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ねつ造テレビ局に放送免許は必要か

 放送法第3条の中に、「報道は事実を曲げないですること」とある。
 
 「あるある大事典」のデータねつ造問題は、納豆からレタス、あずきなどさまざまなでたらめが明らかになっている。
 
 こういう放送局に免許を与えておいても良いものだろうか。自動車運転免許証を持っている者が重大な違反を犯せば免許を剥奪される。同様に放送局も一定期間免許を取り上げられるくらいの罰則がなければ、緊張感を持った取材や放送が期待できなくなる。
 
 納豆業界に良くも悪くも影響を与え、視聴者を欺いた無責任な電波局に犯罪報道やら、政界の闇など伝える資格があるのかは疑問だ。下請けが作った番組であっても、入念なチェックをするのが上層部の役割。自浄作用が働かないくらいなら、局としての営業を自粛したほうがいい。
 
 放送局も視聴率のためにスピード違反を犯した。伝えている側にその意識が欠落していた。視聴者の前を暴走して自損事故を起こしてしまったのである。運転手が下請け、車の所有者は放送局だった。
 
 
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納豆ダイエットは「ねつ造」

 
 ダイエットに関心のない女性がいないくらい、線の細さを求めてさまざまな情報が飛び交うのは古今東西変わらない。あれも試す、これも試す、出来るものは何でも試すのが女性の心理。
 
 そんな中、フジテレビ系列の「あるある大事典」で紹介した納豆ダイエットのデータがねつ造されたものであるものが発覚した。納豆が各地で品切れになる事態まで引き起こしたのはウソの情報だった。
 
 以前、ホリエモンに買収されそうになったフジテレビは、テレビ局の公共性を盾に共同経営に難色を示した。しかしこんなことをやっていて、どこに放送局の公共性を感じているのだろうか。たちの悪いバラエティ番組やウソの情報番組などは、放送局の免許を総務省からもらってまで、電波を使ってまで流さなくてはならないものか。
 
 嘘つきは泥棒の始まりである。この番組は視聴者から信頼を盗んだ。
 
 
☆ 人間の邪悪な心を変えるより、プルトニウムの性質を変えるほうがやさしい(アインシュタイン)
 
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★ 「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造 関西テレビ(朝日新聞・07/1/21)
 
 

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モラルの低下

 衆議院規則・第二節第二百十五条 議事中は参考のためにするものを除いては新聞紙及び書籍等を閲読してはならない
 
 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 
 
第五条  3  何人も、公園、広場、キャンプ場、スキー場、海水浴場、道路、河川、港湾その他の公共の場所を汚さないようにしなければならない。
 
 こうした条文をわざわざ出すのも馬鹿馬鹿しいくらい、個人のモラルが低下が散見できる。国会本会議中に携帯をいじる議員、高級外車に乗っているのに給食費数千円を払わない親、携帯電話を所構わず操作する人、平気で不法投棄される一般ゴミ、タクシー代わりに救急車を使う。
 
 昨年くらいから、粒が最後まできれいに飲めるコーンスープ缶が登場した。なんのことはない。飲み口を大きくし、大きなふたを付けただけのアイディアだった。缶飲料がプルリングだった時代、プルリングのポイ捨てが問題になり、現在の捨てられないプルトップとなった。新たなコーンスープ缶はリサイクル意識の高まっている現在だからできるアイディアなのだろう。リサイクル意識の高まりは、ゴミ分別のモラルを形成した。
 
 現在、日本の法律は1700以上ある。規則や条例を含めるとその数倍になることだろう。法律が増えているというのは、モラルの低下が比例して上昇している証拠である。「個の権利」を主張するのも結構だが、権利には義務がともなう。義務を果たして権利を行使できるのである。
 
