インターネット上で違法な情報を取り扱っているサイト対策として、警視庁はこれまで各課で対応していた違法サイト情報を集約する統括事務局を設置した。事件として積極的に立件し、サイト管理者に速やかに削除を求めるなど指導を強める方針。
違法サイトには、銀行口座の売買、違法薬物の売買、児童ポルノ、売買春関連など多くの違法サイトがあるが、実際に犯罪に手を染めるものを摘発することができても、サイト運営者を罰することのできる法令が存在せず、責任を問うことができなかった。同事務局は「管理者を摘発するために警察庁と法改正についても協議していきたい」としている。
サイトの管理者が管理責任を負う事を定めた法律は、01年に可決・成立した「プロバイダ責任法」がある。これは、サイトに個人の権利を侵害するような書き込みがなされ、被害者がサイト管理者に削除の請求をし、サイト運営者が書き込み者に対して削除要請をするもので、書き込み者がこれに応じないまま7日間が経過した場合「迷惑防止措置」として該当する書き込み削除をすることができる。その場合にサイト運営者は「表現の自由」に対する賠償責任を負わないとしている。
さらに、書き込み者の発信情報(IPアドレスなど)の開示を、被害者がサイト管理者に請求することができる。ただしこの開示請求が請求者(被害者)の権利を著しく侵害した場合に限られ、その判断はサイト管理者による。表現の自由を著しく侵害したり、誤って発信者情報を開示する可能性もある。そのため、サイト管理者が迷った場合は開示しなくてもよく、この場合も賠償責任を負わない。
サイト管理者というのは、ホームページ、ブログ、掲示板、mixiのような日記やコミュニティなど、不特定多数が閲覧可能な状況にあるものを指す。「2ちゃんねる」などではこれまで個人の権利侵害が訴訟に発展した例もあり、削除要請に応じなかった管理者の損害賠償責任が問われた。
本ブログでも個人の権利を侵害しないように表記には気をつけているが、コメント欄に心ない書き込みがあることがある。以前は削除対応していたが、今後は積極的に当局に通報しようと考えている。つい最近、同一人物と思われる書き込み者のIPアドレスから大阪のプロバイダを割り出し通報した。これが海外からだとお手上げだが、国内からの書き込みに対しては積極的に応戦しようと考える。
話を元に戻すが、警視庁の言う「違法サイト」では隠語なども使われていることから、サイト運営者を直ちに摘発することができなかった。サイト運営者もチェック・承認後に情報を更新するなどの措置を施した方がいいかもしれないが、必ずしも善意ある運営者だけではないことが問題だ。犯罪情報の場を提供しているのであれば「教唆」「ほう助」などに相当するような法令整備が望ましい。
違法サイトについては、「匿名通報ダイヤル」で情報提供を受け付けている。
警察庁によると、今年上半期のネットワーク利用犯罪摘発数は以下のようになっている。(カッコ内は昨年同期比)
詐欺706件(+123)
児童買春・児童ポルノ法違反(児童ポルノ)194件(+83)
児童買春・児童ポルノ法違反(児童買春)174件(-110)
出会い系サイト規制法違反184件(+25)
青少年保護育成条例違反154件(-57)
わいせつ物頒布等53件(-42)
※「プロバイダ責任法」=正式名称は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に対する法律案」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ーーー 今年4月には「インターネット利用環境整備法」も施行 ーーー
今年の4月1日、有害情報から子供たちを守るための「インターネット利用環境整備法」が施行された。
・保護者は有害情報を排除すべくフィルタリングソフトなどの利用により、18歳未満の子どものインターネット利用を適切に利用する能力習得促進に努める。携帯電話やPHSを購入して使用させる場合には、その旨を事業者に申し出る。
・事業者はフィルタリングを利用しやすいように販売する。
・サイト管理者は、有害な情報発信があった場合、子どもが閲覧できないような措置をとり、保護者からなどの問い合わせを受け付ける窓口の整備などの努力義務がある。
などとなっている。パソコンや携帯電話などからのネット利用に対して、その利便性の陰に有害情報を提供する存在がつきまとう。捜査当局も摘発に力を入れているが、まずは身近な存在である親御さんの意識を啓発する法律の施行と言えるだろう。
かつては有害番組などを見ていると怒られた。親がフィルタリングになっていたが、携帯電話の出現により、さまざまな情報を手のひらに入れることが可能となった。子どもは”必ず間違える”という意識のもとにフィルタリングサービスの利用、そして家族で話し合うことが重要だ。
