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受刑者が刑務官に暴行 徳島刑務所 (2007.11.18)

 昨年、通っていた大学で、大学側が構内に不当に立ち入った団体を警察に引き渡したことから、その団体が正門前で抗議行動を起こしていた。正門前には警備員数人と警察官数人がいた。夜間であったが、後ろからその姿が誰が警備員で警察官か分かるものだ。
 
 まず、警備員は威圧するために後ろで腕を組み全く動かない。警察官は寒いこともあって足をジタバタ動かしていた。警備に慣れている警察官のほうに余裕があるのだ。
 
 いずれも制服であるから分かりやすいところだが、私服のガードとなると困難も多いだろう。何といっても私服では威圧感が出ない。制服があるから警備側であることを示すことができる。
 
 ところが最近は制服を着た警察官に反撃に出る公務執行妨害事件が増えている。警察官は武道の心得もあり銃や警棒も持っているのに、襲撃するとは一般の感覚では分かりにくい。徳島刑務所では刑務官が受刑者数人に暴行される事件も起きた。刑務所内という特殊な環境で刑務官に襲いかかるとはこれも理解を超えるが、制服の”魔法”が消えかかっている昨今である。
 
 これには、仕事着に対する感覚が薄れてきたものと思われる。警備員も増えてきたことにより、警察官や刑務官の制服に制圧する魔力のようなものが弱まってきているのではないだろうか。
 
 制服を着た者の犯罪も増えている。それが”制服の魔力”を著しく低下させている一因ともなっている。
 
 
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★ 徳島刑務所で受刑者が刑務官に暴行 所内は一時騒然(産経新聞・07/11/18)
 
 

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