カテゴリー
ニュース

南田洋子さんがくも膜下出血で入院 認知症で闘病中

 数年前から認知症を患っている、女優の南田洋子さん(76)がくも膜下出血のため病院に搬送されたことが分かった。20日夜にも夫の長門裕之さん(75)が記者会見をする。
 
 南田さんは数年前から物忘れがひどくなり、ある日突然「女優をやめたい」と長門さんに切り出した。長門さんは「当時は認知症のことがよく分からなかった。そうしたサインを知っていれば、もっと早くに対応できたかもしれない」と述べている。
 
 南田さんが最後に出演した映画では、認知症を患っている女性の役であった。当初セリフはなかったものの、急遽短いセリフが用意された。プロである南田さんであれば、大して長いセリフでもなかった。できあがった映画のシーンでは、そのセリフを流ちょうに話している。しかしそれも、発せられたセリフを編集してつなぎ合わせたものであるという。
 
 先日、1年ぶりにテレビで南田さんの姿を見た。驚いたことに、1年前とは違っていた。昨年は長門さんとの意思の疎通もままならず、視点も定まらない状態であったが、しっかりと会話をしていたことに驚かされた。スタッフに対して、「ちょっと顔色が悪いんじゃない?」と言ったり、長門さんが「もう一度、女優をやるか?一言二言なら言えるぜ」というと、「もっと言えますよ」と話して周囲を笑わせた。言語不明瞭な南田さんではなく、昔から馴染みのある南田さんの口調に戻っていたのである。
 
 長門さんによれば、南田さんは肝機能障害が起因する認知症を発症したこともあり、肝臓の治療を施すことで一時的に「元に戻る」ことがあるのだという。認知症のみならず、脳に支障を来す精神病などは内臓疾患が原因で発症することもある。認知症の有効な治療法は確立されておらず、進行を遅らせる対処療法のみである。
 
 先日の番組で司会を務めたスマップの中居君が長門さんに尋ねた。「いま、こういう風に仕事をされているあいだ、洋子さんはどうしていらっしゃるんですか?」
 
 それに対して長門さんは「ひたすら私の帰りを待っていますね。これは、・・・これはもう嬉しい・・・今までそんな女に会ったことないから・・」と声を詰まらせた。結果論にしかならないが、南田さんが元気であったころにそのセリフを言ってあげればよかった。
 
 人というのは元気である人を面と向かって評価することは少ない。自分にとって偉大な存在を評価するのは、ずっとあとになってからである。認知症でもないのに、大切な人や物事を忘れてしまっていることがあまりにも多い。
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ 南田洋子さん、くも膜下出血で入院(朝日新聞・9/10/20)
★ 南田洋子さん、意識混濁で緊急入院(朝日新聞・09/4/2)
 
★ 認知症を知るホームページ イーロゴネット
★ 老老介護の現実 進行する少子高齢化の実態(本ブログ・09/9/8)
★ 認知症妻介護役を好演 長門裕之「ショカツの女・3」(本ブログ・09/4/19)
★ お年寄りと接する”常識”の変化(本ブログ・009/2/19)
 
 

カテゴリー
ニュース

2016年夏季五輪 東京は第2回投票で落選 開催地はリオデジャネイロに決定

 
 国際オリンピック委員会は2日、デンマークのコペンハーゲンで開いた総会で、2016年夏季五輪開催地の選考投票を行い、リオデジャネイロ(ブラジル)での開催が決定した。南米大陸での開催は初となる。東京は第1回目の投票で残ったが、2回目の投票では最下位となり落選した。日本の夏季五輪は88年の名古屋がソウルに、08年では大阪が北京に敗れており3連敗となった。落選が伝えられると、東京都庁に集まったアスリートたちなど関係者の落胆する姿が見られた。
 
 第1回目の投票ではシカゴが落選、残った3都市のうち過半数を得るまで、最小得票の都市を除外しながら投票が繰り返された。これにより、決勝投票はマドリードとリオデジャネイロの一騎打ちとなっていた。
  
 東京は「環境に優しいコンパクトな五輪」を強調、既存の施設を可能な限り利用することで環境への配慮をアピール。交通網や治安の良さなどを強調した。サプライズとして15歳の三科怜咲(みしなれさ)さんが登場。英語でスピーチし次世代のメッセージであることを強調し、IOCのロゲ会長と握手をするなど好印象が見られた。
 
