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霊感商法 警視が関与

 「前世がよくなかったから除霊する必要がある」「会社での業績アップには特別祈願が必要」などと不安を煽る霊感商法。神奈川県警生活経済課が捜索した「神世界」(山梨県甲斐市)や都内の施設。このうち都内のマンションの賃貸連帯保証人に神奈川県警前警備課の警視(51)が関与していることが明らかになった。
 
 誰でも不安に陥っている時期はある。占い師や祈祷師などを頼ることもあるかもしれない。科学的根拠がないとされていても、何か未知の世界にすがるようになることはあるものである。毎日の単調な生活を打破すべく、マルチ商法に手を染めるものもいる。
 
 不安を拭ってくれるものは目に見えるもののみならず、友人や家族である。そうした周りの助言が助け船になることは多々ある。決して怪しいものには触れずに見定めていただきたい。誰でもバイオリズムの落ちることは必ずあるのだから。
 
 だから、そうした人の心理につけ込んだこうした商法は許せない。今回の事件では警視の関与が疑われているが、被害者の中には県警警察官もいるという。それを神奈川県警が捜査するという何とも複雑な構図になっている。全容解明がしっかりできるのかが注目される。
 
 そもそも除霊や祈祷は何故こんなに高いのか。
 
 
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★ 霊感商法疑惑 警視は語る「神世界の神は本物」 (産経新聞・07/12/20)
 
 

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物騒な事件続く

 簡単に人の命をあやめる事件が多くなってきた。加古川市の小学生女児殺人事件は動悸などの背景が全く分からない状態が続いている。坂出市の事件は身内の犯行だった。何の落ち度もない子供二人も犠牲になった。
 
 警察庁では指定重要手配被疑者をホームページに掲載している。また、逮捕に繋がる有力情報には懸賞金を設けている被疑者もある。昨今は警察力が落ちていると言われている。団塊の世代の大量退職、その捜査手法の技術継承などが大きな課題となっている。
 
 それでも捜査当局は被疑者を確保しなくてはならないが、希薄な人間関係が捜査の壁にもなっている。昔ならば物証から犯人をたどることが容易であったが、大量消費の時代にモノから人をたどることが難しくなってきた。
 
 捜査関係者には頑張って欲しいが、我々市民も警察捜査には協力しなくてはならない。もし身近に手配犯に似たような者がいたらすぐに通報すべきだろう。手配犯ならずとも、不審者がいたら躊躇無く通報する方が良さそうだ。微罪と思われる事案が大きな事件の突破口となることもありえる。
 
 手配されている者は一生逃げ回るつもりだろうか。そんな人生はあまりに暗い。自ら犯した罪と対峙して即刻出頭するように求めたい。捕まらない犯人があざ笑っているかと思うとはらわたが煮えくり返る。
 
 
☆ 臆病な考えや、不安なためらいや、女々しい足ぶみや、あわれな訴えは、少しも悲惨を救うことができぬ。決して君を自由にせぬ。 暴力に抗して強く立ちあがり、屈服をいさぎよしとせず、あくまでも戦いぬいて初めて君は、神聖な神々の救いの手をよぶことができるのだ。(ゲーテ)
 
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★ 警察庁指定重要指名手配被疑者(警察庁ホームページ)
 
 

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犬のお巡りさん

 沖縄県警那覇署地域課の仲田真吾巡査部長(28)が、拾得物として届けられた犬猫を毎日欠かさず世話をしている。拾得物として警察署に保管されるのは2週間。それを過ぎると保健所に連れて行かれる。多くの署員が「情が移るから嫌だ」という中で「少しでも動物のためになれば」という思いから世話をしているという。
 
 何らかの事情で家を抜け出てしまったのであれば飼い主に戻る確率も高いだろう。しかしこれが捨てられたとなると、行く末は動物にとってむごいこととなる。飼い主のかたで心当たりのあるかたは、那覇署に問い合わせていただきたい。
 
 野生動物は弱肉強食だ。強い動物がいる一方でそれに食べられてしまう弱い動物もいる。自然界の掟はなかなか厳しい。狩りの仕方を覚えるライオンやオオカミ、そして逃げる術を身につけるべく目が両端についている草食動物。
 
