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ネットの落とし穴に注意

 
 先日、NHKでサイバー犯罪の特集をしていた。
 いとも簡単に個人情報を盗み取る犯罪者たち。日本や米国などでは、こうした犯罪に毅然と立ち向かうが、恐ろしいのがそうした犯罪意識が欠落している国に住んでいる者たちだ。法整備の遅れよりも恐ろしい。
 
 アメリカFBIがロシアに住む男を補足すべく、シアトルにニセの会社を作って「あなたの(PCに侵入する)技術を欲しい。採用したいので、まずこちらに来て面接して欲しい」と誘う。
 
 男はニセの会社に面接に来る。捜査官の目の前で、他人のPCに侵入する手口を披露する。このとき、FBIはスパイウエアをPCに仕込んでいて、ロシアの男の家にあるPCを「逆探知」、その中に盗み取ったクレジットカード情報などがあることを確認。男は逮捕となった。驚きなのがロシア側の対応。男のPCに侵入したとして、FBI捜査官を起訴したのだ。
 
 ネットの振り込みなどは本当に便利だが、落とし穴に注意が必要だ。私も以前、フィッシング詐欺にひっかかりそうになったこともあり、それ以来不審なメールは削除している。
 
 サイバー犯罪は世界中から犯罪者が侵入してくる。それを防ぐ手だてを知っておかなければあっという間に餌食になる。
PCの世界はもはやゲームではない。公の場であり、個人情報の入力等は慎重に。顔の見えない犯罪者がそしらぬ顔をして揺さぶりをかけてくるかもしれない。
 
 
☆ 何かをすることよりも、何もしないことの方がリスクが多い。 (トランメル・クロウ )
 
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★ ネットゲーム不正アクセスで逮捕 仮想通貨取引でトラブルも(産経新聞・06/7/20)★ あなたの預金が狙われる 国境を越えるサイバー犯罪(NHKオンライン)
★ フィッシング詐欺がきた(本ブログ・05/5/23)
 
 

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悪質リフォームで自宅失う

 
 都内の79歳の女性が、不要なリフォーム契約を迫られた際に、家の権利書を持ち出され、無断で売却されていたことが分かった。現在女性は、生活保護を受けてアパート暮らしをしているという。女性は当時、役所や警察に相談したが、対応してくれなかったという。「権利書を渡し、押印もある」というのがその理由だ。
 
 女性は家を売り渡す意思があったわけではない。「リフォームに必要な書類として」などといわれて、半ばどさくさに紛れて権利書を渡し、押印している。
 
 であれば、錯誤(勘違い)で契約そのものを無効か取り消しに出来ないものか。この事態が放置されれば、似たような事案が頻発することになる。
 
 リフォーム会社は「その担当の者が辞めている。入社時に書かれた住所も架空のもので所在不明」といっている。事実であれば、架空の住所を記している者を雇っている側には使用者責任がある。
 
 社会的弱者を救済できない法など存在の意味がない。あらゆる法令を駆使して逃げている男を見つけるべく、法の番人たちに動いていただきたい。法の盲点は、悪漢を増やすのみならず、被害者をも増やしてしまうことにある。
 
 
☆ 他人に対しても、自分に対しても親切であること。人の生きるのを助け、自分自身の生きるのを助けること。これこそ真の思いやりである。(アラン)
 
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★ <悪質リフォーム>79歳女性、自宅失う 権利書持ち出され(毎日新聞・06/7/16)
★ 知的障害の男性、家などを奪われる(本ブログ・05/11/14)
 
 

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万引き親子に裁判官が苦言「いい加減、これっきりに」

 最近親子で盗みをする事件が多くなってきた。見張り役、実行役と分担しているというから、計画性があり悪質だ。愛知県内の母親(52)と娘(27)がブランドバッグを盗んで窃盗罪に問われ、名古屋地裁が懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡された。裁判官は「いい加減、これっきりにしてください」と苦言を呈した。
 