 日本のプレゼンテーションでは、石原慎太郎・東京都知事や小谷実可子さんなどの歴代のメダリストが登場しスピーチ。そして鳩山首相が英語で演説、「大会を開催することで、東京は大都市がいかにして環境を損なうことなく繁栄できるかを世界に示すことになる」などと主張。財政面での政府保証を明言した。
 
 応援選手団や石原都知事も好感触だったことを述べていたが、08年にアジアの北京ですでに行われたこと、選手村などの敷地が不足している、国内の支持率が低いなどがマイナス要因として指摘されていた。リオデジャネイロ(ブラジル)は、14年にサッカーのワールドカップの開催が決定しており、続けての国際大会をする”体力があるか”が懸念材料となっている。治安改善やインフラの整備などの課題を克服していく必要がある。
 
 東京での五輪開催をいうものを体験してみたかったが叶わなかった。非常に残念。
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
★ 東京、2回目の投票で落選 シカゴも敗退 16年五輪(朝日新聞・09/10/3)
 
 

カテゴリー
ニュース

ピンクリボン運動 早期検診を 乳がんに負けないで

 ノーベル賞になるだろうと言われているのが、風邪を引かない薬、エイズにならない薬、そして、がんにならない薬の開発だと言われている。
 
 これから猛威をふるうと思われる季節型インフルエンザ、通常の風邪だが、新型インフルエンザも死者が20人に達した。予防策としてはマスク着用、手洗いうがいの実践と基本的なことではあるが、都市圏などの人の集まりやすいところに勤務・居住している人は特に留意すべきことだ。
 
 がんも早期の発見で防げることが多い。叔母は胃がんにかかり「余命半年」と言われ、胃の全摘出をした。しかしがんは克服したようで、今は元気に生活している。しかし叔母の子ども、すなわち私の従姉妹が乳がんと診断され、現在抗がん剤を用いた治療を行っている。
 
 今夏、その彼女からメールが来た。珍しかったので驚いたが、そこで乳がんに罹患(りかん)していることを教えてくれた。抗がん剤の副作用は大変辛いらしく、吐き気やだるさに襲われているという。しかしそんな彼女の支えになっているのが一人息子である。「ママは病気と闘っているんだもんね」と屈託のない笑顔で言われると「頑張らなくちゃ」と思っているそうだ。
 
 10月1日は「ピンクリボン運動」の啓発の日である。東京では東京タワーがピンク色にライトアップされた。東京のみならず、世界の150を超える建造物にピンク色のライトアップがされているようである。
 
 忙しい日常に追われていると、医療機関への検査などを怠ることがある。忙しいと受診はなかなか難しいが、ことさら命に関わることなので、こうした啓発活動を機に受診を勧めたい。女性だけではない。その女性に近い殿方も大事な人に不運が降りかからないように促すことを忘れてはならない。
 
 運命に翻弄されてたまるか、運命だけは自分で決めようではありませんか。目に見えない自分の中に潜む悪漢と対峙する前に退治することが大切なのである。人間は死ぬために生まれてきたのではない。生き抜くために生まれてきたのである。不運を蹴散らせて生きていこうではありませんか。諦めるための人生では決してないわけです。これからも生き抜いて、人生を語り合おうではありませんか。
 
  
☆ ツライけど、人はね、神様が許してくれるまで、何があっても生きなくちゃいけない(西原理恵子)
 
☆ 人気ブログランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ 乳がん撲滅で鉄塔をピンク色に 東北電力(産経新聞・09/10/1)
★ 乳がん撲滅へ JALがピンクスカーフフライト(産経新聞・09/10/1)
★ NPO法人 日本乳がん ピンクリボン運動
★ 川村カオリさん、乳がんで死去38歳(本ブログ・09/7/28)
★ ピンクのライトアップ 乳がん早期発見(本ブログ・07/10/3)
★ 山田邦子、乳がん手術(本ブログ・07/6/15)
 

カテゴリー
ニュース

日本人、4人に1人は65歳以上 積極的長寿の促進を

 総務省の人口推計の発表で、65歳以上の人口は2898万人、総人口に占める割合は22.7%と過去最高となった。このうち女性は人口の25.4%(1659万人)、男性は19.9%(1239万人)となり、女性の4人に1人、男性の5人に1人が該当する数字となった。
 
 世帯主が65歳以上で無職の世帯の1ヶ月平均消費支出が約20万6千円。これに対して可処分所得は16万4千円となり、4万2千円足りない。不足分は00年の2万円と比べて倍増している。要因は税金と社会保険料の増加だといい、同省によると「不足分は預貯金などの金融資産の取り崩しなどで賄われている」という。
 