 ペットは、特に犬は交配させることが容易であることもあり、さまざまな犬種が存在する。それだけ人間と歴史の深い犬に対する人間の愛着が想像できる。しかし捨てる人も後を絶たない。命を粗末にする者は、そのうち運命に捨てられる、そんな気がする。
 
 
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参考= 迷い犬や猫をせっせと世話 古波蔵交番の「犬のお巡りさん」(琉球新報・07/11/20)
 

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受刑者が刑務官に暴行 徳島刑務所 (2007.11.18)

 昨年、通っていた大学で、大学側が構内に不当に立ち入った団体を警察に引き渡したことから、その団体が正門前で抗議行動を起こしていた。正門前には警備員数人と警察官数人がいた。夜間であったが、後ろからその姿が誰が警備員で警察官か分かるものだ。
 
 まず、警備員は威圧するために後ろで腕を組み全く動かない。警察官は寒いこともあって足をジタバタ動かしていた。警備に慣れている警察官のほうに余裕があるのだ。
 
 いずれも制服であるから分かりやすいところだが、私服のガードとなると困難も多いだろう。何といっても私服では威圧感が出ない。制服があるから警備側であることを示すことができる。
 
 ところが最近は制服を着た警察官に反撃に出る公務執行妨害事件が増えている。警察官は武道の心得もあり銃や警棒も持っているのに、襲撃するとは一般の感覚では分かりにくい。徳島刑務所では刑務官が受刑者数人に暴行される事件も起きた。刑務所内という特殊な環境で刑務官に襲いかかるとはこれも理解を超えるが、制服の”魔法”が消えかかっている昨今である。
 
 これには、仕事着に対する感覚が薄れてきたものと思われる。警備員も増えてきたことにより、警察官や刑務官の制服に制圧する魔力のようなものが弱まってきているのではないだろうか。
 
 制服を着た者の犯罪も増えている。それが”制服の魔力”を著しく低下させている一因ともなっている。
 
 
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★ 徳島刑務所で受刑者が刑務官に暴行 所内は一時騒然(産経新聞・07/11/18)
 
 

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自動車の夜間走行はハイビームで

 全国の警察ではハイビーム走行を指導するところが増えているという。考えてみると、赤信号で止まるときライトを消す事が多いが、これも本来は点灯しておくものである。
 ハイビーム走行をすることにより、歩行者を早く発見することができて人身事故を防ぐことに繋がる。しかし、東京などの都市部でこれをやったら眩しくて仕方ない。後ろのクルマがハイビーム走行をしていると、ルームミラーに反射して見づらいものだ。
 都市部よりも街灯の少ない地域ではハイビーム走行は有効だ。特に地理不案内な場所ではハイビームをすることによって、道の先が見えてくるし安心感がある。
 人通りの少ない市街地ではハイビームにすることも有効だろうが、それに加えてスピードを出しすぎない運転が必要だ。不意に出てくる歩行者を発見するためには、ライトだけではなく適切な速度がそれを助けることになるだろう。ハイビームをしたからといってスピードの出し過ぎは危険である。
 
 もう一度整理すると、夜間の走行はハイビームが基本だが、前方に車がいる場合などはロービームで走行するのが決まりである。
 
 
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自転車のお巡りさん

 夜、コンビニに向かう途中、5人のお巡りさんが自転車で疾走していた。先頭のお巡りさんは無線で何か喋っていた。事件処理に向かう途中だったのだろう。その直後にパトカーがサイレンを鳴らして追いかけていた。
 
 考えてみると、自転車で現場にたどり着けてしまうのは、国土の狭い日本ならではの業である。ロサンゼルスに1ヶ月滞在していたとき、奇跡的にも緊急走行しているパトカーは見なかった。ロサンゼルスは広い町で、自転車で”緊急走行”するなんてありえない。
 
 そうなると、日本の新聞配達も独自のサービスだ。密集しているからこそ毎朝毎晩の配達が容易で、広い海外の町では効率が悪くて困難であろう。さらにいえば、コンビニ・スーパーで扱われる食材などの類もそうである。毎日新鮮な食材を食べられるのも、国土の狭さがものをいう。それだけ密に配送システムが構築されていることにある。道路事情もよくなくては成り立たない。
 