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★ プロバイダ責任法とは(IT用語辞典・01/11/22)
★ 青少年インターネット環境整備法等について(内閣府)
★ 8サイトに「有害情報」閲覧者の年齢確認求める 警視庁(朝日新聞・09/5/1)
★ 「違法サイト」指導へ 警視庁が統括事務局(産経新聞・09/9/28)
月: 2009年9月
2005年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故で、国交省航空・鉄道事故調査委員会の委員とJR西日本の役員が事故報告書の完成前に会い、内容を把握していた問題は、JR西日本と国交省事故調の委員との馴れ合い体質を露呈することとなった。
漏えいが発覚した報告書には、自動列車停止装置の整備の遅れ、過酷な運転ダイヤ、日勤教育などが記載されており、JR西の体質に始めて言及する内容だった。
事故当時、亡くなった運転手は運転実績も浅く、脱線事故直前にも数回にわたる運転ミスがあったことが分かっている。事故現場へ制限速度を超えるスピードで進入したのも、運転ミスによる遅延を回避するためであった。事故車両の一部であった2両目が、マンション外壁にへばりつく形であったことが衝撃的で今でもその映像が頭から離れない。
事故調との癒着というのであれば、何のための事故調だかその存在意義が怪しくなる。JR西は、あれだけの惨事を引き起こしておきながら、保身のための積極的な連絡であることは明白だ。旅客業務というのは言うまでもなく安全第一である。世界に誇る鉄道を開発したとしても守らなくてはならないことは言うに及ばない。「生産第三」を「安全第一」よりも優先させた結果である。
関係したJR西と事故調の元委員らは、国鉄時代の先輩後輩・上司部下の関係だったという。国鉄時代の負の遺産がこんな形で現れるとは考えなかった。何よりも、本当に犠牲者や遺族に対して真摯な態度であるのかどうかが疑問である。文言を変えた方が良さそうだ。「顧客第一」「体質第二」「利益第三」なら分かりやすいだろう。
※国交省航空・鉄道事故調査委員会は現在「運輸安全委員会」と改称しています。
☆ 崇高な精神の持ち主は目的を持ち、そうでないものは願望を持つ(Washington Irving)
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★ 事故調への接触、JR西の現副社長が指示(読売新聞・09/9/28)
★ 事故調漏えい:JR西前社長、中間報告書素案も入手(毎日新聞・09/9/29)
総務省の人口推計の発表で、65歳以上の人口は2898万人、総人口に占める割合は22.7%と過去最高となった。このうち女性は人口の25.4%(1659万人)、男性は19.9%(1239万人)となり、女性の4人に1人、男性の5人に1人が該当する数字となった。
世帯主が65歳以上で無職の世帯の1ヶ月平均消費支出が約20万6千円。これに対して可処分所得は16万4千円となり、4万2千円足りない。不足分は00年の2万円と比べて倍増している。要因は税金と社会保険料の増加だといい、同省によると「不足分は預貯金などの金融資産の取り崩しなどで賄われている」という。
少子高齢化が本格的に始まった、そんな報道を見聞きするたびに思う。少子化は未来が先細りする問題ではあるが、高齢化そのものは悪いことではない。日本人の長寿化は世界に誇ることのできる話である。問題なのは、社会から疎遠となっていくリタイア世代に対する社会保障の不備にある。
医療崩壊も叫ばれるなか、自治体によってはプールや体操などのリハビリ施設に定期的に参加してもらうことで、多くのリタイヤ世代が元気な町もある。病気や病院ありきの議論ではなく、子供や働き盛りの世代にも通用するような、健康促進プログラムを考える必要がある。
加齢による関節や腰の痛みなどを改善すべく、プール内での運動を行っている施設が愛媛県宇和島市にある「アクアクリニック別当」である。通院患者の8割がひざや腰の痛みと生活習慣病を抱える高齢者で、プールを目的に通っている。筋力や脚力を鍛えることで「寝たきりにならない、介護を必要としない晩年」が目標だ。
院長の釜池豊秋院長は「体操の個々の動きには医学的な裏付けがある。水の負荷で運動する人の力に合わせ、無理なく筋肉を鍛えることができる。ほとんどの腰痛やひざの痛みは筋肉を鍛えれば治る」と強調する。
同市内の70代の女性は変形性関節症。毎日通院して水中体操をしてきた。「今はほぼ痛みが消え、最高血圧は160から130に下がり、体重も3キロ減った」と喜ぶ。プールから出てきた80代の女性も、神経痛のために杖が必要だが、「運動した後は心地よくて生きる元気がわいてきます」と語る。(99.8.21・読売新聞東京朝刊)
