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激しさ増す開花予想競争

 桜の開花予想というのは楽しみであるが、気象情報が民間に開放されてから気象情報サービスは白熱している。気象予報士は気象庁から出されている気象データを基に天気を予報する。
 
 地域によっても予報士によっても異なるであろうし、その精度が求められる。ただ、注意報や警報は混乱をなくすために気象予報士が独自に出すことはできず、気象庁の役目となる。
 
 近年では気象庁の出すソメイヨシノの開花予想よりも、民間の気象情報会社のほうが精度が高いようだ。気象庁の全国に設けている観測地点が68なのに対し、ウェザーニュースは全国600地点の情報を精査するという。財団法人日本気象協会は気象庁と同じ地点からデータを精査し予報をするという。
 
 一昔前の天気予報と違って近年はその役割も充実してきた。単に天気を伝えるだけでなく、花粉の飛散予報、洗濯指数、夏になればビール指数なるものも登場する。
 
 毎朝テレビでは占いコーナーが充実しているが、天気予報のほうがその日1日の最良の生き方を決めてくれる気がする。例えば雨なら調子が悪いので気をつけよう、曇りならまあまあ、快晴なら最良の日。
 
 
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★ 今年の桜、早い?遅い?…激しさ増す開花予想競争(読売新聞・08/2/25)
★ 新しい季節(本ブログ・07/3/1)
 
 

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誰もが羊水の中にいた 発言をした倖田來未

 
 元人気子役の間下このみは難病である抗リン脂質抗体症候群にかかっている。習慣的に流産・死産になりやすい。一度死産を経験したが再び妊娠をし、「次の赤ちゃんは殺さない」という強い思いでお腹の赤ちゃんを育てた。常に最悪の事態を想定していたことが気を強く持つお守り代わりになっていたようで、昨年の3月に無事女児を出産した。
 
 妊娠は女性に負担のかかる仕事だ。10ヶ月の間、体の中にある小さい命を大事に感じているというのはどういう感覚だろう。医療の進歩で胎児があくびをしたり笑ったりしている映像を見ることが出来るようになった。お母さんが呼吸をすれば、当然赤ちゃんにも送り込まれる。命の呼吸を一緒にしているのは女性特有の喜びか。
 
 「羊水は35歳を超えると腐る」と発言した倖田來未は高齢出産経験者や不妊で悩んでいる同性を敵に回してしまった。先日、そんな彼女が謝罪をしているところを夕方のニュースで見た。
 
 失言しても決して謝らないグロかっこ悪い大人が多い中で、「普段の言葉遣いが悪いから」「自分の無知から多くの人を傷つけた」と彼女の流した涙は本物だったと思う。
 
 「授かることができれば私も授かりたい」。愛のうたを歌う彼女である。きっと最愛の人と出会ったとき、1たす1が3になることもある、今回のことで強くそれを認識したことだろう。
 
 
☆ 叱ってくれる人がいなくなったら、探してでも見つけなさい 。(永六輔)
 
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★ 倖田來未「35歳で羊水腐る」発言 公式サイトで謝罪(産経新聞・08/2/1)
★ 「言葉遣いよくなかった」 「羊水発言」涙ながらに謝罪 倖田來未会見詳報(産経新聞・08/2/7)
 
 
 

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「足を見るオジサンは痴漢」

 
 アイドルグループ「AKB48」の大島麻衣がNTV系「オジサンズイレブン」の番組内で「オジサンにミニスカートから出ている脚を見られただけで痴漢だと思う」と発言、大島のブログには苦情が殺到し炎上した。「タレントとしてファンを冒涜している」「自分から見せておいて痴漢呼ばわりか」「プロとしての自覚に欠けている」そうした内容のコメントが殺到している。その一方で「応援しています。くじけずに頑張って」というコメントもある。
 
 「スカート、ひらり」というPVでは、文字通りにスカートをひらりとさせている部分がある。オジサン達が脚に視線が行ってしまうのは当然のことといえる。ショウビズの世界では当たり前のことであり、若さを売りにできることはこういうことだ
 
 ゆえに、見られることで痴漢と感じるのは筋違いな発言だ。特に公の場でそれを言うのは芸能人であることを考えれば矛盾している。ただ、大島麻衣もまだ若い。見られたいし見られたくない年頃なのである。大の大人か小の大人かは分からないが、コメント欄に誹謗中傷のみするのはいささかずるい。匿名だからずるい。ネットというのは簡単に言葉が発信できて便利だが、常になければいけないのは冷静な判断によるコメントだ。
 
