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若者は情報収集が苦手というけれど

 巷ではiPadやiPhoneを筆頭に電子書籍ブームに火がつきそうな報道がなされている。今のところ街や電車内でiPadを使っている人を見たことがないが、書籍として扱うには少々大きいような気がする。都市部の混雑した電車内などであの大きさは辛い。電子辞書程度の7インチくらいの液晶画面なら片手に持つのにちょうど良い大きさだ。電子書籍のみならず、インターネットに接続して情報を得ることにこれらの道具はもはや必要不可欠となった。ただ、電子機器のみならず、テレビや新聞という媒体も健在である。
 
 最近の調査で若者は情報収集が苦手という記事を読んだ。苦手の理由として考えられるのは、若いころから携帯やネットでの調べ物が当たり前となり、調べているつもりでも与えられた大量の情報に押しつぶされているからではないだろうか。調べているうちに情報収集対象がぼやけてしまうこともあるだろう。
 
 しかし、そうしたIT関連よりも大切なことがある。ある情報にたどり着く前に自分でそれなりの筋道をつけて考えをまとめているのか、ということである。この作業を省いてしまえば、良質な情報に当たっても見逃してしまうことになりかねない。これは年齢に関係のないことである。
 
 情報は目の前にたくさんある。ただ、情報に興味のない者もたくさんいるというだけのことである。
 
 
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★ 情報収集が苦手な人の、メディア接触の実態(Business Media 誠・10/8/26)
 
 

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インド人学生自殺はいじめか 人権救済申し立て 追手門学院大学は当時調査せず

 07年6月8日、追手門学院大学(大阪府茨木市)に通う在日インド人の男子学生(当時20歳)が大学でいじめを受けたとする遺書を残して自殺した。この件について母親が詳細を調査するように大学側に求めたが、大学側は調査をしなかった。このため母親は大学を運営する学校法人・追手門学院大学を相手取り、大阪弁護士会に人権救済を申し立てた。
 
 母親の代理人弁護士によると、男子学生は「学校で受け続けたイジメ。もう限界です。僕には居場所がありません」などと遺書を残して神戸市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。母親は原因究明を大学に求めたが、大学側はこれを放置。今年の2月に「見舞金」30万円を母親に渡し、「相互に何らの債権債務がないことを確認した」とする「合意書」への署名を求めた。遺族は日本語が堪能ではないため、趣旨が分からないまま署名をした。
 
 産経新聞の取材によれば、
・遺族はゼミ担当教授らにいじめの調査を依頼。この教授が再三にわたり、大学側に早期の調査を求めたが「調査対象の学生の親から苦情が出る」として大学側は調査をしなかった。
  
・大学側は自殺から半年後に、相談した弁護士からも「調査すべきだ」と進言を受けたが「大学と小中高(のいじめ)は異なる」、「別の弁護士は調査の必要がないと言った」などとしてさらに放置。
 
・遺族の窓口となっていたゼミ担当教授をこの問題から外し、09年10月の学内人権啓発委員会でも取り上げられたが、それでも調査を放置。
 
 大学側は産経新聞の取材に対して「遺族から要望がなかったので調査しなかった」としているが、同新聞が入手した内部資料によると、大学幹部らは、「遺族は調べて欲しいと言っている」、「(いじめをした)問題であろう学生の名前は分かっている」などという発言があったという。産経新聞は「取材に対し、平然と虚偽の説明をする大学側の対応には根深い隠蔽体質を感じざるを得ない」と結んでいる。
 男子学生は父親が経営するインド料理店を継ぐのが夢だった。店は繁盛していた時期もあったが、父親が病気で療養してからは、男子学生がアルバイトをするなどして生計を支えていた。その父親も「息子に会いにいく」と言って同じ場所から飛び降りて自殺した。
 
 いじめのある大学が存在すること自体が驚きだが、学生の死に対して真摯に向き合うことをせず、遺族の訴えを無視し続けた大学側の姿勢は、最高学府という場所を汚す行為として愚の骨頂である。
 