こうした水中療法や温泉療法が効果的であることは医学者の間では知られているが、実際に病院がプールまで用意するとなると経営的に難しい。ゆえに、自治体が持っているプール・温泉施設を積極活用することで、医療費の削減、医療機関の負担軽減、ひいてはリタイヤ世代の長寿につながる。病気になる前の予防を施すことが先決なのである。
つなげて話をするのはおかしいかも知れないが、テニスのクルム伊達公子選手が韓国オープンを制した。スタンドの韓国人観客からは大きな拍手と歓声が送られたとのことである。ソウルに住む韓国人主婦(32)は「40歳近くというのに本当に凄い闘志。あんな力がどこからわいてくるのだろう。ファンになった」と嬉しそうに話した。
復活してからあれよあれよという間に登りつめていくクルム伊達公子だが、どうしても年齢のことに絡めて報じられてしまうのは失礼だと思いつつも、やっぱり凄いことである。一度引退したのにもかかわらず、自分より年下の選手を次々に倒していった。クルム伊達は昨年、「負けず嫌いにブランクはなかった」と述べている。13年前に引退したクルム伊達の活躍は、何か勇気づけてくれるものを感じる。それは”アラフォー”だから凄いのではなくて、リタイアしてから堂々と復活し続けていく姿勢に目を見張るのである。
若いときに華のある時期を送ることができるのは当たり前。そのあと社会が手を差し伸べれば、リタイアした方たちがまだまだ復活し続けるのは決して夢物語ではない。せっかく政権が交代したのだから政府には思い切った改革を望む。手を差しのばせる余裕のある国であるべきだ。
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★ 女性高齢者の割合、始めて25%超す 男性は5人に1人(朝日新聞・09/9/21)
★ 【テニス】年齢に負けない伊達 韓国人観客から拍手と歓声(産経新聞・09/9/27)
店に「なぜ捕まえた」 万引き少年を擁護する親たち
万引きで捕まえられた少年を見たことがある。都内の繁華街にあるCDショップ。私服の警備員に引きずられるように出てきたのは、一見すると普通の子供であった。むしろ私服の警備員があまりにカジュアルな格好をしていて、そちらのほうに驚いた。万引きというのは窃盗罪という立派な犯罪であるが、罪の意識の希薄さが実行した少年のみならず、その保護者にも及んでいる。
「通報されて子供がショックを受けている」、「商品を子供が取れるような場所に置いている店のほうが悪い」、「いくらですか?代金を払えばいいんでしょう?」。万引きした子供の親が、こうした理不尽な苦情を言ってくるケースが増えている。
書店などで作る業界団体「日本出版インフラセンター」の試算では、大手書店14社の万引き被害は年間約40億円。総売上の1.4%に相当する。店側も私服の警備員や万引き防止システムなどを導入するが、大きな書店でなければそこまでコストをかけることも出来ない。本の売り上げは定価の2割程度であることが多く、薄利多売であるのが実情だ。ゆえに万引き被害は書店にとって死活問題となっている。
警察庁によると、今年上半期に万引き(窃盗容疑)で摘発された少年は前年同期比8.2%増の13,726人。うち警視庁が1月から7月に都内で検挙した少年は46.4%増の2,565人で、全国でも群を抜くという。同庁が428人の万引き少年に行った意識調査で、「ゲーム感覚」「(捕まったのは)運が悪かった」との回答が4分の1にのぼった。同庁では「少年だけでなく、保護者を含めた全ての世代に『万引きは犯罪』という認識を持ってもらうことで、他の犯罪抑止につなげたい」としている。
万引きのニュースを聞くと必ず思い出す事件がある。03年1月、神奈川県内の書店で起きた悲劇がそれである。店主は万引きをした中学生の少年を発見。反省の態度を示さなかったことから警察を呼んだ。警官が任意同行を求めたところ少年は逃走。近くの遮断機をくぐったところで電車にはねられて死亡した。
そのあと書店には「人殺し」、「なぜ警察を呼んだ」などの非難が殺到し、店主は一時休店を決定した。その後、書店や新聞社などには非情な非難に対する抗議、店主への激励が寄せられた。
「正義という仮面を付けた暴力。自分の姿を見せずに正義のふりをして人を傷つける、そんなやり方が通ってはならない」
「記事を見て大変ショックを受けた。非難に負けては万引を助長しかねない。辛いとは思うけれど、営業をずっと続けて欲しい」
「自分の息子も万引きを働いた。書店からの連絡で身柄を引き取りに行ったときは情けなくて頬をひっぱたいたが、もっと悪いことを犯す前に早く捕まって良かったと思った」
「少年の父親が謝罪したことを知って、立派な父親だと思った」
(以上、読売新聞朝刊・03/2/3)