 ネットもテレビも公の場であり発言には注意しなくてはならない。有名人も無名人も。
 
 
☆ セックスアピールの50%はあなたが自覚しているもの。残りの50%は、見る人が決める。(ソフィア・ローレン)
 
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★ 「足を見るオジサンはチカン」 アイドル「AKB48」大島ブログが大炎上(J-CASTニュース・08/1/16)
★ 大島麻衣オフィシャルブログ「ザナ風呂」
 
 

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まんが日本昔ばなしの人気

 
 朝の七時や夜のゴールデンタイムで子供向けの番組が多かった。しかし少子化の影響もあり、朝に子供向け番組を見ることはなくなった。「おはよう子供ショー」「ママと遊ぼうピンポンパン」「カリキュラマシーン」「ひらけ!ポンキッキ」などは全て情報番組に変わった。
 
 小さい頃の土曜日の夜七時というと、決まって「まんが日本昔ばなし」を見ていた。短編の話が2本の30分番組だ。シンプルな作りのアニメは紙芝居のようであり、物語の魅力に純粋に引き込まれていった。「まんが日本昔ばなし」の放送再開やDVD化の要望が多く集まっているという。しかしそこは視聴率至上主義の壁が立ちはだかる。加えてDVD化には版権の問題も絡み容易ではない。
 
 子供にとって感性を培うのに、こうしたアニメの存在は貴重だ。昔話は心温まるものもあれば残酷なものもある。シンプルな構成でそれを見せてくれたこうした番組が消えていくのは残念だ。一方で、大人が昔のアニメを懐かしむこともあるだろう。童心に返る時間も時には良いものであるし、汚れのない心を洗ってくれるのは貴重な存在。
 
 視聴率が、と言われてしまっては仕方ないが、語り部がいる限り後世に伝えたい話はたくさんあるはず。そうして親や子供、孫に時は流れる。視聴率は本当に見たい人とそうでない人の数字が分からない。
 
 
☆ えーい 紙をまっくろけにぬりつぶしちゃえ。なんとかなるだろう。物語はここから始まるのだ (手塚治虫)
 
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★ まんが日本昔ばなし 「放送再開して」「DVD化を」放送終了後も人気(07/11/27)
 
 

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改ざんをねつ造

 NEWSという単語は、新しい物事という意味もあれば、それが東西南北(North,East,West,South)から来ているという意味もありそうだ。日々飛び込んでくるニュースに一喜一憂する。限られた時間の中で新しい情報を取捨選択するのは大変な作業だ。
 
 その情報をねつ造する事態が起きたことは「あるある大事典」が記憶に新しい。あれもこれも全てウソだったということは視聴者の信頼を裏切った。その後も他の局や番組で同様の”事件”が起きた。放送局は反省することがないのか、と落胆したものだった。
 
 そしてまたねつ造が発覚した。テレビ朝日の報道番組でマクドナルドのサラダ調理日時を改ざんしていた問題、元店長代理の女性が出てきて証言していたVTRはテレビ関係者が出演した演出だったことが明らかになった。やめた人間が制服を所有していることがおかしいことだが、わざわざ音声まで変えて登場している。
 
 この番組は視聴者の側に立ったようなコメントをよく耳にするが、その視聴者を騙したことになる。番組のキャスターは「視聴者に混乱と誤解を与えるもの。間違ったやり方だった。申し訳ない」と謝罪、広報部は「視聴者に誤解を与えたが、証言そのものは改ざんを裏付ける真実だととらえている」と半ば開き直ったコメントを出した。
 
 ねつ造はもう無くなることだろうと期待したが、また不祥事が明らかになった。これで放送法や電波法に則った免許をよく交付されているものだと呆れる。報道番組という名のニュースバラエティショーはまだまだ続く。
 
 
☆ 過去から学ばない者は、過去を繰り返す(『マッド・シティ』)
 
 
★ マック改竄 テレ朝が証言者偽装(産経新聞・07/12/8)
 
 

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”山場CM”は不愉快

 以前、「ガチンコ」という番組を見ていてイライラしたことがある。「衝撃の結末が!」とテロップ・ナレーションの後にCMが入るのである。かなりじらされた挙げ句、CM明けには直前までながした部分を繰り返し、「衝撃の結末」までいくのに結局5分くらいは待たされたのではないか。
 