 少子高齢化が本格的に始まった、そんな報道を見聞きするたびに思う。少子化は未来が先細りする問題ではあるが、高齢化そのものは悪いことではない。日本人の長寿化は世界に誇ることのできる話である。問題なのは、社会から疎遠となっていくリタイア世代に対する社会保障の不備にある。
 
 医療崩壊も叫ばれるなか、自治体によってはプールや体操などのリハビリ施設に定期的に参加してもらうことで、多くのリタイヤ世代が元気な町もある。病気や病院ありきの議論ではなく、子供や働き盛りの世代にも通用するような、健康促進プログラムを考える必要がある。
 

 加齢による関節や腰の痛みなどを改善すべく、プール内での運動を行っている施設が愛媛県宇和島市にある「アクアクリニック別当」である。通院患者の8割がひざや腰の痛みと生活習慣病を抱える高齢者で、プールを目的に通っている。筋力や脚力を鍛えることで「寝たきりにならない、介護を必要としない晩年」が目標だ。
 
 院長の釜池豊秋院長は「体操の個々の動きには医学的な裏付けがある。水の負荷で運動する人の力に合わせ、無理なく筋肉を鍛えることができる。ほとんどの腰痛やひざの痛みは筋肉を鍛えれば治る」と強調する。 
 
 同市内の70代の女性は変形性関節症。毎日通院して水中体操をしてきた。「今はほぼ痛みが消え、最高血圧は160から130に下がり、体重も3キロ減った」と喜ぶ。プールから出てきた80代の女性も、神経痛のために杖が必要だが、「運動した後は心地よくて生きる元気がわいてきます」と語る。(99.8.21・読売新聞東京朝刊)

 
 こうした水中療法や温泉療法が効果的であることは医学者の間では知られているが、実際に病院がプールまで用意するとなると経営的に難しい。ゆえに、自治体が持っているプール・温泉施設を積極活用することで、医療費の削減、医療機関の負担軽減、ひいてはリタイヤ世代の長寿につながる。病気になる前の予防を施すことが先決なのである。
 
 つなげて話をするのはおかしいかも知れないが、テニスのクルム伊達公子選手が韓国オープンを制した。スタンドの韓国人観客からは大きな拍手と歓声が送られたとのことである。ソウルに住む韓国人主婦(32)は「40歳近くというのに本当に凄い闘志。あんな力がどこからわいてくるのだろう。ファンになった」と嬉しそうに話した。
 
 復活してからあれよあれよという間に登りつめていくクルム伊達公子だが、どうしても年齢のことに絡めて報じられてしまうのは失礼だと思いつつも、やっぱり凄いことである。一度引退したのにもかかわらず、自分より年下の選手を次々に倒していった。クルム伊達は昨年、「負けず嫌いにブランクはなかった」と述べている。13年前に引退したクルム伊達の活躍は、何か勇気づけてくれるものを感じる。それは”アラフォー”だから凄いのではなくて、リタイアしてから堂々と復活し続けていく姿勢に目を見張るのである。
 
 若いときに華のある時期を送ることができるのは当たり前。そのあと社会が手を差し伸べれば、リタイアした方たちがまだまだ復活し続けるのは決して夢物語ではない。せっかく政権が交代したのだから政府には思い切った改革を望む。手を差しのばせる余裕のある国であるべきだ。
 
  
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
  
★ 女性高齢者の割合、始めて25%超す 男性は5人に1人(朝日新聞・09/9/21)
★ 【テニス】年齢に負けない伊達 韓国人観客から拍手と歓声(産経新聞・09/9/27)
 
 
 

カテゴリー
ニュース

南アフリカのキャスター・セメンヤ選手、両性具有と判明→女性として陸上界へ復帰

 
 8月にベルリンで行われた陸上の世界選手権女子800メートルで優勝した、南アフリカのキャスター・セメンヤ選手(18)が男女両方の生殖器を持つ両性具有だと分かった。国際陸上連盟が性別疑惑に対して調査しており、血液や染色体、婦人科の検査を行った結果判明した。オーストラリア紙が11日に一斉に伝えた。
 
 同選手は外見や声が低いなど、男性的な部分を指摘されていたが、優勝後もインタビューに答えることなくコースを後にしたことから「性別疑惑」が浮上していた。
 
 セメンヤ選手には卵巣が無く、男性ホルモンのテストステロンを大量に分泌する精巣が体内にあるという。セメンヤ選手は出生証明書では女性でありながら、幼少期から男性的な身体能力があると指摘された。
 