 「おつかれさまでした」「もったいない」という日本語特有の言い回しがあるが、それは日本人の美徳に根付いている。美徳があったから昭和の時代には犯罪に対する目も多かった。子供も自由に外を遊べた時代があった。この美徳が崩れる傾向にある昨今だ。これを守るべき我々はどこに向かっていっているのだろう。
 
 公判で出廷したそれぞれの夫が「家のことを任せきりだった」「会話がなかった」と述べると、親子は涙を流してうなだれたという。その涙が本物であれば、ブランドバッグを盗んだ行為は非常にもったいない。
 
 
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★ 「いい加減、これきりに」裁判官、万引き親子に苦言(朝日新聞・06/6/30)
 
 

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スカート盗撮のテレビ局

 今年の漢字大賞は「盗」じゃないかと思うほど、盗撮事件が続いている。リスクを冒してまで、何故そんなにパンツが見たいのだろうか。携帯電話は便利だが、新しい文化が普及すると必ずそのすき間に犯罪が生まれてくるのは古今東西不変だ。
 
 ついでながら、制服のミニスカートはやめたほうがいいのではないか。少子化対策で多くの女子高でこれを導入をしているが、これだけ盗撮被害の対象となっている状況に、危機感を抱いた方が学校関係者はいいだろう。「我が校は生徒を守るために制服を変えます」と唱った方がイメージがよくなる。子どもが被害にある事件が毎日毎日報道されて、ショックを受けている子どもが多いかと思うとかわいそうである。
 
 ところで、盗撮をして捕まった日テレのアナウンサーについて、日本テレビは「プライバシーに関わることなのでコメントできない」とした。被害者加害者のおおよそいらないプライバシーまでいちいち報道する割には、こんな理由で自社員の不祥事に対して、まともなコメントの一つもできないのか。
 
 犯罪者に対して頼りない姿勢の報道機関なんて無力である。今後、加害者のプライバシーを伝えれば、その姿勢は胡散臭い。被害者の感情というプライバシーをないがしろにした、いい加減な電波資源の無駄遣いである。
 
  
☆ 失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。(シェイクスピア)
 
 
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★ スカートめくりを知らない男達(本ブログ・05/3/28)
 
 

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平成生まれの少年犯罪

 うちには2匹の犬がいる。1匹は活発で、顔を近づければペロペロとキスをしてくれる。もう1匹は幼犬時代に育った環境が良くなかったため、このペロペロをすることを知らない。
 
 子犬は生まれると親に体中をなめられ、その愛情を肌で覚える。覚えた愛情は自分の子どもや飼い主にも示すことになる。
 
 ところで、平成に入ってから少年犯罪が止む気配がない。岐阜県では中学生を殺害したとして、高校一年生が逮捕された。
 
 想像力というのは大切なものであり、良いことも悪いことも画像としてとらえることができる。通常は、悪いことを考えたとしても、想像力のおかげでそれが実行されないのが常である。
 
 しかし、想像力だけでは足りない部分がある。それは面と向かって体当たりをする人間関係。メールやネットの普及は便利ではあるが、友人のフルネームすら知らない人も増えてきた。PCのモニタ上ではあたかも仲がよいように見えても、実際に相手をどれだけ知っているか分からない部分も垣間見える。
 
 想像力と体験の欠如は世の中を複雑なものにしている。穏やかな日常を望む我々であるにもかかわらず、すさんだ犯罪が増えている。
平成という元号は「たいらになる」という意味で作られたはずであるのに。
 
 
 
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★ 岐阜・中津川の中2少女殺害、高1少年を送検(読売新聞・06/4/23)
★ 恋愛少年少女(本ブログ・06/3/30)
★ 80万円詐欺の女子生徒(本ブログ・06/4/11)
★ 痛みを知らない 少年たち(本ブログ・06/2/16)
★ 火を放った男の子(本ブログ・06/2/2)
★ 科学を悪用した女子生徒(本ブログ・05/11/1)
★ 虐待される命(本ブログ・05/06/19)
★ 日の出を知らない子どもたち(本ブログ・04/11/28)
 
