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草なぎ君事件に見る泥酔者と警察 赤坂署に”襲撃予告”も

 かつて都内には、鳥居坂、日本堤、早稲田、三鷹の4カ所に”泥酔者保護所”という所があった。酔ってしまいどうにもならない”大トラ”を収容する警視庁の施設で、そこで勤務するのは警視庁の警察官であった。唯一、”白衣を着た警察官”のいる場所だ。大トラはそこで一泊し、翌朝には「ご迷惑おかけしました」とケロッとして帰って行くのであった。70年代には都内で3万人以上保護した泥酔者も近年は1万人を割った。そのためこの施設も近年廃止され、泥酔者は最寄りの警察署で保護されることとなったのである。
 
 知人は以前、酔って大暴れをした挙げ句、駆けつけた警察官に激しく抵抗したために手錠をかけられて拘束された。警察署で一泊である。公務執行妨害で逮捕されなかったのは、そのときの状況に依ることになるであろう。
 
 警察で泥酔者を保護するのは、彼らの身を危険から遠ざけるとともに、周囲に迷惑にならないようにするためである。スマップの草なぎ君が保護シートに巻かれたというのも、警察官に対して相当の抵抗があったことが推測できる。
 
 そういう状態であるので、公の場所で全裸でいた彼が公然わいせつ罪で捕まるのは当然であり、警察官との意思疎通が困難な状況であれば、酒気帯び検査に薬物検査が行われて家宅捜索を受けるのも不思議なことではない。
 
 草なぎ君を逮捕した赤坂署や、留置した原宿署には抗議の電話が多数寄せられているという。しかしそれはお門違いであり、全裸で多量のアルコール摂取していた彼の身を案じる方が重要である。警察によって拘束されなければ、酔って自身の身体を傷つけていた可能性もあり、さらには他人にも迷惑をかけていた可能性もある。もっとも「酔っぱらいがうるさい」と通報されており、迷惑はかけてしまったのである。
 
 そんな中で、赤坂署を”襲撃”する書き込みがネット上「ウィキピディア」で見つかった。「赤坂警察署に警告だ」と題され、
 

「不適切な捜索を行ったことを記者会見開いた上認めなければ、赤坂署に手榴弾を投げつける。『YAHOOのJAPAN本社に放火しに行く』と同時に同署の警察官をダガーナイフで殉職させるのもありだ。もちろん、警官が駆けつけて来なければYAHOOは犠牲になる。それらを犠牲にしたくなければ、殉職覚悟でかかってこい!!記者会見開催の期限は今日の21時までだ。それまでなら待つ。この時間までに開かなければ、明日15時にゲーム開始だ」

 
などと、支離滅裂な内容となっている。警視庁は脅迫・威力業務妨害などの容疑で捜査を始めた。ファンの逆恨みか、騒ぎに便乗した者の犯行であろう。
 
 成熟したファンであれば「何故逮捕するのか」ではなく、草なぎ君に対して「もう二度とこんなことしないで」と思うべきであろう。脅迫罪は「2年以下の懲役または30万円以下の罰金」、威力業務妨害罪は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」である。公然わいせつ罪の「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金または拘留もしくは科料」よりも刑罰は重く悪質な犯罪である。
 
 
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★ ネットに「赤坂署に手りゅう弾」 草なぎさん宅捜索で(朝日新聞・09/4/27)
★ 業務妨害罪とは(威力業務妨害・偽計業務妨害) 法律用語-法、納得 どっとこむ
★ 脅迫(第三十二章 脅迫の罪) 電子政府の総合窓口
★ 公然わいせつ(第二十二章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪) 電子政府の総合窓口
 
 

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取調中居眠りの巡査長から睡眠薬 逃走の容疑者が混入?(2009.4.26)

 兵庫県警西宮署で取調中の巡査(19)が居眠りをして容疑者が逃げる事件があったが、容疑者は間もなく出頭し、取り調べの窃盗容疑で逮捕された。一緒に取り調べていた巡査部長が一時退席した際に起きた事件であったが、今度は茨城県警水戸署でも、窃盗未遂容疑で逮捕して取調中の男が巡査長(30)が居眠りをしたすきに逃走した。
 