 交番は海外にも”輸出”されているが、地域に根付いた活動ができるのも町が密集しているからである。小さければ小さいなりのサービスを享受できるのも悪くない。ところで、ロスでは救急と消防の緊急走行をよく目にした。サイレンが信じられないほどやかましく、地元の人も耳をふさいでいたのが印象的だった。
 
 
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パト追跡の車が事故、二人死傷

 
 時々報道で目にするのが「パトカーが追跡していた車が、事故を起こす」というものだ。
そして「パトカーの追跡に無理があったのではないか」という意見がある。米国では、軽微な交通違反などは相手が逃走しても無理に追跡しないのであるという。
 
 警察は当然だが、その他の公務員も違法行為を発見したら、当局に通報しなくてはならないことになっている。これが法治国家が存在する意義とでもいえる。法治国家というのは、われわれが勝手に事を起こしてはならない、法に従ってそれをするのは責務である。
 
 ゆえに、「軽微な犯罪であれば、無理な追跡はやめたほうがいい」という意見は法治国家においてはあってはならないということになる。
職務質問時の対象者が軽微な違反を犯していても、その後の身体検査などで危険物や薬物が見つかることが多い。警察の追跡から逃走するのには、重大な犯罪を隠している者が少なくないのだ。
 
 福岡市西区内で、パトカーに追跡されていた乗用車が対向車と衝突。対向車に乗っていた男女が死傷した。逃げていた男は怪我をした。県警は男の回復を待って逮捕する方針だ。
 
 全く関係のない人が巻き添えになってしまった。警察も「逃がさない」というだけでなく、他の通行者に重大な影響を及ぼさないように留意する必要があるだろう。それは「逃がしてやる」ということではなく、最初に補足する際に進路をふさぐなり、予め応援を呼ぶという方法もあるはずだ。
 
 追跡の上の身柄確保には危険が伴う。不本意な犠牲者があってはならない。
 
  
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★ パトカー追跡の車が事故、巻き添えの軽乗用車の2人死傷(読売新聞07・8・11)
  
 
 

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当て逃げ動画公開で、容疑者送検

 以前、ファーストフードでバイトをしていたとき、酔っぱらいが失禁してどうにもならない状態で、110番した。電話向こうの警視庁通信司令センターの警察官は「おたくが飲ませすぎたんでしょう」と言ってきた。
 
「いえいえ、うちは飲み屋じゃなくて、ファーストフード店です」
 
ということで、警察官3人が来て酔っぱらいを表に出してくれた。
 
 困って警察に連絡しているのに、こちらの不手際と決めつけられるのは何とも不愉快である。
 
 都内で一台の車が当て逃げされた。この時被害車両はカメラを搭載しており、一部始終が記録されていた。見る限り、被害者に落ち度はない。それどころか当て逃げする前の加害車両は、ハイビーム(ライト上向き)などの嫌がらせをしていた。当て逃げした車両は赤信号を無視して逃走した。
 
 被害者はビデオを元に、警視庁竹の塚署に被害を訴えたが、「相手の気に障る運転をしたのではないか」と取り合ってもらえなかった。
 
 納得のいかない被害者は動画投稿サイト「You Tube」に一部始終をアップロード、反響が起きた。加害者のナンバープレートから、車所有者の氏名・住所・勤務先までネットで流れた。さらに、勤務先が車の修理工場だったことから、さまざまな憶測まで流れ、会社のホームページは一時閉鎖された。結局は警察がこの会社の従業員を道交法違反で書類送検、従業員は懲戒解雇処分になっている。
 
 防犯カメラなどはやはり威力を発揮する。この証拠映像がなければ、そしてネットがなかったら警察は動かなかった。しかしなぜ警察は動かなかったのだろう。幸い被害者にケガはないが、下手をすれば大事故になっていた。身近にある小さな事案を解決することが、庶民の体感治安をよくする方法である。
 
 
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★ 当て逃げ事故映像、ユーチューブ公開で摘発(読売新聞・07/8/2)
★ 「当て逃げ」動画で大騒動 本人解雇、勤務先も謝罪(j-castニュース・07/6/18)
 
 

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