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リバテープとバンドエイド

 
 以前バイト先で「Nonoさん、指切っちゃったみたいなんですけど、リバテープありますか?」と聞かれたことがあった。
 
「は?」
 
 熊本出身の彼は「ばんそうこう」のことを熊本では認知度100%の商標名「リバテープ」というのだそうだ。
 
 東京の私は「バンドエイド」です。
 
 ブログメンバーのあおりんごさんが画びょうのことを「押しピン」と言っていて、なんのことかと思いました。
 
 マクドナルドが東西で呼び名が変わるのは有名ですが、商標名が一般名詞として地域に根付いているのは面白いですね。
 
 
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★ 呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」(毎日新聞・06/9/20)
  
 

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人間のお節介

 
 人というのはお節介な部分があるからとても人間味がある。
 
 世話焼き名人はまず、身近なところから両親であり兄弟姉妹であろう。そして学校では教師。しかし少し注意しようものなら、親がすぐ抗議するようになった。本来は家で躾られるはずのことを補完する意味での注意が「人権問題」となって発展していく。ダメ出しはあってはならない奇妙な空気がよどんでいる。
 
 核家族という言葉が使われて久しいが、最近では核地域、核社会となってきた。あたかも共存しているかのように見えても、人々の孤独度は加速していく。だから身近な人が迷っているときはお節介をするべきである。
 
 最近人間のした大きなお節介は「冥王星の降格」であろう。地球にいる小さな人間が惑星を格付けしたところで、冥王星は気にすることなく静かに回っているだけである。
 
 
☆ 宇宙はなぜ、存在するという面倒なことをするのか? (スティーブン・ホーキング)
 
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★ 冥王星が“降格” 「寂しいけど仕方がない」 (産経新聞・06/8/24)
★ いただきます(本ブログ・06/1/23)
 
 

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何秒でイライラ?

 コンビニには「お客さんがレジに2人並んだらすぐに応援を呼ばなくてはならない」というマニュアルがある。これだけのことではあるが、客の身になってみれば待たされるとイライラするからだろう。
 
 客がコンビニに入ってから出るまでの平均時間は3分。買う物がおおよそ決まっているから、購入も早い。従ってレジで待たされるとストレスが溜まる。
 
 シチズンの調査で「エレベーター待ちで、どのくらい待たされるとイライラするか」という質問に「30秒」とする人が多かった。エレベータもコンビニもこれ以上待たされるとストレスになるのかもしれない。
 
 お付き合いのあるブロガーさんが、上記のような待ち時間の時に「こういう事でもイライラしない柔らかな気持ちでいたい」とおっしゃった。確かに我々は少し急ぎすぎているのかもしれない。
 
 何故なら、コンビニでおにぎりとドリンクを買うということは、手っ取り早く食事をするということがほとんどである。30秒超でイライラするということは、食事そのものも時間をかけることなく、一瞬にして終わらせてしまうようなある意味寂しい時間の過ごし方である。
 
 コンビニやエレベータの利便性を享受するあまり、その裏で食べ物の廃棄目標は月に30万円、エレベータが止まれば生活が不便になるということを忘れがちである。もう少し気持ちにゆとりを持っていたい。エレベータの中でコンビニのおにぎりを食べるような生活はなさらぬよう。
 
 
☆ ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。 一人として、今日に生きようとする者がいない。(ルソー)
 
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★ エレベーター待ちでは6割強が「30秒」待たされたらイライラ(シチズン意識調査)
★ 食品捨てれば優良店!?コンビニ、30万円のノルマ(半休眠ブログ)
 
 

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防犯文化ストリート

 東京・原宿の歩行者天国が無くなって久しい。かつてここはストリートミュージシャンやパフォーマーによって活気に満ちていた。「竹の子族」やミュージシャンを輩出した場所であった。
 しかし、ストリートパフォーマーや見物人による周辺への騒音やゴミ問題、周辺交通の渋滞などから、原宿のホコテンは消滅した。同様の理由で原宿・表参道のクリスマスイルミネーションもなくなってしまった。
 NHKで「ご近所の底力・落書き被害をなくせ」という番組が放送されていた。街に氾濫する落書きと戦っている商店街の方々が出演していた。「書かれたらすぐ消すこと」が「書く気を失わせる有効手段」なのだという。そして、東京・下北沢の商店街ではシャッターにボランティアで集まったイラストレーターなどがイラストを施した。その結果、落書きはゼロになった。
 話は戻って原宿。表参道ヒルズで賑わう表通りも、裏に回ると落書きが残っている。地域一帯となって取り組まなくてはならないのが難しいことだが、ホコテンが無くなったのも、イルミネーションがなくなったのも、地元の人が商売より守りたい環境があったことだとなのだろう。
 もし、ゴミや騒音問題が解決したら、ホコテンやイルミネーションが復活するのか。文化の発信はお金がかかる。シモキタの商店街はシャッターからそれを始めて、防犯にも寄与したのだ。若者が独自に防犯意識を持って、社会に貢献できると街は力強くなるのは間違えないだろう。そして地域が一体となったとき、街全体が防犯体制を敷いていた昭和の時代がよみがえるかもしれない。
 
 
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★ 環境を変えて防犯(本ブログ・06/1/16)
  
 
 

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mixi疲れ

 
 最近流行りのSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)mixi(ミクシィ)を疲れたことを理由に突然辞める人が多いという。
 
 mixiに限らずこのブログもそうである。相互リンクし、トラックバックやコメントが付けば嬉しいのは同じだ。
 
 こうしたものをわざわざ「やめる宣言」するというのは、それだけ依存度が高い証拠だろう。何かの節目に「やめたいと思います」と記すのも、そうしたものが生活の一部になっているからだ。
 