 ところが巡査長の尿と、取調室で巡査長が飲み残したお茶を同署で調べたところ、睡眠薬の成分を検出した。県警科学捜査研究所の鑑定で判明。巡査長は睡眠薬を服用しておらず、どういう経緯でお茶に混入したか調べている。逃走している男のお茶からは睡眠薬の成分は検出されなかった。県警は逃走容疑で男を全国に指名手配して行方を追っている。
 同署によると、巡査長は24日午後2時ごろ、無職の男の容疑者(24)と1対1で取り調べを始めた。巡査長は2人分のお茶を持って取調室に入ったという。巡査長が目を覚ました2時間半後には、窓の鉄格子1本が外され、同容疑者がいなくなっていた。巡査長は「急に眠くなった」と話している。取り調べ前には同容疑者に対して身体検査をしたが、睡眠薬は見つからなかった。この容疑者も睡眠薬の処方は受けていない。
 
 検出されたのは「ベンゾジアゼピン系薬物トリアゾラム」という錠剤に使用されている成分で、服用後30〜40分で寝入ってしまうといい、入手には医師の処方箋が必要だという。
 
 一方で同署は25日、同容疑者が逃走中と知りながら、現金や着替えなどを渡して逃走を手助けした犯人隠避容疑で、水戸市の会社員(21)と那珂市の無職の男(21)を逮捕した。
 
 不規則勤務で暖かい時期を迎えたこともあり、他人である容疑者を前にしても居眠りをしてしまうものなのか、そう思ったが水戸署の場合は違う様相を呈してきた。逃走中の容疑者が何らかの方法で混入したのか警察署内部にいた者が混入したか分からないが、とりあえずは逃走中の容疑者を捕捉して事情を聞く必要があるだろう。
 
 もし何者かが故意に入れたのであれば暴行罪に問われることになるだろう。近年は薬物を使ったこうした事件や事故が多く、また食品にも異物が混入されることも多い。身体のことであり、大きな影響が出てからでは遅い。必要な人にとって西洋医学というのは即効性があるが、副作用はつきものであり、使い方によっては諸刃の剣になり得るものであり、注意が必要だ。
 
 
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★ 水戸署取り調べ官のお茶から睡眠薬 居眠り中の容疑者逃走(読売新聞・09/4/25)
★ 「マイスリー」に異常行動の副作用はあった(本ブログ・07/3/18) 
 
 

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時効成立 井の頭公園バラバラ殺人

 容疑者も真相も時効とともに闇に消えた。平成6年(94年)4月23日に、東京・三鷹市の都立井の頭恩賜公園内で、近くに住む一級建築士、川村誠一さん(当時35)の遺体がバラバラにされて見つかった事件は、24日午前0時に公訴時効が成立した。
 
 この事件は気になっていた。事件発生当時も今も、京王井の頭線沿線に住んでいる。時々この公園を散歩することもある。そして一番気になっていたことは、都内でも名高いこの公園で起きた猟奇的な殺人・死体遺棄事件の続報が当時は全くと言っていいほど無かったのである。しかし産経新聞の記事を読んで納得した。この事件の3日後に名古屋空港で中華航空機が墜落、264人が死亡する大事故が起きたのだ。報道紙面はそちらに割かれた。
 
 そして捜査していた警視庁だが、翌年3月に未曾有のテロ事件である「地下鉄サリン事件」が起きた。当時捜査一課の元刑事(61)はいつものように捜査本部のある三鷹署に向かっていたが、「築地署に向かって欲しい。霞ヶ関で大変なことが起きている」と電話連絡を受けた。捜査一課員は全員招集され、三鷹署捜査本部は解散になったという。
 
 オウム関連事件・捜査はその後収束するが、捜査一課が三鷹署に再び戻ることはなかった。都内では新しい事件が次々起きている。凶悪事件になれば所轄署に捜査本部が設置され、捜査一課が捜査支援に乗り出す。元刑事も三鷹署ではなく、別の捜査本部に行くことになったのだ。新たな物証などが見つからない限り、捜査本部体制での再捜査は行われない。三鷹署だけで継続捜査するしかなかった。
 
 地下鉄サリン事件の4ヶ月後に発生した「八王子スーパー強盗殺人事件」、平成12年12月の世田谷一家殺人事件の2件は、継続捜査されている稀なケースであるという。そして所轄の三鷹署管内でも「居酒屋副店長強盗殺人事件」「薬局店内強盗殺人事件」の少なくとも2件の強盗殺人事件が未解決のままだ。
 
 05年1月1日の法改正によって、殺人のような死刑に該当する罪に対する時効が15年から25年に伸びた。しかし、法律の不遡及、つまり遡って適用しないという大原則があるため、05年より前に発生した殺人事件の時効は15年のままだ。
 
 井の頭公園はそのほとんどが三鷹市に属するが、一部は武蔵野市にも属している。近くには都内有数の繁華街を持つJR吉祥寺駅がある。賑やかな公園ではあるが、夜になると街灯があるとはいえ暗くなる。園内を通過する地域住民以外に、外部の人間がいたとしても分かりにくい。
 
