (川端康成)
 
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防犯文化ストリート

 東京・原宿の歩行者天国が無くなって久しい。かつてここはストリートミュージシャンやパフォーマーによって活気に満ちていた。「竹の子族」やミュージシャンを輩出した場所であった。
 しかし、ストリートパフォーマーや見物人による周辺への騒音やゴミ問題、周辺交通の渋滞などから、原宿のホコテンは消滅した。同様の理由で原宿・表参道のクリスマスイルミネーションもなくなってしまった。
 NHKで「ご近所の底力・落書き被害をなくせ」という番組が放送されていた。街に氾濫する落書きと戦っている商店街の方々が出演していた。「書かれたらすぐ消すこと」が「書く気を失わせる有効手段」なのだという。そして、東京・下北沢の商店街ではシャッターにボランティアで集まったイラストレーターなどがイラストを施した。その結果、落書きはゼロになった。
 話は戻って原宿。表参道ヒルズで賑わう表通りも、裏に回ると落書きが残っている。地域一帯となって取り組まなくてはならないのが難しいことだが、ホコテンが無くなったのも、イルミネーションがなくなったのも、地元の人が商売より守りたい環境があったことだとなのだろう。
 もし、ゴミや騒音問題が解決したら、ホコテンやイルミネーションが復活するのか。文化の発信はお金がかかる。シモキタの商店街はシャッターからそれを始めて、防犯にも寄与したのだ。若者が独自に防犯意識を持って、社会に貢献できると街は力強くなるのは間違えないだろう。そして地域が一体となったとき、街全体が防犯体制を敷いていた昭和の時代がよみがえるかもしれない。
 
 
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★ 環境を変えて防犯(本ブログ・06/1/16)
  
 
 

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