こうした声に支えられ営業を再開した店主だったが、その5ヶ月後、結局閉店することとなった。店主は再び万引きを目撃、注意することが出来ず「もうどうしてよいか分からなくなった」との理由だった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
最近コンビニで買い物をした。家に帰ってレシートを眺めてみると、購入したキュウリ1点がそこには印字されていなかった。正直に言えば、申告すべきかちょっと悩んだが結局後日、コンビニにレシートを持参した上で、事情を説明して店長さんにキュウリの代金を支払った。その額、105円。「なんか万引きしたみたいでいやだったので」というと、店長さんは「いえいえとんでもない、こちらのミスですから」と恐縮されていた。
当たり前のことをしたに過ぎないが、少なくとも、105円くらいいいじゃないかと思って放置していたらきっと後味が悪い。たかだか105円だが、農家のかたに生産されて、運搬されて、町のコンビニに並び、従業員の収入になるもの。そんなふうに考えるとなおざりには出来なかった。
万引き少年を擁護する保護者の中にはこういう者もいるそうだ。「なんで捕まえたんですか。万引きに気付いたなら、通報する前に諭すべきでしょう」。本来、その諭す役目をするのが親である。往生際の悪い人間というのはいつの時代もみっともない。保護者というのは、何でもかんでも保護することではない。降りかかった不運から守ってやることのみならず、脇道にそれてしまったらそれを軌道修正するのも保護することである。
「たかが万引きくらいで」— そのセリフ、寝食を惜しんでペンを走らせている作家の方々の前で言えますか。
☆ 人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから。(ジョン・パウル)
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★ エコバッグ使った万引が増加 対応に苦慮(本ブログ・09/8/8)
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発音するとかっこいい英単語・4
鳩山首相が就任してから気になっていたことがあります。それは鳩山さんが「スタンフォード大学博士課程修了」という学歴の持ち主だということです。実際の鳩山さんの英語力が気になって仕方がなかったのですが、今回はその鳩山首相が国連総会で演説した英語についてみてみます。
原文はもっともっと長いですが、テレビでハイライト的に取り上げられたのは、だいたい以下の演説部分です。
1. Japan will aim to reduce its emissions by 25% by 2020, if compared to 1990 level. (日本は1990年比で、2020年までに25%の排出削減を目指します。)
・aim(エイム)=努力する、目指す。
・reduce(リデュース)=減らす
・emission(エミッション)=排出
・compare to〜(コンペアー・トゥ)=比較する、たとえる、なぞらえる。
・level(レベル)=水準
この前の部分を省略していますが、emissionsは「温室効果ガス(greenhouse gas)」の「排出」のことです。 compareは to を伴うと、”Life is compared to a voyage.”(人生は航海に例えられる)という具合に「例える」といった意味で、withを伴うと「比較する」の意味になると教わりました。しかし今となってはどちらでも良いようです。
2. The commitment of Japan to the world is premised on agreement on ambitious targets by all the major economies. (国際社会への日本の約束は、全ての主要国の意欲的な合意が前提となります。)
・be premised on (ビー・プレマイズド・オン)=〜を前提とする。名詞の premise は(プレミス)と発音。
・ambitious (アンビシャス)=野心のある、意欲的な。”Boys, be ambitious.”(少年よ大志を抱け)のambitiousですね。
・最後の major economies ですが、economyには「(経済)国家」という意味があります。ですので、主要国=先進国(advanced nations)と捉えても良いでしょう。似たような例で ”power” があります。力→権力→支配するもの→軍事力→「国」という場合です。
オバマ大統領が以前に、 「…as the only a power to have used a nuclear weapon , ….」「核兵器を使用した唯一の核保有国として」と述べています。ここに出てきた”power”は「国」という意味です。