 自分の世界だけを大事にする人はその権利を主張すればいい。ただし、一生一人で生きていかなくてはならない義務を負う。
 
 
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★ 【溶けゆく日本人】携帯の奴隷(産経新聞・07/1/8)
★ 【溶けゆく日本人】子供以下の親 身勝手な論理、平然と(産経新聞・07/1/9)
★ 【溶けゆく日本人】 “自己中”マナー(産経新聞・07/1/10)
★ 【溶けゆく日本人】街に溢れる家庭ごみ(産経新聞・07/1/11)
★ 【溶けゆく日本人】救急車をタクシー代わりに(産経新聞・07/1/12)
★ 図書館で「切り抜き」「線引き」横行(本ブログ・06/12/12)
★ 崩れる「公」意識(本ブログ・06/10/31)
 
 

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夢は真実だったか

 夢には2種類ある。1つには実現可能な夢。例えば○○の資格を取る、の類。努力している人は必ず実現させることができている。もう1つは実現が困難な夢。これは運も作用しているので、実力だけではどうにもならない部分もある。有名人になりたい、という類のものだ。
 
 東京・渋谷で新春に惨劇が起きた。「妹と3年間会話していなかった」という、逮捕された21歳の兄は歯科医を目指していた。しかし3年連続失敗。それをなじられ、激高した上での凶行だった。
 
 例えば法律上、遺産の相続は配偶者が第一で、次が子供、その次が孫、次が祖父母、最後に兄弟姉妹が来ることになる。法の上では兄弟姉妹というのは赤の他人に近い扱いなのだ。会話がなかった兄妹はほとんど他人に近かったのかもしれない。そうでなければ、殺害後に遺体を損壊する行為などに及ぶはずもない。
 
 知人の姉妹は同居していたにもかかわらず、喧嘩が原因で1年間口をきかなかったという。その姉はその後体調を崩してしまった。家族の不和が個人の空気を乱すことは間違いなさそうだ。家庭が円満であれば、近所も平和であり、周辺社会もその恩恵を空気で感じることになるだろう。その空気が読めない社会が何とももどかしい。
 
 
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★ 「3年前から会話せず」 背景に不仲 短大生遺体切断(産経新聞・07/1/5)
 
 

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日本人 働き過ぎか否か

 元日は多くの店が閉まっているが、ファミレス、コンビニ、そしてファーストフードなどは開いているところもある。正月そうそう大変である。個人の成果主義が定着しつつある今、それに見合う給料もある所、心身の困ぱいに反比例する手取額の所もある。
 
 ホワイトカラーエグゼンプションの導入が検討されている。これは労働時間ではなく、成果時間に対して賃金を支払うという考え方である。賛否があるが、長期労働時間を強いられる可能性もあり、これを盾に実質的なサービス残業が増えることも予想される。
 
 ただでさえ過労で休職する人が多い中、全ての人に当てはめる制度ではないかもしれない。この制度を導入するかどうかを選択制にすべきである。
 
 日本が倒れそうになると政府は本腰を入れるが、日本人が倒れそうになっても支えてくれないのが福祉後進国の現状だ。経済の発展はお金ではなく、それを作り出す人のちからであることをこの国は見て見ぬふりをする。
 
 
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黒い羊

 静岡市内の私立中学での出来事。担任の男性教諭が女生徒に「厄介者」を意味する「黒い羊」と英語で寄せ書きに書いた。
 
 女生徒の兄が自閉症の兄がおり、教諭はこの兄を嫌っていた。女生徒がこの兄の妹だと分かると、障害者の妹であることを中傷した。その後別室での登校を命じられ、女生徒は3年間を会議室で過ごしたという。
 
 女生徒の母親は学校側に相談したが「善処する」というだけで、一度も教諭に会わせなかったという。教諭は依願退職したが、学校を含めて謝罪がまるでない状態だ。少女側は市を相手に訴訟を起こし、市側は争う構えだという。
 
 「学校は学ぶところだと思っていた」と泣きながら話す女生徒。大切な時期を差別的は扱いで過ごした3年間は辛かったに違いない。
 
 教育的配慮のかけらも見られない教諭と善処しなかった学校側が、教育現場のブラックシープではないのか。学校に黒い羊は存在してはならない。
 
 
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★ 「黒い羊」訴訟:静岡市、争う姿勢 元教諭、少女に謝罪なく /静岡(毎日新聞・06/12/14)
★ いじめを苦に自殺 福岡(本ブログ・06/10/16)
 