 大学は31日に記者会見をし、「合意書を取り交わしたことで、解決の一つの区切りが付いたと理解している」などとした。しかし「互いに債権債務がないことを確認した」とする合意書は一体何のために必要だったのか。合意書の存在そのものが調査をしないという大学側の「債務免除」の意思表示そのものではないか。
 
 調査を怠ったことで遺族の権利を侵害した可能性がある。いじめの加害者、その後の大学の対応をかんがみて、不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)が成されることも考えられる。希望を抱いて入学した大学が、男子学生にとって苦しみの場所でしかなかったことは悲しみにたえない。大学が命を冒涜する場であることの恐ろしさである。
 
 
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★ 大学が「いじめ自殺」を隠蔽 「息子に会いに・・」父も後追い自殺(産経新聞・10/8/31)
★ インド人大学生、いじめで?自殺 大学は当時調査せず(朝日新聞・10/8/31)
★ 損害賠償請求の話(2)不法行為責任 (法、納得!どっとこむ)
 
 

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コピペ防止策出現、動画、キー入力、論文・・・

 パソコンのキーボード入力する際の癖や特徴を識別し、個人を認証するソフトをNTTコミュニケーションズが開発した。不正アクセスなどによるなりすまし行為を発見でき、パソコンを使った遠隔教育などの分野への活用が見込まれる。
 
 事前に1000文字程度のキー入力をし、個人の癖を登録する。こうした判定方法で本人か別人かをほぼ100%識別できるというから驚きだ。これが実用化されれば、IDやパスワードの代わりに文章を入力することで本人確認が可能になる。ソフトをインストールするだけで利用できるため、他の認証装置などに比べて低コストで済む。
 
 NTTデータは、サイト共有サイトなどにアップロードされた動画を、第三者が著作権を有するコンテンツの不正投稿を監視する「コンテンツ特定サービス」の提供を始めた。予めデータベースに登録された。楽曲や動画の特徴情報と照合し、ファイルに含まれている音楽や動画の特徴情報と照合する。これにより不正投稿の有無を検知する。動画にテロップが入っていたり、ファイル名を変えて投稿してもこの検知に不利に働くことはない。
 
 株式会社アンク(東京)は、コピー&ペースト(コピペ)を見破る判定支援ソフトを発売した。「コピペルナー」がそれで、本文を丸写ししたもののみならず、体裁を少し変えたような文章でも判定が可能なのだといい、150の大学で350人ほどの教員が導入をしているという。
 
 IT分野の技術は日進月歩だ。大学のレポート代行業者なども現れていたが、大学に入ったのにコピペまでして仕上げたレポートなど出して何のためらいもないのだろうか。レポートが書けないということは、自分に課題に対する考えが全くないのと同じである。大学全入時代になり、幼いころからインターネットやパソコンがある時代。罪の意識は乏しい現状があるようだ。
 
 前にも書いたが、レポートではなく教場試験としてその場で課題を与えて書かせればよいのだ。考え方まではコピペはできないからだ。
 
 大学に行くと自分がどれだけ無知なのかを思い知らされることになる。そこで勉強を頑張ろうと思うのが自然なのだが、コピペをする輩は教場で自分の無知さを再認識することになるだろう。しかし上記の行為がすべて、パソコンの中だけに身を置いているだけであることが悲しい。高い学費を払ってコピペをしに行くとは。
 
 
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★ キー入力「クセ」で本人確認、100%識別(読売新聞・10/8/16)
★ NTTデータ、不正な投稿を検出するサービスを提供開始(朝日新聞・10/8/17)
★ 「飢えて死にます」 「黒執事」作者、ファンからの「海外動画サイトで見た」メールに苦言(ITmedia・10/8/17)
★ 学生のコピペ見破るソフト 150大・約350教員が採用(毎日新聞・10/8/13)
★ 学生諸君!コピペ・リポート見破りソフトあるぞ(読売新聞・10/8/15)
 
 

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もてたい男は服の色を赤にすることで魅力がアップ 国際チームが研究

 
 夏は海やプールに出かける機会も増えるが、異性の姿に目が行きがちである。異性を引きつけるものがあればそれにあやかりたくもなるだろう。米ローチェスター大学などの研究チームが、英米独中の各国で学生の協力を得て実験した結果、服の色を赤くした方が異性を引きつける効果があるのだという。
 
