2000年、長野県諏訪署の巡査部長が、ミニバイクで二人乗りをしていた少年を発見、追跡し捕まえたときに「死んでみるか」と拳銃を突きつけた。巡査部長はその後、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕され、同日付で懲戒免職となった。このときの長野県警上層部の対応の早さには驚いた。この当時、神奈川県警から始まった“警察の不祥事”が報道されていた時期でもあり、不祥事に対して強い態度に出たものと思われた。
ところが地域住民の反応は違うものだった。巡査部長は交番勤務で勤務熱心であり、地域住民のよき相談相手でもあり良き理解者だった。そのため「処分は重過ぎる」「悪いのは暴走少年のほう」と、5000人の嘆願署名が集まった。
似たような事件が東京で起きた。警視庁滝野川署の巡査長が、「路上でたむろしている少年がうるさい」との通報を受けて現場に行ったが、なかなか立ち去らず反抗的な少年3人に「移動しないと殺すぞ」と銃口を向けた。警視庁はこの巡査長を特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検、1ヶ月の停職処分にした。
しかし長野の件と同様に地元住民から滝野川署に「警察官を馬鹿にしたような(少年の)行動は許せない」などといった巡査長擁護の電話やメールが200件近くあったという。
この2つの事件には共通点がある。発覚したのは“被害者”の少年の訴えからだった。自分たちの行為を棚上げしてわざわざ電話で警察に抗議するところには疑問を抱くが、長野や東京の少年たちも警察官の言うことに従えば問題にならなかったことであり、2人の警察官も銃を抜かなかったら事件にはならなかったよくある事案であっただろう。
善悪を注意できる大人が少なくなり、それをできる赤の他人は警察官だけになっているともいえる。それだけにこうした事件はなんとも歯がゆい。気が収まらない。
巡査長は「もし、あの状況に戻れるなら、相手が折れるまでとことん説得します」と反省しているという。
☆ 世の中に悪が栄えるのは、我々がノーと言う勇気を持たないためである。 (S.スマイルズ)
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★ 少年に銃抜いた警官を停職 警視庁(読売新聞・08/3/14)
★ 拳銃抜いたおまわりさんに支援メール相次ぐ(読売新聞・08/3/14)
年: 2008年
都会から地方都市に行って驚いたことランキング
掲題のランキングがあり見てみた。堂々の1位は「店が閉まる時間が早い」。ちょっと小腹が空いたときに便利なコンビニも「少ない(6位)」ということで、必要なものは明るいうちに買わなくてはならない。
旅先で気をつけなくてはならないのが「公共の乗り物が不便(2位)」。電車やバスに乗り遅れると次が車でだいぶ待たなければいけない。旅の計画を立てるとき、公共の乗り物に乗ることがひとつのイベントとなる。
「虫が多い・虫が大きい(5位)」は幼いとき母の田舎で早起きし、近くの電灯にぶつかって落ちているカブトムシやクワガタを捕まえるのが楽しみだった。都内で最後にカブトムシを見たのは中学生の時。都区内では探すのはもう無理なのか。
「携帯の電波が入らないところが多い(12位)」は、都会の生活になれてしまうと、一生懸命ケータイを振ったりしても電波表示がふらつくことだけでイライラしてくる。
地方の道を走行していていいと思うことは「信号が少ない(14位)」。人や車が少ないからこれでいいのでしょう。渋滞でのストップアンドゴーがない分、空気もきれいになり燃費もよいことでしょう。実際、都内を走るよりもかなりの長距離を走ることが出来る。
「食べ物をもらえることが多い(19位)」。近所の人が取れたての野菜を豊富に持ってきてくれて、本当においしい。思えば東京で「奥さん、醤油貸して!」といったご近所づきあいも今は昔。
しかし不便さが都会にはない産物を生む。「星がきれい(3位)」「食べ物がおいしい(11位)」「水道水がおいしい(13位)」「空が広い(17位)」などをみていると、このランキングは「都会人が羨ましいランキング」も見えてくる。せわしないだけに空を見る暇もない都会の時間。気にするのは空が広くてきれいかどうかよりも、雨が降るか降らないか、その事だけなのが寂しい。
