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beautiful name

 カラオケに行って、ゴダイゴの「Beautiful Name」を歌った。懐かしい。この曲は1979年のユニセフ国際児童年協賛曲となったもので、よく覚えていた。
 
 ユニセフは(United Nations International Children’s Emergency Fund)の頭文字を取ったものだ。医療や食料などの提供を子供を対象に行っている組織である。内戦等で被害を受けている子供たちに緊急援助をしている。また、親に対する栄養知識の普及などの啓発活動をしている。
 
 我々は子供を育て、教育していると考える。だが実際は、我々の将来を託しているから子供の教育や支援は必要なのだ。年を取って苦境に陥ったときに支えてくれるのは、今の小さな子供たちだ。
 
 かつては日本もユニセフからの被援助国だった。子供を大切に、そういう援助があったのは嬉しいことだ。しかし現在、先進国を装っている割には、命を粗末にする愚行が後を絶たない。子供は我々の未来であり、それを粗末にすることは自分の未来を捨てるに等しい。
 
 静岡県御前崎市の海岸で、乳児の遺体が漂着しているのが見つかった。この子にもきっとbeautiful nameがつくはずだった。
 
 
☆ 子供達に囲まれて人生の最後の時を迎える人を私は幸福だと思う(グリルパルツァー)
 
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★ 海岸に乳児とみられる遺体 静岡・御前崎(朝日新聞・07/4/21)
 
 

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憎むべき銃の存在

 伊藤一長・長崎市長(61)が山口系暴力団会長代行の容疑者(59)に狙撃された。動機が今のところ明確ではないが、1メートルという至近距離から狙撃。市長は心肺停止の重体だ。
 
 前市長である本島等氏も発言が発端で右翼幹部に狙撃されている。言論の自由が、選挙の自由が、銃によってその標的になることは許されない。
 
 同じ日に、アメリカ・バージニア州のバージニア工科大学で、韓国人留学生が大学構内で銃を無差別発砲、学生ら32人が犠牲になった。犯人が自殺しており、はっきりした背景が分かっていない。
 
 銃というのは防具ではない。人差し指の関節を曲げることができれば誰でも発砲できる恐ろしい武器だ。そして銃による「落ち度のある被害者」など存在することは永遠にない。
 
 こうした行為や銃の存在を許さないのが、民主主義+法治国家=平和だ。
平和はゼロというフラットな状態を保っており、どんな偏った思想がかけ算をしようとしても、断固としてゼロを保ったままである。
 
 思想を撃ち込むのに、銃は要らない。
 
 
☆ この命に賭けて誓う。たとえ、皆が戦争について語る時でも、声の続く限り、私は平和を語る。(ロバート・エイトキン)
 
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★ 長崎市長銃撃(朝日新聞)
 
 

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横浜市議候補、経歴詐称

 虚偽の資格や学歴を公表していた、共産党候補がいることが分かった。
無資格にもかかわらず、弁護士などの資格を記した名刺などを配布、早大法学部卒と記していたが、実際は高校中退だったという。選挙活動は中止になり、当選しても辞職するという。
 
 過去にも経歴詐称した議員は他にもいたが、そうした強い資格や組織にこだわるのはなんなのであろうか。資格や大卒で安心されては困る。本来の手腕を発揮するのはそうしたものではなく、実際にどんな活動をして功績を残してきた人かということである。
 
 元刑事が15年間続けたゴミ拾いのボランティアを引退することとなった。82歳の元愛知県警警察官だった奥田豊さんは、名古屋の繁華街で定年後に「健康のために」と軽い気持ちでゴミ拾いを始めた。土日年末年始などを除いてはほとんど休まなかったという。
市民が望んでいる議員の仕事というのは、こうした目に見える仕事ではないだろうか。
 
 詐称、改ざん、粉飾、ねつ造、この手の話はもう飽きた。ウソつきの日本人がいつの間にか多くなってしまった。だが、目立たないところで正直を通して生きているかたが少なくないことには救われる。
 