 演出も大げさで、パン(カメラを左右に振る)が多かったり、急にカメラも”寄ったり”して見づらかった。1時間番組というのは正味45分だが、この手の番組は30分もないのではないか。
 
 慶應大学の榊教授の調査に寄れば、山場に来てCMに入るものを”山場CM”と定義し、それについて調査した結果は「不愉快」と感じる視聴者が86%いた。山場CMの商品にも「好感が持てない」という結果になった。
 
 こうした内容の番組を見せられるとかなりのストレスである。ある意味において、時間を空費させられると感じることが多く、冒頭の番組は結局見なくなった。
 
 そう考えればCMのないNHKは作り方の中味が濃い。酷い演出もない分、安心してみていられる。民放の番組の制作者のかた、手を抜いてはいませんか?正味45分なら、ちゃんと45分見せて下さい。
 
 
☆ 新聞に「低俗な番組を放送するな」と投書する人は、わざわざ選んで低俗番組を見る。(マーフィーの法則)
 
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★ 「正解はCMのあと」は逆効果 視聴者86%「不愉快」(朝日新聞・07/11/6)
 
 

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金八先生は必要か

 昭和63年、東京都足立区内で10代の少年7人が女子生徒を監禁、凌辱の限りを尽くし、凄惨なリンチを加えた挙げ句に殺害、遺体をコンクリート詰めにして遺棄する事件が起きた。「女子高生コンクリート詰め殺人事件」だ。
 
 逮捕された少年のうちの1人が言った言葉に「金八先生みたいな先生がいたらよかった」というのがある。当時「3年B組金八先生」は第3シリーズを終了した後、続編が作られないままでいた。この少年の一言もあり第4シリーズが作られたと言われている。
 
 金八先生シリーズは、その時代を反映する内容を扱ってきた。校内暴力やいじめなど、実際の学校現場で起こり、または起こりえるものだ。生徒の描写も昔と今とでは変わってきている。学校には昔「ツッパリ」と呼ばれる反抗的な態度を貫く若者がいた。学生服をだらしなく着たり、教師に対して高圧的な態度を示すことで真面目な生徒と差別化しやすかった。
 
 近年の生徒描写にそうした生徒の姿はなく、一見「普通の」生徒たちだ。「俺たちはワルだ」という示威行為が減った分、陰湿化している部分がある。金八先生はそんな生徒たちに体当たりしてきた。常に優しく時には一喝する。しかしこのような先生は実際にいるのだろうか。教諭をしている同級生は、「あんな先生がいたら迫害される」と言う。実際に金八先生になることは容易ではないことなのだろう。
 
 金八先生は必要か。くだんの事件の少年が必要としていたように、生徒を見て、耳を傾けてくれる存在は大きなものに違いない。子供たちは大人をよく見ている。先生というのは、たった1人の生徒たちのスターの存在であって欲しい。
 
 
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★ TBS 3年B組金八先生
 
 

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Shall we dance ?

 
 かなり遅れているが、リチャードギア主演のShall we danceを観た。
リチャードギアが演じる主人公がダンス教室の講師(ジェニファー・ロペス)を気になってしまう。通い続けて上達していくが、ダンスのことは妻には内緒だ。
 
 やがて妻にダンスのことがばれてしまう。そして講師が出国することになり、サヨナラパーティが開かれる。妻に「行ってきなさい」と言われる。
 
 むかし文鳥をつがいで飼っていたときに、雄が雌にさえずりながらダンスをする求愛行動に出た。人の舞踏の歴史は古いそうだが、儀式や祭などで踊るのは文化を守るためでもあり、世間で流行っているダンスの類はスポーツであり、観賞用としての文化として成立している。
 
 見せるダンスは観られたい欲求に駆られることにあると考えれば、一種の求愛行動かもしれない。観衆を魅了するためだ。それは”見せる”から、”魅せる”に変化していったとき、人をを惹きつけることになる。
 
 Shall we danceを観て、ダンスのパートナーの重要さが分かる。信頼関係が築かれていなければ、体を密着させた踊りは成立しない。自己満足ではなく、相手を満足させることで第三者をも巻き込む魅惑の空間を創ることができるのだろう。
 
 小学校の時に踊ったオクラホマミキサーの時、目当ての女の子の順番が接近するとドキドキした。それを覚えている人ならば、ダンスの魅力を理解するのはきっとたやすい。
 
 
☆ あの女が落とした扇子を拾え。どうしたらよいか分からなくても構わないから(エリュアール)
 
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