☆ 人の幸福は、大きな楽しみの問題というより、むしろささやかなものの問題なのかも知れない(F.スカイベーク)
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★ 都会から地方都市に行って驚いたことランキング(gooランキング)
★ 大都市に住んで、いつの間にか当たり前になったことランキング(gooランキング)
「2ちゃんねるさえなければ、」
学習障害(LD)の生徒を受け入れる学校として開校した「湘南ライナス学園」の学園長、吉崎真里さんが会見をした。2ちゃんねるでの同学園に対する誹謗中傷は、生徒の就労訓練などのために運営された婦人服店をターゲットにして始まり、吉崎さんへの個人攻撃もエスカレートした。
「ネットの書き込みを読むたびに吐いた」という吉崎さん。2ちゃんねる担当係となっていた職員も半年後にうつ病になって退職、後を引き継いだ夫もノイローゼ症状を起こした。母校が中傷されたショックから自傷行為に出た卒業生もいたという。「2ちゃんねるさえなければ、と思った。ネットの怖さをもっと分かってほしい」と述べている。
ネットのない時代であれば、個人や組織への誹謗中傷といえばビラと相場が決まっていた。怪文書が町中に貼られたりまかれ、また名誉毀損などに該当すれば捜査の対象となった。しかしビラをまくにはビラを大量に刷る必要もあり、実際に町に出てまかなければいけない物理的にも経済的にも不都合が多かった。捜査対象になりアシがつきやすいのもビラだからである。
時代は変わりインターネットがその負の部分を担うこととなる。迷惑メールや脅迫メール、掲示板などのWEBサイトで物事を批判することが簡単になった。しかし読み手にとって不快な文言の羅列はなくなることがない。それどころか、第三者がそれを援護射撃する向きもある。
先日のエントリーで「ドライブスルーを走り抜ける若者」にリンクした動画。そのコメントの中には「この程度の悪ふざけで正義感を振りかざすほうがおかしい」といったコメントがあった。正義感を振りかざすことなく、PCのモニタの前でほくそ笑んでいるほうが遥かにおかしい。
匿名の行為が全て悪いとは限らない。事件への情報提供や慈善団体への寄付行為など本名を出さないからできることもある。インターネットがなかなか成熟しないのは、匿名の正義感を振りかざす事のほうが、悪意を持った匿名よりも負けているからである。しかし、これでいいのか。
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★ 「ネットの怖さ知って」ライナス学園長(産経新聞・08/3/12)
ドライブスルーを走り抜ける若者
マクドナルドなどのファーストフードは、客から注文を受けてレジに登録した時点で製造者に分かる仕組みになっている。当然のことながら、1秒でも早く客に提供する仕組みである。このファーストフードなどを狙った犯罪も地味ながら頻発している。
例えばチェーン本部の人間を名乗り、「現金を回収しに来た」などと言い、事情に明るくないアルバイトを騙して現金を取り去る事件がある。さらに、テイクアウトしたという人間が「注文した商品が入っていなかった。取りに行く時間がないから代金を銀行に振り込め」という些細な金額の振り込め詐欺もある。
コンビニでもファーストフードでも、注文した内容はレシートに書かれているものと同じ状態でデータとして保存されている。買った日時ですぐ調べることができるので、この手の犯罪は足がつきやすいことを覚悟しておいた方がいい。アルバイトのかたは、対応に自信がなければすぐに社員にいうことだ。
YouTubeではマクドナルドのドライブスルーを悪用し、注文するだけして金額を聞いたらそのまま走り去る動画が投稿されている。注文した商品を受け取って逃げれば詐欺罪になるが、この場合商品は受け取っていないので偽計業務妨害罪になるだろう。出前にニセの注文をするようなもので悪質だ。動画では映っている男が笑っており、全く悪びれてはいない。