 草食系という言葉が流行っている。恋愛に関心がないとか積極的ではないといった意味に使われることが多い。ギャル系雑誌「小悪魔ageha」の専属モデル、武藤静香さんによれば、「九州男児みたいな男らしい人」という。
 
 武藤さんによると、デートの誘いは「飲みにいこうよ」とストレートなほうが好印象であり、「遠回りにいわれると『はっきり物事いえよ』と思う」そうである。よかった、これは結構実践している。実際に多用することになれてしまうと、遠回しにいうことの方がかえって難しい。
 
 「初デートで居酒屋」という意見が女子大生に多かったことについては、「うーん、ちょっとひくかも」とし、「お前には見栄がないのか?」と思うそうだ。確かに最初の一歩なのだから、その辺の大衆居酒屋よりは、ちょっとした異次元空間を演出してくれそうな場所を探した方がよい。相手に「特別なところに連れてこられた」と思わせるのだから。
 
 メールの絵文字は「そういうところに時間を使わなくてもよい」、「使って良いのは『キラキラ』と『笑顔』だけ。汗を流している顔の絵文字とか超むかつく!」とのこと。これについては相手の好みもあることなので使い分ける。絵文字が好きな相手には使うが、使わない人にはこちらもそれで対応する。
 
 男性の服装は、「Tシャツにデニムでいい」とし、「男は中味で勝負。じくがしっかりしていればいいんです」。シンプルな服装が似合う人と似合わない人もいると思う。そうなればそれを補完するのはその人の性格や雰囲気になる。あまり滅茶苦茶な格好をすれば相応の報いを受けることになる。
 
 武藤さんは最後に、男は中味?外見?との質問に、
 

「外見ですね」


  
とし、「だって顔が良くないと、興味がわかないって。あ、最後で全部矛盾しちゃった」とコメント。理想と現実はなかなかマッチしないようである。
 
 草食系のもう一つの考え方としては、「優しい」「傷つくのが嫌い」ということもあるそうだ。つまるところ優しい人が好かれることになる。一時の取り繕った優しさはすぐにばれる。相手のことが本当に好きなのであれば、心底尽す努力が必要だ。相手は生身の人間、なかなか参考書通りにはいかないのが当然なのである。相手のためにどれだけ苦労したかで人の真価は問われることになるのである。服の色を赤くするのであれば、「あなたのためにこの服を着ました」ということを分からせなければ意味がない。
 
 嗚呼、俺は見た目が肉系だよ。。。
 
 
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★ モテたい男よ、赤を着ろ! 魅力アップ、米英独中で研究(朝日新聞・10/8/9)
★ 武藤静香オフィシャルブログ「武藤静香の何でもよくなーい??}が口癖ブログ
※ エントリ本文参考=読売新聞東京夕刊・09/8/19
 
 

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女子生徒が襲われる事件4件目 中年の男逃走 愛知・一宮(2010.7.1)

 30日午後、愛知県一宮市内の路上で、市立中学2年の女子生徒(14)が後ろから近づいてきた男に突き飛ばされて田んぼに落ちた。女子生徒は擦り傷をひざに負うけが。愛知県警では暴行事件として調べている。
 
 県警一宮署によると、男は30〜40歳くらいで、身長約170センチの小太り、黒の短髪、白のTシャツに黒の半ズボン姿だった。男は女子生徒の後ろから近づき、無言のまま左手で目を覆って、右腕を首に回すようにして田んぼに突き落とした。女子生徒は近くの民家に駆け込み、この家の主婦(30代)が110番通報した。
 
 同市内では1月と4月に女子生徒(15,17)が顔を殴られるなどし、6月には高校3年の女子生徒が男に刃物で切られる殺人未遂事件が起きた。同県豊田市では平成21年12月に、女子生徒がカバンを奪われて殺害される強盗殺人事件が起きている。以上の事件はすべて未解決だ。
 
 犯人の特徴が出ていることから、付近の防犯カメラの解析などが期待される。それと同時に事件を防ぐ手立てが必要である。一宮市によると、同市の犯罪発生件数は県内でワースト上位を占めているという。そのために、パトロール活動をするボランティアなども積極的に活動した結果、犯罪件数も減少傾向にあるようだ。
 