 そしてどうしても分からないことがある。なぜ犯人はこの公園に被害者を遺棄したのであろう。仮に現場から離れたところから車で来たとして、駐車スペースから園内の複数のゴミ箱に遺棄する事はかなりの手間に思える。
 
 時効で終結した今回の事件。しかし本当は時効よりも、断続的に物証や目撃証言が見つからなかったことが残念でならない。被害者である川村さんの無念さを思うと非常に残念なことである。そしてどこかに潜伏している犯人が憎らしいし、日常生活を送っていると思うと腹が立つ。警視庁によると、捜査1課が特捜本部を設置した殺人事件のうち、昨年だけでも6件が時効を迎えた。時効が成立してその壁が無くなるのは犯人だけだ。残された遺族にとっては、壁のままであり続けてしまうのである。
 
 
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★ 【衝撃事件『未解決』の核心】異常さ際立つ猟奇的犯行 なぜ捜査は暗礁に…井の頭公園バラバラ殺人事件(上)(産経新聞・09/4/18)
★ 【日本の議論】時効の壁はなくせないのか?(産経新聞・09/3/29)
★ 「終わらせない」 井の頭公園切断遺体事件、23日時効(朝日新聞・09/4/22)
 
 

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大阪女児遺体発見 母親ら3人逮捕へ 死体遺棄容疑(2009.4.23)

 小さな子どもの命を奪ったのは身内の犯行だった。大阪市西淀川区千舟2、市立佃西小4年の女児(9)が行方不明になっている事件で、大阪府警捜査一課と西淀川署は、母親(34)、内縁の夫(38)、その知人(41)の3容疑者を容疑が固まり次第、死体遺棄容疑で逮捕する。
 
 女児の母親と内縁の夫が「女児の遺体を奈良市内の墓地に埋めた」と供述したことから、府警では死体遺棄容疑で逮捕状を請求し、供述に基づき奈良市内で捜索を始めたところ、奈良市内北東部の山中で遺体の一部が見つかった。女児とみて確認を急いでいる。 
 
 大阪府警では、母親らが外出中に持病を持った女児がいなくなったことから、保護責任者遺棄容疑で自宅を家宅捜索、3容疑者に事情を聞いていた。自宅に出入りをしていた知人の男の車も押収し遺留品などがないかを調べていた。府警は女児が死亡したいきさつについても事情を知っているとみて追求する。
 
 女児の家出人捜索願が出されてから、大阪府警では延べ1000人の警察官を動員し、行方不明になった女児を西淀川区内全域で捜索したが発見に至らず、事件や事故に巻き込まれた可能性があると判断して公開捜査に踏み切っていた。しかし、周辺での目撃情報や防犯カメラなどを調べても女児の姿を確認ができていなかった。
 
 また、女児の通っている佃西小によると、体調不良を理由に長期欠席していた女児に会うために自宅に行ったが、家族から「忙しい」「共働きなので親戚宅に預けている」などと断った。その一方で府警には「(女児は)ずっと自宅にいた」などと学校側と説明が食い違っていた。さらに3月中旬から女児を病院にも行かせていないことも分かった。こうした母親らの態度は不自然とし、家族の周辺を慎重に調べていた。
 
★ 西淀川女児不明 遺体の一部を奈良市北東部の山中で発見(産経新聞・09/4/23)
★ 大阪女児不明:母親ら3人逮捕へ 死体遺棄容疑で 府警(毎日新聞・09/4/23)
 
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大阪不明女児 家族から聴取 保護責任者遺棄容疑 大阪府警(2009.4.23)

 大阪市西淀川区内の女児(9)が行方不明になっている事件で、大阪府警は午前、母親(34)、内縁の夫(38)とその知人(41)らが失踪に関与している疑いがあるとして、保護責任者遺棄容疑で任意の事情聴取を始めるとともに、自宅を同容疑で家宅捜索した。捜査が身内を対象とする展開となった。
 
 女児の通っている小学校によると、体調不良を理由に長期欠席していた女児に会うために自宅に行ったが、家族から「忙しい」「共働きなので親戚宅に預けている」などと断った。その一方で府警には「(女児は)ずっと自宅にいた」などと学校側と説明が食い違っていた。
 
 保護責任者遺棄容疑での捜査について大阪府警は、長期欠席が続く中で、女児を自宅に残して外出している間に、所在不明になった点などが保護者としての義務を怠ったとの判断による。
 