この男達は遊び半分でやったのだろうが、対応した店員さんはさぞかし嫌な1日になってしまったことだろう。中ですぐに製造していた従業員も頭に来たことだろうし、お気の毒だ。こうなると店側も防犯カメラを備えた方が良いような気もするが、幸い投稿者本人が動画にはしっかり映っている。
刑法で、偽計業務妨害罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金であり、決して冗談では済まない結末が待っているが、ネットに投稿するこうした犯罪者は罪の意識がまるでない。だから、犯罪に対してそれは間違いであると声を上げ続けることが必要である。
☆ 愚かな人に嫌われることを喜びなさい。彼らに好かれることは侮辱でさえあるから(フィリックス・レクエア)
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ビルゲイシ 「ツ」と「シ」の違いが分からない
ロスに行ったときの最初の失敗。宿泊先のコンドミニアムのカギが開かず従業員に訴えた。部屋番号はキーホルダーに手書きされており、「106なんですが」と見せると、従業員は「これはワン・オー・フォーだね」と笑った。「4」が「6」に見えたのである。手書きで雑に書くと確かにそう見えることもある。
そして仕事で申込書の類を見ていると頭を抱えることがある。ミ、シ、ツの判別ができない。ン、ソ、リの区別が不可能。1と7、Ⅰ(ローマ数字の1)にl(エル)、I(アイ)はどれが正しいのか。0(ゼロ)とo(小文字のオー)とO(同大文字)、さらにはSと5、Zと2、0とUとCとLが分かりづらいものもある。9とP、8とB・・・・。
PC上での文字を紙に転記するとき、O(オー)とゼロ、2とZの区別をするために、ゼロとZには斜線を引くように教わった。プログラムは1文字でも間違えれば正常に動かないからだ。
外国人にとって見れば上記日本語は難解なものだろう。しかし憂うべきは、マス目に沿ってちゃんと練習したはずのカタカナなどが上手く書けない日本人が多いということだ。これではノンジャパニーズが悩むのも無理はない。
小学校のころ、「練習帳」で上手く書けないと「書き直し!」と言って投げつけられたことがある。そこまでされる必要もないが、ケータイやPCの変換が便利すぎて、自分の字が綺麗でなくなっていることに愕然とする。しかし日本人に生まれてよかった。今から数千という日本語文字を学ぶのは絶対に嫌だ。
あぁぁ、次々思い出す。漢字の「三」と「ミ」もややこしい。「・(センタービリオド)」「.(ピリオド)」、そして何となく打たれたただの”点”。あぁややこしい、ややこしい。。。。
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★ 外国人の悩み「ツとシの違いがわからない」(お茶妖精・08/3/8)
余命半年の元校長 最後の授業 延地和子さん
「がん患者として生きていきます」
「人生はしんどいことがいっぱいだけど、しっかりと生きて欲しい」
「顔もむくんで自分じゃないみたいで、20万円もするカツラを買ったのよ。それで旅行に行けたのに」
「(校内暴力で荒れていた)やんちゃな子たちが50歳近くになって、いま洗濯とか身の回りの世話をしてくれる。大変だったけど、楽しかった」
「(24歳で先立った)子どもの分まで生きなくちゃ、そう思っていたのに、がんになって、悔しくて悔しくて・・・」
「がんと闘っている人は大勢いる。私の使命は希望を失わずに生きること。私の命がなくなったとき、話を聞いてくれた人の中に火種が残ってくれたら、私は第二の人生を生きられる」
大阪府吹田市の前教育長である延地和子さんが、2年前まで校長を務めていた市立竹見台中学校で卒業を控えた3年生36人に「最後の授業」をした。延地さんは、がんで半年の余命を宣告されている。
きっと延地さんにとって、ちゃんと話を聞いてくれる子供たちがいるということは教師冥利に尽きるに違いない。子供たちはこの授業で何を感じたであろう。時には教科書も板書もない授業が子供たちに考える力を与えることがある。生きていることが当たり前のことと錯覚しがちであるが、こういう先生の存在を知ることも生きることの糧となるはずだ。
