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北海道夕張市、財政再建団体に

民間で言う倒産、財政再建団体になった自治体。

 総務省の発表で、日本の人口のピークは2004年の1億2783万人だということが分かった。少子高齢化で、日本の人口は減少する。先進国でありながら子供は増えることなく、将来的には高齢者を支える人員に負担がかかる計算だ。
 
 人口の多さがイコール豊かさではないが、マンパワーが国を作るのは事実だ。人口を体重に例えるならば、この国はやつれてしまったのではないか。過剰なダイエットが必要な脂肪をそぎ落としてはいないだろうか。
 
 国を健康体にするには、国という体の細胞組織である「人」が活性化されない状態が続けば、憂うべき将来しか見えてこない。好景気に沸いているのは表部分の一部であり、激やせしている自治体も多い。
 
 北海道夕張市はかつては炭鉱の町として11万人の人口を誇っていたが、炭鉱事故、ハコモノ行政の失敗などの財政悪化で財政再建団体、すなわち民間でいえば倒産してしまった。現在の人口は市として道内3番目に少ない1万2千人ほどである。
 
 各種公共料金の値上げ、福祉施設や図書館などの公共施設は軒並み廃止される。その他のサービスもカット、残された住民は苦境に立たされ、今年に入ってから転出者が続出している。
 
 市議会は市の将来を守るためにどうするつもりか。税金の値上げと公的サービスのカット。民を守るための再建案は全く聞こえてこない。金は天下の回りものというが、夕張市民には最低限の生活保障すら回ってきていないのである。
 
 社会的弱者に希望を持たせるべく奔走すべきである。議員の力というのをこういうときに使わなくて何に使うのか。
 
 
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★ 日本の人口ピーク、04年12月の1億2783万人(読売新聞・06/12/27)
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