3. Japan is prepared to provide more financial and technical assistance than in the past, In accordance with the progress of international negotiations. (我が国は、国際交渉の進捗(しんちょく)過程に従いつつ、これまで以上のさらなる資金的、技術的支援をする用意があります。)
・be prepared to(ビー・プリペアード・トゥ)=〜の用意がある。
・provide(プロバイド)=供給する
・in accordance with〜(イン・アコーダンス・ウイズ)=〜に従って
・negotiation(ネゴシエーション)=交渉
4. Japan is expected to take the lead in the international community in setting its own reduction target and to achieve such target through the development of innovative technologies. (我が国が国際社会をリードし、排出削減目標を定め、革新的な技術の発展を通して、この目標を達成することと考えています。)
・be expected to(ビー・イクスペクティド・トゥ)=思う、期待する。
・set=定める、設ける ・achieve(アチーブ)=達成する。
・innovative(イノヴェイティブ)=革新的な
5. I would like to propose to the international community a “Hatoyama Initiative”, based on what I have just outlined. (私はこうした考えを元に、国際社会に対し「鳩山イニシアティブ」というものを提案したいと考えております。)
・would like to(ウドゥ・ライク・トゥ)=want to の丁寧語
・propose(プロポーズ)=提案する ・initiative(イニシアティブ)=指導力、先導、主導権。この「鳩山イニシアティブ」と鳩山さんが言ったことは驚きました。自らの名前を国際社会に印象づけただけでなく、「主導する」と言ってるのですから凄いことです。
・based on =〜に基づいて ・outline = 要点を述べる、輪郭を描く。
・a “Hatoyama Initiative” = 「鳩山イニシアティブ」というもの。
最初に不定冠詞の”a”がついているところに注目です。例文を以下に示します。 例)A Yamada is coming. =山田さんという人が来ています。
ということで、今回の演説の目玉は政策的にも英語の勉強としても「initiative」だと思います。そして何といっても、日本語ではなく英語で訴えかけたスピーチは、国際社会に直接届いたものでしょう。全部で10分ほどのスピーチでしたが、英語でスピーチをしたことのないかた、試しに3分間スピーチをやってみるといいと思います。原稿書くだけでもけっこう悩むものです。
例えば自己紹介で、
・名前 ・仕事(会社名・学校名)
・所属(部署・学部)
・↑の楽しいところ。
・趣味など この程度で3分はいけると思いますが、当然ながら、文章にしなくてはなりません。 My name is Hanako Yamada. と考えたら、自分で突っ込みを入れるのです。Hanakoってどういう意味?と。
Hana means flower in Japanese and Hanako is very popular and a common name in Japan. といった感じにすると、時間が稼げます。
あと、文章を活気づけるために副詞を無理やり入れるのが大切です。けっこう口から出てきづらいのが副詞です。上の文で言えば「very」です。さらには副詞句を入れるともっと素敵。
Generally speaking, Hanako is very popular and common name in Japan. (一般的に言って、花子は・・・)
最後に、一般討論演説の中で出てきた「友愛」思想の部分は、 an advocate of the concept of yu-ai, or “fraternity”. となっています。「国連」の事を、”UN” or the United Nations のように、略語を使った後に、何のことだか分かるように、正式名称を並べる言い方があります。
それにしても”yu-ai”はいいですね。”YOUとI “のようで、各国首脳の耳にも入りやすい言葉だったかも知れません。
ということで、第五弾はまたいつか。。。See you ….