 

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無罪判決後に「実はやった」 福島地裁で覚せい剤取締法違反に問われた女性

 
 福島地裁で覚せい剤取締法違反に問われた女性が、無罪判決が出た三日後に「実はやっていた」と警察に出頭していたことが分かった。
 
 これは少し恐ろしい判決である。冤罪の逆のパターンになるが、死刑反対を訴える人が言う「冤罪の危険性」が頭をよぎる。
 
 今回は被告女性が正直に出頭したから真実が明らかになったが、ウソを突き通すこともできたのである。人が人を裁くことの難しさが露呈された形となった。
 
 しかし判決が有罪無罪にかかわらず、女性は真実を語った。つまりクロだった。判決がどうであれ犯罪を犯したことには代わりがない。
 
 出頭した女性がこれを機に改心することを望みたい。人に裁かれるよりも前に、覚せい剤に手を出す行為がどういうことかは自分で判断できていたはずである。
 
 
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★ 無罪直後に薬物“自白”(読売新聞・06/4/14)
★ 15年、時効成立(本ブログ・05/12/19)
 
 

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80万円詐欺の女子生徒

 楽して稼げる話なんてこの世に存在しない。13歳の女子生徒がネットを使ったチケット詐欺で補導された。
 
 ネットや携帯の普及で昔だったら起きなくてすんだ犯罪がはびこっているように思える。
 
若い子が中年男性と不毛な情を交わし
ばれないと信じ込んでネットで詐欺をし
おおよそいらない情報に踊らされ
すべてをPCのモニタで信じてしまう。
 
モニタの画面の情報だけで知った気でいてはいけない。
 
人というのは面と向かって話して、ケンカして、納得して、時には妥協して、もっと熱い人間関係が構築されているんです。
 
ネットはただの生活の断片に過ぎません。
それを人生の全てにしたら道を外します。
 
人の目を見て、耳を使って、手を握ってちゃんと人と接しないと人間として生きている意味がないんです。考えることも意味がない、感じることです。
 
つまらないこと、さみしいことがあったら身近なひとに相談するといいです。
 
必ずヒントになり得る答えが返ってきますから。
 
世の中そんなに捨てたものではないのです。
 
大きすぎず小さすぎず
重すぎず軽すぎず
長すぎず短かすぎず
 
熱すぎず冷めすぎず
 
冷静に生きていれば絶対に道は外しません。
 
迷っているあなたへ。
 
 
★ 13歳少女がアイドルチケット詐欺、80万円小遣いに(読売新聞・06/4/11)
★ アナログデジタリスト(本ブログ・06/2/27)
★ 火を放った男の子(本ブログ・06/2/2)
 
 

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初心を忘れた警察官

 警察官の不祥事が相も変わらず続いているが、よく報道で目にするのが不祥事を起こした警官が「依願退職した」というくだりである。
 
 自ら辞めるというものだが、懲戒免職(クビ)と違ってこの場合は退職金が支払われることになる。さらに警察本部内の厚生課からは、再就職先の斡旋までしてもらえるというから、民間の感覚と大きくずれている。
 
 こうした人たちは、警察官になろうとしたときの志を忘れてしまったのだろうか。今では階級は関係なく、上の人ですら犯罪に手を染める。日々、我々一般市民が相手にすることはないであろう人生の裏街道を歩いている者と対峙することが多い仕事。常に緊張感があるであろう制服警察官。愛媛県警でのwinnyによる捜査情報流出などもタガが緩んでいるとしか思えない。
 
 私たちが望んでいるのは、警察官が警棒や拳銃を重装備して強くなってもらうことではない。その存在に安心していることを忘れていただきたくないのである。
 
 
☆ 危機感足りてますか足りてませんか。 死ぬかと思うほど本気でやってますかやってませんか。 死ぬ気でやってみな。死なないから(出典不明)
 
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★ 公然わいせつ容疑、警察官を書類送検 埼玉県警(asahi.com/06/3/15)
 
 

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