 
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★ 横浜市議候補が過去に経歴詐称、共産が活動取りやめ(読売新聞・07/4/1)
★ 清掃奉仕:名古屋駅周辺で15年間続け県警元刑事“引退”(毎日新聞・07/4/7)
 
 

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71歳で数学博士

71歳の数学博士が誕生した。
大阪大学大学院で、純粋数学という分野の博士号を取得したのが、兵庫県の金子和雄さんだ。定年後に「何をしていいか分からなくて」学校にとりあえず行ってみたという。
嫌いな学問というのは文字通り頭が痛いが、好きなものであれば心地よいストレスだ。「やめようと思った」のを思いとどめたのは、金子さんが持っている好奇心、探求心、努力であろう。勿論、周りの人たちの協力もあったはず。
「数学は誰がやっても答えが1つで、ごまかしようがない」と言う金子さん。
個人の持っている向上心は1つで、ごまかしようがない、そんな気がする。
金子さん、ご卒業おめでとうございます。
 
  
☆乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ(ツルゲーネフ)
 
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★ あっぱれ71歳数学博士 金子さん阪大大学院を卒業(産経新聞・07/3/23)
 
 

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赤ちゃんポスト

 
 熊本市内の慈恵病院が設置を検討している「赤ちゃんポスト」計画について、厚生労働省は口頭では「認めないという合理的理由がない」としながらも、文書での回答はしない方針を出した。懸念材料も多く、厚労省も困惑している様子がうかがえる。
 
 病院側は、赤ちゃんがポストに置かれた時点ですぐに処置ができるよう万全の体制を整える、相談窓口の電話番号をポスト横に掲示する、などとした。
 
 気になるのは、刑法の保護責任者遺棄罪への抵触だ。子供を捨てる親は間違いなく子供を遺棄するわけである。病院側が万全の体制を取っていても、捨てた行為が美化されるわけでもない。
 
 例えば、万引き犯が保安係に捕まる。身元保証人が犯人に代わって弁済する。それで軽微な事案なら無罪放免となるかもしれないが、窃盗をしたという犯罪行為は消えることなく間違いなく発生しているわけだ。
 
 犯罪はその行為をするから罪になる。命を捨てていいわけがない。それが保護をしてくれる病院の赤ちゃんポストでもだ。こうしたことは対処的に行うことではなく、不本意な命を作らない意識であり、根底にある規範だ。その教育をしっかりしていなければ不幸な命は減らない。
 
 かつて住んでいた家の近くには児童養護施設があり、年に一度はこの施設の前に赤ちゃんが捨てられていた。こうした赤ちゃんのことを施設の子供たちがどう思って迎えたかを考えると心が痛む。
 
 赤ちゃんはコウノトリが運んでくるのではない。間違いなく、私たち人間が、授かってきた育みであることを忘れてはならない。
 
 
☆ 女の人は、赤ちゃん生む時にすごく苦しい思いをするから、その分好きなことをしてもいい。男に甘えてもいいのだ。(出典不明)
 
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★ 赤ちゃんポスト 厚労省、文書回答せず(産経新聞・07/3/9)
 
 
 

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墓の墓場

 
 日本は国土が狭い。その上で墓地を確保するのはいつか考えなくてはならないことだ。海への一部散骨や合同葬などもあるが、先祖代々の墓を維持するひとも多い。
 
 墓石の墓場という記事を見つけた。単に捨てられるだけではなく、リサイクルしてコンクリート代わりに河川の護岸、または魚礁に利用するアイディアがあるという。
 
 魂が一度宿ったものを粉砕するのには躊躇がある。だから、供養の意味もあって自然に帰すというリサイクルがあるようだ。
 
 祖父が亡くなったときに、立派な墓を建てた。これから定期的に墓参りをすることになるが、これもいつまで続くか分からないという不安はある。
 
 墓参りとは、墓石を見に行くためではなく、先祖を敬い尊う行為である。それも我々が生きているからできることであって、いつか足を運ぶことが辛くなることが起きたときは、立派な墓石への訪問者も少なくなるかもしれない。
 