☆ 「『負け組』がどういう意味か知っているか?負けるのを恐れて、挑戦しない奴らのことさ」 (『リトル・ミス・サンシャイン』 )
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★ 第64回国連総会における鳩山総理大臣一般討論演説(外務省・09/9/24)
★ 発音するとかっこいい英単語・3(本ブログ・09/8/20)
八ツ場ダム中止で失うもの、お金ともう1つ
藤井裕久財務相は大臣就任会見時に「マニフェスト(政権公約)を守ることが一番大切」と述べていた。単純に納得したが、その単純な公約がこれまで守られず、国民が裏切られたとの思いがあるから政権は交代したのだろう。聞こえのよい公約が並ぶが、その一つが八ッ場(やんば)ダム建設中止問題である。
前原国土交通相は23日、八ッ場ダム建設中止を表明してから初めて群馬県長野原町のダム建設予定地を視察した。現地には大沢正明・群馬県知事、高山欣也・長野原町長らが出向いた。前原国交相は、首長らを前に「政策の変更で、皆さんにご迷惑をかけ、素直にお詫び申し上げます」と謝罪した。住民への補償や生活再建などを実施する新法制定の考えを示したが、「中止を白紙にするつもりはない」とし、就任以来の「ダム建設中止」の姿勢を変えることはなかった。
地元住民との意見交換会も予定されていたが、「建設中止ありきの話し合いには応じない」。旅館経営者などは「連休の書き入れ時に手が離せない」として誰も参加しなかった。
もともと、長野原町の人たちはダム建設反対派が多数を占めていた。建設予定地では昭和27年にダム計画が持ち上がり、名勝地である吾妻渓谷の一部や、川原湯温泉が水没することから反対運動が始まったのだ。賛成派と反対派は小さな町を二分した。親戚同士がいがみ合い、隣近所同士が敵対し、町を出て行く人もいたのである。その後の昭和62年、ダム建設反対運動に疲れた住民は、国の現地調査を受け入れることにした。
ダムの総事業費は4600億円。うち3210億円がすでに使われた。建設を中止すれば、残されたダム本体工事関連費620億円については削減できる。当然ダム維持費用も不要になる。
しかし建設を中止した場合、水の供給を目的に事業費を拠出した下流の1都5県に対して費用を返還しなければならなくなる。石原都知事も「当然、返還請求しますよ」と公言している。その総額は1460億円。加えて地元住民に対する今年度以降の生活再建関連費770億円も必要となる。合計2230億円。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
国連での演説で鳩山首相は「90年比で25%のCO2を削減する」と演説すると、会場からは拍手が起こった。サルコジ仏大統領、タンザニア環境相、パン・ギムン国連事務総長が鳩山首相の演説を賞賛した。
ダムにしろ、環境問題にしろ、高速道路無料化にしろ、あまりに聞こえの良い文言が並ぶ上でどうも納得のいかないことがある。具体的な代替原資はどこから捻出するかということだ。無駄を減らせば浮くお金があるとのことだが、どうも安易に納得が出来ない。
例えるならば、平置きされている「民主党マニフェスト」という名の本の帯に景気のいい文言があったがうえに、「話題の新刊」だったからつい手にしてしまった、そういうことにはならないだろうか。
八ッ場ダム中止と建設のどちらが無駄になるのか。いずれにせよ、お金以外でもう1つ、すでに無駄になっているのが「時間」である。長野原町民は57年間もこの問題と対峙してきた。旅館を経営する人は古くなった建物を改築したいが、ダムの有無により移転するのかしないのかを決めなくてはならない。それが未だに決められないでいる。「何でいまさら」「国の都合で」という声が聞こえてくる。造る、造らないで翻弄されてきた町民のかたがたの時間は1秒1秒、今も時を刻んでいる。建設予定地には無駄になっている時間が蓄積されている気がする。