 ネットのない時代にはなかったこうした現象。ネットはバーチャル空間である。そしてバーチャルとは「仮想」という意味ではなく、「目に見える実態はないが、現実味を帯びている」という意味である。このバーチャル空間をゲームと錯覚し、犯罪予告を行えば捕まるのはすでに明白である。また、うっかり暴言を吐けば相手を傷つけることになる。
 
 頻繁に更新していて疲れたら、ログインしなければいいだけの話である。バーチャルな付き合いでもネットは公の場所。本当に大事なことは、面と向かって人と会ったときにどれだけ相手のために心身捧げることができるかである。コメントの数や「足あと」が全てではない。
 
 一方で、ネットやメールのちょっとしたひとことで救われることもあるだろう。救うこともできる。バーチャル空間のやりとりをないがしろにしていない人は、面と向かってもその人間性はほぼそれと同じである。
 
 
☆ 人は誰でも、それぞれ他人には言えない苦しみ、悲しみを胸に秘めている。 しかし、人の眼を見ただけでは、こうした内面に秘めた辛さ、悲しさに気づくことはない。 当人が語らない限り、苦悩も悲しさもないかのようである。 (白隠慧鶴)
 
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★ 「mixi疲れ」を心理学から考える(ITmedia・06/7/21)
★ ふられれても友人(本ブログ・05/10/1)
 
 

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デートより残業を選ぶ新入社員 8割

 デートより残業を選ぶ新入社員が増えているという調査結果が出た。その数は8割。以前の何かの調査では、「仕事よりプライベート優先」だったが、「モーレツ社員」が増えてきたのだろう。
 
 会社に忠誠を誓う時代は終わったと思われたが、景気の回復と共に仕事に奮起しようとする社員の意識が多くなってきている。一度、こうして仕事に熱くなって取りかかる時期があるべきだろう。業務のイロハを習得するのには3年は必要だ。そうしているうちに、時間の取捨選択をする余裕も出てくるはずである。
 
 景気の波があっても、働く環境のある日本というのは幸せな国である。でも、個人的に羨ましいのは「残業よりデート」を選んだ残りの2割の人たち。相方さんがいらっしゃるのが羨ましい。
 
 
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★ 「デートより残業」8割り=リストラ不安は後退ー新入社員調査(時事通信)
★ 女が男を「落とす」術(本ブログ・12/4/21)
 

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個人的なウェブログ

時の記念日 シチズン、子供の時間に対する意識調査 

 6月10日は「時の記念日」だそうだ。シチズン意識調査によれば、今の小学生と20年前の小学生の時間に対する意識調査というのが公表されている。
 
 「大切な時間」で、「睡眠時間」が6%減って60.7%であることが気になる。「家で勉強・読書する」が43.2%から25.2%に激減した。勉強だけが子供の仕事だとは思わないが、この18%はどこに行ったのか探してみると、「学校以外の友達との付き合い」「電話(携帯)」「メール」「テレビゲーム」「パソコン」の数値を足し算すると減った数に近くなる。
 
 20年前は携帯やパソコンが調査対象になっていないから、単純な比較はできないが、それ以外で「テレビを見る」「音楽を聴く」「学習塾」が20年前より増えていた。「無駄な時間」と考えているものが減っているのがまさにそれであった。
 
 要するに、インドアな生活が増えてきている。大切な時間に「スポーツ」を挙げたのは、20年前の小学生が38.8%、今の子が24.1%となっている。
 
 私が子供の頃は時間を気にするなど考えたことがなかった。この調査数値が動いたのは生活の変化だけでなく、今の子供が時間そのものを意識して生活しているということだとしたら、ちょっと窮屈になっているのではないだろうか。
 
 大人になると、時間に多く縛られることになる。子供でいることは時間に束縛されない無鉄砲な過ごし方がちょうど良い。私は今日、新たな31,536,000秒と付き合わなくてはならなくなってしまった。1秒、1日、1ヶ月、1年がはやく感じるようになったのはいつの日からか。
 
 
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★ 大切な時間は「睡眠」(シチズン意識調査)(朝日新聞・06/6/1)
 
 

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留学生を支えた善意

 都内の美術大学に通う韓国人留学生が、学費を払えずに退学になるという記事が4月14日の読売新聞夕刊に掲載された。
 
 この反響が読者からあり、支援の申し出が相次ぎ留学生は卒業証書を手にすることができた。来年は東京芸術大学大学院への進学を果たすという。この留学生は「夢みたい。日本の人たちの温かい気持ちを韓国に伝えます」と涙を拭ったという。
 
「この留学生の絵を買いたい」
 
「大学職員で留学生担当だった。みんな住まいやアルバイト探しに苦労していた。何とかしなければと思った」
 
「援助ではなく絵に興味があった」
 
「個人ギャラリーを持つのが夢。そこに飾らせて欲しい」
 
「戦争であなたの国には迷惑をかけました。日本へ来て勉強していらっしゃることを知り胸が熱くなりました」
 
「返すのは出世払いでいい」
  
 96万円が集まった。とかくぎくしゃくしがちな日本と韓国だが、文化面では活発な交流が行われている。この留学生はこれからどんな絵を描くことになるのだろう。新しい感性が一つ培われたにちがいない。
 
(読売新聞06年5月6日夕刊より一部抜粋)
 
 
☆ 私達は今までなんと素晴らしい生活を送っていたことか!そのことにもっと早く気がつけばよかった(シドニー・ガブリエル・コレット)
 
★ 東京芸術大学
 
 

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