 事件が立て続けに起こっていることで、市民のかたの防犯意識も高まっていることであろう。”検挙に勝る防犯なし”が叶うことが一番だが、しばらくは住民のかたの緊張状態は続くことになるかもしれない。正体の見えない犯人は不気味である。そんな犯人検挙に効果的なのは、悪を憎むということである。憎むことで隙を与えることはなく、悪いやつよりも確実に強くなれる。そして強くなれば、街から悪漢どもを追い払うことができる。一宮の町に平穏な日々が訪れることを切に願う。
 
 
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★ 不気味な通り魔事件 過去の事件との関連は 女子生徒殺人未遂 愛知・一宮(本ブログ・10/6/13)
★ 女子狙う暴行、愛知・一宮で相次ぐ 半年4件、関連捜査(産経新聞・10/7/1)
★ また女子中学生が被害、襲われる事件相次ぐ 愛知・一宮(朝日新聞・10/6/30)
★ 愛知県警一宮警察署
★ 一宮市/ようこそ市長室へ/エッセイ/市民の力で犯罪を減らしましょう(平成20年・2月)
 
 

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愛犬チロの飼い主に死刑判決 さいたま地裁

 「まず理由から言い渡しますので、そこに座ってください」。
 08年11月に発生した元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、殺人、同未遂、同予備、銃刀法違反の罪に問われた男性被告人(48)の判決公判がさいたま地裁で行われ、伝田喜久裁判長は男性被告に死刑を言い渡した。
 
 裁判では被告の犯行の態様や計画性に加え、結果の重大性を指摘。「生まれ変わったらまた殺す」などと述べていることから「矯正は不可能」であり、死刑を躊躇する特別な理由はないとした。犯行動機である「保健所に殺処分された愛犬チロのあだ討ち」自体が重大事件を引き起こす動機として正当化できるわけがない、とした。
 
 被告は犯行後に霞ヶ関の警視庁に出頭した。弁護側は「自首に当たる」としていたが、これも否定されることとなった。出頭すること自体が犯行の計画に入っており、これを認めることは合理的な司法判断とはいえないとした。
 
 最初の被害者であり、退官後の第二の人生を過ごそうと考えていたY夫妻に降りかかった悲劇。夫が刺されるのを見て、自分にもナイフの刃が向けられた奥さんの恐怖は察するにあまりある。恐怖の中で意識が薄れていく被害者の無念さを考えれば死刑選択は当然だといえる。第二の被害者で重傷を負った、東京・中野区のXさんの妻(73)も後遺症に苦しみ、極刑を望んでいたという。
 
 被告は即日控訴した。
 
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 山口県下関市で、殺処分5時間前に飼い主が現れ、救われた犬がいる。同市内に住む女性が飼っている、雑種で3歳の「アイ」である。
 
 アイは2月下旬に路上でケガをして鳴いているところを、私立早鞆(はやとも)高校1年である冨田由実さん(16)に見つけられた。ひき逃げされたとみられている。動物愛護管理センターに犬を引き渡したが、「飼い主や里親が現れなければ、約2週間後に殺処分される」と聞いた。
 
 冨田さんは「なぜ人間はひき逃げなんてできるん。ひかれた犬をさらに殺すなんてできるん」と思い、友人に話した。冨田さんに共感した級友が犬の飼い主捜しを始めた。犬について知っている人がいたら教えてください、というメールは次々に広がった。チラシも作り、そのチラシを目にした女性がセンターに名乗り出た。それが殺処分される5時間前だった。女性は「アイがいなくなって夜も眠れなかった。本当に感謝しています」と話す。
 
 
 アイをかわいそうと思った冨田さんとその友人、「夜も眠れなかった」という飼い主の女性。人や動物の魂を愛おしいと思うことはこういうことである。アイの発見から2週間で事なきを得た話である。
 
 その一方で、被告は34年もの間、”復讐”だけを考えて生きてきた。”チロ”を失った気持ちは同情するが、第二のチロを出さないような努力はいくらでもできたはずである。冨田さんのような発想をしようとしなかった、ただの怠慢ではないか。
  