政府が大切にすべきは国民であり、国を動かすのに必要な税金をいかに効率よく使うかにかかっている。そして、時間や空間・環境といった無形の財産にも目を向けるのが政治がすべき”イニシアチブ”である。民主党の皆さん、自己満足のためのマニフェストなら今すぐやめてください。
☆ この世の大きな脅威は、何でも変えたがる人々…あるいは何も変えようとしない人々である。(Nancy Astor)
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★ 【八ッ場ダム】前原国交相が視察 地元の中止白紙撤回に「戻すつもりはない」(産経新聞・09/9/23)★ 鳩山首相が国連で「温室効果ガス25%削減」を表明(産経新聞・09/9/22)
かつて「プラスドライバー」に所属、のちに「東京03」を結成したメンバーの1人、角田晃広。彼の演じるコントを見ていると「逆ギレ系」がよく指摘されている。角田君の人柄そのままが延長線上になっている気がする。
かつて同じバイト先であった彼は特に面白いということもないが、さりげなく突っ込むセリフが思わず笑ってしまうようなものであった。逆ギレ系を彷彿させるのは酒を飲んだ席だ。声が大きくなり、それは現在コントでも見られるような突っ込みや攻撃の類をバイト仲間に容赦なく浴びせた。それが酔っていてのことなのか、宴の席だからなのかがよく分からない。
かつて早朝に旅行に行くという彼を羽田空港まで送っていったことがある。「そんな早い時間にいいですよ」と遠慮していたが、早朝じゃタクシーも捕まらないであろうということで、送っていった。羽田空港を通るとき、当時旧駐車場跡地に取り残されていた鳥居の話をした。「あの鳥居は前から移設の話が出ていたが、工事しようとすると関係者が原因不明の高熱になったりする”たたり”がある」と何気なく話していたら、「勘弁してくださいよ〜」と怯えていた。私は「あ、こういう話、だめなんだ。ごめんごめん」と返した。怖い話、苦手なのか。ちなみにその鳥居は現在、無事に空港敷地内のはじのほうに移設されている。
バイト先で、あるドラマをこっそり見せた。私は先に見ていて号泣したのだが、角田君にも見せた。ドラマの”サビ”にさしかかる前にCMとなった。私は「トイレに行くなら今だよ」という。そして”サビ”が始まった。終わった後に彼がゆっくり私のほうへ振り向いた。両目から直線の涙がつたっていた。
彼は義理人情に厚いといえる。感受性が強いからコントという表現もなんなくこなせるのであろう。ついでに彼は絵も上手かった。コントで出てくるブルースハープやギターも上手い。声がでかいのは何でであろう。いずれにせよ芸能人というのは、そうした感性と密接に関連があると思う。
近年、彼にメールを送っても返信がなかった。ちょっと有名になったからって冷たいやつだ、と思っていた。そして今日もめげずに「おめでとう」送ったら「ありがとうございます!」と返信があった。ちょっと有名じゃなくて、かなり有名になったんだな、カクターマン。
ちなみに「カクターマン」というのは、同じバイト先の女の子が独自に呼んでいた角田君への呼称である。
★ 東京03、お笑いブームに”逆行”したスタンスでコント日本一を奪取!(オリコン・09/9/23)
昨今の事故にみる「山岳救助警備隊」の存在
今年は山の事故のニュースを多く見聞きしている感じがある。北海道では登山ガイドの適切な判断が行われなかったために死者を出した。岐阜県高山市の奥穂高岳では、救出に向かった県防災ヘリが墜落する事故があり、群馬県内では「クレヨンしんちゃん」の作者である臼井儀人さんが滑落死した。あまり報道されていないものも含めれば、毎年多くの人が遭難、行方不明になっているのだろう。
山で遭難すると、一般にはその山を管轄する都道府県警の山岳警備(救助)隊などが出動、自前のヘリで救出に向かうことになるが、警察人員だけでは足りない場合、特に徒歩での捜索となると民間の救助隊員や民間ヘリなども使うことがある。警察や消防ではないので、こうした捜索には費用がかかる。
