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赤ちゃんポスト

 
 熊本市内の慈恵病院が設置を検討している「赤ちゃんポスト」計画について、厚生労働省は口頭では「認めないという合理的理由がない」としながらも、文書での回答はしない方針を出した。懸念材料も多く、厚労省も困惑している様子がうかがえる。
 
 病院側は、赤ちゃんがポストに置かれた時点ですぐに処置ができるよう万全の体制を整える、相談窓口の電話番号をポスト横に掲示する、などとした。
 
 気になるのは、刑法の保護責任者遺棄罪への抵触だ。子供を捨てる親は間違いなく子供を遺棄するわけである。病院側が万全の体制を取っていても、捨てた行為が美化されるわけでもない。
 
 例えば、万引き犯が保安係に捕まる。身元保証人が犯人に代わって弁済する。それで軽微な事案なら無罪放免となるかもしれないが、窃盗をしたという犯罪行為は消えることなく間違いなく発生しているわけだ。
 
 犯罪はその行為をするから罪になる。命を捨てていいわけがない。それが保護をしてくれる病院の赤ちゃんポストでもだ。こうしたことは対処的に行うことではなく、不本意な命を作らない意識であり、根底にある規範だ。その教育をしっかりしていなければ不幸な命は減らない。
 
 かつて住んでいた家の近くには児童養護施設があり、年に一度はこの施設の前に赤ちゃんが捨てられていた。こうした赤ちゃんのことを施設の子供たちがどう思って迎えたかを考えると心が痛む。
 
 赤ちゃんはコウノトリが運んでくるのではない。間違いなく、私たち人間が、授かってきた育みであることを忘れてはならない。
 
 
☆ 女の人は、赤ちゃん生む時にすごく苦しい思いをするから、その分好きなことをしてもいい。男に甘えてもいいのだ。(出典不明)
 
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★ 赤ちゃんポスト 厚労省、文書回答せず(産経新聞・07/3/9)
 
 
 

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