 事件発生当時に周辺の防犯カメラの記録提出を受けて調べたが、女児とみられる姿が確認できなかった。10日には公開捜査にして情報提供を呼びかけたが、失踪されたとされる時間帯に近隣で有力な目撃情報は一切無いという。近所の人が女児とみられる女児の泣き声や、大人の怒号をたびたび耳にしていたことも分かっている。
   
 女児が行方不明になってからすでに2週間経っていることから、警察では家宅捜索をして女児の手がかりを見つけたいと報道関係者に言っているという。午前8時から始められた家宅捜索は、外からも見えないように慎重を期して行われて終了した。
 
 
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★ 大阪女児不明:母と内縁夫から聴取 府警(毎日新聞・09/4/23)
★ 大阪の女児不明、府警が自宅を捜索 母親らから事情聞く(読売新聞・09/4/23)
★ 大阪の小4女児不明で母親ら3人を聴取 自宅も家宅捜索(産経新聞・09/4/23)
★ 大阪の不明所自宅捜索 責任者遺棄容疑、母親ら任意聴取(朝日新聞・09/4/23)
 

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大阪不明女児 知人男性ら数人から聴取へ 大阪府警

 大阪市西淀川区で7日、佃西小学校4年生の女児(9)が行方不明になっている事件で、女児の知人男性らが関与している疑いが強まり、大阪府警は男性ら数人から事情聴取する。府警は警察官延べ1000人以上を動員して区内全域で捜索、事件や事故に巻き込まれた恐れがあると判断、公開捜査に踏み切ったが有力な情報は得られていなかった。
 
 府警西淀川署によると、女児は母親(34)と内縁の夫、その長男(6)の4人暮らし。始業式前日の7日夜に母親が「1人で外出したまま家に帰らない」と同署に家出人捜索願を出した。
 
 7日朝、女児は母親に「ぶらぶらしとったらあかん。勉強しなさい」と強く叱られた。午前9時ごろ、母親らは長男の入学式に出席するために外出、女児1人を残していた。午後0時半ごろに帰宅したときには女児の姿はなかった。自転車も自宅マンションに残されたままで、携帯電話も持たず、所持金もほとんど無いと見られている。
 
 佃西小によると、女児は3月11日以降「体調不良」を理由に学校を欠席。学校側は同月18日と終了式の24日の2度、家族に女児との面会を求めたが「忙しい」などと断られていたため、女児の姿を確認できていないという。
 
  
★ 大阪の女児不明:知人男性ら数人から事情聴取へ(毎日新聞・09/4/22)★ 大阪・小4失踪1週間 有力手がかりなし、事件の恐れも(朝日新聞・09/4/14)
★ 「遠くに行くわけない」女児不明から一週間、祖父母ら募る不安(産経新聞・09/4/14)
 
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時効の殺人 民事賠償確定へ 最高裁

 1978年(昭和53年)、東京都足立区内の小学校の女性教諭(当時29)が殺害され、26年後に遺体が見つかった事件で、殺害を認めて出頭した同じ小学校で警備員をしていた男性(73)に遺族が不法行為に基づく民事賠償を求めていた訴訟で、最高裁第三小法廷は17日、判決を28日に言い渡すことを決めて関係者に通知した。男性に対する約4200万円の支払いを命じた二審・東京高裁判決が確定する。
 
 一審の東京地裁判決では、殺害に対する民事上の不法行為に対する賠償請求権が時効により消滅しているとし、遺体を隠したことだけを不法行為として330万円の支払いを命じた。これに対して二審の東京高裁では、遺族側は男性が自首するまで(男性の不法行為を知らなかったので)請求権を行使できなかったのに、男性が賠償義務を免れるのは「著しく正義・公平の理念に反する」と判断し、請求権は消滅していないとして賠償額を大幅に増やし、男性が上告していた。
 
 民法では不法行為を知ったときから3年以内に提訴しなければ、不法行為に対する賠償請求権が時効により消滅する。また、不法行為から20年を経過した事に対しては同じく時効により請求権が消滅する。
 
 そのため、男性が殺人・死体遺棄について出頭をした04年当時では、殺人に対する刑法の殺人罪はもちろん、民事についても不法行為(事件発生)から26年が経過したので請求権がなく、死体遺棄についてのみ賠償請求権がある、としたのが一審判決。
 
 対する二審判決では、不法行為(殺人)から20年を過ぎているが、男性の自首がなければ遺族が不法行為を知ることはできず、法の正義・理念に照らせば見過せないとした。
 
 出頭時の男性によると、女性教諭とささいな口論がきっかけで校内で殺害、遺体をコンクリート詰めにして自宅床下に埋めたとのことであるが、男性の供述のみで何ら目撃者や物証がないため、真相ははっきりしていない。
 