 

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ウィニー、有罪

 
 ファイル交換ソフト「winny」が著作権法違反ほう助に問われた裁判で、元東京大学院助教授(36)の判決が京都地裁であり、罰金150万円(求刑懲役1年)の有罪判決となった。判決では「積極的な著作権侵害を意図したものではない」としたが、「明確な認識、認容がある」とした。
 
 問題なのは、このソフトがネット上で公開されていたことだろう。正式なソフトとして開発・販売されていたら状況は変わっていたかもしれない。このソフトの及ぼした影響はウイルスに感染したファイルが流出するなど社会問題となったのは自明。しかし、ソフト自体は直ちに著作権法違反ほう助となりえたかどうか。
 
 これが有罪であれば、有価証券を偽造できるような写真・画像加工ソフトの類も法の網にかかることになる。iTunesとて、コピーを助長するようなものではないとは言い切れない。You Tubeなどの動画共有サイトも直ちに違法となりうる。
 
 しかし、文章や画像、映像が乱れ飛んでいるインターネットは匿名性ゆえに、引用や著作物のやりとりが頻繁に行われているのが実情だ。もしこれが匿名ではなく、実名でのやりとりであったら、ネット犯罪はほとんど無くなることだろう。
 
 ネット社会は過渡期だ。ネチケットは教わらないといけない人、最初から分かっている人もいる。大事なことは教育であろう。被告は積極的に著作権を侵害したとは言えなくても、未必の故意くらいのことは感じていたかもしれない。教育界に身を置いていた被告が取った行動は正しかったか。ウイルスや著作物の侵害に積極的に関与した人物は断罪されないのか。被告は即日控訴した。
 
 ついでながら、本当に大事な著作物ならネットにそれを上げないのが一番賢明だ。
 
 
☆ 発見を妨げる最大の障害は、無知ではなく、知っていると錯覚することである(ダニエル・J・ブアスティン) 
 
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★ ウィニー開発者に罰金150万円、著作権侵害を認識(読売新聞・06/12/13)
 
 

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あなたの「小さな親切」とはなに?

 日々生活をしていると、他人からの何気ない一言で励まされたりすることがある。感動することもあるだろう。持ちつ持たれつするのが人の波の中で生きる社会のありようだ。都会では、人は多いけれども自分がふと独りぼっちになる感覚もあるかもしれない。そうしたときに友人、知人、他人からの予期せぬ言動が助け船になることがある。
 
 「小さな親切運動」は43周年を迎え、会員数は17万人だという。小学生から大人までのちょっとした親切の話がいっぱい詰まっている。1963年東大総長だった芽誠司さんが「小さな親切を勇気を持ってやって頂きたい。それがやがては、日本の社会の隅々まで埋め尽くすであろう、親切という雪崩れの芽として頂きたい」と卒業式に学生に言ったことから始まった運動である。
 
 困難に直面している人を助けたりする行為というのは、とっさの行動力や根底にある日々の意識が左右する。この人は親切かどうかを見極めるには、困難な状況を相談してみるといい。すぐに反応してくれる人、そうではない人とくっきり分かれる。大切なのは華美な言葉の羅列ではなく、困っている人にとって一番大切な行動である。
 
 目に見える親切な言動というのは素晴らしいが、公になっていない「お宝話」は世の中に多く埋もれている。人生はそうした話を発掘する旅でもあるかもしれない。そうした宝の上を素通りするのは何とももったいない人生だ。
 
 
☆ 私の最大の楽しみは、こっそりと良いことをして、偶然それが明らかになることだ(チャールズ・ラム)
 
 
★ 熊本評論:心がぽっとする話 /熊本(毎日新聞・06/11/27)
★ 「小さな親切」運動本部 
 
 

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