日本は国土のほとんどを山岳地帯が占める。それだけにこうした救助活動に従事する人たちの存在は心強い。日本は魅力的な山が多いことに加え、近年の登山ブームで気軽に山の頂を目指す人が増えた。しかし、一見すると穏やかな山も時に自然の力を人間に見せつけることがある。朝まで穏やかだった山が突然牙をむくことで、滑落や遭難などの危険に巻き込まれる。
こうした状況に対応できるように、各都道府県警には山岳救助専門部隊が存在する。例えば東京の場合、西多摩郡奥多摩町を管轄する青梅署には山岳救助隊があり、檜原村などを管轄する五日市署にも存在する。通常はそれぞれ配属署での勤務をしているが、ひとたび山岳事故が起きれば山岳救助隊員となって現場に向かう。同様のことが他道府県警の所轄署にも言える。
さらに機動的に組織されているのが、長野県警山岳遭難救助隊、富山県警、岐阜県警の山岳警備隊だ。こちらは山荘などにある派出所に隊員が常駐しており、事件事故に対応する体制を整えている。隊員と言っても無作為に選抜されたわけではなく、山岳経験があり、山岳警備を希望する警察官がその任務を担う。当然のことながら、日々厳しいトレーニングを積んでおり、一般登山者の登山技術よりも高くなければいけない。救護者を背負ったフリークライミングや、絶壁での救助活動などは訓練なしにはできないことである。
富山県警によると、08年の遭難件数は133件、遭難者数は159人で過去最悪だった。こうした状況に対応すべく、今年の4月、山岳警備隊指導官として西本隆夫警部(60)を再任用した。天候不良でヘリが出動できない場合の救助活動について、若い隊員に指導するという。
富山県警山岳警備隊は国内でも随一の救助力があるとされる。登山者の間では山の県境で落ちそうになったら「富山県側に遭難しろ」との合い言葉があるほどだとか。(参考・ウィキペディア)
警察にしろ消防にしろ地元の山岳会員にしろ、こうした活動をしてくれるというのは本当に心強いことである。
しかし同時に考えなくてはならないことがある。
前のエントリにも書いたが、入念な登山計画もなく、登山に必要な装備も持たずにハイキング気分で登山に臨むことは大変危険なことである。そして遭難者を救助するにはどれだけのコストがかかるか考えた方がよい。
ヘリを1回飛ばすのでも燃料費はただじゃない。警察や消防などの救助で全て終われば税金で賄われるために費用はかからないが、民間の山岳捜索団体やヘリに依頼することになると、捜索隊員1人あたりの日当が夏山で1〜2万、冬山で3万円、それに加え、岩山などの危険手当が1.5万円、日没夜間手当が1万円、捜索に伴う宿泊や交通費は実費が請求される。ヘリが1分1万円が目安で1往復で100万円以上かかることになる。金額はあくまで目安である。
警察の救助がままならないときに、家族に承諾を得て民間の力を借りることになるが、山岳保険、登山保険などの商品があるようなので、登山が趣味の場合は加入をおすすめしたい。
お金の話になってしまったが、救助する人たちは当然危険な場所にわざわざ出向くわけであり、相当のリスクを覚悟して任務に就く。厳しい訓練をしているとはいえ、富山県警では2人の殉職者を出している。楽しい登山も1つ間違えれば大事故に繋がり、多大な迷惑を他人にかけることになる。
あのエベレストも登山者の1割は下山しないままになっているという。エベレストから遺体を搬送することが出来ないので、多くは凍結したままになっている。
今は自然が優しく迎えてくれるシーズンかも知れないが、遠くから見る山と直接足を踏み入れる山では景色が違う。その頂きに登りつめたときの達成感を味わうためにも、ぜひ登山情報には気をつけて欲しいところだ。そうすれば自然の恵みが大きく登山者を包み込んでくれることだろう。
☆ 「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう」おそらくあなたは永遠に登らないでしょう(レオ・ブスカリア)
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★ 長野県警察山岳 山岳情報
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