 
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★ 【元厚生次官ら連続殺傷 判決(上)】「まず理由から」小刻みに頭を震わせる被告は裁判長の言葉に・・(産経新聞・10/3/30)
 

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竹下通りで若者が殺到、けが人も「芸能人が来る」でパニック 東京・原宿(2010.3.27)

 1938年、オーソン・ウェルズがプロデュースしたラジオ番組「宇宙戦争」は、ニュース形式など本物そっくりな構成で番組を作ったために、ラジオを聞いた一般市民が「火星人が来た!」とパニックになったことで有名である。ラジオがメディアとして力のあった時代である。これを聴いた市民は番組が作り物であるにもかかわらず、冷静さを失った。人から人への伝播もあったことだろう。
 
 東京・原宿の竹下通りで「芸能人が来る」という噂が突然広まり、春休みで混雑していた狭い通りは一斉にパニック状態となった。ラッシュ時のような寿司詰め状態となり、倒れた女の子の上に人が被さり、擦り傷や過呼吸になった若者数人が救急搬送された。東京消防庁によると、女性(13)が過呼吸と顔面打撲の軽傷、14歳の女性2人が左腹の打撲などで搬送されるなどした。
 
 警視庁原宿署によると、JR原宿駅前の竹下通り入り口付近で混雑が発生。「アイドルが来た」「路上ライブをやる」などの情報が口コミで広がり、若者がパニック状態になったという。同署によると芸能人が来ている情報は確認が取れなかったといい、”情報源”は不明のままだ。
 
 この騒ぎでは口づての他にもメールやツイッターなども騒ぎに拍車をかけたようだ。誰かがそんな情報を得てうっかり口にすれば誰かの耳に入る。方向も分からず人の多い方に流れてしまう。悲鳴なのか”黄色い歓声”なのかが分からなくなる。集団心理の怖さを垣間見たような気がする。
 
 原宿署では警官が竹下通りの真ん中に列を作り、交通整理をすることとなった。制服警察官が列を成す光景を原宿で見たことはない。
 
 若者が多く集まる春休みや夏休みは、悪徳勧誘業者が忍び寄ってくる。個人情報を簡単に教えないようにし、知らない場所に連れて行かれないように気をつけなければいけない。もし強引に連れて行かれそうになったら、その時こそ大きな悲鳴を上げましょう。
 
 
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★ 救急搬送:ライブ情報で殺到 女性3人病院へ 東京・原宿(毎日新聞・10/3/26)
★ 竹下通りに若者殺到 体調不良訴え、転倒も 「アイドル来た」?、東京・原宿(時事通信・10/3/26)
 
 

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千葉大、被害女性遺族に卒業認定書 

 09年10月、千葉県松戸市で千葉大学園芸学部4年、荻野友花里さん(21)が殺害後に放火された事件があったが、同大学の菊池真夫同学部長らが16日に友花里さんの実家がある兵庫県稲美町を訪れ、友花里さんの卒業認定書を父親の卓さん(60)に手渡した。
 
 振り袖姿の友花里さんの遺影が飾られた居間で、学部長が「卒業並びに学士の学位授与に相当することを認める」と読み上げた。同行した同級生3人は、友花里さんとゼミで旅行したときの話などを両親に伝えた。学部長は「認定書が両親の悲しみを少しでも慰めるものになれば、と思う」と述べた。卓さんは「認定書をいただき、心から感謝いたします。友花里も喜んでいることでしょう」と述べた。
 
 この事件では、千葉県内で同様の強盗事件を起こしていた、住所不定無職の男性被告(49)が強盗殺人などの罪で起訴されている。
 
 事件はとりあえず解決し、友花里さんは大学を卒業をした。暖かくなってきたこの時期に、友だちと、花と、ふる里を、遺族のかたや友人が感じられれば慰めになるだろうか。友花里さんの名前をみて、そんなことを思った。
 
  
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★ 遺族に大学が卒業認定書 千葉・女子大生殺害事件(朝日新聞・10/3/16)
 
 

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