 国際陸連は最終的な結果を基に対応を検討するが、セメンヤ選手の金メダル剥奪はせずに、2位だったケニアのジェネス・ジェプコスゲイ選手にも金メダルを与える可能性があるという。
 
 何かの映画を思い出させるが、これは半陰陽(はんいんよう=インターセックス)といわれ、外性器が未成熟な状態で男性か女性かはっきりしない場合をいう。男性器のほうが目立っている場合もあれば、女性器がはっきりしている場合もある。どちらか曖昧な場合もある。母体内での成長過程で、染色体構成のXXが女性、XYが男性となる時と異なる場合や、ホルモンの作用が通常と違う場合にみられる。
 
 ある程度身体が発達してから本人の「性自認」を尊重し、カウンセリングや手術を行うなどの方法が採られる。性別不明でも出生届が受理されることから、男女2つの性だけではなく「性教育に多様性を持たせるべき」と作家の蔦森樹(つたもりたつる)さんは語る。蔦森さんは男性から女性に転換した経験を持つ。
 
 幼少時に一方的に性を決めて手術をし、その後に本人の性自認が一致しない場合「性同一性障害」と診断されることもある。日本半陰陽協会は相談を受け付けている。
 
以上のことから、セメンヤさん本人が女性であると主張していることもあり、大きな問題にする必要はないであろう。本人の性自認が女性であるならば、それを否定する行為は人種や性の差別よりも、人格や存在を否定する行為になりかねない。
 
 

※キャスター・セメンヤ選手、女性として陸上界へ復帰決定(10/7/7)

 
   性別疑惑が出ていた、陸上南アフリカのキャスター・セメンヤ選手(19)について、国際陸上競技連盟(IAAF)は、に女性として競技に復帰することを認める発表をした。セメンヤ選手側の弁護士は、連盟との「画期的な和解」があったことを述べたが、詳細についてはコメントを控えている。
 
(「陸上性別疑惑のセメンヤ、女性として競技復帰へ」ロイター・10/7/7)
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ 陸上=南アのスポーツ担当相、「セメンヤ報道」に激怒(ロイター・09/9/12)
★ 女子800優勝の南ア選手は両性具有 豪紙(読売新聞・09/9/11)
 

カテゴリー
ニュース

うつ病などの精神疾患、血液で判断 大阪市大大学院

 まえにネットで産経新聞のある記事を読んでいた。その記事は2、3ページに分かれていたが、見ていると「あれ?」「あらら?」「あらららら?」とどんどん削除されていった。
 
 その記事というのは、秋田や札幌で架空の会社を作り、社員がうつ病になったとして傷病手当金を不正に受給していたという記事であった。「マニュアル」が存在し、そのとおりに医師に接すれば診断書も作成されるので、社会保険事務所に申請すればよい、というものであった。この事件で男女10人以上が詐欺容疑で警察に逮捕されている。
 
 産経新聞にはプロの医師の話も出ており「詐病だと見抜くことは難しい」と書いてあった。それゆえに模倣犯がでることを恐れて削除したものだと思った。
 
 うつ病を始めとする精神疾患はその見極めが難しい。内科や外科のように客観的に病気やけがだと判断できない。全ては患者への問診に依存することになる。患者によっては病気であるために、正しい症状を伝えられないこともあり、適切なクスリの処方がなされない場合も多い。また逆に何でもどんどん処方してしまう医師も少なからず存在する。上記のような詐欺事件が起きるのも、そうした問診に頼るシステムに乗じた悪質な例だが、こうした疾患に対して血液検査で病気を判定する技術が確立された。
 
 大阪市立大学大学院医学研究科の関山敦生・客員准教授(43=心身医学、分子病態学)が兵庫医科大と共同で、うつ病や統合失調症などの疾患を判定する血液中の分子を発見した。問診や行動観察が主流だったこれまでの診察で、客観的な数値指標を取り入れることが可能となった。また疾患の判定のみならず、ストレスの強度や回復程度も分かるという。
 

 関山准教授によると、ストレスや感染などを受けて、生成し分泌されるたんぱく質「サイトカイン」の血中濃度データの差異を積み上げて分析。データをパターン化することで、心身の変調やうつ病、統合失調症などを判定できることが分かった。うつ病や統合失調症について3000人近くのデータから疾患の判定式を作成。別の400人の診断に用いた結果、うつ病の正診率は95%、統合失調症は96%に達した。
 