 この事件で男性が警察に出頭をしたきっかけは、道路の拡張工事により家が取り壊されることとなり、遺体が発見されると思ったからである。男性の出頭を受けて、警視庁は殺人・死体遺棄容疑で事情聴取をして書類送検したが、時効が成立していることにより不起訴処分となった。
  
 
☆ 時が癒やす?時が病気だったらどうするの?(『ベルリン・天使の詩』)
 
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★ 時効の殺人、遺族への賠償確定へ 最高裁28日に判決(朝日新聞・09/4/18)
★ 札幌の時効成立殺人 民事で元容疑者に賠償命令(本ブログ・08/4/2)
★ 悪魔の詩 翻訳者殺害、時効まで2週間(本ブログ・06/6/25)
 
 
 

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漢検前理事長ら背任容疑 京都地検捜査

 公益法人であるにもかかわらず「儲けすぎ」との批判を受けており、多額の金がファミリー企業に流れていた、財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)の問題で、京都地検は一連の取引が協会に損害を与え、関係4社から前理事長(73)に多額の利益が流れた疑いがあるとして、背任容疑で捜査を始めた。
 
 関係者によると、前理事長と長男の前副理事長(45)及びその家族計5人が、関連企業4社から昨年度までの3年間に5億3000万円の報酬を得ていた。前理事長は、代表を務める出版会社「オーク」と広告会社「メディアボックス」から年間約7000万円の収入を得ていた。
 
 前副理事長や役員を務める家族3人も、4社から年間3980万〜7110万円の報酬を得ており、08年度までの3年間に一族が得ていた総額は5億2985万円になるという。4社の売上の8割以上が協会との取引によるもので、協会の調査委員会はこうした取引に「合理性がない」「重大な任務違背で責任は重い」とした。
 
 92年以降、協会から関連4社に対して、250億円にのぼる資金が流れており、京都地検はこのうちの一部が刑法の背任罪に当たる可能性もあると見て捜査している。
 
 公益法人である漢検協会は、法人税が非課税であることから必要以上の利益を出してはならないとされている。しかし「儲けすぎ」を文部科学省から指摘されても改善されなかったことから、文科省の立ち入り調査を受けていた。ファミリー企業である「メディアボックス」「文章工学研究所」「オーク」「日本統計事務センター」に流れた金を14億円であると文科省には申告していた。
 問題発覚後3ヶ月経ってからの記者会見では、「関係各位、多くの皆様にご心配をかけて申し訳ございません」と、冒頭で陳謝するも「英検があるなら漢検があっていい」と75年に設立した同協会について、「漢字の普及に社会的貢献をした」と胸を張った。私的流用や私物化についても「そうは思っていない」とした。
 理事長を辞するとしたが、「新理事長をサポートするという気持ちに代わりはない」と影響力の維持を示唆した。記者から「今の気持ちを漢字一文字で言うと?」と聞かれると、前理事長は笑みを浮かべながら「一言というのは難しいんですよ。急に言われても出てきませんな」と述べた。
 
 5年前、京都市左京区に”資料館”の名目で購入した豪邸は6億7000万円。しかし登録上は「住宅用」のままとなっている。資料館に飾られたレーシングカーについて、前副理事長は「くるまへんの漢字は数多く、その普及のため」と言うと記者からは失笑が漏れた。ちなみに「くるまへん」を使う漢字は54字、同じ7画の「ごんべん」を使う漢字は162字である。
 
 92年に財団法人化してから受験者は急増。思えばこの年、「文部省認定」(※)となった第1回の漢検を受験するため、東京・市ヶ谷の法政大学に行った。当時はテレビカメラも取材に来ており、新しい検定試験の注目度の高さがうかがえた。しかしあのときの検定料も、一族の私腹を肥やすためになっていたかと思うと腹立たしい。
 
 年末に清水寺で行われる同協会主催の「今年の漢字」は行われるのであろうか。漢検が漢字の普及に貢献したことは間違いがない。しかし背任となれば、法人としての協会のみならず、英検をしのぐ250万人の受験者の期待にも背くことになるだろう。
 
 
※ 現在は漢検や英検など、文科省の認定制度は廃止されている。
  
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★ 財団法人 日本漢字能力検定協会 
★ 漢検前理事長ら背任の疑い、関連4社と不適切取引 地検捜査(読売新聞・09/4/17)
★ 【漢検】”蓄財”依然40億円超 ファミリー企業所有の本部ビル買い取りへ(産経新聞・09/4/15)
 
 

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