 生きることにはいつの日か限界が訪れる。しかし、死は永遠だ。魂は墓に宿るのかどうかは分からないが、生きている者の気持ちの持ちようで、ご先祖様の供養も永遠になることであろう。
 
 
☆ なんでも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、路傍の石と同様、骨となって一生を終えるのだから。(坂本竜馬)
 
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★ 墓の墓場(読売新聞・06/5/17)
 
 

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脳脊髄液減少症と事故の関係認定

 
 事故直後や激しいスポーツのあとに発症することのある「脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)」の後遺症が残ったとして、交通事故の被害者が運転手に損害賠償を求めた訴訟の判決があった。福岡地裁小倉支部は運転手に580万円の支払を命じた。
 
 因果関係を認めた画期的な判決で、似たような事例で苦しんでいる患者に一光が射したことであろう。
 
 被害者の生活態様と事故直後の異変を精査すれば、因果関係は分かりやすいと思われるが、立証するとなると困難なのだろう。しかし、この病気は黙っていてなるものではない。交通事故という特異な場面に遭遇したことを考えれば、もっと早くに理解されるべきであった。
 
 判決は双方とも不服として、高裁に控訴された。病気の訴訟というのは他にも大きなものがあるが、判決は遅々として進まないことが多い。大気汚染などの公害認定も線引きが難しいとされている。しかし、なんら落ち度のない生活を送っていた原告側に突然降りかかる不運を早期に真実として見極めなくてはならない。
 
 高齢の原告が判決を聞くことなく他界してしまった、というのはあまりに解せない。
 
 
☆ 「分かったような、分からないような……」と言っている人は、 やっぱり分かっていない。 (マーフィーの法則)  
 
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★ 脳脊髄液減少症:事故との関係認定、580万円の賠償命令--全国で3例目(毎日新聞・07/2/6)
★ 脊髄液減少症(本ブログ・06/10/23)
★ 脊髄液減少症・2(本ブログ・06/11/19)
 

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夕張の成人式

 7日に北海道夕張市で成人祭が行われた。4月に再建団体になる同市には新成人91人が集まった。
 
 昨年は市側から60万円の予算が組まれていたが、経費節減のために今年はたったの1万円。「なんとかしよう」と立ち上がったのは夕張の新成人だった。
 
 19歳の女性専門学校生は実行委員になる旨を市側に伝え、手作りの成人祭を完成させた。一任された当初、市側からはなんの連絡もなく、「どうして協力してくれないんですか?」と涙ながらに訴えた。
 
 その後、市の担当者も前向きに開催会場などに協力してくれるようになった。女性のバイト先のコンビニに募金箱を設置、また、全国からも200万円を超えるカンパが集まった。
 
 成人祭には現在夕張に住んでいない若者も戻ってきた。91人の若者は20歳の節目を自ら立ち上げた。こうした若い力が明日を動かし、今年を動かして、将来を形成していく。夕張にはこういう体力が残っていた。成人の節目を与えられることなく自ら作ったのである。
 
 おぼつかない足取りの振り袖もご愛嬌。でも、大人の第一歩はみんながそうだった。
 
 困難も多いと思いますが、頑張ってください。そして全国の新成人のかた達、おめでとうございます。人生のキリ番を踏みましたね。
 
 
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★ 夕張市:成人祭に新成人91人出席 全国から励まし(毎日新聞・07/1/7)
★ 北海道夕張市(本ブログ・06/12/30)
★ TDLに行ったことのない「辛口」コラム(本ブログ・06/1/14)
★ 新・成人(本ブログ・06/1/8)
 
 

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