延地さんには、まだ春も来れば夏も来る。あまり旅の支度を急がないでいただきたい。
☆ 平凡な教師は言って聞かせる。良い教師は説明する。優れた教師は立証してみせる。偉大な教師は触発する。(出典不明)
★ 余命半年 元校長、中学校で「最後の授業」 吹田市(朝日新聞・08/3/9)
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シー・シェパードの調査捕鯨妨害
日本の調査捕鯨は国際捕鯨取締条約により、科学調査のための鯨を捕獲する権利に基づき行われている。捕獲を伴い、その得られた鯨肉は有効利用が条約で義務づけられている。一般販売や給食などのに使われ、その収入は調査捕鯨の費用に使われている。
こうして現実的に我々日本人が口にできる鯨の肉。国際捕鯨委員会や国際社会の監視の下に、行われている正当な行為である。ゆえに乱獲にならないように細心の注意を払って行われているのは当然だ。この捕鯨に反対する環境団体シー・シェパードやグリンピースなどの妨害活動が活発している。
日本の調査捕鯨船にシー・シェパードの船から薬品入りのビンなどが投げ込まれた。海上保安庁の保安官らがケガをする事態になった。これに対し海保は威力業務妨害などの容疑で捜査を開始した。立件に向けて動くこととなる。
日本は島国でもあり海洋産物に食文化を依存している。クジラもその対象となってきたが、国際社会の批判は厳しい。ただ、絶滅危惧種に指定されているのは他にもあるのに、なぜクジラだけ特別視するのか分からない。クジラが観光産業となっている部分の思惑も絡んでいるのだろう。
いずれにせよ正しい主張があるのであれば、冷静にテーブルに着くべきである。船に向かって異物を投げるという実力行使はただのテロ行為にすぎない。環境保護団体が過激になってはその目的が揺らぐことにはならないか。
☆ 子供には魚を与えるより、魚の釣り方を教えろ。(西洋のことわざ)
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★ 今度は在英日本大使館に侵入 シー・シェパードの活動家(産経新聞・08/3/6)
米兵 子犬を崖から投げる(2008.3.7)
以前、夕方のニュースで不要なペットを回収する業者をリポートしていた。トラックに次々と近所から持ち込まれる犬や猫。突然窮屈なオリに入れられ扉を閉められる。恐怖を感じた犬や猫の悲痛な叫びは耳から離れない。恐怖のあまり、犬は大量のよだれを垂らしていた。
飼い主は「引っ越しで飼えなくなっちゃったから」「そりゃあかわいそうだと思うよ。何年も飼っていたからね。でもしょうがないでしょ」と悪びれる様子もない。
そしてYouTubeで戦慄の動画だ。米兵と思われる男が子犬を崖から投げてしまうものである。子犬は投げられて宙をクルクル回っている間はキャンキャンと声をあげているが、その後は途絶えてしまう。
動物の虐待は多いが不思議でならないことがある。どうしてわざわざネットに公開するのだろうか。それも私服ではなく、わざわざ”制服姿”で顔もおおよそ特定できるものになっている。こうした者が顕示したいものとは何であろうか。この動画で米軍当局も調査を始めたようだ。
兵士は命の危機にさらされながら任務に就く。身の危険を感じれば相手に銃を向けることになるのだろう。それは戦地にいる兵士なら認められる行為である。
人間というのは敵には牙をむくところがあり、変貌するところが怖い。そして敵でもない命に対しても意味のない殺戮行為に出る異常なところがもっと怖い。沖縄での少女暴行事件もそうであるが、命を命として見ていないのである。
冒頭の夕方のニュースでVTRが流れたあと、メインキャスターの横に座っていた女性アナウンサーが口をへの字にして涙をこらえていたのが忘れられない。
☆ 人が本当に考えていることを知るには、何を言うかではなく、何をするかを見よ。(George Santayana)
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