 精神疾患の判定だけではなく、健常者に対するストレスの強度、疲労からの回復スピードも数値化した。80人の男女を対象に、計算作業で精神的ストレス、エアロバイクなどで身体的ストレスを加える実験を実施。いずれのストレスを受けたか100%判別することに成功し、ストレスの強度を数値で評価できる方法もつくり出したという。

 
 自分が病気じゃないか、そう不安に思う人は多い。しかし単なる疲れなのか「未病」なのか分かりにくいのがストレス性疾患である。この血液検査が確立されれば冒頭のような詐欺事件はなくなり、何よりも正確な病気の診断がなされるという意味で期待は大きい。
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ 精神疾患:血液で判断 たんぱく質データ判定 大阪市大院(毎日新聞・09/8/26)
★ うつ病装った手当金詐欺、会社の代表と妻を逮捕(本ブログ・09/3/7)
 
 

カテゴリー
ニュース

厚労相「新型インフル本格的流行が始まった」と宣言(2009/8/19)

 舛添厚労相は「新型インフルエンザが本格的な流行が始まった」との宣言をした。
 学生・児童が夏休みであるにもかかわらず、患者は増えている一方であり、個人としてできる予防策を講じるように国民に呼びかけている。不要不急の外出自粛や、マスク・手洗い・うがいの実施が必要だ。
 舛添大臣は「学校が始まれば、感染拡大の恐れがある」としている。国内メーカーのワクチン製造だけでは間に合わないため、ワクチン接種の優先順位を決める方針。
 感染すると危険な人は、腎臓病、糖尿病、呼吸器疾患を患っている人。妊婦や子供も重症化する恐れがあるとしている。

 新型インフルエンザの感染が流行期のように拡大し秋以降に懸念される大流行の兆しがすでに見られることが18日、国立感染症研究所の調査で分かった。
 9日までの1週間で、全国約5000の医療機関の平均インフルエンザ患者数は、流行指標となる「1人」に相当する0・99人。全国推計6万人とされる患者のほとんどが新型の感染者とみられる。
 感染研によると、夏場のインフルエンザの流行は、調査を開始した1987年以来、例がない。5000医療機関を3~9日に受診した患者数は4630人で、前週(7月27日~8月2日)の2655人(1医療機関あたり0・56人)の約1・7倍に上った。
 都道府県別にみると、流行入りしたのは6都府県で、15日に死者が出た沖縄が突出しており、1医療機関当たり20・36人。次いで奈良(1・85人)、大阪(1・80人)、東京(1・68人)、長崎(1・50人)、長野(1・44人)の順。(読売新聞・09・8・19)

 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
  
 
★ 【新型インフル】「本格的な流行が始まった」舛添厚労相(産経新聞・09・8・19)
 

カテゴリー
ニュース

国内初の重症例 新型インフル感染男児が集中治療室へ この時期に増える感染者(2009/8/14)

 茨城県は、新型インフルエンザに感染した男児(4)が人工呼吸器を装着、集中治療室に入っていることを明らかにした。集中治療室に入った患者は初めてで、新型インフルエンザでの初の重症例になるという。
 
 男児は9日朝から咳の症状が現れ、10日朝には38.5度の熱が確認された。午後には意識障害、けいれん発作が起こったため救急搬送された。呼吸が不安定だったために人工呼吸器を装着、その後の検査で新型インフルエンザに感染していたことが確認された。男児に海外渡航歴、持病はなかった。
 
 国内での新型インフルエンザ感染者数は7月24日現在、5千人を超えて5023人になった。季節性インフルエンザは寒気と空気の乾燥により感染しやすくなるため、高温多湿な夏季には感染者数が減る傾向にあるが、今年のこの時期は増えているという。すなわち、通常の季節性インフルエンザではなく、新型インフルエンザが猛威をふるいつつある。夏期休暇に入っていることもあり、ウイルスが拡散する恐れがある。
 
 南米コスタリカではアリアス大統領(68)が新型インフルエンザに感染したことが明らかになった。終息に向かっているかに思っていたが、新型インフルは少しずつ増えているようである。世界保健機関(WHO)によると、世界での死者数が7月末時点で1154人だという。夏が終わればウイルスが活発化する秋が来る。見えない敵と対峙しなければならない時期はしばらく続きそうだ。
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ 新型インフル、茨城の4歳児が急性脳症で重症(読売新聞・09/8/12)
 
 

モバイルバージョンを終了